東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦4日目 2009/9/30(水) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◇レースランキングボード(西側ロビー) 04
西側ロビーに、レースランキングのボードが掲示してありました。
見ない時期が一時期ありましたが、ここ数年は毎年ありますね。
大昔(90年代)は通常のランキングも置いてありましたが、今はレースポイントだけのようです。
当時は年初の開催で、レースと通常のランキングの差が激しかったからかもしれません。
一昨年(2007年)までの東レPPOは全豪オープンの直後でした。
ということは、レースランキングは、オーストラリアとニュージーランドの前哨戦+全豪オープンの数大会だけの集計ですからね。
◇サイン会(東側ロビー) Cara BLACK, Liezel HUBER 05
東側ロビーで、リーゼル/カーラのN0.1ダブルスのサイン会が有りました。
サイン会自体はもう終わってたのかな?
見た時はサインはしてなくて、2人とも席に座ったまま、海外のメディア(WTA関係かも?)の人と何事か話してました。
何話してるか分かりませんでしたが、あれやってとかこれやってとか、リクエストを聞いてように見えました。
最後まで見てないので詳しくは分かりませんが、その後、数人の子供たちと写真を撮ってたようでした。
◆7-Jelena JANKOVIC (SRB) def. Elena VESNINA (RUS) 6-1 3-0 Ret'd
06
センターコートの第3試合です。
プレイ中の写真は1枚も撮ってません。
写真撮ろうとCS席に行った直後にエレナ(ベスニナ)が棄権したので・・・。
エレナと言っても、2人ともエレナなんですね、この対戦は。
とりあえずヤンコ嬢はいつも通り「JJ」、ベスニナはそのままということで。
しかしこの「JJ」、愛称と知ってからレポートで使ってますが、一向に慣れません。
いつも違和感が付きまとってる・・・。
使い続けてれば、「リホ姉」(または「リホ姐」)とか「デメちゃん」「アンナK」「アンナS」みたく、しっくり来ることは有るんだろうか?
まー、それは置いといて・・・。
1STセットは、コンビニに買出し行ったりロビーで休憩したりでした。
その後は、しばらく自由席でまったり観戦でした。
チケットはCS席ですが、本格的に食べる時は上のほうの自由席に移動することにしてます。
ちょっとつまむ程度(おにぎりとかパンとか)なら良いんだけど、弁当とかだとさすがに匂いが気になりますからね。
ロビーとか会場で売ってるものだったら、それほど気にしないんだけどね。
自由席の引いた位置から見ると、選手の状態とか表情よりも、試合自体を冷静に見ることが出来ます。
テレビで見る感覚に近いですね。
内容的には、ベスニナの早い段階でのミスが多かったです。
時々は良いショットを打ちますが、JJのショットに対応しきれてない感じでした。
メシ食いながら休憩して、さー写真を取ろうとコートサイドに戻ったのが、2NDセット3ゲーム終了時でした。
さっき書いたように、そこでベスニナが棄権・・・。
えーっ???て感じでした。
まー、仕方ないですね。
試合後の写真をちょっとだけ撮りました。
ベスニナはキリレンコとのダブルス残ってるけど、どうするんだろう?
棄権かな、きっと。
1ゲーム取られただけで、JJがQFに進出した試合でした。
やはり「JJ」は違和感ありまくりです。
レポートで毎回注釈をつけるのも面倒なので、これからは素直に「エレナ」にしたいと思います・・・。
◆Maria SHARAPOVA (RUS) def. Alisa KLEYBANOVA (RUS) 2-6 6-2 6-2
07
センターコートの第4試合です。
これは楽しみな対戦でした。
昨日までのアリサの豪快なショットを数多く見てるので、マーシャ相手にどうなるのか、かなり興味深いです。
序盤はアリサが先行しました。
ほとんど一方的です。
スピードが有る低く重いショットが左右に放たれ、マーシャはこれを返しきれません。
アリサが2ブレイクアップの4−0と圧倒的にリードします。
勢い的に、ダブルベーグルも有りかと思うほどでした。
第5ゲームのアリサのサーブをブレイクして、マーシャはようやく1ゲーム目を取ります。
その後もチャンスが有りましたが、アリサが際どくキープ。
第8ゲームでもうひとつブレイクしたアリサが、6−2でセットを先取しました。
2NDセットは、第1ゲームからマーシャがブレイクに成功。
1STセット中盤辺りから、様相が少し変わってきてました。
マーシャのウィナーが増えてきて、アリサが返しきれないポイントがちょっとづつ出てきたのです。
圧倒的な劣勢からここまで状況を変えるのは、やはりマーシャは並の選手ではないと思いました。
その後のゲームも連取して、逆に3ブレイクアップの5−0とリード。
1ブレイク返されますが、6−2でマーシャが取ってセットオールです。
ファイナルセットは、キープ2ゲームとブレイク2ゲームで、まずは2オール。
そこからマーシャが勢いを増してきました。
強引なほどウィナーを取りまくり、各ゲームを優位に進めます。
アリサはゲームを取ることが難しくなり、マーシャのミスがちょっと増えたゲームだけしか取れないような展開でした。
特にセット終盤は凄かった。
アリサに反撃を許さず、6−2でファイナルセットをとって大逆転勝利でした。
スコアのみならず、内容的に「大逆転」でした。
ここまで片方が一方的に攻め立てて、しかもそれが両者に有る試合は珍しいです。
アリサは大柄な割にかなり動けます。
攻撃されている時は、面を作ってとりあえず返して、粘ることも出来ます。
自分から攻撃出来ていた試合序盤はそういった場面は少なかったですが、中盤は多くなり、終盤はそれも出来なくなりました。
今日のマーシャは、バックのカウンター気味のショットが凄かったです。
と言っても、普通のラリーでの話ではありません。
普通なら両手で打てないほどバック側に押し出された時の話です。
アングルショットで追い出されたわけではなく、ウィナー気味の高速ショットを打たれた時の返球です。
他の選手なら、あそこは片手のバックハンドスライスでボールを浮き気味にして深く返す場面だと思います。
深く返す場面と言っても、コートから押し出されてるわけだから、狙ってもなかなか返せるもんじゃありません。
しかし、そこであのショット。
ネットすれすれの超高速ショットで、相手は分かってても返すのが精一杯ですよ、あれは。
1本だけじゃなかったから、偶然出来たわけじゃないはず。
これまで通り左手1本で返すことも有りましたが、この時は両手でした。
ラケットを振る時間がないから、フラットに当てただけなんだろうか?
どフラットの高速ショットになってたから。
それにしても、今日はマーシャの強さの一端を見た感じがしました。
それほど凄い逆転劇でした。
マーシャがQFに進出した試合でした。
◇vol.3へ続きます。
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