東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦3日目 2009/9/29(火) Vol.1  戻る トップへ


本戦3日目です。
昨夜は終電逃がして(というか分かってて試合見てたんだけど)、大江戸温泉に初めて泊まりました。
今日のチケットは家に置いてきたし、デジカメの充電とかもあるので、一旦家に帰ることにしました。
始発で帰ろうかとも思いましたが、昨日は睡眠不足でかなり疲れてる・・・。
結局、ゆっくりめに朝起きて、風呂にもゆっくり入って、通勤客が行き交うなか、久々にゆりかもめに乗って帰宅しました。
あ、念のためですが、ゆりかもめ1本で帰れるわけじゃないですよ。
いつもは「りんかい線」だけど、今日は「ゆりかもめ」を使ったってだけで。
まー、どうでもいいんだけどね・・・(笑)
デジカメの電池の充電時間も有ったし、ちょっとゆっくりしたかったのも有って、第1試合を見るのはあきらめることに・・・。
会場に着いたのは1時半ぐらいでした。
試合開始は全コート10時半なので、外のコート(1番〜4番)の第1試合は既に終わってました。
雨で中断は有ったようですが、試合終了までは何とか出来たようです。
センターコートの1試合だけ、まだ試合中でした。


◆Alisa KLEYBANOVA (RUS) def. 6-Vera ZVONAREVA (RUS) 3-6 6-4 6-2
01
センターコートの第1試合です。
席に座って見たのは、ファイナルセットの第4ゲームからです。
その前にロビーでモニターを見たら、試合は中断中でした。
直前の2ゲーム目に雨が降ってきて、屋根を閉めたようでした。
今日はこれ以降、屋根は閉めたままでした。
後でGAORAの録画を見たら、試合序盤にも屋根の開閉をやってたようです。
後から考えると、これがまたまた今日も遅くなることの一因に・・・
アウトドアの大会だから、屋根の開閉は仕方ないことなんでしょうね。
屋根を閉めた後、係員総出でコートを拭いた後、試合が再開されました。

試合はアリサのほぼ一方的なペースでした。
1本1本の圧力がとにかく凄いです。
特にバックの体重を乗せたショットが印象に残ってます。
サーブもこれまた凄く、フォアも威力があります。
この圧力を前にして、ヴェラはやることなすこと全くダメでした。
展開を遅くしようとしたのか、スピンボールを使って緩急をつけてましたが、そこであの物凄い威力のバックハンドが来るのです。
ボールを散らしても、アリサは意外に足が早く、それほど効果は無し・・・。
何とかしようとしてるのは分かりましたが、この時のアリサが相手ではどうしようもなかったって感じですね。
アリサがファイナルセットを取り、逆転勝ちで3回戦へ進出しました。


◇練習 Kai-Chen CHANG 02

9番コートです。
まだ始まったばかりでウォームアップ中のようでした。
チューブをネットポールに巻きつけて(主審の台だったかな?)、色んな角度から引っ張ってました。
この光景、練習コートでは頻繁に見ます。
たぶん、この後(前かも)、コート周りをランニングしたりストレッチとかして、やっとミニラリーって流れでしょうね。


◆Lucie SAFAROVA (CZE) def. Shuai PENG (CHN) 6-3 4-6 6-4
03
2番コートの第2試合です。
アザーコート(1番〜4番)の第2試合は雨で中断していて、2時ごろから(だったはず)各コートで再開されました。
見たのは1STセット序盤を2ゲーム程と、試合終了間際の1ゲームぐらいです。
合わせても、短い時間しか見てません。
最初に見た時は、ラリーの最後に相手の逆を突くようなショットでウィナーになるポイントが多かったです。
これはお互いにです。
2人の前のラウンドの試合では、あまりそういった印象は無かったんだけどね。
まー、たまたま見た時がそうだったって可能性もあるので、試合全体としてどうなのかは分かりません。
かなり時間が経ってから見に行くと、ファイナルセット4−5でPengのサーブでした。
このゲームをルーシーがブレイクして勝利しました。
既に4時半ぐらいになってたので、約2時間半のロングマッチでしたね。
ルーシーが長い試合を制し、3回戦に進出しました。


◆8-Victoria AZARENKA (BLR) def. Jie ZHENG (CHN) 6-1 6-1
04
1番コートの第2試合です。
2NDセットの序盤を見ました。
とにかくヴィクトリアの勢いが凄かったです。
リターンからでも構わず攻撃してくるので、Zhengはサービスゲームでも守勢を強いられてしまうのです。
もちろん、ヴィクトリアのサービスゲームでも同様です。
ストロークの攻撃力云々の前にサーブに勢いが有るから、もっと厄介です。
息つくヒマがないですよ、あれでは。
それでも、1球1球しっかり返してたんだけどなー。
ヴィクトリアがゲームを連取し、2NDセットもリードした辺りまでを見て、他コートへ行きました。
後でスコアを見ると、やはり6−1と、ヴィクトリアの圧勝でした。
彼女のシングルスを生で見るのは初めてでしたが(ダブルスは昨日見てる)、叫び声と共に放たれるショットはパワフルです。
Zhengだって鋭いストロークを打てるし、粘ることも出来ます。
そんな彼女でさえ、打ち破ってしまう破壊力・・・。
守備力と攻撃力の両方をかなり高いレベルで備えないとヴィクトリアには勝てないな、と感じさせた試合でした。


◇練習 クルム伊達公子, Yung-Jan CHAN 05

10番コートです。
ダブルスを組む、伊達ックとYung-Janがストロークラリーをしてました。
コート脇のベンチを見ると、伊達ックの旦那のクルム氏も見学中でした。


◆Maria KIRILENKO / Elena VESNINA (RUS/RUS) def. Anna-Lena GROENEFELD / Patty SCHNYDER (GER/SUI) 6-4 7-5
06
4番コートの第2試合です。
3番4番コートの出入口に満員の貼り紙があって、入場規制中でした。
伊達ック出場のダブルスが組まれているからか、1番2番コートも既に一杯になりかけてます。
やはり日本ではダブルスの人気は高いです。
観戦専門の人はシングルス優先だろうけど、自分でプレイする人はダブルス見たいですよね、きっと。
平日はそういった、どちらかと言えばプレイ専門のおば様たちがたくさん観戦に訪れます。
シングルスばっかりのオーダーに、1試合2試合ダブルスが組まれてると、そのコートはだいだい満員になります。
そして、センターコートのシード選手のシングルスは空席ばかりのガラガラに・・・。
そういった光景は、もう何回も見てます。
この試合の場合は、キリレンコ人気も有ったのかな?
そう言えば、もっと早い時間に「4番コートのダブルスはベスニナ選手の体調回復を待って行なわれます」みたいな貼り紙がしてありました。
彼女は第1試合でシングルスを戦ってるので、このダブルスは「After suitable rest」となってます。
それを日本語に訳したんだろうけど、なんかニュアンスがおかしくないですか?
これだと、怪我や病気などの体調不良によって、治療とか回復時間が必要であり、それを待ってから試合するみたいに読めます。
実際、最初にこれを見た時は、そうなのかと思ってしまいました。
すぐに、そんな不公平なことがあるか!って気付きましたが(笑)
メディカルタイムアウトだって3分間って決まってるのに、試合始まる前に体調不良だからって、開始時刻を遅らせるなんて考えられませんからね。
素直に、「ベスニナ選手は第1試合でシングルスを戦ったため、規定により、休憩後にダブルスが行なわれます」でいいと思うんだけど。
それと、せめてセンターコートの1/3の大きさでいいから、もうひとつアリーナコートが有るといいんだけどね。
人気があるカードが組まれると、すぐに一杯になって入場規制になっちゃうから。
ちょっと内容違うけど、無観客試合になった時に、屋根付きアリーナが欲しい!ってことで、もう何回も書いてますね・・・(笑)
入場規制中じゃ仕方ないので、他コートを見たりしてしばらくして戻ると、入れるようになってました。
でも席は満席状態です。
探せば空席が有るんだろうけど、チェンジエンド時に皆がそんなことしてたら時間がなくなります。
仕方なく最初は通路に座り、しばらくして近くに空きが出来たので、席に座って見ることが出来ました。

さて、ようやく試合に行きます。
2NDセットの中盤以降を見ました。
久々にマーシャを見ましたが、やはりダブルス上手いですね。
キビキビしていて、ショットにキレがありました。
ポーチのタイミングも良かったです。
相手ペアは、パティもアンナレナも良いショットを打つけど、なんか噛み合ってないような?
重要な場面でマーシャ/エレナがポイントを取ってたから、そう見えたのかも。
それでもスコア的には拮抗してました。
マーシャ/エレナは簡単にポンポンとゲームを取って、パティ/アンナレナは苦労して取るって感じだったけど。
ファイナルセットに行きそうな雰囲気も有りましたが、終盤の競り合いを制してマーシャ/エレナが勝利しました。

試合後はマーシャ/エレナにサインを求める人が群がってました。
なかでもマーシャには凄かった。
やはり人気者ですね。
マーシャ/エレナがQFに進出した試合でした。


◇vol.2へ続きます。


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