東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦2日目 2009/9/28(月) Vol.4  戻る トップへ


◇vol.3からの続きです。


◆Shuai PENG (CHN) def. Anabel MEDINA GARRIGUES (ESP) 6-3 6-3
26
1番コートの第4試合です。
2NDセット序盤から中盤辺りまでを見ました。
「Not Before 6:00 PM」となってたので、既に陽が落ちて、ナイター照明の中での試合でした。
前日、韓国のソウルで決勝を戦ったアナベルが、翌日にはもう日本で試合です。
伊達ックも同じ条件ですが、負けたアナベルのほうが精神的な疲労度が大きいでしょうね。
内容を見ると、やはり疲れてるように見えました。
相手のPengが左右両手打ちの強打者とは言え、アナベルのプレイスタイルからするとミスが多すぎました。
彼女の早いタイミングでのエラーによって、Pengが次々とゲームを取っていきます。
アナベルとしては、ロングラリーをしたいはず。
でも、そういう展開になる前にミスするか、ウィナー級のショットを浴びてました。
その前のボールが甘いんですよね。
打ってくださいとばかりの浅いボールが多かったのも、そうなった原因だと思います。
しかし、セット中盤でちょっと持ち直してきました。
それを見て思ったことがあります。
彼女は相手からどんな種類のボールが来ても、ひとつの場所に返し続けるテクニックがずば抜けてると。
大きな武器(一発でウィナーを取るようなショットと言う意味)を持たない彼女が、なぜこの位置にいるのか、分かった気がしました。
これって口で言うほど簡単じゃないはずです。
相手からすると、まさに壁ですからね。
しかし、それが出来た時間は少なかったです。
Pengのショットが鋭いのも有りましたが、それだけではなく、アナベルの調子のアップダウンでそうなったように思いました。
最終的にはPengが押し切った形で勝利し、初戦を突破しました。


◆1-Cara BLACK / Liezel HUBER (ZIM/USA) def. WC-Victoria AZARENKA / Svetlana KUZNETSOVA (BLR/RUS) 7-5 4-6 [10-7]
27
2番コートの第4試合です。
2NDセット初めから試合終了までを見ました。
試合前から予想されましたが、リーゼル/カーラは強打者のスヴェタ/ヴィクトリアに非常に苦労してました。
特にヴィクトリアの叫びと共に放たれる強打に苦戦してました。
ボレーや雁行陣のストロークで凌ごうとするのですが、それを許さない勢いがありました。
1STセットはリーゼル/カーラが競い勝ちましたが(見てないけど)、2NDセットはスヴェタ/ヴィクトリアが取り返しました。
逆に言うと、よく1ブレイク差に抑えましたよ。
それほどヴィクトリアのショットの勢いは凄かったですから。
この辺りの雰囲気は、スヴェタ/ヴィクトリアが一気に持っていってしまう感じでした。
ファイナルセットはマッチタイブレイクです。
このタイブレイクは一進一退でした。
(翌日の試合を見た後に書いてるから、印象が若干被ってるかも。)
ポイントを取り合いながら、終盤に向かいます。
スヴェタ/ヴィクトリアのショットの勢いは2NDセットと同じでしたが、タイブレイク中盤以降、パスの精度が若干落ちてきました。
スヴェタのショットが僅かにアウトするのが、確か2本。
ヴィクトリアもその後に1本。
パスが抜けるコースだっただけに、リーゼル/カーラは命拾いでしたよ。
やはり、終盤の緊迫した展開で、僅かながら力が入ったんだろうか?
それと共に、リーゼル/カーラがボレーで凌いだポイントがいくつか有りました。
これは2NDセットの時もです。
絶対落としてはいけないポイントで、スヴェタとヴィクトリアの渾身のショットを、何とか凌いで返球。
ボールが速過ぎて、ラケットに当てただけの時も有りました。
絶対逃げないあの姿勢は、相手のショットが凄いだけに、感動を覚えるほどでした。
試合を見た観客の多くが同じことを感じたように思います。
もちろん、抜かれたポイントもいっぱい有りました。
しかし、これを落としたらダメというところを死守出来たのが、今日の勝因のような気がします。

試合後は、次の試合がないこともあり、即席サイン会&撮影会でした。
サインを求める観客が殺到し、リーゼルに「全員サインするから押さないの!OK?」と言われてしまった・・・。
押してないのに・・・。
まー、たまたま言った時に目が合っただけだろうけど・・・(笑)
携帯で写真撮る人も一杯いて、それに応えて、ペアで肩組んでのポーズもつけてくれました。
かなりの長時間でしたよ、この臨時サイン&撮影会は。
際どい試合に勝ったから、ここまでやってくれたというのはあるでしょう。
でも、それ以上に、観客が息をつめて1ポイントごとに歓声があがる状況に対して、そこまでサービスする気になったのだと思います。
老若男女の色んな層の観客がいましたが、自分でダブルスやるようなおば様方も多かったです。
そういった方たちからも、サインや写真のリクエストはかなり多かったです。
というか、おば様たちがメインだったかも。
若くてパワーがあるスヴェタ/ヴィクトリアよりも、パワーは無いけどテクニックが多彩なリーゼル/カーラのほうに、より感情移入が出来たのかもしれません。
聞こえてくる話を聞くと、ダブルス専門のリーゼルやカーラを知ってる人も多いようだしね。
たくさんのサインと写真撮影に答え、観客と共に2人はコートをあとにしました。


◆Aleksandra WOZNIAK (CAN) def. WC-クルム伊達公子 (JPN) 5-7 7-6(2) 6-4
28
センターコートの第5試合です。
1番コートでリーゼル/カーラが勝った試合を見た後、センターコートに戻ってきました。
見たのは1STセットの終盤以降です。
1STセットは、伊達ックがブレイク差なしの4−5から3ゲームを連取して先取。
途中で相手のセットポイントが有りながらの競り勝ちでした。
この対戦は去年の東レの予選決勝の再現です。
その時はアレクサンドラが6−1、6−1の完勝でした。
内容的にも、アレクサンドラが伊達ックを振り回して、一方的に勝利したという印象が強いです。
去年の完敗した試合を間近で見てるので、伊達ックのセット先取は驚きでした。

2NDセットはアレクサンドラが2−0とリードするものの、その後は伊達ックが5ゲーム連取して2ブレイクアップとします。
1セットアップ、かつ2ブレイクアップ。
勝利は間近かと思われました。
しかし、そこからアレクサンドラのショットが伸びてくるようになってきます。
それまでは伊達ックのショットに押されてエラーになってたショットが入り始めてきます。
伊達ックも好調のままなので、ネットすれすれの低いボールが何往復も続く凄いラリーになりました。
一進一退を続けながら、アレクサンドラが2ブレイクダウンを返して5オールに追いつきます。
伊達ックも悪くはなかったんだけどなー。
この辺は勝負のあやとしか言いようがないです。
そしてタイブレイクへ。
ここでもセット終盤の流れと同様に、アレクサンドラが5−1とリード。
そのままアレクサンドラがタイブレイクを取り、セットオールになりました。

伊達ックのプレイは、俺が生で見た復帰直後とかなり違ってました。
復帰のきっかけになったドリームマッチで感じた、左右の動きの遅れは完全に消えてました。
今までがお試し期間で、ここから本番に入ったって感じですかね。
打つタイミングは、やはり早いです。
これは彼女のプレイスタイルの最大の持ち味ですからね。
あくまでプレイスタイル上のってことで、彼女の最大の強みは、それ以外のところにあると思ってます。
自分を追い込んで鍛え上げる精神力、負けん気の強さ、試合中の1ポイント1ポイントへの集中力、相手の弱点を見抜く眼力など、ライジングショットだけではなく、それらが彼女の最大の強みだと思います。
もちろん、それらを可能にする身体の強さや勝負向きの性格などもあるでしょう。
違うプレイスタイルだったとしても、ある程度は通用したに違いないです。
今日の試合では、低いボールに対して、膝が地面につくぐらい曲げて返球してました。
そのほうが有効だと分かっていても、下半身を鍛えてないと出来ないはず。
それと、相手のパワー有るショットを、そのパワーを消さずに返球してました。
つまりは、まだショットの威力が残ってる早いタイミングで打ち返すってことなのですが、これをやり続けるのも身体の負担が大きいはず。
それらが可能になってるということで、先週のソウルで優勝したのも分かる内容でした。
復帰後に変わった点として、ネットアプローチやスライスの多用があります。
今はストロークだけではなく、何でも出来るオールラウンダーのようです。
もっともこれは他の選手も同じで、今の選手は使う使わないは別にして、ダブルスで使うような小技は一通りはマスターしてると思います。
もちろん得手不得手はあると思うが、出来ないという選手はいないでしょう。
これはここ数年の女子テニスを見ての感想です。
男子を含め、昔は1つの長所だけで活躍出来ていたのが、今は欠点が有れば活躍出来にくくなってるんじゃないかな、と感じてます。
ヴィーナスやセリーナのように、それを打ち消すフィジカルの強さなどが有ればまた別ですが。
でも、マスターしていたとしても、効果的に使えるかどうかは、また別問題です。
これはそれぞれの選手で大きな違いがあるはず。
伊達ックの場合、マスターしている上に、効果的に使ってるという印象ですね。
今日の試合も含めて最近の彼女を見て思うのですが、前の現役の時よりも強いんじゃないでしょうか。
プレイ内容に幅が有るから、そう感じるんだろうか。
相手に何もさせずに勝つというのは、そうそうあるわけじゃないと思いますが、2NDセット5−2にする辺りでは、そういうプレイの連続でした。
まー、これは、俺が生で見た前の現役時代の試合は、あまり良い試合がなかったと言うのが大きいのかも。
ニチレイ(91年)の初戦で負けた試合とか、結構印象に残ってるし。
テレビでは凄い試合はたくさん見てるけど、生観戦の印象はとても強く残りますからね。

アレクサンドラの試合は、生観戦やテレビを含め、結構な数を見てます。
去年の東レやAIGでは生で見てるし、優勝したLAの試合もテレビで見ました。
久々に試合を見て、これまでと印象がかなり変わりました。
サーブやストロークなど全般に言えますが、ここまで押しのあるショットを打ち続けるプレイスタイルではなかったはず。
今までは、どちらかというと配球で勝負し、最後は相手の逆を突いてポイントしてたはずです。
今日は相手の強打に一歩も引きません。
逆にそれと同じような威力で返していきます。
だから、さっきも書いたように、逃げのない低く鋭いストロークの応酬になったんだと思います。
この1年で何が有ったんだろうか?
とにかく別人のように感じたプレイ内容でした。

ファイナルセットに入ると、伊達ックは疲れが出てきたのか、今までは決めてたりミスしなかった場面でエラーが出てきました。
やはり、ソウルで前日まで試合してた影響じゃないでしょうか。
決勝を戦ったアナベル(メディナ・ガリゲス)は、伊達ックより10歳以上も若いです。
それでも、今日はプレイに精彩を欠いてたと感じましたからね。
返し続けることに非凡なテクニックを見せる彼女でも、フットワークが鈍りがちでした。
女性に年齢のことを言うのは何ですが、39歳になる伊達ックは回復力がもっと遅いはずです。
今日の試合を見ると、同世代としては、そこまで頑張らなくてもいいよ、と思うほどです。
そうした影響か、試合はアレクサンドラが序盤の1ブレイクを活かし、常にリードする展開に変わってきました。
しかし、伊達ックも何とか追いすがります。
もう信じられないほどです。
身体が動かないのに、自分の身体に無理やり言うことを聞かせてるような感じでした。
精神力の強さと、日頃を尋常ならざるヘヴィートレーニングの賜物でしょうか。
特に第7ゲームの伊達ックのサービスゲームが長かったです。
ここは40−0とするものの、そこから縺れました。
デュースが延々と続きましたが、最後は伊達ックのボレーがアウトになって、アレクサンドラがブレイク。
アレクサンドラが2ブレイクアップの5−2とリードしました。
このゲームの後、伊達ックはチェンジエンドを忘れてたようです。
何でタオルをボールボーイに渡すのかな?と思って見てましたが、しばらくして気づいたようでした。
苦笑いしながら、自分のベンチに戻ってました(笑)
次のアレクサンドラのサービスゲームも、ロングゲームになります。
マッチポイントが有りながら、最終的には伊達ックがブレイクに成功。
1ブレイク差まで戻しました。
そんな展開で、伊達ックに一時は追いつかれそうになりますが、アレクサンドラは冷静でした。
必要以上に強打はせずにラリーに付き合いつつ、相手コートにスペースが有れば、的確にそこを突いていたように思います。
今日の伊達ックは、相手にこういった冷静なプレイをされるとキツイです。
バカ打ちしてくれたほうが、まだ良かったはず。
アレクサンドラが2回目のサービング・フォー・ザ・マッチをキープし、伊達ックの最後の抵抗を封じて勝利しました。

見てるこっちもかなり疲れる試合でした(笑)
(つまり、良い試合だったってことです。)
次のヴィーナスも楽しみだったので、早く終わって欲しいけど終わらないで欲しい。
そんなちょっと複雑な感情もありつつ、試合を楽しんで見てました。
伊達ックもアレクサンドラも、去年とは段違いの成長振りでした。
アレクサンドラのシャープなショットにも驚きましたが、やはり伊達ックの復活は嬉しいです。
今日は負けましたが、これから期待が持てる戦いぶりでした。
ロングマッチを制したアレクサンドラが、2回戦に進出です。


◆Q-Anastasia PAVLYUCHENKOVA (RUS) def. 2-Venus WILLIAMS (USA) 7-6(6) 7-5
29
センターコートの第6試合、本日の最終試合です。
熱戦続きで、既にかなり遅い時間でした。
始まったのは11時ごろだったはずです。
いつもの電車で帰るには、あと30分も時間が無いです。
どうするかかなり迷いましたが、試合序盤を見て、最後まで見ようと決めました。
そう思うほど、ヴィーナスのプレイは他の選手と異質でした。
あの躍動感は、過去のどの選手とも違います。
もちろん、テレビではそういったプレイを何回も見てたはずです。
しかし、同じ空間の中で、自分の目で、しかも数メートルの間近から見るのは、全く印象が違うと思いました。
東京体育館の時も生で見てるはずですが、その時はちょっと離れた位置で見たためか、またはコートサーフェスの違いなのか、そこまでは感じませんでした。

試合はヴィーナスのサーブでスタートし、彼女が3−0とリード。
アナスタシアがブレイクバックして3オールに。
第9ゲームで、今度はアナスタシアが先にブレイクして5−4。
ヴィーナスがブレイクバックして5オール。
というような流れでした。
序盤を見ただけだと、ヴィーナスが圧倒するのでは?と思いました。
しかし、今日はミスがかなり多かったです。
元々、ウィナーとエラーが同居するタイプではありますが、それにしても多すぎです。
一番は1STサーブが入らないことでしょうね。
印象だけで言うと、1STセットでは、ほとんどのポイントで2NDサーブを打ってたようにさえ思います。
その上で、相手のアナスタシアが一歩も引かなかった。
彼女は予選から勝ちあがった選手です。
でも、今までの東レと違うのは、予選シードが全員TOP100で、しかも活きのいい若手ハードヒッターが多いことです。
彼女たちは、実際に各大会で上位を破ってることが多く、トップシードに気後れなんて無さそうです。
そのアナスタシアは、上から叩くショットが好調でした。
強打が売りのヴィーナスですが、彼女は下からスピンをかけるショットが多いように思います。
特にバックハンドはそうですよね。
フラットでぶっ叩くようなショットは、フォアハンドでもあまり見ないです。
彼女の恵まれたフィジカルだと、フラットで叩くと、コートに入りきらずにアウトしてしまうのかもしれません。
どフラットで打つ男子選手がほとんどいないのと同じ理由かも。
小さい頃からそうだったから、今のプレイスタイルになったのかもしれませんね。
リチャードパパの教えも有ったのかもしれないけど。
試合を見ながら、東欧勢とヴィーナスでは元々のプレイスタイルが違うのかなー、とか考えてました。
上から叩くアナスタシアに対し、下からのスピンで返球するヴィーナス。
フラット気味に上から叩くショットはエラーが早くなることが多いと思うけど、今日のアナスタシアはミスがほとんどありません。
攻撃にいってのミスは有りましたが、不必要なエラーがほとんど無いのです。
やはり、コートに慣れてるのが大きいのかも。
レポート書いてて、この理由で片付けてる試合が、今日は多すぎるような気もしますが・・・(笑)
ヴィーナスの1STサーブが入らないこともあり、ラリーは互角以上の展開でした。
そして、1STセットは、そのままタイブレイクへ縺れます。
タイブレイクは一進一退でしたが、アナスタシアが6オールから2ポイントを連取しセットを先取しました。
6オールの後、肝心なところでミニブレイクを食らったのが痛かったです。
このタイブレイク、ヴィーナスの1STサーブがホントに入らなかった。
もしかして1本も入ってないのかも?
2NDサーブになると、リターンで上から叩かれるポイントが多くなります。
サーバーにも関わらず、打った瞬間から守勢に立たされてしまうのです。
いくらヴィーナスと言えど、これはキツイ。
競いながらも、最終的にはエラーの差がものを言った感じでした。
アナスタシアは、2NDサーブへのアタックだけではなく、1STサーブが入ってきてもリターンがよく返ってました。
それと、今日はストロークのみならず、サーブもかなり有効でした。
直接ポイントに繋がったサーブは、1STセットだけだと、アナスタシアのほうが多いかも。
序盤に見たヴィーナスの躍動感は徐々にあまり見えなくなり、セット中盤以降はアナスタシアの攻撃的なショットが目立ってました。

2NDセット中盤に入ると、突然、ヴィーナスのプレイが変わりました。
1セット以上プレイしてきて、ようやく身体がコートにフィットし始めて、集中力も上がってきたのでしょうか。
この辺りのヴィーナスのサーブは凄かった。
あれは分かってても取れません。
コースが分かってたとしてもリターンできないようなサーブって、生観戦の女子の試合では初めて見たかも。
これで流れが変わるのでは?と思うほど凄かった。
しかし、アナスタシアも自分のサーブではブレイクを許しません。
ブレイクポイントや、それに準じたポイントは結構有りました。
しかし、そこで弱気になることはありませんでした。
結果としてキープで試合が進んでいき、5−6のヴィーナスのサーブが0−40になります。
つまり、アナスタシアのマッチポイントです。
1ポイントか2ポイントは返したと思いますが(うろ覚え・・・)、このゲームをアナスタシアがブレイクしてゲームセット。
競ったスコアながら、ストレートセットで勝利しました。

試合後、コートから帰るヴィーナスにサインを求めました。
一応こっちは見たみたいでしたが、誰にもサインせずに帰ってしまった・・・。
まー、こればっかりは仕方ない。
ヴィーナス、2NDセットは取るチャンスが有ったんですけどねー。
ファイナルセットを期待してましたが、間際まで追い詰めながら、寸でのところで逃げられたという印象です。
もうちょっとヴィーナスの試合を見たかったですが、前回の東京体育館の時の大会に続き、早期敗退となりました。
前回の2004年は負けたわけではなく、初戦BYEで2回戦を勝利した後、QFの試合直前の棄権でしたけど。

ディナラ、スヴェタに続き、これで今日3つ目の上位シードダウンです。
昨日の段階で、3人とも敗れるほうに賭けるか?と言われたら、そっちには絶対賭けないはず。
ビッグアップセット連発の今日のセンターコートでした。


今日はこんなところです。
試合終了は深夜1時近くでした。
終了間際に雨がポツポツ降り始めてきましたが、中断するほどではなく、そのまま試合終了まで続行でした。
もし本格的に降り始めたら、中断して屋根を閉めてから再開ってことになったはず。
その上でファイナルセットに入ってたとしたら、試合終了は3時近くになったのでは?
どっちにしても終電が無いのは同じなので、それでも良かったかも・・・(笑)
タクシーとか使う以外は帰宅する術は無いので、今夜はお台場の大江戸温泉に泊まることにしました。
(家までタクシーなんて使ってられん!1万円は確実に越える・・・。)
タクシーで行くか歩いてくか迷いましたが、まー、そんなに遠くないかな?と思って歩きだしたのが大間違い。
雨の中、1時間ぐらい歩いてようやく着きました。
次からは素直にタクシーにしよう・・・。
丸1日の観戦と徒歩1時間で汗だくです。
かなり遅い時間になってしまいましたが、温泉にゆっくり入ってから寝ることにしました。
明日は雨が心配です。
どうなるかまだ分かりませんが、雨が降らないことを祈りつつ眠りについた、初めてのお台場泊でした。


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