東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦2日目 2009/9/28(月) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆14-Marion BARTOLI (FRA) def. Sorana CIRSTEA (ROU) 6-3 6-0
11
1番コートの第1試合です。
2NDセット序盤の数ゲームを見ました。
3番4番コートの試合を見た後だと、2人ともショットの威力が段違いに凄かったです。
強打してもオフバランスになることが少ないと言うべきでしょうかね。
トップ選手に共通する体幹の強さを感じました。
リバリコワを見た後だから、余計にそう感じたんでしょうか?・・・(笑)
2人共、ドロー運が無いなーと思ってしまいましたよ。
ソラナは今年中盤から頭角を現したという印象が強いです。
それ以前も上位に着けてたはずですが、ローランギャロスQF進出やロスのSF進出など、映像で見るようになったのはシーズン中盤に差し掛かる頃からです。
なので、今の勢い的にはマリオンに勝ってもおかしくないと思ってました。
でも、今日はかなり、やりにくかったようです。
バックの打ち合いが多かったですが、この打ち合いで押し込まれるラリーが多かったです。
相手から攻撃されてばかりだと、やはりミスは増えます。
劣勢になることが多いバックハンドのラリーは避けて、フォアの打ち合いをしたかったでしょうね。
しかし、マリオンのバックハンドが鋭い上に重そうで、なかなかダウンザラインに切り返すことが出来ません。
やろうとはしてたようだが、エラーになることが多かったです。
同じ場所の打ち合いになれば、マリオンのペースになってしまいます。
守勢のラリーとなり、最後はオープンコートか更に角度が付いたクロスにウィナーを打たれて、ポイント終了です。
競うゲームは多かったけど、マリオンがゲームを連取していきました。
終盤は隣のコートから眺める程度に見ましたが、そのままマリオンがゲームを取り続け、ベーグルでセットを取って勝利しました。
◆Daniela HANTUCHOVA (SVK) def. Q-Jill CRAYBAS (USA) 6-3 6-3
12
2番コートの第1試合です。
2NDセット中盤から試合終了までを見ました。
さすがは人気者のダニエラ、観客席は人が一杯でした。
今日のダニエラは、昨日のダブルスで見た時ほどキレキレのショットばっかり打ってるわけじゃなかったけど、それでもフラット系の鋭いショットを左右に打ち分けてました。
ジルはスピン系の重いショットを打ち続けることが出来ます。
これは予選のウダン戦でもそうでした。
守りが良いメラニーが防戦一方になってましたからね。
既に大ベテランの彼女ですが、昔はここまで攻撃的だったかなー。
あまりそういった記憶は無いんだけどね。
時代と共にプレイスタイルを変化させてるんでしょうか。
この試合でも、目の覚めるようなプレイがかなり有りました。
それと、シェイプされた上に筋肉はしっかり付いてるようだし、フィジカルトレーニングへの努力は相当なものだと思います。
これがそういうショットを打てる一番の理由かもしれません。
しかし、ポイントを取るイメージとしては、そうやってジルが取るのは3本の内の1本って感じで、残りの2本をダニエラが取っていく感じでした。
1セットアップのダニエラが2NDセットも取って勝利しました。
◆Q-Kai-Chen CHANG (TPE) def. 1-Dinara SAFINA (RUS) 7-6(5) 4-6 7-5
13
センターコートの第2試合です。
びっくりですよ、まさかカイチェンが勝つとは!!!
彼女は昨年のITF久留米$50Kで優勝していて、決勝を含めて何試合か見ました。
そのカイチェンが1年ちょっと後、WTAでNo.1相手にまさかのアップセットを演じるとは。
上で書いたアローナ対ヴェラは、途中で見た内容と結果が違って驚きましたが、それとは種類が違う驚きです。
アジア人がNo.1に勝つのは、いつ以来だろうか?
あ、そう言えば、今年のスハルトゲンボスでタミーがディナラに勝ってたか・・・。
カイチェンが勝ったのに驚いたとは言っても、実際にその場面は見てません。
後でロビーのスコアボードを見て知りました。
見たのは、2NDセット序盤から終盤までです。
コロシアムに入ってロビーのスコアを見てびっくり。
1STセットをカイチェンが取ってるじゃないですか。
順当にディナラが圧勝して、もう試合が終わってるかと思ってたのに。
それはそうと、今大会は携帯用のスコアボードが無いから不便です。
俺が知らないだけ?
なので、各コートとも、だいたいの進行具合しか分かりません。
つまり、「さっき見た時にこのスコアだったから、もうこのセットは終わってるかもしれない」等の単なる推測です。
まー、それはさておき・・・。
2NDセットも2−0とカイチェンがリードしてました。
これを見てますますびっくり。
第3ゲームでディナラがブレイクバックに成功。
1STセットは全く見てないから流れがどうなのか分からないけど、とりあえず流れを止めたということでしょうか。
これ以降も、ブレイク&ブレイクバックと一進一退の流れでした。
そして、4オール後のカイチェンのサーブをディナラがブレイク。
ディナラが5−4でサービング・フォー・ザ・セットとしたところまで見ました。
見たのはディナラが1ブレイクアップしたところまででしたが、内容的にはカイチェンが圧倒してました。
立ち位置が、カイチェンはベースライン付近、ディナラはもっと後ろでした。
前に見たディナラは、こんな後ろから打ってたっけ?
去年見て印象に残ったのは、相手から攻撃されたボールに対して、下がらずに重心を低くして、身体の力で押し返すプレイを凄いと思ったんだけどな。
下がらない割にミスが少なくて、チャンスにすぐ前に入っていけるので、それが攻撃にも繋がってました。
今年はそれが全く見られません。
それだけカイチェンが好調だったとも言えそう。
彼女は、あまり動いてるように見えないのに、楽々とボールを返球してました。
それに対し、ディナラは大声で絶叫しながら、後ろめの位置から力を込めて返球。
パワーを使ってるのはディナラだけど、有効打を打つのはカイチェン。
そんな感じでした。
ディナラの試合を1年ぶりに生で見て、まず違和感を感じたのは、大声で絶叫してるところです。
去年はあんなに声を出してなかったような?
去年は彼女の全試合を見たはずですが、声を出してた記憶があまりありません。
声出してたかもしれないけど、シャラポワやアザレンカほどのレベルでは無かったんだと思います。
でも、今年は彼女たちと同じぐらいの大きさに聞こえました。
低めの声だから、上に書いた彼女たちほど凄くはないんだけどね。
こういうのは生で見て自分で実感しないと分かりにくいです。
テレビだと気づかなくても、生で見て初めて分かることって結構多いと思います。
ディナラは1球ごとにコーチに助けを求めるように視線を送り、ポイントを失えばイライラを爆発させます。
去年の集中した雰囲気とのあまりの違いに、これまたびっくり。
去年は有効だったサーブも、今日はそれほど有効打になってなかったです。
全体的に、リキみ過ぎなのでは?と思いました。
それは去年とは全く違う姿でした。
攻められっぱなしのディナラでしたが、何とかゲームを付いていってました。
なんかディナラの悪いところばっかり書いてる気がしますが、それだけ去年の良い印象が強かったということです。
落差が大き過ぎるんですよ、今年は。
去年はNo.1になるに相応しいプレイだと感じさせましたからね。
2NDセット終盤以降は見てないですが、後でスコアを見て、やっぱりカイチェンが勝ったんだと思いました。
でも、かなり競ったスコアですね。
後で録画しといたGAORAの中継を見るのが楽しみ。
予選から出場、しかもその予選はAltだったカイチェンが、第1シードのディナラを破って3回戦に進出しました。
◇練習 Jelena JANKOVIC 14
8番コートです。
サーブの練習をしてました。
コーチがフォームをチェックしながらのようでしたね。
今大会、こういった光景を見ることが多いです。
◆Su-Wei HSIEH / Raquel KOPS-JONES (TPE/USA) def. 4-Nuria LLAGOSTERA VIVES / Maria Jose MARTINEZ SANCHEZ (ESP/ESP) 7-5 6-4
15
4番コート第2試合です。
2NDセット初めの数ゲームを見ました。
見た時は、4人の中で、スーウェイとラゴステラ・ビブスの動きが良かったです。
相手を振り回すようなショットをミスなく打ってたスーウェイ。
クイックリーにタイミングよく動いてたヌリア。
って感じで。
コップス・ジョーンズとマルチネス・サンチェスは、ちょっとミスが多かったですかね。
短時間しか見てないから、その時だけかもしれないけど。
それにしても、シェイ(スーウェイ)以外、ファミリーネームが長すぎる・・・(笑)
長いから、上では、わざとファーミリーネームで書いたんだけど。
ヌリアはランキングにずっと載ってるから名前は知ってたけど、見たのは初めてです。
小柄な選手はたくさん見てきましたが、その中でもかなり小さいほうだと思います。
里華ちゃんより小さいような?
同じリカでも、平木理化さんと同じぐらい?
いや、それよりも小さいかも。
調べてみると、里華ちゃん155cm、平木さん157cm、ヌリア156cmとなってました。
まー、あくまで公式プロフィールだけどね・・・(笑)
平木さんの場合、リカちゃんっていうよりも平木さんってイメージです。
前にも書いたことあるけど、文系っぽい感じかもしれない。
ヌリアが小さくより見えるのは、ペアが長身もマリアホセだからかもしれません。
(平木さんも同様に、長身のブパシとの全仏ミックス優勝の時の写真が出回りすぎてるからかも。)
小さいけど動きはとても早いです。
だから、このレベルでやれるんでしょうね。
ほとんど写真撮っただけで短時間しか見てませんが、ストレートセットながら競ったスコアでスーウェイ/ラクエルが勝利しました。
◆Q-Kateryna BONDARENKO (UKR) def. Anna-Lena GROENEFELD (GER) 6-3 6-1
16
3番コート第2試合です。
2NDセット中盤から終盤を見ました。
さすがに今度はアローナと勘違いしませんでした・・・(笑)
試合を見ていて、予選で見たカテリーナのプレイそのものだったし。
アローナと勘違いというか、アローナがやってるコートでカテリーナが試合してると思い込んでただけなんだけどね
最近目が悪くなってきたから、アザーコートでも間近で見ないと選手の顔が分からないこともある・・・
カメラのレンズ越しのほうが良く見えたりすることも。
まー、アローナとカテリーナはそんなに似てないんだけどね。
さて、この試合も短時間しか見てません。
今日は試合数が多くて忙しい・・・。
見た時は、カテリナが2NDセット3−0とリード。
そのまま4−0になり、2ブレイクアップとしたカテリナが試合の大勢を決めました。
第5ゲームでアンナレナがようやくキープして1−4とするものの、最後の2ゲームをカテリーナが取って勝利しました。
(撮った写真を見ると、そういう試合経過になってる。)
内容的には(他の試合と印象が被る部分が多いけど)、カテリーナが攻めるポイントが多く、アンナレナが凌ぐ場面が多かったです。
こうなってしまうと、カウンターパンチャー型じゃない選手はキツイはず。
アンナレナは1STサーブの確率も悪かったかな?
だから、先に攻め込まれる展開になりやすかったとも言えますね。
これまた他の試合と被ってるのかもしれないけど。
予選から勝ち上がったカテリーナが初戦を突破しました。
◇vol.3へ続きます。
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