東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦2日目 2009/9/28(月) Vol.1  戻る トップへ


本戦2日目です。
昨日一昨日は3コート(センター1番2番)だけでしたが、今日は3番4番でも試合が行なわれます。
試合開始はセンターコートだけ10時半開始で、他コート(1番〜4番)は11時開始でした。
昨日は早めに試合が終わったこともあり(と言っても8時半ごろだけど)、今日は開始時刻とほぼ同じの10時半ちょい過ぎには会場に着きました。
いつも通り(?)、今日もセンターコートより先に、アザーコートの練習を見に行くことにしました。


◇練習 Iveta BENESOVA, Galina VOSKOBOEVA 01

9番コートです。
ストロークラリーをしてました。
見た時はイヴェタの相手が誰だか分かりませんでしたが、撮った写真と出場選手のプロフィールをチェックして、Galina VOSKOBOEVAだと分かりました。
ファミリーネームの読み方はボスコボエバですかね?
そのガリナは予選1回戦敗退でダブルスにも出てないですが、引き続き日本に滞在してるようです。
ここ最近、秋のアジアツアーが本格化してきてるので、負けてもすぐ帰らず、しばらく滞在する選手が増えてるんでしょうね。
途中からヨーロッパツアーに変更するなら別ですが、移動するにしても同じアジアの中国に行くだけですからね。


◇練習 Aleksandra WOZNIAK 02

8番コートです。
コーチかヒッティングパートナーを相手にストロークラリーをしてました。


◇練習 Su-Wei HSIEH, Raquel KOPS-JONES 03

10番コートです。
ダブルスを組む2人が練習してました。
スーウェイは、ダブルスのみのエントリーです。
彼女は先週の牧の原$25Kのシングルスで優勝しました。
シングルス予選に間に合わなくて出てないのかと思ったけど、ランキングを見ると、どっちみち予選に入れなかったようです。
一時はTOP100に入ってたのに、いつの間にか300位前後まで下がってますね。
ダブルスが強くなったからなのか、それとも怪我とかだったんだろうか?


◇練習 Elena DEMENTIEVA 04

11番コートです。
ヒッティングパートナーを相手に、ストローク、ボレーなど色々やってました。
見てる時は気が付かなかったけど、撮った写真を見ると、テレビ中継でいつも見かけるお母さんもコート脇にいたようです。


◇練習 Sania MIRZA 05

2番コートです。
このコートは11時から試合が組まれてますが、その直前までサニアが練習してました。
最後に撮った写真の時刻が10時54分だから、試合開始5分前でもやってました。
大会側がよく許したもんだ。
若い男性コーチ(ヒッティングパートナー?)を相手に、サーブからのストロークをやってました。


◆13-Nadia PETROVA (RUS) def. WC-杉山愛 (JPN) 6-0 2-1 Ret'd
06
センターコートの第1試合です。
関係者席を見ると、カタリナ(スレボトニク)の姿がありました。
彼女はもう自分のスケジュールは無いけど、日本に残ったようですね。
愛ちゃん最後のシングルスになる可能性のある試合だから、見に来たんでしょう。
カタリナと共に、日曜日の引退セレモニーで感動的なスピーチをしたダニエラは、11時から試合なので見ることが出来ません。
あのセレモニーや、今大会のダブルスの試合後を見て(この段階では1回戦だけだけど、その後の試合も含めて)、他の選手達に共に戦ってきた愛ちゃんへの共闘意識というか、そういった思いが有るのにちょっと驚きました。
ビリージーンやクリス、マルチナの頃と違って(昔は決勝前に戦う2人で楽しくランチするとか有ったそう)、今やテニス選手は個人事業主で、他人のことは構ってられないといった雰囲気が有るのかなーと漠然と思ってました。
でも、あのセレモニーを見て、共に戦ってきた戦友というような意識が有って、俺が考えてるのとは違うんだなーと思いました。
レネやリサなどのベテラン選手が涙を浮かべたり、ダニエラやディナラの大泣きなど、ドライな世界だったら考えられません。
引退セレモニーという場の雰囲気だけで、あーなるとは思えないですからね。
もちろん、愛ちゃん個人の人徳によるところが一番大きいでしょう。
それなくしては、いくら周りがお膳立てしたところで、あの雰囲気は絶対ないだろうし。
初めに録画を見た時は(残念ながら生では見てない・・・)、ディナラが大泣きしてたのは正直「?」でした。
でも、これ書いてる今、そう言えば愛ちゃんか芙紗子ママが数年前に彼女のことを言ってたなぁ、と思い出しました。
何で見たんだろうか?
ブログに載ってのか、それともWOWOWとかのテレビのゲストの時に話してたんだっけ?
確か、愛ちゃんに負けたディナラが、今日の負けは素直に認めた上で、「これとこれが悪かったから今日は負けた。次は直してまた挑戦するわ」って感じの前向きな話をしてきたって内容だったような?
素直に負けを認めたがらない選手が多いなか、そういうことを素直に話せる選手は今後伸びる、って褒めてたと記憶してます。
この話は一端だけで、色んな交流が有ったんでしょうね、きっと。
歴代固定ペアの選手もかなり来てましたよね。
リーゼル、デメちゃん、ダニエラ、カタリナと。
(デメとは固定ペアかどうかは微妙だけど・・・。)
飛び入りの選手もいたって話しだけど、キャロライン(ウォズニアキ)がそうなんだろうか?
あ、セレモニーの話が長くなりました。
話を今日に戻して。
カタリナの一段上の席には森上アッコの姿もありました。
俺が気づかなかっただけで、他にも選手たちが見てたことでしょう。

席に座って見たのは、ナディアが5−0とリードした後からです。
次が愛ちゃんのサーブだったので、この時点で2ブレイクダウンです。
いったいどうしたんだろう?
いくら今の勢いに差があるとは言え、愛ちゃんが1ゲームも取れずにセットを落とすのはあまり記憶にありません。
第6ゲームもブレイクされ、3ブレイクダウンの0−6でセットを落としました。
2NDセットの第1ゲームもナディアがキープ。
第2ゲームの愛ちゃんのサービスゲームは、デュースを何回も重ねた末のようやくキープでした。
しかし、何か調子悪そう。
屈伸の動作を何回もやってました。
最後の試合という緊張?
身体が動かないのか?
色んな「?」の中、第3ゲームはナディアがキープ。
ここで愛ちゃんは自陣営に何か合図をしたようでした。
後から考えると、もう出来ないという合図だったのかも。
ベンチに戻り、しばらくトレーナーやWTA関係者と話した後、リタイアとなりました。
4ゲームだけですが、愛ちゃん最後のシングルスを見れて良かったです。
結果がリタイアとは言え、1ゲームも見れなかったら後悔したと思うので。
後から聞いた情報では、昨夜から体調が悪かったようです。
最後の最後で運が悪いとしか言いようがないですが、まだダブルスが有ります。
体調を戻ったら、1試合でも長くコートにいて欲しいです。


◇練習 Andrea PETKOVIC, Francesca SCHIAVONE 07

10番コートです。
ストロークラリーの後、ボレー対ストローク、スマッシュ対ロブなどでした。
ひと通りのショットの練習ですね。
なんか2人ともかなり思いっきりやってたような気がしました。
そんなに強く打たなくてもって感じ(笑)
大らかな?フラニーにアンドレアが合わせてのだろうか?・・・(笑)


◇練習 Sabine LISICKI, Virginie RAZZANO 08 

9番コートです。
ほとんど写真撮っただけで、あまり見てません。
見たときは、サビーネのロブ対ビルジニーのスマッシュでした。


◆Magdalena RYBARIKOVA (SVK) def. Q-Urszula RADWANSKA (POL) 6-4 6-4
09
4番コート第1試合です。
1STセット中盤を少しだけ見ました。
たぶん2ゲームぐらいしか見てません。
リバリコワは初めて見た選手です。
彼女は両手打ちバックなんだけど、片手のスライスを多めに使ってました。
もしかして両手バックが苦手?
両手で打つバックハンドは、何となく片手バックの人が両手にし始めた時のような感じがしました。
まー、そんなはずはないだろうから、そういうフォームなんでしょうね、きっと・・・。
それともフットワークが悪いからそう見えたんだろうか?
ちょっとしか見てないから何とも言えないけど・・・。

試合はお互いの体勢を崩そうと圧力を掛け合うような展開でした。
綺麗に打って綺麗に決まるポイントはあまり無かったけど、両者とも相手のボールは何とか返して、その上で相手を崩そうとしてたように思います。
後で結果を見ると、リバリコワのストレート勝利でした。
スコアが両セットともに1ブレイク差だし、見た時もそんな差があるようには見えなかったけど、僅かな差の積み重ねで彼女が勝利したんでしょうね。


◆Vera DUSHEVINA (RUS) def. Alona BONDARENKO (UKR) 1-6 7-5 6-1
10
3番コートの第1試合です。
2NDセット中盤を見ました。
いや、試合見てた時は試合終盤と思ってたんですけどね。

見に行くと、1STセットアップのアローナが2NDセットも3−0とリード。
その後も、アローナが2ブレイクアップの5−2までリードしました。
1つブレイクバックされたものの、5−4の1ブレイクアップでサービング・フォー・ザ・マッチ。
そこまで見て、他の試合を見に行きました。
試合終盤だと思ってたのに、実際はそこからまさかの展開だったようです。

実は試合見てる時、アローナじゃなくて妹のカテリーナが試合してると勘違いしてました。
今日は姉妹の2人とも試合があるので、オーダーを見た時にどうも思い違いをしたようです。
目が悪くなって、スコアボードの名前が見えにくかったのも有るけどね。
「BONDARENKO」とか長い名前だと、フォントが小さくなって余計見えないし。
アローナは今年のクレイコートでの決勝をテレビで見ました。
確かワルシャワだったかな。
この時は、相手のDulgheruがWTAツアー本戦初出場で優勝と劇的な試合だったので、よく覚えてます。
テレビで見たことあるのに、何故か妹のカテリーナが試合してると思ってた・・・。
カテリーナは予選で試合を見てます。
だから印象は充分残ってるので、あれ?こんなプレイだっけ?なんて思ってました。
いやいや観戦3日目にして、既に相当疲れてるようです・・・。
まー、コートを離れてからOPを見直して、ようやく間違いに気づいたけど。
やはり自分の目を信じるべきですね。
目で見てカテリーナじゃないと分かってるのに、オーダーを見た記憶だけで(実際は思い違い)、カテリーナだと思ってたわけだから。
そこまで大げさなものでもないけどね、ただの勘違いだから・・・(笑)

ハードコートのアローナは、テレビで見たクレイコートでのプレイとちょっと違ってました。
(テレビと生じゃ同じもの見ても違う感想になる、というのはもちろんある。)
まず思ったのは、とにかく身体がよく動くということです。
ショット自体ではウィナーが取れなくても、素早く動けることで連続攻撃が出来て、相手を守勢にしてしまう。
そんな印象でした。
間近で見たけど、かなり凄かったです。
テレビで見たクレイコートの試合では、そこまで攻撃的って感じではなく、もっとじっくりやってる感じがしました。
相手のヴェラは、先に攻められて後手に回るポイントが多く、ますますリードを広げられてました。
その流れで、5−2とアローナのサービング・フォー・ザ・マッチになりますが、そこはヴェラが何とかブレイクバック。
このゲームは何故かアローナのミスが重なり、あれあれ?って間に落としてしまったはず。
初めは30−0とかでリードしてたんじゃなかったっけ?
(かなり、うろ覚えですが・・・。)
最後のゲームってことで、力が入ってしまったんでしょうか?
ヴェラが特に何かをしたってわけじゃなかったように思います。
でも、さすがに2つ連続でブレイクするのは無理かなと思ってました。
さっきも書いたように、見たのはそこまでです。
スコア的にも内容的にも、もうすぐ終わるんだろうなって感じでした。

他コートを見てから戻ってくると(かなり時間が経ってた)、まだやってて驚きました。
いや、終了直後だったかな。
もうとっくに次の試合をやってると思ってたので、「え?」って感じでしたよ。
というか、試合が終わった直後のような雰囲気を見て、次の試合が終わったのかと思った・・・(笑)
スコアを見て、またびっくり。
あの展開から、まさかヴェラが勝つなんて。
アローナはサーブを1回キープすれば終わりだったのに。
やはり、試合は最後まで分かりませんね。
試合結果を見て、久々にホントに驚いた試合でした。
そう言えば、去年はヴェラがカイア(カネピ)にまさかの逆転負けをしてました。
相手が違うとは言え、1年後に大逆転負けのリベンジを果たすとは。
敗色濃厚だったヴェラが初戦突破です。


◇vol.2へ続きます。


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