東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
予選2日目 2009/9/26(土) Vol.2  戻る トップへ


◇vol.1からの続きです。


◆17-Alexa GLATCH (USA) def. 13-Vania KING (USA) 7-6(4) 1-6 7-5
07
2番コートの第1試合です。
オーダー上は、第1試合が無くて第2試合という扱いですが。
2番コートは11時開始で、センターと1番は10時開始だからでしょうね。

この2人、去年も日本で対戦してました。
東レではなく、AIGの予選だけど。
他の試合と違って特徴がある試合だったので、よく覚えてます。
最終的にヴァニアが勝った試合でしたが、かなり苦労してました。
相手のグラッチは、バックハンドが両手打ちなのにスライスを多用し、長身でサーブとフォアが強烈でした。
男子のようなプレイスタイルを相手にして、ヴァニアは苦戦してましたね。

見たのは2NDセット中盤からセット終了まです。
グラッチは独特の大きいスウィングとテイクバックが特徴です。
それと、さっき書いたように、構えて打ったフォアは強力です。
バックはスライスで繋いで、甘いボールが来たらフォアで仕留めるタイプですね。
ヴァニアは相手のショットに苦労しながらも、それを封じるように色々と工夫をしてたように思います。
今日のヴァニアは、高い弾道のトップスピン(エッグボールか?)を多用してました。
去年の試合では、そういったショットはあまり使ってなかったような?
コートが遅くなったせいもあるのかもしれませんが、スライスを浮かせるのが狙いでしょうね、きっと。
のけぞらせて打たせることが出来てたので、長身で動きがそれほど早くないグラッチには有効なようでした。
バックハンドスライスが浮いてアウトになるポイントは結構ありました。
なるべくフォアを打たせないで、バックハンドのミスを誘う。
そんなプレイで、要所を押さえたヴァニアが2NDセットを取ってセットオールに戻しました。
見たのはそこまでです。

後で結果を見ると、ファイナルセット7−5と僅差でグラッチが取っての勝利でした。
去年のAIGでは、ファイナルセットのタイブレイクまで縺れ、8−6と僅差で取ったヴァニアが勝ちました。
去年とは逆の結果ですね。
1年前の雪辱を果たしたグラッチが本戦に進出しました。


◇練習 08 杉山愛

9番コートです。
愛ちゃんが現れて、9番コートの回りは人だかりが出来てました。
高田コーチとショートラリーをちょっとした後、ベースラインに下がってのストロークラリーの辺りまでを見ました。


◇練習 Agnieszka RADWANSKA

11番コートです。
見た時は、Agnieszkaが延々と何本もサーブを打ち、コーチがフォームのチェックをしてたようでした。
練習コートにはコーチと2人だけのようでしたね。
Agnieszkaは途中で左手でサーブしたりしてました。
結構長めにやってたし、ふざけて冗談でやってる感じでもなかったかな。
多少は遊びっぽいのも有ったんだろうけど。
隣の10番コートは、上で書いたように、パティとアリーゼが練習してました。
ちょうど休憩中でベンチに座ってる時で、左手でサーブしてるのを見て笑ってましたよ(笑)
それを見たAgnieszkaのコーチが2人に話し掛け、4人で二言三言会話してました。
10番コートのベンチは11番とは反対側だから、お互いに遠いところから話だったけど。
何言ってたか分かりませんが、意外に出来るとか、こっち来て一緒にやってみる?とか言ってたんだろうか?(笑)


◇公開練習(センターコート) Jelena JANKOVIC 09

今年から始まった公開練習です。
大げさに銘打ってますが、単にセンターコートで練習するだけですけどね・・・(笑)
見たのは少しだけです。
ヒッティングパートナーに対してサーブを打つ。
次にサーブを打たせてリターンの練習。
そんな感じで、ホントにただの練習でした。


◆2-Anastasia PAVLYUCHENKOVA (RUS) def. 14-Alla KUDRYAVTSEVA (RUS) 6-2 6-4
10
1番コートの第3試合です。
終盤の2ゲームだけ見ました。
2NDセット5−3で、パブリチェンコワがリードしてました。
マッチポイントが有りながら、KUDRYAVTSEVA(何て読むか今ひとつ自信なし)がサービスをキープ。
次のゲームでパブリチェンコワがキープしての勝利だったかな?
ミスしたほうが負け、みたいなラリーが多かったように思います。
お互いにしつこくやろうとするけど、ミスが出てしまうって感じだったかも。
暑い日の暑い時間帯だったから、結果的にですがロングラリーはそんなになかったように思います。
もしかしたら、記憶のなかで、下で書いてるK.ボンダレンコ対セバストワと内容が被ってる可能性がありますが・・・。

それにしても2人とも長い名前です。
主審は大変なのでは?(笑)
試合後、アナスタシアにサインを貰いました。
彼女はGAORA中継で初めて試合を見ました。
ということはWTAツアーでSF進出してるってことで、そんな彼女でも予選なんだから、今年の東レの層の厚さが分かります。


◆alt-Kai-Chen CHANG (TPE) def. 8-Alberta BRIANTI (ITA) 3-6 6-3 6-1
11
2番コートの第2試合です。
(オーダー上は第1試合が無いから第3試合。)
1STセット終盤から、2NDセット中盤辺りまで見ました。

ブリアンティは小柄だが動きが良い選手ですね。
バックハンドは女子では少ないシングルハンドです。
ちょっとエナンっぽいかも。
見始めた時は、カイチェンのエラーが多かったです。
というより、ブリアンティがカイチェンのミスを引き出したんだと思います。
そんな展開で、ブリアンティがセットを先取。
カイチェンはアジア系の選手には珍しく、エラーが多いけどウィナーも多い選手です。
たぶん、エラーが多いこと自体は、それほど気にしてなかったのかもしれません。

2NDセットに入ると、カイチェンのショットが入り始めてきました。
彼女の試合を何試合か見てますが、こうなった時の彼女は強いです。
ウィナーや相手が触るのがやっとのようなショットを連発してきます。
優勝した久留米$50Kの試合とか、そういった印象が強いですね。
そんな流れで、カイチェンがブレイクに成功した辺りまでを見ました。
その後は見てませんが、そのままセットを取り返したようです。
ファイナルセットも、ますます調子が出てきたようなスコアです。
ALTで繰り上がったカイチェンが本戦進出を決めました。


◇練習 Aravane REZAI, Roberta VINCI 12

9番コートです。
ストロークラリーをしてました。
この時じゃなくて、その前だったかな?
アラヴァンは試合だけじゃなく練習にも、家族やコーチと5人ぐらいで来てました。
彼女がウォームアップでコートの回りをランニングしてる間、若いコーチとパパ(かな?それぐらいの年齢の人、コーチかも)がミニテニスやってて面白かったです。
若いコーチが絶妙のタイミングでロブを上げて、それを追いかけるパパ。(あくまでパパだとして)
その光景を、お母さんらしき人が笑いながら見てました。


◇vol.3へ続きます。


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