楽天OPEN 2009
Rakuten Japan Open Tennis Championships
本戦6日目 2009/10/10(土) Vol.1
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いよいよSFです。
今日は土曜日で休日なので、やはり観客は多いです。
アザーコートの練習を見ようと早めに行こうと思いましたが、どうしても起きられず・・・。
というか、目は覚めるんだけど、身体が起きないって感じですかね。
毎年のことだけど、テニス観戦はホントに疲れます・・・。
週末の土曜日に10時開始は早すぎです。
(今日も第1試合は10時から。)
まー、男女単複と試合数が多いから、仕方ないとは思うけど。
でも、昔はもっとアザーコートでやってたような気がします。
数年前のオーダーなら、男子ダブルス2試合は1番2番コートに組まれてたかなー、きっと。
ダブルスが短縮ルールになったってことも大きいんだろうけど。
やっぱり、テレビに写るセンターコートの観客数を増やしたいってことなんだろうか?
この大会に限らず、アザーのダブルスに人が群がって、センターのシングルスはガラガラってことも結構有ったりしますからね。
前に試合レポートで、土日はテレビ用にセンターの試合を多くしたほうがいいんだじゃないか?って書いた記憶があります。
その時はそう思ったから素直に書いたんだけど、実際に組まれると、アザーコートの間近で見たいという別の要望が出てきます。
無いものねだり、もしくは隣の芝は青いって感じか・・・。
微妙に意味が違うような気もするけど・・・(笑)
今日はセンターコートにATPの男子シングルスSFの2試合が組まれてます。
GAORAの各都市開催の中継と同じように、SFから世界に配信されるんですよね、きっと。
だから、男子シングルスは12時からと開始時刻が決まっていて、時間が被らないように、その前の男子ダブルスが10時開始になったんでしょう。
GAORAのテニス中継を見てると、たまに前の試合が終わらないことが有って、放送済みの試合を再放送することがあります。
現地では続けて見れたほうがいいけど、テレビ見てるほうからすると、今日と同じ方法のがいいですよね。
ATP、WTAともに同じような傾向なので、世界に配信される生中継が増えてきたってことなのかもしれません。
最寄駅の国際展示場に着くと雨が降ってました・・・。
今日は朝から天気が良くて、雨の心配はしてなかったからびっくり。
天気が危なそうな時は折りたたみ傘を用意していきますが、今日は無いだろうと準備してませんでした。
(少しでも荷物を減らしたいから、全く雨の心配が無い時は持って行かない。)
コンビニで傘買うか迷ったけど、小雨だし、今日は7試合中5試合がセンターコートなので、買わずに会場に向かうことに。
コロシアムには11時半ごろに着きました。
屋根が閉まり、試合が中断中の様子。
スコアボードを見ると、1時間5分経過したところで中断、スコアは1セットオールでマッチタイブレイク1オールでした。
コート上は、ボールボーイなどのスタッフ達が雑巾片手にコート整備中です。
ということは、恒例の修造タイム(?)です・・・(笑)
彼の客いじり、俺は結構好きですよ。
何年か前までの静かすぎる会場を覚えてますからね。
ここ最近の、良いタイミングで拍手が起きたりして盛り上がるのは、彼によるところが大きいと思います。
もしかしたら、拍手要員や掛け声要員のさくらもいるのかもしれないけど(笑)
去年、彼の先導でやってた、入場時の選手がコートに入るまで静かにして、入った瞬間に大きな拍手をするようというは、今年もやってました。
昔の会場、で思い出すのは、サイン貰う人も昔は少なかったなー。
今は子供達を中心に大挙して押し寄せる勢いですからね。
変われば変わるものです。
コート整備があらかた終わると、完全にコートが乾くまで、貴男君と岩渕君がコートで練習を始めました。
彼ら自身の練習と、コートの最終調整を兼ねてるんでしょうか。
しばらくすると、第1試合の男子ダブルスSFが再開しました。
◆Ross HUTCHINS / Jordan KERR (GBR/AUS) def. Christopher KAS / Jaroslav LEVINSKY (GER/CZE) 6-3 3-6 [10-7]
01
10時試合開始のセンターコート第1試合です。
上で書いたように、雨による中断後、ファイナルセットのマッチタイブレイク、1オールからの再開です。
会場に着いた11時半ごろは中断直後だったようで、コート整備後、再開は12時20分ぐらいでした。
いきなりですが、男子ダブルスはサーブがとても重要です。
しかも1ポイントが即、スコアに繋がるタイブレイクでは特にそうです。
長年試合を見ていると、昔の男ダブよりも、今のほうがその傾向が強いように思います。
最近では、男女を問わず、I(アイ)フォーメーションを多用するペアも増えてきました。
これは、サーブのスピードとコースが良くないと出来ないでしょう。
じゃないと、自陣の空きが多いから、簡単に抜かれてしまいます。
つまりは、そういったサーブを打てる選手が増えてきて、その結果、サーブの重要度が増しているということだと思います。
この時は、マッチタイブレイクという勝敗を決する場面なので、両ペアとも特に集中してサーブを打ってたように見えました。
そういった状況なので、お互いにサーブによるポイントが多かったです。
でも、時々ですが、ボレー対ストロークやボレー合戦になると、テクニックの高さが分かります。
サーブやリターンほど使う機会は少ないけど、ああいった細かいテクニックは、1ポイントが重要なタイブレイクでは特に重要だなと、改めて思いました。
なんか全部が重要だと言ってますね、結局・・・(笑)
シンプルでスピーディーな攻めが多い男子ダブルスでは、リターン側のチャンスは、そうあるものではないです。
そこで、相手の攻めを何本か凌ぐには、細かいテクニックは必須だと感じたということです。
自分達の攻撃はサーブを前面に出して圧力を掛け、相手からの攻撃は少ないラケット操作で浮かないボールを的確に返球する。
勝ち上がるには、その両方が必要だと改めて思いました。
マッチタイブレイクは一進一退が続きます。
そんな中で、終盤(だったと思う)に記憶に残ったポイントがありました。
1ミニブレイクダウンのカス/レビンスキーがボレー対ストロークの末、強力なパスを打ちました。
アドサイドのややセンター付近から、サイドラインに向けて逆クロス気味の強力なフォアでした。
あまりにボールが速過ぎて、入ったか入らないのか分からないと思った客が多かったように思います。
俺も速過ぎて分かりませんでしたよ。
CS席の横から打つ瞬間を見ると、コートの反対側のベースラインに目が追い付きません・・・(笑)
これが僅かにアウトでした。
このポイントを取ればミニブレイクなしのタイスコアでしたが、ハッチンズ/カーのリードは変わらず。
あの状況で1ポイントは非常に大きいです。
試合結果に直結してきますからね。
そのリードを保ち、ハッチンズ/カーが10−7でマッチタイブレイクを取って勝利しました。
◆Mikhail YOUZHNY (RUS) def. 8-Lleyton HEWITT (AUS) 6-2 5-7 7-5
02
センターコートの第2試合です。
この試合は、屋根が閉まったまま行なわれました。
インドアだと撮った写真がブレブレになることが多いので、出来れば開けて欲しかったけど・・・。
たぶん早く始めたかったんでしょうね。
雨の中断で時間が押して、開始予定時刻の12時を過ぎてたから、屋根を開ける時間が勿体無いって考えたんでしょう。
冒頭でも書いたように、海外のテレビ局とかに生中継で映像配信してるはずです。
今の時代、主催側としては、契約先のことを考えるのは当たり前のように思います。
まー、あくまで俺の推測ですけどね。
GAORAの生中継でも、時間通りに始まらない時がたまに有ったりしますからね。
しばらくすると、2人が入場してきました。
子供と手を繋いでの入場でした。
テレビ中継を見ても、最近は結構多いですよね、このパターン。
応募した人限定だけど、ファンサービスの一環ですかね?
(募集してるのかどうは知らない・・・。)
試合は、ユーズニーが絶好調の出だしでした。
序盤からゲームを重ねていきます。
第2ゲームのヒューイットのサーブが0−40となり、そのままブレイクして3−0とリード。
5−2リードから、またしても0−40としてブレイクに成功。
2ブレイクアップで、ユーズニーがセットを先取しました。
なんかもう、フォアもバックもネットプレイも、全てに穴がないのです。
それでいて、とてもパワフル。
かなりバックサイドに追いやられるのに、バックのトップスピンでダウンザラインにパスとか決まってました。
やることなすこと上手くいく感じでしたね。
逆に、ヒューイットはミスが多かった。
打点を詰まらされたようなネットミスが多かったです。
深いボールはほとんどネットしてたような?
ネットミスが多くなるのはスピン系の選手というイメージが有りましたが、彼はそれほどスピンを掛けるタイプではないですよね。
漠然とですが、スピン量が少ない選手はアウトが多くなると思ってました。
(全てがそうってわけじゃなくて、あくまで傾向として。)
それほど、ユーズニーのショットのキレが凄かったんでしょうね。
攻撃してもミスが多かったです。
というか、ヒューイットのボールは攻撃してるように見えませんでした。
プレイスタイルの違いも有ったんでしょうけど、ユーズニーのパワフルなトップスピンと滑るスライスに比べ、フラット気味のヒューイットのボールはそう見えてしまったということでしょうね。
後から考えると、まだ調子が上がってきてなかったんでしょう。
でも、その時は、ただ返してるだけのように見えてしまいました。
まー、さっきも書いたように、返すこと自体も詰まった感じでミスしてたけどね・・・。
最近のGSとか見ると、ヒューイットはもっとパワフルな印象が有りましたが、今日は少なくとも1STセットは上手くいかなかったようでした。
最初に見たのは、そこまでです。
アザーコートを見て戻ってくると、セットオールになってました。
あの展開で、ヒューイットはよくセットを取り返したと思います。
ファイナルセットは7ゲーム進んでいて、ブレイク差なしでユーズニーの4−3でした。
1STセットと大きく変わったところは、ヒューイットの早い段階でのミスが大幅に減ったところです。
それと共に、打つボールの高さが1STセットより高くなり、相手を大きく振ることが出来るようになってました。
でも、ヘヴィースピンではないです。
彼特有の回転量が少なめの伸びるボールです。
ヒューイットが攻めるボールが多くなったので、ユーズニーもミス、というかフォースドエラー(凡ミスではない)が増えてました。
1STセットでは、球際に強くて振られても良いショットを返していたのが、それが出来にくくなってました。
ヒューイットのプレイが良くなってきたため、1STセットと違って拮抗した展開でした。
そんな流れで、両者ともキープを重ねます。
しかし第12ゲーム、ヒューイットの5−6からのサーブをユーズニーがブレイク。
ファイナルセットを7−5で取り、ユーズニーがロングゲームを制しました。
試合後は、恒例の敬礼ポーズを披露。
彼の決めポーズは何回か見てますが、初めてそれなりに良い写真が撮れました。
いつも四方にポーズしてくれるんだけど、同じ方向には一瞬だから、準備してないとシャッターチャンスを逃がしちゃうんですよね。
今回は正面からピンボケなく撮れて良かったです。
(写真のアップはいつになるか全く分かりませんが・・・。)
今はランキングを下げていて、今大会はノーシードのユーズニーが、シード勢に連続して勝利して決勝に進出しました。
◇練習 Gael MONFILS 03
ユーズニー対ヒューイットの途中でセンターコートを離れました。
6番コートでは、次の試合に出場するモンフィスが練習してました。
見た時はボールを打ってなくて、しばらくベンチに座った後、ゴムのチューブを取り出しました。
いや、撮った写真を見ると、縄跳びみたいにも見えるなー。
この文章は翌年の2月になってから書いてるので、詳しいことは思い出せないけど・・・。
時間的に、これから練習を始めるんじゃなくて、終わった後だったのかもしれません。
◇vol.2へ続きます。
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