楽天OPEN 2009
Rakuten Japan Open Tennis Championships
本戦5日目 2009/10/9(金) Vol.1  戻る トップへ


本戦5日目です。
今日は仕事を午後半休しました。
会場へは1時半ぐらいに着きました。
行く途中でライブスコアを見ると、遅めの進行のようです。
見ようと思えばセンター第2試合のヒューイットの試合に間に合いましたが、アザーコートチェック中に終わってしまいました・・・。
この試合はNHKで放送するみたいだし、センターよりアザーコートの試合や練習が気になってたので仕方ありません。
さて、さっそく試合に行きましょう。


◆Christopher KAS / Jaroslav LEVINSKY (GER/CZE) def. 1-Frantisek CERMAK / Michal MERTINAK (CZE/SVK) 6-7(0) 6-4 [12-10]
01
1番コートの第1試合です。
観客はかなり多かったです。
2番コートの伊達ック効果でしょうね。
隣のコートは立ち見が出るほど満員で、こっちのコートから隣を見てる客もいたみたいですから。
見たのは2NDセット中盤以降です。
カスとレビンスキーは、2人とも細身の長身で手足が長いです。
ちょっと離れて見るとよく似てます。
2人のことをよく知らないってこともありますが、遠目にはどっちがどっちか分からないぐらいです。
そのせいか、レビンスキーのウェアの背中には「LEVINSKY」と入ってます。
カスはどうなのか?と見ると、彼は入ってませんでした(笑)
見た時は3オールから、カス/レビンスキーがブレイクして4−3と1ブレイクアップしたところでした。
2NDセットはそのまま彼らが取って、1セットオールとします。

その後、2番コートの伊達ック対Yung-Janを見に行きました。
その試合は結局、最後の2ゲームしか間近で見られず・・・。
こっちの試合コートに戻ると、まだマッチタイブレイク中でした。
正直、もう終わってると思ってました。
(隣のコートだけど、2番コートは超満員で隙間から覗くように見てたから、こっちのコートまで気にしてる余裕は無し・・・。)
マッチタイブレイクは9オールとかになってました。
10オールの時、チェルマークのサーブでリターンが浮いてきました。
アドサイドに立ってた前衛のマルティナクのまん前に、ロブ気味のボールが上がりました。
いや、ロブじゃなかったですね。
ロブだったら、まだ良かったんですよ。
緩めのボールが頭付近の真正面に上がりました。
フォアのハイボレーでアドサイドの浅いところに決めようとしましたが、これをネット。
自分のことになりますが、あれはよく分かるなー。
俺もフォアボレーのハイからミドルボレーはネットの真ん前でもネットすることが有るから。
まー、マルティナクと違って、こっちは動きをサボってのミスだと思うけど・・・(笑)
このポイントで、このミスは致命的です。
次のサーブをカス/レビンスキーがキープして勝利しました。

試合後、カス/レビンスキーは即席のボール打ち込みをやってました。
サインボールの観客席への打ちこみは、確かセンターコートだけのはず。
だから、サインはしてなかったかも。
その後、観客たちに大量にサインをして、帰り際は観客とハイタッチ。
彼らは大きな拍手の中、コートをあとにしました。
ダブルス職人たちは日本は好きだと思います。
何より内容をきちんと見てくれます。
その上で、観客はスター扱いしてくれます。
カス/レビンスキーがトップシードのチェルマーク/マルティナクを破り、SFに進出しました。


◆5-Yung-Jan CHAN (TPE) def. 4-クルム伊達公子 (JPN) 7-6(2) 6-2
02
2番コートの第1試合です。
間近で見たのは最後の2ゲームだけです。
その前に隣のコートから見ると、Yung-Janが2NDセット2−0とリードしてました。
その後、両者にブレイクゲームが有ったようですが(詳しくは分からず)、常にYung-Janが先行していたようです。
1番コートの男子ダブルスのほうが絶対に早く終わると思ってました。
女子シングルスは男女単複4種目の中で一番長いことが多く、男子ダブルスは一番短いことが多いからです。
だから1番の男ダブを先に見たのですが、当てが外れました・・・。
最初に書いたように、試合終盤に2番コート近辺に移動しました。
と言っても、空席ゼロで立ち見も出てる状況です。
コートエンド席への通路に僅かな隙間が有ったので(そこも人が一杯だったけど)、ようやく何枚か写真を撮りました。
隣から見たのも含めて試合の感想としては・・・。
終始、Yung-Janのペースで試合が進んでました。
伊達ック特有の低い弾道のストロークはほとんど見られません。
深いトップスピンの打ち合いになっていて、早い展開はほとんどありませんでした。
カウンターが打ちにくいボールで左右に振られ、伊達ックは同じように高い弾道で返さざるを得ない感じでした。
その状況で低く早いショットを打っても、よほど良いコースに打ってウィナーにしない限り、なかなかポイントが取れません。
ラリーが続いてしまうと、空いた逆サイドに重いボールを打ち込まれ、逆に自分が不利になってました。
時々は伊達ックの良いショットが有りましたが、全体的にはYung-Janのペースで進み、そのままゲームセットでした。
Yung-JanがSFに進出しました。


◆1-Julie COIN (FRA) def. 7-Alexandra PANOVA (RUS) 5-7 6-3 6-4
03
1番コートの第2試合です。
初めは1STセット序盤を見て、その後、ファイナルセットの終盤を見ました。
アレクサンドラ(パノワ)の試合は、去年の久留米$50Kで何試合か見ました。
その時と比べて、今日は印象がちょっと変わったような?
もっとサーブに特化した選手だったような気がしたんだけどなー。
いや、特化したというより、一番の武器と感じたと記憶してます。
時間が経つと、印象に残った部分だけが記憶に残って、それ以外の細かい部分は忘れていくと思うけど、これはそういうことなんだろうか?
話を今日に戻して。
見た時は、ジュリー(クワン)のショットに対して、オフバランス気味になることが結構有りました。
ストローク戦はジュリーが有利な展開でしたね。
彼女もどこかの大会で見たような記憶があります。
茨城(セキショウ)だっけ?と思ってたけど、過去のレポートを見たら2007年の有明国際Uでした。
こちらもサーブが早い選手という記憶が有りましたが、今日はストロークも安定してました。
身体の回転を綺麗に使って、少ない力で効果的なストロークを打ってるように見えました。
相手のアレクサンドラがパワーでねじ込む打ち方に見えたので、その対比で余計そう思ったのかもしれません。
序盤は、そんな流れで、ジュリーが常にリードしてました。
1STセット序盤の数ゲームを見た後、他コートを見に行きました。
かなり時間が経ってから戻ると、まだ試合中でした。
スコアを見ると、1セットオールになっていて、ファイナルセットの中盤です。
序盤を見た限りだと、ジュリーがサクッと勝って、とっくに終わってると思ってたんですけどね。
試合終盤は、競いながらもジュリーが制して勝利しました。
今日は彼女が有利な展開だったゲームしか見てません。
アレクサンドラがリードした辺りはどんな感じだったんでしょうか。
トップシードのジュリーがSFに進出した試合でした。


◆3-Katie O'BRIEN (GBR) def. WC-土居美咲 (JPN) 6-1 3-6 6-3
04
2番コートの第2試合です。
2NDセット序盤の2ゲームぐらいを見ました。
他のコートに比べると、2人とも小柄です。
最近は大柄な選手が多いので、このレベルの試合だと珍しいかもしれませんね。
見た時は、Katieの小柄ながら全身を使ったショットが有効でした。
ラリーをしていると、美咲ちゃんが次第に追い込まれて、最終的に失点するポイントが多かったです。
時々はすばらしいウィナーを打ちますが、単発になってました。
その後は見てませんが、セットオールに持ち込んだんですね。
あの展開からは信じられませんが。
最終的にはファイナルセットを取ったKatieが勝利し、SFに進出しました。


◇練習 Gael MONFILS 05

7番コートでモンフィスが練習してました。
相手はコーチですかね?
見た時はストロークラリーをしてました。


◇練習 Stanislas WAWRINKA 06

モンフィスの隣の6番コートでは、ワウリンカが練習してました。
相手は江原弘泰君でした。
彼にとっては貴重な経験ですよね。
こちらもストロークラリーをしてました。


◇練習 Julian KNOWLE, Jurgen MELZER 07

4番コートではノウルとメルツァーが練習してました。
彼らはダブルスを組んでいて、既にSFに進出してます。
短時間しか見てませんが、試合が無い今日は、じっくり時間をかけての練習だったかもしれません。
見た時は、ゆったりとしたストロークラリーをしてました。


◆Mikhail YOUZHNY (RUS) def. 5-Tomas BERDYCH (CZE) 6-2 7-6(6)
08
センターコートの第3試合です。
2NDセット中盤以降を見ました。
見始めた時はお互いにサービスをキープしてましたが、3オール後の第7ゲームをユーズニーがブレイクしてリードしました、
既に1セットアップしてるので、断然有利なスコアです。
ベルディヒは、1STサーブの確率が悪かったように思います。
というか、正直、この時間帯の試合は、あまりの疲労感で詳しく覚えてません・・・。
見た瞬間は、色々と感じたはずです。
でも、試合を見続けてると、ちょっと前のことはすぐ忘れてしまうのです。
疲れてて記憶容量が減ってるんだと思います、たぶん・・・。
この試合も、いつもは長文書けそうな内容でしたが、無理っぽい・・・。
それでも覚えてることを書くと・・・。

ベルディヒのエラーが多かったです。
ユーズニーのバックのスライスが有効だったんでしょうか。
優勝した去年はよく見た、良い姿勢からのキレのあるショットがなかなか見られません。
彼の不調も有ったのかもしれませんが、どちらかというと、相手のユーズニーが上手く展開してたと思います。
強弱つけたフォアハンドストローク、スピンとスライスで変化を付けたバックハンドと、的を絞らせないショットを打ってました。
特にバックハンドが素晴らしかったです。
スピン系ストロークについては、むしろフォアよりバックのほうが武器に見えました。
穴がないという意味でもそうですね。
そんな感じでユーズニー有利に進んでましたが、ベルディヒが土壇場でブレイクバックに成功。
5−4のユーズニーのサーブがブレイクゲームとなり、そのままタイブレイクに入ります。
タイブレイクは序盤からベルディヒがリード。
セットポイントもありました。
(撮った写真を見ると、6−3で3本のセットポイントが有った。)
そこからユーズニーが5ポイントを連取して逆転に成功。
タイブレイクを8−6で取ってストレートで勝利しました。
あのポイント差だと、セットオールだと思ったんだけどなー。
まー、ベルディヒがチャンスを逃しまくってたから、仕方ないですね。
勝利後、ユーズニーは恒例の敬礼ポーズを披露。
これを生で見るのは、去年のダブルスに次いで2回目でしょうか。
ユーズニーが2回戦のシモンに続いてシード選手のバルディヒを破り、SFに進出しました。


◇vol.2へ続きます。


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