楽天OPEN 2009
Rakuten Japan Open Tennis Championships
予選1日目 2009/10/3(土) Vol.1  戻る トップへ


ジャパン・オープンが始まりました。
今年から楽天がメインスポンサーになって、大会名は楽天オープンとなりました。
会場は引続き有明です。
今日の有明は、コロシアムで東レPPOの最終日が行なわれ、アザーコートで楽天オープンの予選と言うスケジュールです。
東レの決勝は単複ともにゆっくり見たいし、間近で見られる楽天の予選も見たいです。
重なる時間が多くてどうしようかと思ってましたが、雨でアザーコートの試合が遅れて、結果的に両方見ることが出来ました。

今大会は、フェデラー、マレー、ハースのキャンセルで、トップ選手の顔ぶれが寂しくなってしまいました。
まー、毎年の恒例行事と言ってしまえばそれまでなのですが・・・。
しかし逆に言うと、誰にでもチャンスが有り、良い試合が見られる可能性が高いと思います。
これは過去の大会で経験済です。
トップ10がプエルタ1人だけだった2005年は、まさにそういった大会でした。
この年の優勝は完全に伏兵のムーディでしたが、今でも思い出すような濃い内容の試合が多かったです。
これまで見たジャパンオープンの中で、試合の興奮度という意味ではNo.1と言ってもいいぐらいです。

昨夜出た予選ドローを見ると、男子は16ドローしかありません。
去年と比べて本戦ドローは減りましたが(48→32)、予選も減ったんですね(24→16)。
女子の予選ドローは例年通りの32でした。
ということは、今年は北京と同じ週の開催で選手が集まらないからドローも減ったとか?
女子は今年からITFに格下げです。
WTAツアーとしての歴史は、来週のHPオープンに引き継ぐようです。
どこで最初に見たか詳しく覚えてないけど、HPオープンのプレスリリースに書いてあったんだっけ?
WTAのHPでも、HPオープンの昨年の結果にAIGオープンが載ってたから、そういうことなんでしょう。
今年は西側ロビーに男女の歴代チャンピオンの一覧が掲示してあり、去年の優勝者は単複ともに写真つきでした。
来年はどうするんでしょうか。
ITFの勝者を載せるのか、HPオープンの勝者を載せるのか?
ちょっと見ものです・・・(笑)

今日はATPツアーである男子だけを見ました。
ITF女子はほとんど見てなくて、写真も撮ってません。
東レを見た直後に、ITF女子を見る気がしない・・・。
1週間とか開いてれば、また違うんだけど。
コロシアムで東レのシングルス決勝と伊達ックのラケットプレゼントを見た後、休憩がてらアザーコートを見に行きました。
この下で書いてる練習は、その時に見ました。


◇練習 Dudi SELA 01

4番コートです。
雨は止みましたが、まだコートは雨で濡れてます。
そのコートの上で、セラがラリーをしてました。
相手は左利きの若い選手でしたが、誰だか分からず・・・。
そう言えば、ラリーやってる最中、隣の3番コートにペトル・パラが来ました。
コートの状態を見に来たって感じで、すぐいなくなりましたけど。
まだ選手やってるだろうか?
ダブルス組んでたイリ・ノバクは引退したってニュースを見ましたが、パラはちょっと前までダブルスドローで見たような気がします。


◇練習??? Michael KRUMM、坂本正秀 02

13番コートです。
選手名を見ておや?と思った方、そう、伊達ックの旦那のミハイル・クルム氏のことです。
選手たちのコートは水はけをしっかりやってたけど、この13番は何もやってないのか、水びっちょり。
そんなコート上で、元選手でテレビ解説もやってる坂本さんとラリーをしてました。
濡れてるままだから足元を気にしながらも、笑顔で楽しく打ってたようです。
まー、そんな状態でやってるわけだから、もろ遊びって感じでしたけどね(笑)
クルム氏、やや手打ち気味のフォアだったけど、ちゃんと返球してましたよ。


◆8-Rik DE VOEST (RSA) def. WC-守屋宏紀 (JPN) 6-4 7-6(3)
03
3番コートの第2試合です。
序盤の数ゲームを見ました。
守屋君、良い打ち合いをしてました。
シード選手のデボースト(でいいのかな?)に対し、1歩も引かないラリーでした。
というか、むしろストロークラリーでは押してました。
見ていて改めて思ったのですが、彼は最近の主流のトップスピン系強打者とはストロークの質が違いますよね。
相手のデボーストは、スピン系ハードヒッターでした。
「スピン系」というのは、守屋君との対比でそう書いてます。
デボーストは普通の回転量(というのも変だけど)の強打者で、グリグリ系ではありません。
スピン系ストローカーというと、どうしてもいまだに90年代のクレイコーターを思い出しちゃうので、念のため・・・。
守屋君のストロークは、デボーストに比べると回転量が少なく見えました。
彼はこれまで見た試合と同様、ボールに追い付きさえすれば、相手の強打を苦も無く深く返してきます。
最近少ないスタイルだから、デボーストは若干面食らう部分が有ったかもしれません。
守屋君も良いサーブ打ってましたが、サーブに関してはデボーストのほうが威力が有ったように思います。
これはアジア系男子選手の宿命ともいう部分でしょうか。
サーブではデボーストが有利、ラリーでは守屋君が若干有利な展開で、お互いサービスをキープしてました。
有利と言っても、ショットの威力やスピードでそう見えるというだけで、ポイントを取るという意味では両者互角でしたね。
1STセット終盤近くで隣のコートを見に行ったので、その後は詳しく見てません。
後でスコアを見ると、セット終盤にブレイクされたようですね。
2NDセットはタイブレイクまでもつれるものの、競ったスコアながら敗れました。
今日は負けたけど、200位内の選手と競った試合が出来たのは収穫なのでは?
彼が今後どういうスタイルを目指すのか、興味深いです。
このままフラット系の強打を極めていくのか、緩急やスピンを増やす方向に行くのか。
つまり、より長所を伸ばすか、今無い部分をプラスしていくのか、ということですね。
引き出しは多いに越したことはないですが、長所を消してしまうのも致命傷になりかねません。
この辺は試行錯誤しながら進んでいくのでしょうか。
まー、あくまで素人意見ですけどね。
数年後の彼が楽しみです。


◇vol.2へ続きます。


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