カンガルーカップ2009
ITF Women's Circuit $50K / Kangaroo Cup 2009
本戦5日目 2009/5/2(土) Vol.1  戻る トップへ


本戦5日目です。
毎年のことですが、岐阜は日差しが強いです。
岐阜がそうなのか、そうなる時期に大会が開催されてるのかは分かりませんが、何もしないと真っ赤に日焼けします。
昨日は日焼け止め塗ったので、今年はそれほどヒリヒリせずに済んでます。
やはり何年も失敗してると、多少は学習します・・・(笑)
さて、今日は単複SFの4試合が行われます。
珍しいことに、全ての試合で日本人選手が対戦します。
(ダブルスもペアのどちらか、もしくは両方が日本人。)
何年か生観戦してきて初めてかも。
試合開始は11時、会場に着いたのは11時半ちょい前でした。
さっそく試合に行きましょう。


◆5-中村藍子 (JPN) def. 岡あゆみ (JPN) 6-1 6-2
01
センターコートの第1試合です。
既に試合が始まっていて、藍子ちゃんが1ブレイクアップして2−1とリードしてました。
これ以降、藍子ちゃんが4ゲームを連取してセットを先取しました。
昨日の試合と同じ感想になりますが、このレベルでは藍子ちゃんは一段上のテニスですね。
とにかくボールが深い。
そして、早い段階で簡単なミスをしません。
攻撃しても浮いたボールが返ってこないので、岡あゆみちゃんはかなりやりにくそうでした。
そうなると、自分も深いボールを返球し続けるか、リスクを承知で更に攻めるかになるかと思いますが、この辺りのゲームではどちらも出来てなかったかな。
鋭いボールを深く散らされて、攻撃とか守りとかを考える前にミスさせられてるように見えました。
しかし、2NDセットになると、少し様相が変わってきました。
藍子ちゃんのサーブをブレイクして2−0とリードすることに成功。
この後の第3第4ゲームの辺りが、今日の試合のキーになりましたね。
藍子ちゃんのミスが出てきたとともに、あゆみちゃんの良いショットが出始めてきたので、ポイントが拮抗してきました。
この辺りのゲームはあゆみちゃんが取る可能性も多いに有りましたが、最終的には藍子ちゃんが押さえました。
結果的には、そのまま藍子ちゃんがゲームを連取して6−2。
6−1、6−2のストレートで勝利しました。
2NDセットの序盤の流れでは、違う展開になる可能性も有ったと思うんですけどね。
地力の差と言ってしまえばそれまでですが、やはりこのレベルでは藍子ちゃんは強いです。
彼女が優勝候補筆頭だと改めて感じた試合でした。


◆2-米村知子 (JPN) def. 不田涼子 (JPN) 6-3 6-2
02
センターコートの第2試合です。
見たのは1STセット全部と2NDセット最終ゲームです。
13時からA1コートでダブルスが始まったので、2NDセットはほとんど見てません。
試合は、序盤からよねともちゃんがブレイクして先行しました。
オムニコートでは彼女が有利じゃないかな、って思ってましたが、やはりといった感じでした。
しかし涼子ちゃんもすかさずブレイクに成功。
2オールとタイに戻します。
この辺りからはシーソーゲームが続きますが、先行していたのは常によねともちゃんでした。
スコア的にもですが、ラリーの内容もそうでしたね。
二人も持ち球の違いも有りそうですが、直線的なショットでよねともちゃんが攻撃して、涼子ちゃんがそれを凌ぐラリーが多かったように思います。
なので、打球の体勢に入ってラケットを構える時間に、かなりの差が有りました。
余裕が有って十分に構えて打てるのはよねともちゃん、あっという間にボールが返ってきて構える時間が少ないのは涼子ちゃん。
そんな感じに見えました。
そうなると、どうしても涼子ちゃんにミスが多くなって、競いながらも6−3でよねともちゃんがセットを先取しました。
アザーコートでダブルスを見てから戻ってくると、既によねともちゃんが5−2でリードしてマッチゲームでした。
涼子ちゃんにもダウンザラインのウィナーなど良いショットが有りましたが、最終的にはよねともちゃんがブレイク。
6−2で2NDセットを取り、ストレートで明日の決勝に進出しました。
この対戦、ハードコートだったらどうなったんだろうか。
涼子ちゃんはワイドに追い出すショットが得意なので、ボールが死なないコートなら、また違った展開になったかもしれません。
よねともちゃんがシードを守り、決勝進出です。


◇vol.2へ続きます。


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