第45回 島津全日本室内テニス選手権大会
SHIMADZU All Japan Indoor Tennis Championships 2009
最終日 2009/3/15(日) Vol.1
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最終日です。
今日の試合開始は12時半です。
ホテルのチェックアウトからかなり時間が有るので、午前中だけの予定で京都観光してきました。
時間が無いので、歩いて行ける距離の「三十三間堂」と「清水寺」に行ってきました。
(歩いて行けるって言っても、実際に歩くと結構遠かったけど・・・(笑))
修学旅行で行ってなければ、どっちも初めてです。
金閣寺とか、ガキにも分かりやすい名前のところは行ったの覚えてるんだけど、他はあんまり覚えてないんだよなー。
あれ、行ったのは銀閣寺だっけ?
当時は神社仏閣(または寺社仏閣)ってほとんど興味なかったからなー。
まー、今もそれほど興味あるわけじゃないけど。
ところで、「神社仏閣」と「寺社仏閣」って言葉。
このレポートを書き始めて、あれ?どっちだっけ?って思って調べ始めたら、どっちが正しいか諸説あるようです。
まー、はっきり言ってどっちでもいいですけどね。
そこを追求してくと違うレポートになってしまうし(追求するつもりは全然無いけど・・・)、言葉は時とともに変わっていくものだろうし。
と言うことで、それはそれとして置いといて・・・。
三十三間堂の仏像は数が多くて迫力がありました。
荘厳というか、あれは神社仏閣に興味が無くても見る価値ありですね。
天井が高いせいもあるけど、観光客が多くて話し声が多いにも関わらず、シーンとして静かに感じました。
その後、墓地ばっかりの坂を上って入り口に着いた時は、既に12時を過ぎてました。
三十三間堂が凄すぎて、ザッと見るだけのつもりが時間を使いすぎました。
清水寺は建物がいくつも有るんですね。
見る所が多そうだし、あんまり時間が無いから、最初は奥のほうまで見るつもりは無かったのですが、何十年ぶりかで公開してるとのことで、ひととおり見ていくことにしました。
最初は「胎内めぐり」だったかな?
ホントの暗闇は久しぶりな感じでした。
いや、あそこまで真っ暗闇は初めてかな?
前のオバさま達が大騒ぎしてたから不安感は無かったけど、もっと静かな環境だったら、別の感想になったかもしれません。
有名な清水の舞台からは、写メ撮りまくりの人が多かったです。
今回の京都観光で驚いたのは、10代20代の若い年齢層の観光客が多かったことです。
全体の半分ぐらいが若い層でしたよ。
しかも修学旅行とかではなく、私服の集団か数人での旅行っぽい人たちが多かったです。
最近の神社仏閣ブーム(?)の影響でしょうか。
いや、今の修学旅行は私服なんかな?
そうだとしても、引率の先生っぽい人は見なかったような?
あとは、海外からの観光客も多かったです。
欧米からの観光客が多いのは昔からだと思いますが、アジアからの方々も結構見かけました。
東南アジアや西アジアの方は顔つきで分かるのですが、東アジアの方達は見ただけじゃ分かりません。
話してる言葉を聞いて、初めて海外からの観光客だと分かります。
清水寺はメイン(?)が清水の舞台なだけに、全体的にアウトドアで開放的な雰囲気でしたね。
インドアで荘厳な印象の三十三間堂とは対照的でした。
インドアorアウトドアとか、こういう書き方は不謹慎かな?
ま、素直な感想ってことで・・・(笑)
そんなこんなで、色々見てたらかなり遅くなってしまいました。
時間が有れば、もうちょっと見たかったですけどね。
清水寺を出たのは1時を過ぎてたでしょうか。
あの場所から西京極駅(京都市体育館の最寄り駅)へ向かうと、時間によっては電車の乗り継ぎで待ち時間がかなり有るようでした。
歩いてもあんまり変わらなそうだったので、阪急京都線の烏丸駅まで歩き、そこから電車に乗って会場へ向かいました。
前置きがかなり長くなりました。
試合に行きましょう。
◆1-飯島久美子 def. 宮村美紀 6-4 6-7(3) 6-4
04
女子シングルス決勝です。
会場では朝からテニスクリニックが行なわれていたようです。
試合開始は、その終了後の12時半からでした。
会場に着いたのが2時過ぎなので、既に1時間半も経ってます。
もう終わってても仕方ないなーと思ってましたが、スコアを見ると、2NDセット4−5で宮村美紀ちゃんのサービスゲームでした。
リターンゲームと言えども、いいくみちゃんのマッチゲームです。
ブレイクゲームですぐに終わってしまう可能性も有りましたが、そこから1時間半以上たっぷり試合を見ることが出来ました。
2NDセットは、このゲームを含め、オールキープでタイブレイクに入ります。
その間、いいくみちゃんに何本かマッチポイントが有ったはずですが、ピンチを逃れた美紀ちゃんがサービスキープに成功しました。
ファイナルセットを含め、今日はこの展開が多かったですね。
ポイントの取り方や内容的には、いいくみちゃんが有利な流れが多かったですが、ファイナルセットの最後のゲーム以外はブレイクするに至りませんでした。
タイブレイクは美紀ちゃんが7−3で取りました。
いいくみちゃんの最初のサーブをミニブレイク出来たのが大きかったと思います。
タイブレイクでの数ポイントは大きいです。
それまでは常に先行されてる印象が有りましたが、流れがちょっと変わったように感じましたからね。
その流れに乗り、終盤にポイントを連取した美紀ちゃんがセットオールにしました。
ファイナルセットは、流れが行ったり来たりでした。
競った2NDセットが終わり、いいくみちゃんは高い集中が一段落したようでした。
それまではミスらしいミスは無かったですが、際どいところに打たれた時は返球出来ないポイントが出てきました。
まー、それまでが凄かっただけで、特に調子を崩したようには見えなかったですけどね。
自分のサービスゲームに集中して、リターンゲームで少し抜いた感じでしょうか。
美紀ちゃんは相手のサーブで0−30ぐらいまではリード出来る時が有りましたが、それ以降を取りきれません。
今日に限らず、ピンチの時の、いいくみちゃんの安定感は素晴らしかったです。
相手からすると、よほど際どく攻撃的に配球しないと、深くペースのあるボールが返ってきてしまうのです。
と同時に、甘いボールを打てば、すかさず攻めてきます。
攻守両方が良いので、相手は気が抜けません。
これは昨日の試合の感想と全く同じですね。
俺が思うに、おそらく常に低い姿勢をキープ出来てるからじゃないでしょうか。
テニスやってる人ならレベルを問わず分かると思うけど、これをやり続けるのはかなり大変です。
気力でやろうとしても、脚力が無いとダメだろうし。
俺みたいな素人の場合は、プロみたく走り回らないにも関わらず1セットでも大変なのに、プロは3セットマッチをほぼ毎日ですからね。
あとは、ドロップショットに対する返球が上手かったです。
美紀ちゃんは、ラリーに変化を付けるためか、ドロップショットをかなり多く仕掛けてきました。
しかし、先に仕掛けられてるにも関わらず、いいくみちゃんがほとんどのポイントを取ってたように思います。
「ほとんど」というのは大げさかな。
でも、そう感じるほどだったということです。
ドロップショットが甘いってわけじゃないんですよ。
なかにはそういうのも有ったかもしれませんが、厳しいドロップショットに対しても、高確率でポイントを取ってました。
スタートダッシュが早いのと、追いついた後に返球するコースが良いのです。
低い姿勢が崩れないので、ギリギリまでコースを隠せて浮かないショットを打てるんでしょう。
試合全体としては、どちらかというと、美紀ちゃんのほうが振り回されることが多かったように見えました。
スライスとスピンを駆使して返球してましたが、いいくみちゃんのスピードある低めのショットと比べれば、浮くことが多かったと思います。
まー、いいくみちゃんが最終的に勝ったから、そう言えるんでしょうね。
左右片手と左右両手の違いとか、打ってる球種の違いも有るだろうし。
試合だから当然のように両者ともに振り回しあいなのですが、いいくみちゃんのほうが体勢が崩れることが少なかったから、そう見えたんでしょう。
そんな流れながら、終盤まで両者ともにサービスブレイクを許しませんでした。
最後は美紀ちゃんが4−5からのサーブを落とし、いいくみちゃんが競った試合を制しました。
試合終了は3時半ごろでしたかね。
12時半からだから、3時間のロングゲームでした。
いいくみちゃんは全日本とつくシングルスタイトルは初めてですよね?
次はより高いレベルの大会でのプレイを見てみたいです。
◇vol.2へ続きます。
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