第45回 島津全日本室内テニス選手権大会
SHIMADZU All Japan Indoor Tennis Championships 2009
本戦6日目 2009/3/14(土) Vol.1
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本戦6日目です。
朝起きて外を見ると、今日も雨でした。
そう言えば、前回見に来た2006年の時も雨降ってたような?
観光に来た人達はガッカリでしょうね、きっと。
雨の京都も、それはそれで風情があるのかもしれませんが。
大会はインドアでの開催だから、雨降ってようが風が吹いてようが関係ありません。
でも会場に行くには、外を歩く必要があるわけですから、天気が良いに越したことはないです。
今日は10時半から試合開始でしたが、どういうわけか11時半と勘違いしてました。
今大会は基本的に、女子シングルス→男子シングルスの順に試合が組まれてます。
ATPのHPには英語版、大会HPには日本語版のオーダーが出ます。
ATP版のオーダーは、女子の試合は「LADIES」とだけ載っていて、対戦カードが載ってません。
国内選手オンリーのクローズド大会だから、まー、これは仕方ありません。
問題は開始時刻です。
ATP版には、男子シングルスの開始時刻の「Matches Start At: Not Before 11:30 AM」が第1試合のところに載ってるんですよ。
これは勘違いしやすい。
どうせなら載せなきゃいいのに。
11時半からだからと朝食をゆっくり食べた後、出かける間際に日本語のオーダーを再確認して、あれ?って思いましたよ。
色々と文句を書いてますが、今回は国際試合のATPをメインに見るつもりだったので、それほど怒ってるわけではありません・・・(笑)
こっちも日本語版のオーダーを詳しく見てなかったわけですからね。
どうせ遅くなったんだから男子の試合だけ見ることが出来ればいいか、と思って、ホテル(京都駅の近く)からのんびり歩いて京都市体育館に向かいました。
テニス観戦で地方に行った時は、出来る限り歩くようにしてるんです。
電車では分からない発見とか有ったりするし、運動にもありますからね。
最初は少し雨が降ってましたが、途中で晴れてきました。
天気の変わり目が体感出来たりするのも、歩いて移動する理由のひとつです。
会場に着いたのは12時ちょっと前でした。
入り口で抽選をやっていて、係員に促されるまま抽選箱(?)を回転させると、黄色い球が出てきました。
係員の女の子たちが顔を見合わせてるから、何だろう?と思ってると、何とラケットバッグが当たったとのこと。
一番左に置いてあったから、一番良い景品だったんでしょうか?
ちょっと邪魔になるなーと思いながらも(すいません・・・)、こういう抽選で当たるってほとんど記憶にないので、結構嬉しかったです。
ただ、ヨネックスのバッグだから、自分が使ってるプリンスのラケットと合わないのが残念ですけどね。
まー、メーカーを合わせる必要性ってあまり感じないけどね・・・(笑)
誰かにプレゼントするか、今のラケットバッグがダメになったら使おうと思ってます。
前置きが長くなりました。
そろそろ試合に行きましょう。
◆宮村美紀 def. 岡本聖子 6-4 6-3
01
Bコートの第1試合です。
2NDセットの終盤を見ました。
確か、宮村美紀ちゃんが4−1でリードしてたと思います。
Aコートを挟んだ観客席から見たので、それほど詳しく展開を追ってたわけではありません。
そんな感じで見た感想ですが・・・。
今日の宮村美紀ちゃんは、バックの強打をかなり打ってました。
スライスももちろん打ってましたが、思い切りのいい攻撃的なバックハンドが印象に残ってます。
全体的には、ストロークで圧力をかけてエラーを引き出す、という感じに見えました。
まー、誰でも基本的にはそういうプレイになると思いますが、今日はよりそういった面を感じましたね。
だからと言って、何でもかんでも強打してたわけではなく、弾道が比較的高めのフォアのスピンや、凌ぎのスライスも使ってました。
ネットプレイも多かったです。
攻撃的なストロークを打ってたから、返ってくるボールが甘くなりやすいというのは有ったのかも。
対する岡本聖子ちゃんは、後手に回ることが多かったように思います。
見たのが劣勢だったゲームだけってことも有りそうですけどね。
俺が見たポイントでは、スコア以上に勢いの差を感じました。
ノーシードの宮村美紀ちゃんが決勝に進出しました。
◆1-飯島久美子 def. Q-井上明里 6-3 6-4
02
Aコートの第1試合です。
見たのは2NDセット序盤からです。
この対戦は試合前から結構楽しみでした。
現役大学生の中で、井上明里ちゃんはかなりの強打者だと思います。
彼女のテニスが、いいくみちゃん相手にどこまで通じるのか。
両者に言えることですが、より攻撃が活きるインドアコートですからね。
セットを先取された明里ちゃんでしたが、2NDセットは2−0と先行しました。
これは面白くなるかと思ってたら、すぐにブレイクバックを許し、その後はブレイクすることが出来ませんでした。
良いショットは打ってたんですよ。
ネットにも積極的に行ってたし。
でも、そういう時の、いいくみちゃんの返球が良いんですよね。
今日の彼女は攻守のバランスが良かったです。
というよりも、攻撃された場面で崩れることが少なかったというべきか。
広角に打たれても、左右に走り回って浮かない返球が出来てました。
深いだけじゃなく、相手に攻められないぐらいのスピードのボールで、これはかなり有効だったと思います。
明里ちゃんが攻撃しても深いボールが返ってくるので、またニュートラルな状態のラリーに戻ってしまうのです。
そして、甘いボールに対しては、左右両手打ちを活かして、高い打点から叩き込んでました。
明里ちゃんもサービスエースを取ったり、強打とネットを混ぜて対抗しましたが、ポイントを先行されるゲームが多かったです。
いいくみちゃんにミスが少ないから、どうしても無理してしまうんでしょうね。
際どいコースに打とうとしてのミスが多かったように思います。
そんな展開で、いいくみちゃんが4オールからブレイクに成功。
次のゲームをキープして、ストレートで勝利しました。
◆WC-鈴木貴男 (JPN) def. Ivan DODIG (CRO) 6-4 6-4
03
Bコートの第2試合です。
手前のAコートをメインに見ていて、そのAコート越しにところどころを見ました。
流れが分かるほどは見てませんが、貴男君が終始リードする展開だったのははっきり覚えてます。
両セットともに序盤にブレイクに成功し、特に2NDセット終盤はノリノリでしたね。
ハイバックボレーをジャンプして鋭角に決めたりとか、会場が盛り上がるプレイを連発してました。
こういうのって、相手にダメージを与えるだけではなく、観客を見方につける効果もありますよね。
日本開催で元々ホームな上に、より注目を集めることになります。
完全アウェーのドディーグは、やりにくかったと思います。
彼は今風の厚いグリップのストローク主体の選手のようでした。
速いコート好きの貴男君が相手なので、国籍のホームアウェーに関わらず、プレイ自体もアウェー状態になってしまいましたね。
貴男君は簡単にポイントを取り、ドディーグは苦労して取るポイントが多かったです。
まー、これはプレイスタイル的に仕方ないですけどね。
特に貴男君のスライスが有効でした。
ストロークラリーでもパスを打つ場面でも、このスライスを持ち上げるのが大変みたいでした。
ドロップボレーも何回も決まってましたね。
それでも、ドディーグが強力なサーブやフォアの強打で取ったポイントは結構見ましたが、どうしても単発になりがちでした。
ざっとしか試合を見てないので、細かく見てれば違う感想になったかもしれません。
後半に行けば行くほど有利に展開した貴男君が、決勝に進出した試合でした。
◇vol.2へ続きます。
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