東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
最終日 2008/9/21(日)  戻る トップへ


最終日です。
今日はまたしても天気が悪く、1日雨でした。
でも聞いた話によると、午前中は大丈夫だったみたいですね。
アザーコートのキッズテニスコーナーとかは中止にならずに出来たとのことです。
会場へは1時半のちょっと前に着きましたが、その頃は既に雨が降ってました。
当然のようにコロシアムは屋根を閉めてインドア状態です。
観客はパッと見、7割程度といったところでしょうか。
それなりに入ってましたが、空席も有りました。
昨日のほうが、もうちょっと入ってたかも。
今日座った席はSS席の一番上でした。
昨日までコートサイド近辺から見てたので、こんなに上から見るのは初めてです。
ボールの軌道は追いやすいですが、やはり迫力は劣りますね。
インドアってこともあって、写真も撮りずらいし。
多少金額が張ってもコートサイドにするべきだったかも。
これまでの観戦経験から言っても、まるで違うレベルの選手を見てると感じるほど、見てる位置によって迫力が違いますからね。
ちょっと後悔・・・。
コロシアムに入ってロビーに設置してあるモニターを見ると、ちょうど第3ゲームが終わったところでした。
SS席は正面の入口から入れません。
階段を上って2階からしか入れないので、席に着くまで結構時間がかかります。
AIGだと正面から入って上に上がれるんですけどね。
反対側の東側ロビーに行くのも不便です。
コロシアム内の、コートへの出入口の外側の通路(分かりますかね、この表現で)は、一般人の通り抜けが禁止です。
あそこを通れないと、チェンジエンド時しか通れなくて混雑してることが多い内側の通路か、コロシアムの外側(屋根は一応有るけど外です、ここは)の通路を通って大きく回り道しないといけません。
さすが禁止事項が多い東レPPOです。
まー、今に始まったことじゃないけどね。
というわけで、第3ゲーム後のチェンジエンドには絶対間に合わないと思って、モニターを見たり売店を覗いたりして、次の第5ゲームから席に着いて見ること出来ました。
さて、試合に行きましょう。


◆4-Dinara SAFINA (RUS) def. 5-Svetlana KUZNETSOVA (RUS) 6-1 6-3
01
見初めてからしばらく、スヴェタはゲームが取れませんでした。
何ゲーム連続して失ったんだろう?
それほどディナラの勢いが凄かったです。
昨日のSFのナディアと同じで、スヴェタは1球たりとも気を抜けないのです。
1STサーブで押し込んで次で決める、ってぐらい圧倒的に攻撃しないと、なかなかポイントが取れません。
スヴェタが攻撃していても、たった1球、ほんの少し甘くなっただけで逆にウィナーを取られるのです。
1STサーブが入ってもリターンで攻撃されて失点することも多く、2NDサーブは最初からディナラ優勢とさえ感じました。
序盤はストロークラリー自体が少なかったですが、ストローク戦になるとディナラ有利は明らかでした。
スヴェタがストロークで振り回して、ダウンザラインにかなり際どいボールでネットアプローチをしても、物凄いパスを打たれることが何回か有りました。
なんかもう、何やってもダメって感じで、ディナラがポイントしていきます。
とにかく、スヴェタが構えて打てるショットが少ないんですよ。
彼女は今大会、バックハンドはフラット気味の鋭角なショット、フォアは回り込んで上から叩きつけるショットが得点源でした。
試合巧者的な勝ち方だった昨日のカタリナ戦はともかく、JJにはこの組合せで勝ったと言ってもいいでしょう。
今日は、これを打てる機会があまりにも少なかったです。
対して、ディナラは構えて打たなくても鋭いショットが打てるのです。
いや、実際は構えて打ってるんでしょうけど、そこまで時間が有るわけじゃないのに、スピードボールが凄いところに放たれるのです。
そんな感じで、昨日のナディア同様、スヴェタもかなり苦労してました。
1STセットは、6−1というスコア以上にディナラが圧倒したという印象でした。

2NDセットも最初は同じ展開でしたが、流れが途中で変わりかけそうな場面が出てきました。
スライスサーブで外に追い出したりと、今までと違う方法で、スヴェタがポイントに繋げることが出来るようになったのです。
ディナラにも、ちょっとしたミスが出始めてきました。
その流れで、ブレイクバックしてタイに追いついたゲームも有りました。
しかし、スコアが振り出しに戻り、ここでディナラが集中を取り戻してきました。
攻撃的なショットとカウンターのようなスピードボールで、傾きかけた流れを再び自分に引き寄せたのです。
絶好調な今日のディナラに対して、スヴェタはそれ以上の対抗策を持ち得ませんでした。
終盤はディナラがゲームを重ね、スヴェタを振り切って勝利しました。

スヴェタは今日やるべきことはやったと思います。
速いコートで相手が好調な時は、自分のミスは極力減らした上で、ラリーに変化を付けたりして相手を揺さぶるのが一番効果的だと思います。
調子が悪いなりに工夫して勝つのがトッププレイヤーだと思います。
一緒になって強打を打ち合うのはリスクが大きすぎるし、アマチュアの試合って感じがします。
これをされると、観客には試合を投げてるように見えてしまいます。
少なくとも俺には、そう見えることが多いです。
まー、最終手段としては有りかもしれませんが・・・。
写真を撮っていて改めて思いましたが、ディナラのように早いタイミングでカウンターのようにストロークを打つ選手は、絵になりにくいです。
写真自体が撮りにくいということではなく、こちらが思い描く写真になりにくいということです。
リンジー、マーシャ、伊達ックなども同様です。
要は相手のボールをギリギリまで待って方向を変えられたり、相手のパワーを利用したり、そういった選手達ですね。
このタイプの選手は、ストロークを構えて打つ選手達に比べてダイナミックな写真になりにくく、これは良い写真が撮れた!とはなりにくいのです。
逆に、スヴェタのように構えて打つストロークに威力が有る選手は、非常に絵になりやすいです。
こういうことを書く機会はあまりないですが、今日は特にその違いが明確な2人の対戦だったので書いてみました。
ディナラは東レに初出場で初優勝ですね。
序盤の試合では崩れかける場面も有りましたが、SF、Fと優勝者に相応しいプレイだったと思います。
今年はティアT大会で結構優勝してますよね。
これでランキングは3位に上がるとのこと。
獲得ポイントやオフポイントを細かくチェックしてませんが、トータルポイントだけを見ると、今年中の1位も充分可能なポイント差です。
実現すれば、兄妹で1位経験者となります。
姉妹はヴィーナスとセリーナの例がありますが、男女では初めてでは?
プレイスタイル的に、これからのインドアシーズンで大量ポイントを稼ぐ可能性は大有りだと思います。
今回出場してない、マーシャ、セリーナ、ヴィーナスとの対戦を見てみたいです。


◆Vania KING / Nadia PETROVA (USA/RUS) def. 2-Lisa RAYMOND / Samantha STOSUR (USA/AUS) 6-1 6-4
03
今大会の最終試合です。
予選は見逃した試合も有りましたが、本戦は単複ともに全試合を生で観戦して、尚かつカメラに収めることが出来ました。
これって、練習コートが一般に開放されてなかったから可能だったのかも。
練習コート近辺で、練習内容を見たりサイン待ちする必要が無かった(というか出来なかった)ですからね。
まー、だからと言って、練習コートの見学が開放されないほうがいいってわけじゃないけど。

さて、試合ですが。
ナディア/ヴァニアが序盤からリードしました。
でもSFの時と同様に、初戦でトップシードの愛ちゃん/カタリナに勝った時ほどは好調さは感じませんでしたね。
というよりも、リサ/サマンサはミスが多すぎです。
最近のダブルスは安全に返してたら一発で決められてしまうから仕方ないとも言えますが、もうちょっと返球率が高ければ苦戦しないのに、と思ってしまいます。
このセットは、リサ/サマンサが自分達の展開でプレイ出来たポイントはあまり無かったように思います。
逆にリターンゲームのほうが良かったと思えるほどで。
ナディア/ヴァニアは絶好調というわけではなかったけど、要所で良いショットが出て、スコア的には大差でセットを先取しました。

2NDセット序盤は詳しく見てません。
(例によって休憩中。この1週間の生観戦でかなり疲れてる・・・。)
ロビーのモニターでところどころ見てたら、リサ/サマンサが先にブレイクして、直後にナディア/ヴァニアがブレイクバックしたようでした。
セット後半はロングゲームが続いたと思います。(だったはず。)
お互いにデュースを繰返して危ないゲームが続きましたが、ナディア/ヴァニアが6−4で取って勝利。
1回戦を見た時から、もしかしたら優勝するかもしれないと思いましたが、その通りでした。
2人とも何でも出来てパワーも兼ね備えたこのペアは強いです。
GSで組んだとしても、結構いいところまで行きそうですね。
もちろんシングルスが優先だろうから、必ずしもそうなるとは限らないけど。
勝利者インタビューによると、彼女達は先週シングルスで対戦していて、その時に東京で組む事を決めたそうです。
ヴァニアは、相手ペアのリサに対して感謝してると言ってました。
たぶんフェドカップ等での話だと思いますが、色々と教えてもらって自分の先生だと言ってました。
実際、去年レネと組んで準優勝した真冬の東レの時と比べて、段違いに上手くなってます。
1、2、4と、シードの3ペアにストレート勝ちのナディア/ヴァニアが優勝を飾った試合でした。


東側ロビーに歴代優勝者の写真が飾ってあったので、ダブルス決勝の2NDセット序盤は、それを撮ってました。
(WTAランキングも有ったので、それもついでに撮った。)
コロシアムの外の壁(西口側)にも、同じ写真が垂れ幕みたく飾ってあります。
写真とともに、それぞれの年の簡単な説明もありました。
あの写真って、もうちょっとマシなのは無かったんでしょうかね。
昔の写真だから仕方ないのかもしれないけど、解像度が低い画像を無理やり引き伸ばしたような感じで、かなり粗いです。
写真自体も、もっとダイナミックに動きを感じさせる写真で、かつ選手が美しく撮れてるのにすればいいのに。
あ、美しいというのは美人とかカワイイとかじゃなくて、アスリートとして美しいという意味ですよ。
まー、単に俺の好みの写真と違うだけって感じもしますが。
写真の技術的なことやカメラの種類は詳しく知りませんが(一眼レフが何だかいまだに詳しく知らない・・・)、ここ数年、試合の写真を撮ってるからか、写真を見て感じることは色々と増えてきました。
一般人がデジカメで簡単に綺麗な写真を取れる今の時代は、プロのカメラマンも大変でしょうね。
まー、昔に比べてここ数年は色々と忙しくて、他人が撮った写真をじっくり見ることはほとんどないので、まー、ぶっちゃけ、どうでもいいと言えばそうなのですが。
ちょっと話が変わりますが、ごくごくたまーにですが、大会のオフィシャル証を付けたカメラマンの動きで気になることが有ります。
特定のカメラマンだけかもしれないけど、連写の音が大きすぎる時が有るのです。
観客席からもかなり大きな音に聞こえるから、至近距離の選手達にはかなりうるさいでしょう。
マッケンローが昔、カメラマンに向かってうるさいって言った事が有るって聞いたけど、あれならそう言うのも分かります。
今年は見なかったけど、サインしてる選手をフラッシュ焚いて撮影してるのも、ちょっとどうかと思いました。
一般人にはフラッシュ禁止って言うくせに、プロはOKなんでしょうか?
それとも試合中じゃなければフラッシュ使ってもいいってことなんだろうか?
まー、俺はフラッシュ使ったことが1回も無いし、これからも使うつもりは無いから、一般人は禁止でも全然構わないんだけど。
(フラッシュの使い方よく知らないし・・・。)
あとは、高い椅子に座ってるカメラマンがいます。
あれは前のほうの観客席から写真を撮ってると、非常に邪魔です。
これはある程度仕方ないと思ってるので、まー、良いんだけどね・・・。
不満ってほどじゃないんだけど、普段こういうこと書く機会が無いので書いてみました。
まー、でも、オフィシャルって色んな制約が有ったりして、大変なんだろうなとは思います。
これはカメラマンに限らず、スタッフ全員に対してですね。
どんなことでも仕事となれば、自由に何でも自分の好きなようには出来ません。
テニス観戦に関してだけは、義務感や仕事感覚でやりたくないと思ってます。
一般人の立場からどこまで出来るか?ってのも1つの目標でも有るし。
今でも大会ごとにレポート書いてるのは、そういう部分が大きいです。
(最近はサボリがちですが・・・。)
あ、去年までは予選最終日が観戦禁止だったから、その時だけはオフィシャルだったら見れたのに、と思ったことは有りますけどね・・・(笑)
どんなに楽しい事でも、仕事になればストレスが溜まるはずだし、我慢することも多いと思います。
もしテニスを仕事にしてたら、また新たな興味を見つけて没頭することになるでしょうね。
そんなこと全然考えたこと無かったけど、レポート書いてるうちに、もしそうだったら?と想像して書いてみました。

今年の東レPPOはこれで終了です。
終わってみれば早かったような気もしますね。
今年から秋のアジアツアーに組み込まれたせいか、TOP10以下が非常に豪華な大会でした。
今まで本戦カットオフが30位台なんてこと有りましたかね?
これにより、1回戦からGS3回戦レベルの対戦が続出しました。
やはりTOP10だけではなく、それ以外の選手の充実も重要だなーと感じさせた大会でした。
まー、そのせいで、大会側が目玉と考えてたであろう選手達の早期敗退が続出しましたが・・・。

会場では、来年のコートサイド席の予約が始まってました。
その案内にスケジュールも書かれてました。
・予選:9/25(金)〜9/26(土)
・本戦:9/27(日)〜10/3(土)
日曜日ではなく土曜日が決勝です。
来年は翌週が同じ有明開催のAIG男子なので、その予選やイベント(ヨネフェス?)とかぶらないようにこうなったのかもしれません。
賞金総額は倍増に近い200万ドルです。
(今年は134万ドル。)
ドロー数も変わります。
・シングルス予選:32ドロー(変更なし)
・シングルス本戦:28→56ドロー
・ダブルス本戦:16→28ドロー
東レの翌週は北京で男女共催の大会が行なわれます。
男子はAIGと同格ですが、女子は東レの倍以上の450万ドルのビッグトーナメントになります。
今年までは東レがティアT、北京はティアUでしたが、大会の格としては逆転です。
来年は北京のほうが大きい大会になるので、男女共催を奪われたのかもしれませんね。

日本で大会が開催される週のWTA、ATPのスケジュールは以下になります。
10月第1週(9月最終週)
・WTA東京(東レ):200万ドル
10月第2週
・WTA北京:450万ドル
・ATP東京(AIG):?
・ATP北京:?
10月第3週
・WTA大阪:22万ドル
うーん、東レの有明開催は俺にとっては嬉しいことですが、大会が連続するのは観戦するほうとしてはちょっとキツイですね。
WTA大阪も見に行きたいけど、東レ(WTA)→AIG(ATP)と連続して観戦した後、すぐ翌週に大阪まで遠征出来るのか自信が無い・・・。
WTAの場合は、来年は東レよりも北京のほうが賞金総額が大きくなるので、トップ選手はそっちに取られそうですね。
連続して参戦してくれる選手も多いでしょうけど。
10月初めの週は仕事が忙しいこともあって、来年は全日観戦は無理かな、きっと。
東レは週初めの早いラウンドと土日だけになるかも。

初のアウトドアハードの東レを見て思ったのは、今の主流の遅めのコートのほうが色んな攻防が有って面白いなということです。
(遅めのコートというのは、あくまで真冬の東レのサーフェスと比較した場合です。)
今までは、攻防の「攻」の強い選手が凄く有利で、「防」の上手い選手はほとんど活躍出来なかったように思います。
東京体育館のサーフェスよりは遅いと思うけど、それでも有明のハードコートはツアーで主流のハードより早いと言われてるので、もっと遅くすれば、より面白い試合が見れそう。
そう言えば、有明のコートを張り替えたって聞いたことないです。
クレイコート以外は全体的に遅めのサーフェスに移行している中、日本だけが取り残されてるみたいですね。
さて、せっかく本戦の全試合を見たので、印象に残った選手と試合をピックアップしようと思いましたが、ピックアップ自体が非常に難しい。
試合の面白さという点では予選も捨てがたいし、本戦に出場した選手達の並外れた能力にも目を見張りました。
これを書き始めると、もう一度レポート書くみたいになってしまうのでやめときます。
大会全体としての感想は、トップ10の選手達の試合も凄かったですが、今年はそれ以下の選手達が豪華でした。
チブルコワ、カネピ、スレボトニクなど、大きく印象に残った選手は多いです。
試合レポートにも書きましたが、特にドミニカ(チブルコワ)のパッシング能力の高さに驚きました。
女子でああいう選手は初めて見たといってもいいぐらいでした。

最近はチェンジエンドの休憩で音楽を流してる大会が多いです。
この大会も同様でしたが、何故か80年代の洋楽が多かったですね。
80年代後半は、全米チャート(ビルボード、ラジオ&レコーズ、キャッシュボックス)や、全英チャート(雑誌名忘れた)をチェックしてた時期でした。
懐かしい曲がたくさん流れてましたよ。
その中でもヨーロッパの曲がよく流れてたような?
あ、知らない方もいると思いますが、「ヨーロッパ」というのは地域ではなくバンド名です。
最近の米英チャートは全く分からないので、今の彼らがどうなってるのか全く知りません。
まー、もう20年も経ってるから、流行りのアーティストはほとんど総入替でしょうね、きっと。
確か、この時の彼らは、「ファイナル・カウントダウン」→「ケリー」→「チェロキー」とシングルカットしたんだったような?
この1週間は、この3曲がヘビーローテーションで有明コロシアムに鳴り響いてました。
「ファイナル・カウントダウン」は彼らの代表曲で、当時の洋楽ファンならイントロを聴いただけで誰もが曲名を答えられるほどの有名な曲です。
初期のELTが「Dear My Friend」を発売した時、一聴して「ファイナル・カウントダウン」だ!と思った人はかなり多いはず(笑)
よく聴くとそんなに似てないんだけど、ファンファーレみたいなイントロ部分を聴いた時に受ける印象が同じなんですよね。
「ケリー」は彼らが初の1位(だったはず)を取った曲です。
でも、全米チャートで一番有名なビルボードでは3位止まりで、R&Rで1位を取りました。
キャッシュボックスは2位か3位だったと思う。
(最高順位はかなりうろ覚え・・・。)
だいたい3誌のウィークリーの1位は同じ曲でしたが、時々こういうことが起こってました。
あと覚えてるのでは、ペットショップボーイズがダスティ・スプリングフィールドとデュエットした「What Have I Done To Deserve This?」ですね。
この曲は、キャッシュボックスだけで1位だったと思います。
他誌はどうだったか・・・?
R&Rは3位、ビルボードは2位だったかな?
(こちらも全くのうろ覚え・・・。)
この曲はペットショップボーイズの2人が、彼らのアイドルであったダスティと歌いたいと言って作られた曲だったはずです。
80年代になると、ダスティは既に表舞台からは一歩引いた位置でした。(だったはず。)
対して、PSBはバリバリのヒットメーカーでした。
状況を考えれば彼らがダスティと組むメリットは全くありません。
なので、アイドルだったというのは本当だったんでしょう。
事務所サイドとかがどう動いたのかは全く知りませんが、曲を聴いた時にこれを確信しました。
この曲はかなり好きな曲で今でもよく聴きます。
デュエットだから、当然のように、それぞれソロで歌うところと2人で歌うところがあります。
声が聞こえる箇所は半々ぐらい、いや、ヒットメイカーであるペットショップのほうが多いかもしれません。
でも、曲のおいしい部分は全てダスティが歌ってます。
中盤以降は彼女のソロと言ってもおかしくない配分になっていて、ボーカルのニールは普段あまりやらないラップが多いです。
これは上手い構成だと思いました。
自分達のファン向け用にニールの声が聞こえる部分が多いにも関わらず、聴いた後に印象に残るのはダスティが歌った部分なのです。
アレンジも、厚いサウンドが多い彼らの曲では珍しく、かなりシンプルです。
これはダスティの声を際立たせようという配慮に思いました。
ハモリの上下も、1番とそれ以降で、入替えてるところも新鮮でした。
(ベテラン女性歌手と新進の男性ボーカルのデュエットの場合は、結構有ったりしますが。)
ニールは男性ボーカルとしては高音の部類だから、それでも全然おかしく聴こえません。
そう言えば、この曲がヒットした後、彼らはダスティのアルバムのプロデュースもしてましたね。
こちらは聴いてませんが、機会が有れば聴いてみたいと思います。
あ、ヨーロッパが出てきただけでテニスから脱線してるのに、更に脱線してしまった・・・(笑)
「ケリー」で1位を取った後の「チェロキー」は、ヒットチャート的にはそれほど成功しませんでした。
1位を取った曲、2位止まりの曲、TOP10に入った曲、惜しくもTOP10を逃した曲、などはよく覚えてますが、「チェロキー」はどれにも該当した記憶は無いです。
チャートページの左側(50位以内)に入らなかったかもしれません。
でも、俺は3曲の中では結構好きな曲でしたね。
有名過ぎる1曲目、バラードの2曲目と比べ、小ぶりだけど大げさすぎない感じが良かったんでしょうね、きっと。

何のレポートか分からなくなってきました・・・(笑)
次のテニス観戦は、当然のごとく再来週のAIGです。
平日の昼間はほとんど行けませんが、ナイトマッチと土日は行きたいと思ってます。
毎年のことですが、WTAツアー、ATPツアーの大会は俺にとってはお祭りです。
大いに楽しもうと思います。


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