東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦5日目 2008/9/20(土) Vol.2  戻る トップへ


◇vol.1からの続きです。


◆2-Lisa RAYMOND / Samantha STOSUR (USA/AUS) def. 3-Casey DELLACQUA / Francesca SCHIAVONE (AUS/ITA) 7-5 6-1
03
第3試合です。
これは流れが行ったり来たりする試合でしたね。
まず序盤はリサ/サマンサが先行します。
確か、5−0とか5−1までリードしたはずです。
この間、キャシー/フラニーはテニスをさせてもらえなかったという印象ですね。
というより、今までの相手とあまりにスタイルが違う相手だから、急には対応出来なかったというべきか。
リサ/サマンサが物凄く良いプレイをしたというわけではないです。
彼女達にも早い段階でのミスが結構有りましたが、相手がしっかり構える前にスライスやボレーで動かして、キャシー/フラニーがそれに着いていけなかったという感じでした。
しかし、先に5を取られた辺りから流れが変わってきました。
早い展開にようやく慣れてきたんでしょうね。
逆にゲームを連取して5オールに並びます。
前の試合もそうでしたが、リサ/サマンサはミスショットがかなり多いです。
前からその傾向は有りましたが、今大会はそれが顕著でした。
特にリサのダブルスにおける柔軟性が失われてしまった感じがします。
これまでは、サマンサはミスは多いが爆発力が有る、リサはパワーは無いが(サマンサに比べればって意味)繊細で柔らかいプレイ、と言った印象だったんですけどね。
それでも、5オールに追いつかれた後の2ゲームを連取して、リサ/サマンサがセットを先取しました。
この辺りから終盤にかけては、逆にキャシー/フラニーのストロークにリサ/サマンサが慣れてきたのかもしれません。
常にどちらかのチームがゲームを連取する展開でしたが、内容や流れ的にはそれほどどちらかに傾いてたようには感じませんでした。
僅かな差が大きくスコアに反映したということでしょうか。
リサ/サマンサがシードを守り、決勝に進出です。


◆Vania KING / Nadia PETROVA (USA/RUS) def. 4-Chia-Jung CHUANG / Su-Wei HSIEH (TPE/TPE) 6-3 6-4
04
最終試合です。
試合開始が6時ごろだったので、既に薄暗くなりかけてました。
今日は4試合だけ、しかも半分がダブルスなので、さすがに深夜までかかることはありません。
試合は序盤、今大会好調なナディア/ヴァニアが5−1と大きくリード。
終盤に若干追い上げられましたが、6−3でセットを先取しました。
競ったゲームも有りましたが、要所を締めたナディア/ヴァニアが取った印象ですね。
(最終日が終わった後に書いてるから、決勝と印象が被ってる可能性も有るけど。)
ポーチの精度に若干差が有ったかな。
Chia-Jung/Su-Weiの台湾ペアは、ネットテープに掛かったりする僅かなポーチミスがかなり有ったように思います。
これが決まってればゲーム取ってたのに、というのは結構有りました。
この試合の時点で、ボトムハーフから既にリサ/サマンサの決勝進出が決まってました。
決勝でどちらが対戦したほうが面白いかを考えると、ナディア/ヴァニアかなーと思ってたので、どちらというと彼女達を応援してました。
隣に座ってた人達は「頑張れアジア」とか小声で言ってたけど(笑)
2NDセットも6−4で取ったナディア/ヴァニアがストレートで勝利し、明日の決勝に進出しました。


今日はこんなところです。
全試合ストレート決着だったこともあり、比較的早めに帰ることが出来ました。
昨日の今日でさすがに疲れてたので、もし全試合フルセットとかだったら、途中で帰ってたかも。
今日はヤフオクでご縁が出来たOさんと観戦でした。
興味深い話も色々聞けて楽しかったです。
見てないと思いますが、ありがとうございました。
さて、明日はいよいよ最終日です。
リサ/サマンサ以外は勝てば初優勝になりますね。
去年までの東京体育館のカーペットコート大会との連続性が感じられなくて、今ひとつ初優勝とか何回目の優勝とかのイメージが湧かないけど。
どちらの試合も楽しみです。


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