東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
予選2日目 2008/9/14(日) Vol.1  戻る トップへ


予選2日目です。
天気予報はあまりよくありませんでしたが(降水確率30〜40%ぐらいだったはず)、大丈夫そうな天気でした。
会場に着いたのは10時ぐらいでしたかね。
試合開始が10時なので、ほぼ最初から見ることが出来ました。
遅くなり気味な俺としては、かなり珍しい・・・(笑)
32ドローの予選2回戦は本来なら8試合ですが、昨日行なわれなかった3試合を加えて11試合が組まれてました。
1日2試合の選手もいるということですね。
その辺がどう影響するでしょうか。
さっそく試合に行きましょう。


◆3-Kaia KANEPI (EST) def. WC-宮村美紀 (JPN) 6-1 6-1
01
センターコートの第1試合です。
第1ゲームの宮村美紀ちゃんのサービスがかなりのロングゲームでした。
何回デュースやったんだろう?
ここを落とした後は、なかなかゲームを取れませんでしたね。
カイアは最初、相手の珍しいプレイスタイルにとまどったようでしたが、第2ゲーム以降は落ち着いて対応したと思います。
まずサーブでラリーの主導権を取り、宮村美紀ちゃんに回りこませない配球をしてました。
ミスが出やすいバックのスライスに対しても、ほとんどミスなく返球してました。
宮村美紀ちゃんはネットミスが多かったように思います。
特にフォアハンドで、白帯に当たるような僅かなミスが多かったかな。
相手のショットに威力が有って、詰まったようなフォアになってしまったのかもしれません。
そんな展開でカイアがリード。
試合後半は見てませんが、スコアを見ると同じような展開だったのでしょうか。
カイアが予選ファイナルに進出しました。


◆Vania KING (USA) def. 久松志保 (JPN) 6-1 6-3
02
1番コートの第1試合です。
今日に順延された試合で、予選1回戦です。
2NDセット序盤辺りを見ました。
ラリーだけを見ると、前のセットが6−1になるぐらいの差が有るようには見えませんでした。
ポイントごとに見ると、志保ちゃんが有利なラリーも有るんですよ。
でも、ヴァニアが簡単に取るポイントが多く、全体的にはヴァニアが優勢といった印象でした。
ヴァニアは肩の辺りが凄く柔らかいんですかね。
サーブの時の上半身の反りと肩の張り方が素晴らしいと思いました。
背が低くても良いサーブが打てるのは、そんなところにも要因が有るんでしょうね。
ヴァニアが予選1回戦を突破しました。


◆Olga SAVCHUK (UKR) def. Andreja KLEPAC (SLO) 6-3 6-1
03
2番コートの第1試合です。
この試合も予選1回戦です。
2NDセット序盤を見ました。
これはどういう試合だったかなー。
この試合だけメモを書いてないので、今ひとつ記憶が定かじゃありません・・・。
今回、帰宅してからは写真の整理ぐらいしかやる時間が無いので、レポートは有明との行きと帰りの電車の中でメモ用紙に書いてます。
レポートというよりも、要点だけを書いた書き殴り版ですけどね。
A6のメモ用紙1冊が一杯になってしまって、裏にまで書き込んでます。
これを全て電子データに置き換えるのは至難の技だ・・・。
さて、この試合ですが。
サブチャクは、この後のラウンドでオールラウンダーと思わせるプレイをするのですが、この日は強打のスタイルだったと思います。
その時に、おっ、こんなプレイも出来るのか!と思った覚えがあるので。
お互いに強打を打ちながら、僅かな身体のキレの差でこのスコアになった感じでしょうかね。
この後に印象的な試合をするオルガが、2回戦に進出した試合でした。


◆1-Katarina SREBOTNIK (SLO) def. 藤原里華 (JPN) 7-6(5) 6-1
04
センターコートの第2試合です。
1STセット中盤から終盤までを見ました。
里華ちゃんが非常に好調でした。
ショットの配球が良く、深く攻撃的で、特にリターンが良かったです。
リターン自体でウィナー、もしくは次のショットでポイントするパターンがキレイに決まってました。
全身を使ったストロークにキレとスピードが有り、前への詰めも良かったです。
カタリナは、1STサーブを良い所に入れるぐらいしかポイント源が無い展開でしたね。
あとはたまにフォアのウィナーが出る程度でした。
ここまで好調な里華ちゃんを見るのは久々でした。
そんな流れで、5−1(5−2かな?)と大量リード。
カタリナは自分の展開がほとんど出来ないので、相当ストレスが溜まってたようです。
珍しく大声をあげる場面も有りました。
しかしその辺りから里華ちゃんにミスが少し増え、カタリナがポイントをリードするゲームが多くなってきました。
里華ちゃんがより攻撃的に行こうとしたのと、カタリナが落ち着いてきたのと、相乗効果だったかもしれません。
高い集中を長時間が続けるのは難しいので、里華ちゃんの集中が若干落ちたのも有ったのかも。
競いながらもカタリナがゲームを連続して取り、5オールに追いつきました。
次もカタリナが取って6−5としたんだったかな?
ここはブレイクゲームじゃなくてキープしての6−5だったはずなので、どっちがサーバーだったかによるのですが。
見たのはこの辺りまでです。
後でスコアを見たら、競ったスコアで1STセットを取ったカタリナが、2NDセットはほぼ一方的に取ったようですね。
負けはしましたが、里華ちゃんは完全復活といったところでしょうか。
TOP30のカタリナにここまでやるとは思わなかったし、何よりも、相手のミスじゃなくて自分のテニスでリードしたことが大きいです。
危ない場面も有ったカタリナですが、逆転勝ちで予選決勝に進出です。


◇vol.2へ続きます。


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