東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
予選1日目 2008/9/13(土) Vol.1  戻る トップへ


暑い季節の東レPPOがいよいよ開幕です。
過去の記録を見ると、夏に開催されるのは1987年(第4回)以来みたいですね。
前年の1986年と共に9月に開催されてますが、両年ともインドアなので、初のアウトドアでの大会となります。
俺が始めて東レPPOを生観戦したのは、そのちょっと後の1990年です。
いやー、懐かしいなー。
あれからもう18年も経つんですね。
それ以降はずっと真冬に行なわれてたので、暑い時期の東レは何か違和感が有ります(笑)
今回は初の有明開催ということで、アザーコートの試合や練習コートが楽しみでした。
AIGや昔のトヨプリ(ニチレイ)など、有明開催の大会での楽しみのひとつがこれです。
トップ選手の試合を間近で見ることが出来るし、どんな練習をしてるのか興味深いです。
しかし、その楽しみのひとつである練習コートが非公開となってました。
まず、コートの周りが黒い網で囲ってありました。
そして、多くのコートが見渡せる7番コートと8番コートの間の通路は、一般人の立入が禁止です。
というより、そもそも3番4番コートで試合が無い日は、3番〜9番のアザーコートエリアはIDが無いと入れませんでした。
これを見てかなーり脱力したと共に、さすが禁止がお得意の東レだなーと変なところで感心してしまいました(笑)
海外でもこんなに客を信じてない大会って有るんでしょうか?
まー、そういうことばっかり言ってても仕方ないので・・・。
今日は良い天気でした。
有明で大会を観戦する場合、特に週の初めは、天候が非常に重要です。
雨が降ってセンターコートだけになると、アザーコートの試合が見れませんから。
予選初日の今日は、4コートで同時進行でした。
(センター、1番、2番、4番の各コート。)
なので、見れなかった試合が何試合かあります。
センターコート第1試合の高雄恵利加 vs Anne KEOTHAVONGを見れなかったのが残念・・・。
さて、さっそく試合に行きましょう!


◆Melinda CZINK (HUN) def. 瀬間友里加 (JPN) 6-1 6-1
01
4番コートの第1試合です。
サウスポー同士の珍しい対戦でした。
全体的にはミスの差がスコアに出た感じでしょうか。
同じミスでも、凡ミス(アンフォースドエラー)というよりはフォースドエラーの差かもしれません。
それほど攻撃的なショットの打ち合いではない何気ないラリーでのミスが結構有りましたね。
たぶん、思ったよりもボールが伸びてきて、ホンの少し食い込まれてエラーになるとかかな。
俺が見てた時だけかもしれませんが、瀬間友里加ちゃんは相手のフォア側にサーブを打ってました。
見てた時はほとんど全部そうでしたね。
右利きが相手の時と同じようにプレイしたのか、そういう戦略だったのか、どっちだったんでしょう。
相手のジンクは、数年前は結構ハイランクにいませんでしたっけ?
昔はTOP100の常連だったように思います。
ここ最近はランキングが落ちてるようで、久々に名前を見た気がします。
今日は経験の違いを見せ、2ゲームを落としただけで予選2回戦に進みました。


◆8-Aravane REZAI (FRA) def. WC-岡田上千晶 (JPN) 6-0 6-0
02
2番コートの第1試合です。
久々にダブルベーグルの試合を見ました。
レザイクラスが相手だと、とにかく甘いボールは厳禁です。
浅くて打ちごろのボールは全て叩かれてました。
ITFの大会で見た岡田上千晶ちゃんは、キレのあるショットを打つ選手に見えましたが、このレベルでは普通のラリーになってしまうようでした。
レザイのファーストネームはアラバンかな?
フランス語圏の発音は独特だから(というか英語の発音に慣れてるだけ)、あんまり自信ないけど・・・。
同じ名前が一杯いるとかじゃなければ、親しみを持った選手はファーストネームで書くことにしてるので、今回もそうしようと思います。
そのアラバン、名前は前から知ってましたが、試合を見るのは初めてです。
彼女はちょっと前、期待の若手ということで急上昇してきた選手でしたよね。
今はちょっと足踏みしてるようですが、やはりそう言われるに価する選手だと思いました。
ここ数年、結構多くのITFの大会を見てますが、そこに出場してる選手達と、決めに行く時のショットの音とスピードが段違いです。
もちろん、それだけがテニスの強さではありませんが、有力なひとつであることは間違いないでしょう。
今日は彼女が構えて打てるボールが多かったから、そう思った可能性は有りますけどね。
どこまで勝ちあがれるのか楽しみです。


◆WC-宮村美紀 (JPN) def. Shikha UBEROI (IND) 1-6 6-4 5-2 ret.
03
1番コートの第1試合です。
1STセットの終盤を見ました。
見てた時だけかもしれませんが、宮村美紀ちゃんはストロークのほとんどをフォアハンドで打ってましたね。
それほど長時間は見てませんが、バックハンドの写真がなかなか撮れなかったからよく覚えてます。
打つコースとしては、自分がフォアで打ちたいからか、相手のフォアハンドに打つことが多かったです。
相手のShikhaは日本によく来てくれる選手じゃなかったかな。
去年はAIGで見たように思いますが、今年は東レに来てくれました。
1STセットの時点では、ラリーの威力や精度はそれほど変わらない感じでしたが、ゲームはShikhaが取る展開でした。
その流れで6−1と彼女がリード。
その後、他コートを見て戻ってきたら、セットオールになってました。
隣の2番コート側から入ったから選手の顔までは見えず、最初はこの後のシェベドワvsドゥシェビナがセットオールになったと勘違いしてました。
よく見たら、この2人がまだ試合しててびっくりしました。
時間を計ってたわけじゃないけど、初めに見た時から結構時間経ってたと思うんだけど。
この辺りの宮村美紀ちゃんは、インカレで大西香ちゃんに勝った時と同じ戦い方をしてました。
バックの止まるスライスをベースライン際に丁寧に打って相手のペースを崩し、自分からはミスしない。
フォアハンドは大胆に回り込んで打ち込む。
そんな感じでプレイしてました。
ファイナルセットの中盤以降は見てませんが、スコアを見るとShikhaがリタイヤですね。
何が有ったんでしょう?
相手の棄権ながら、宮村美紀ちゃんが大金星で予選1回戦を突破しました。


◇vol.2へ続きます。


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