久留米市ベストアメニティカップ2008
ITF Women's Circuit $50K / Kurume Best Amenity Cup 2008
本戦5日目 2008/5/17(土) Vol.1  戻る トップへ


本戦5日目です。
久留米での生観戦も既に3日目になりました。
今日も良い天気で気温が高いです。
直射日光がキツイので、日焼け止めを塗っても顔と手が真っ赤になってしまいました。
というか、黒くなり始めてるかな。
休み明けに出社したら何て言われるか(笑)

伊達ック出場のダブルスが有るので、今日も整理券の配布が有りました。
昨日までは単複それぞれの整理券を9時から配ってました。
当然のことながら、今日はダブルスのみで、配布開始は9時半でした。
第1試合開始が10時半からと30分遅いので、それに合わせたということでしょう。
会場に着いてまず思ったのは、休日はさすがに違うなーということですね。
9時ちょっと前に会場に着いたのですが、その時にはかなりの人が行列してました。
昨日の倍近くは人がいたような気がします。
貰った整理券の番号は304番でした。

今日は単複合わせて3試合が組まれてます。
昨日の段階では気づきませんでしたが、ボトムハーフのダブルスSFは昨日やってしまってたんですね。
空いたコートでキッズテニスなどのイベントも行われていて、大会の終盤を感じました。


◆Alexandra PANOVA (RUS) def. 7-高雄恵利加 (JPN) 6-2 6-1

第1試合です。
Alexandraの試合をじっくり見るのは今日が初めてです。
彼女はここ最近の東欧の選手らしく、かなりの長身です。
180cm以上有りそうですね。
相手の高雄恵利加ちゃんが小さいから、余計大きく見えたのかな。
それから、サーブが強烈です。
ストロークも威力の有るショットを打ちます。
でも、ロシアンフラットって感じではなかったような?
コートがオムニだからかもしれませんが、フラットばっかりというプレイではなかったと思います。
試合前半を見た時は、何でもないようなミスが結構有ったので、あまり器用ではないのかなーとも思いました。
1STセットは6−1とスコア的には彼女が圧倒してますが、競ったゲームは多かったです。
特に彼女のサービスゲームですね。
恵利加ちゃんのサービスゲームは0−40や15−40になることが多く、そのままブレイクに繋がるゲームが多かったです。
しかし、ブレイクした後のAlexandraのサーブは長いゲームが多かった。
競いながらも最終的には彼女がゲームを取ることが多く、その結果、このスコアになりました。
Alexandraは途中から、サーブに最大の集中を置くようになったと感じました。
長いラリーをせずに、最初の一撃でほぼ勝負を決めるつもりだったと思います。
2NDセットも彼女が序盤からブレイクしてリードします。
そんな展開だからか、恵利加ちゃんは2NDセットの第3ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取りました。
腰から腿の辺りのマッサージを受けてましたね。
第3ゲームの後だったのはよく覚えてます。
というのは、次の第4ゲーム終了後、彼女がベンチに戻って水分補給をし、チェンジエンドしようとしたからです。
5ゲーム終わったと勘違いしたんでしょうか?
エンド変えようとして、Alexandraに4ゲーム目と言われて困惑してました(笑)
1STセット同様、2NDセットも恵利加ちゃんがストロークウィナーを綺麗に決める場面は有りました。
しかし、どうしても単発になってしまってました。
結果的にはAlexandraがゲームを取ることが多く、6−1でセットを取って勝利を決めました。
彼女はノーシードからの決勝進出ですね。
ドローを見ると、勝った相手が全て日本人です。
いくらオムニとは言え、あのショットの勢いを止めることは出来なかったということでしょう。
オムニ以外での試合も見てみたいですね。
ホントはどういうプレイスタイルなのか、あのコートでははっきり知ることは出来ません。
とは言え、試合をまとめる力と器用さが加われば、もっと強くなりそうな気はしました。
彼女の今後が楽しみです。


◆Kai-Chen CHANG (TPE) def. 米村知子 (JPN) 6-4 7-5

第2試合です。
よねともちゃんはシード選手のような気がしてましたが、ドローをよく見るとノーシードなんですね。
怪我で休んでたと会見で言ってたから、それでランキングが落ちたんでしょうかね。
(言ってたのは、伊達ックか小浦GMだったかもしれないけど。)
ここ2週間の彼女は絶好調です。
先週の福岡では、藍子ちゃん、タミーとTOP100の選手を連破して優勝。
今週もアウェー状態の中、冷静なプレイで伊達ックをストレートで撃破。
今日も彼女が勝つんじゃないか、と思ってました。
しかし試合はやってみないと分かりません。
今日の彼女は、昨日と違ってミスショットがかなり有りました。
でも、これは彼女のせいばっかりではないですね。
昨日の伊達ックについては、低く飛んでくる種類のボールは嫌いではないと会見で言ってました。
というより、むしろ好きなボールの軌道だというニュアンスで話してましたね。
今日の相手のKai-Chenは違いました。
彼女は通常のラリーではもっと高い軌道のショットが多いです。
そして、いきなりフルスウィングの強打が飛んでくるのです。

この試合、1STセットはコートサイドで見てました。
その時のKai-Chenは、やけに思い切りの良いショットを打つな、という印象でした。
厚い当たりのショットがほとんどオンラインに飛んでくるのです。
よねともちゃんは、この返球が上手くいかずにミスするか、甘いボールになって打ち込まれて失点してました。
しかしKai-Chenは連続してミスすることも多く、非常に拮抗したポイント展開でした。
2NDセットは金網の外のコートエンド側で見ました。
エンド側から見ると、コートサイドで見た時には気づかなかったことが分かってきました。
Kai-Chenのストロークは、クロスとダウンザラインのどちらに打たれるのか、非常に分かりにくいのです。
特にバックのクロスの打ち合いからのダウンザラインが凄かった。
あれは分からないですよ、ホントに。
飛びつきざまのフォアのクロスも凄かった。
鋭角に飛んでくると同時にショットにスピードが有るので、よねともちゃんが一歩も動けないポイントが何本も有りました。
こうやって書いてくとKai-Chenの良い所ばっかりになってますが、両セットともにどちらが取ってもおかしくない展開でした。
特にブレイク合戦だった2NDセットは、よねともちゃんが取るかなと思ったんですけどね。
相手のショットが良いなりに、何とか試合をまとめようとしてたんだけどなー。
リードしたところで守りきれずにブレイクされ、最後は5オールからキープを許し、自分のサーブを落として5−7という展開だったと思います。
確かセットポイントも有ったんじゃなかったかな。
(かなりうる覚えだけど・・・。)
途中で本人がつぶやいてたけど、1STサーブの確率が悪かったのが大きいと思います。
リターンを叩き込まれて失点するポイントはかなり有りましたから。
昨日の勝利の後だけに、今日の敗戦は悔しいでしょう。
テニスファンの注目も大きかったと思うしね。
これを機に更に上を目指してもらいたいです。
今後に期待です。


◇vol.2へ続きます。


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