久留米市ベストアメニティカップ2008
ITF Women's Circuit $50K / Kurume Best Amenity Cup 2008
本戦4日目 2008/5/16(金) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆7-高雄恵利加 (JPN) def. 4-Ellen BARRY (NZL) 6-7(10) 3-3 Ret.
05
3番コートの第2試合です。
この試合も写真を撮っただけで、内容はあまり見てません。
この時は、臨時観客席から数ゲーム写真を撮った後によねともちゃんの会見を見て、その足で芝生の広場の伊達ックのダブルス用の行列に並びました。
確か、集合時間は14時だったかな。
ダブルスの前に組まれてるこの試合が長引いて、行列に1時間以上並びそうな勢いだったので、一時、行列を離れました。
(そういう人はかなり多かった。)
コートエンドの黒網のところから試合をボーっと眺めてたのですが(睡眠不足で眠い・・・)、直前に3オールとコールが有ったのに、突然握手して試合が終わってしまいました。
そう、バリーが棄権をしたのです。
その前からトレーナーを呼んだりしてたのは、主審の声を聞いて知ってました。
(どっちが呼んだかはまでは分からなかったけど。)
まだまだ試合が終わらないと観客は皆思ってたけど、突然終わって一気に列に並び始めました。
試合見てなかった人たちは、急にどうしたのか?って顔してましたけどね(笑)
バリーからすると、12−10という非常に競ったタイブレイクを取ったあとだけに、非常に残念だったことでしょうね。
唯一のシード同士のQFでしたが、第7シードの高雄恵利加ちゃんが相手の棄権ながら勝利し、SFに進出した試合でした。
◆WC-クルム伊達公子 / 高岸知代 (JPN/JPN) def. 1-Wan-Ting LIU / Yi-Jing ZHAO (CHN/CHN) 6-3 7-5
07
今日の最終試合です。
比較的若い番号の整理券をGET出来たので、この試合も臨時観客席の前のほうで見ることが出来ました。
中国ペアのZHAOは、有明でやったITFの大会で準優勝した選手ですね。
顔を見て初めて気づきましたよ。
中国の選手名って(台湾もだけど)、アルファベット表記すると見た目がみんな似てるじゃないですか。
日本も含めて、それ以外の国の選手の名前は、字面だけですぐに選手のイメージがつかめる場合が多いんですけどね。
中国の選手の場合、トップの数人以外は、アルファベット表記を何回見ても覚えられないと思う。
Li、Zheng、Yan、Peng辺りは、すぐイメージ出来るんだけどね。
そう言えば、昨日、伊達ックと対戦した選手は誰だったか?
ドローを見ると、Yi-Miao ZHOUですね。
うーん、覚えられん・・・(笑)
さて、試合に行きます。
中国ペアは第1シードですが、序盤は伊達/高岸ペアの良い所ばかり出てたように思います。
昨日とは違い、今日は高岸知代ちゃんの動きが良かったです。
ポーチのタイミングや浮いたボールの処理が上手く、かなり楽にポイント出来てました。
LIU/ZHAOペアは簡単なミスが多かったです。
特にZHAOですね。
彼女はサウスポーからのフォアハンドが得点源のひとつですが、ダブルス向きのコンパクトなフォアではなく、ガツンと打ち込むタイプのフォアです。
よっぽど反応速度が良くないと、ダブルスの早い展開であれをやるのは難しそう。
今日に限れば、ダブルスとしてはペアのLIUのほうが上手いですね。
ポーチや浮いたボールをボレーで決める場面は結構多かったし、劣勢になった後半の開き直ったフォアのダウンザラインは強力でした。
伊達ックは今日も全ポイントでサーブ&ボレーでした。
リターンゲームでもネットダッシュを結構やってましたね。
ストロークの打ち合いを延々とやることはほとんどありませんでした。
1STセットは相手からミスを引き出して、伊達/高岸ペアが比較的簡単に先取しました。
2NDセットは流れがちょっと変わり、リードしては追いつかれる展開でした。
しかし、5オールから再びブレイクに成功。
最後はきっちりサーブをキープして、伊達/高岸ペアがストレートで勝利しました。
トップシード相手ということで、昨日の調子だと今日はちょっと危ないかもなと思ってました
しかし、競った場面こそ有ったけど、一度も相手にリードを渡すことなく勝ち上がりましたね。
贔屓目かもしれませんが、優勝のチャンス大有りじゃないでしょうか。
この後、しばし休憩を挟んで、恒例の記者会見が行われました。
伊達ックはいつもシャワーを浴びた後に現れるのですが、今日はそのシャワーが一杯だったとかで、しばらくシャワー待ちの状態だったようです。
予定時刻のちょっと前に、会見の時間をちょっと遅れるとスタッフから報道陣に連絡がありました。
さて、今日の会見は、やはりシングルスの試合のことが多かったです。
デュースの連続となった第1セットの第2ゲームをブレイクしたあと、波に乗れるかと思ったが、米村さんが思ったよりも崩れなくてチャンスが少なかったと言ってました。
サーブが不調だったが、どうしてそうなったのか?という質問に対しては、それが分かれば苦労しない、というようなことを冗談混じりに話してました(笑)
その回答だけで終わらないのは、さすが伊達ックです。
今日はトスを上げた時にサーブが入るイメージが無かったとも言ってました。
途中で修正出来る時もあるが、今日はどうしても修正出来なかったとのことでした。
あとは、よねともちゃんのショットが深かったということもですね。
敗戦については、試合はどちらかが負けるわけだから勝敗については仕方ない、その日の調子によってはどちらも有り得る。
勝敗よりも、自分のベストを出せなかったことのほうが悔しいと言ってました。
いや、「悔しい」という表現はちょっと違うかな。
インタビューを要約して書くのって、凄く難しいですね。
しかも俺の場合は、メモとか書いてるわけじゃなくて、数時間経った後に記憶だけで書いてますからね。
そういうのを含めて、会見を聞いていて感じたことは、記事を書く人によって会見内容のどこをピックアップするかが変わってきそうだということです。
何が言いたいかというと、言葉の一部を捉えて悪意を持って書くことが充分可能だということです。
言葉としてはそれを言ってるわけだけど、言いたいことは違うというケースはたくさん有りそうだと思いました。
きちんと説明しようとして長く話せば話すほど、それが可能となってしまうのです。
そう考えると、トップアスリートがマスコミ嫌いになるのも分かる気がします。
俺の場合は、テニスファンという自分のフィルターを通して、言葉尻ではなく伊達ックが言ったニュアンスを書いてるつもりです。
でも、それでさえ、気が付かないうちに自分の都合の良いように置換えてるかもしれません。
なので、あー、そんな感じのことを言ってたのか、ぐらいに軽くとらえてもらえったほうがいいと思います。
話を戻して・・・。
今後のスケジュールについても聞かれました。
この後、海外にチャレンジするつもりは有るのか?と。
伊達ックは、今は3大会(岐阜、福岡、久留米)に集中しているので、その後のことは大会が終わって試合の疲れが取れた段階で改めて考えると言ってました。
知代ちゃんからは、一緒にアメリカの大会に来ませんか?と誘われてるらしいです。
アメリカはちょっと・・・と言ってたけど(笑)
自分が復帰したことで、今は毎日のようにメディアに取り上げてもらってるけど、一過性のものじゃないようにしたいとも言ってました。
テニスの放送枠が有って、その中で今日は誰が活躍したという形が望ましいということでしたね。
まー、マスコミの前でわざと言ってるんでしょうね、今後も頼みますとね。
現場の人に決定権が有るのかどうかは分からないけどね。
錦織君のことも言ってました。
入り口に立ったばかりだけど、これから活躍して欲しいと。
GS本戦に出てないから、まだまだ活躍したうちに入らないけど、その可能性は大きいというニュアンスでした。
これ聞いて、ハッ!としましたよ。
今までの男子の状況からすると、もう凄い活躍をしてるようなイメージを持ってましたが、確かにテニス選手の本番とも言えるGSで活躍してるわけではありません。
伊達ックのトップ経験者としての考えが垣間見えたようでした。
サーフェスをオムニからハードに変えたいんですよ!とも言ってました。
この部分はひときわ声を大きくしてましたよ(笑)
大会関係者(テニス協会か?)に角が立たないように冗談ぽく、でもしっかりとアピールするって感じでしょうか。
あとは何だっけか?
他にも色々と有ったはずだけど、今はちょっと思い出せない・・・。
若手に対しての刺激についてとか有ったはずなんだけど。
思い出したら追記したいと思います。
昨日同様、小浦GMの会見もありました。
もしかして初日から毎日やってるんでしょうか?
報道陣は、テニス協会の関係者としてではなく、たぶん伊達ックのコーチとして話を聞きたいんでしょうね。
(現場の記者は違うかもしれませんが。)
伊達ックの役割や若手への刺激についての質問では、引っ張ってるのは伊達ではなく杉山だとはっきり言ってました。
メディアへの露出や観客増で伊達の存在は小さくはない。
しかし強化という面で言えば復帰したばかりの伊達ではなく、現在活躍している杉山の存在が大きい、というニュアンスでしたかね。
伊達ックと若手の強化をどうしても結び付けたい、というマスコミの意図を感じたからかもしれませんね。
刺激を受けることは確かだけど、それは強化とは違うということと俺は受け取りました。
いよいよ明日はSFです。
大会側としては伊達ックのシングルスが消えたのは痛し痒しでしょうね。
運営を考えれば観客が多すぎて大変だろうけど、宣伝効果を考えれば残ってもらいたかっただろうし。
それでもダブルスで残ってるから、まだまだ客が少なくなることはないのかな。
生観戦3日目、大会では5日目の3試合、楽しんできます。
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