久留米市ベストアメニティカップ2008
ITF Women's Circuit $50K / Kurume Best Amenity Cup 2008
本戦4日目 2008/5/16(金) Vol.1
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本戦4日目です。
昨日に続き、今日も一日天気が良かったです。
既に顔や腕が赤くなってきてます。
最終日にはどうなっちゃうんだろうか・・・?
今日も伊達ックの試合が有るので、9時から整理券の配布がありました。
昨日は久留米に来た初日だから、会場に着いたのは試合が始まった10時ごろでした。
(うちからだと、前泊しない限り9時には無理。)
久留米泊の今日は、9時前には会場に着きました。
ホントはもっと早く来ようと思ってたけど、昨日は朝の3時起きで寝たのが深夜2時ぐらいと睡眠不足気味。
まー、仕方ない。
そのころには、結構な数の人たちが並んでました。
それでも昨日は単複ともに400番台だったのが、シングルスは213番、ダブルスは184番をGETすることが出来ました。
よねともちゃんvs伊達ックの試合は、3番コートで11時開始です。
第1試合なので、昨日のように前の試合の進行によって集合時間を遅らせる必要がありません。
例の芝生の広場に10時35分より前に集合しておき、35分になったら入場するとのことでした。
もうひとつの試合コートである1番コートの第1試合は10時開始です。
集合時間までのわずかな時間ですが、1番コートを見ることが出来ました。
さっそく試合に行きましょう。
◆Kai-Chen CHANG (TPE) def. 瀬間詠里花 (JPN) 6-4 6-2
02
1番コートの第1試合です。
たぶん20分も見てないと思います。
見たのは最初の3ゲームぐらいかな。
10時になってもなかなか選手が入場してこなかったし、入場した後も何待ちか分からないけど、2人ともしばらくベンチに座ってました。
台湾のCHANGは思い切りの良いショットを打ちますね。
あれが全部入ったら凄いことになりそう(笑)
だた、ミスも多かったです。
彼女が最初のサーブを落とし、キープした瀬間詠里花ちゃんが2−0とリード。
次のゲームはCHANGがキープ。
見たのはそのあたりまでです。
同じ姓だけど、Yung-Janとは関係有るんだろうか?
まー、それはさておき、その後は彼女が優勢に試合を進めたようですね。
あのショットが入り始めたんでしょうか。
彼女がストレートで勝利して、明日のSFに進出しました。
◆米村知子 (JPN) def. WC-クルム伊達公子 (JPN) 6-2 6-2
03
席取りの時、どっちのサイドに座るか結構迷いました。
写真撮る時に逆光が気になるからです。
過去に逆光で一番失敗したと思ったのは、AIGのニコル(ヴァイディソワ)対タチアナ(ゴロビン)の時ですね。
あの時は構図的にはそれなりに良いのが多かったのに、逆光で表情が分からないような写真がかなり多かった。
プロのカメラマンの人とかどうしてるんだろう?
片側のサイドからしか撮れないこととか結構ありそうだけど。
この会場は、朝ならベンチが置いてある側、夕方なら臨時観客席側が良いです。
しかし、この試合は11時開始です。
かなり微妙・・・(笑)
まー、深く考えても仕方ないし、試合が長引くことを考えて観客席のほうに座りました。
実際に座ってみると、屋根で日差しがさえぎられるから凄い楽ですね。
写真撮るのが楽ってことじゃなくて、身体が楽ということですけど。
昨日は立ちっぱなし+直射日光でかなりきつかったです。
11時になると、2人が入場してきました。
この対戦は、勝敗もさることながら、どんな内容になるかに興味が有りました。
直線的なショットで押してくタイプのよねともちゃんのボールは、伊達ックはそれほど苦にならないのでは?と思ってました。
伊達ックの過去の試合では、ボールの高低差など、ショットにバリエーションをつけられたほうが苦戦するイメージが有りました。
しかし、よねともちゃんは藍子ちゃんやタミーを破るなど、ここ最近は絶好調です。
どういう内容と結果になるのか、かなり楽しみでした。
試合は、最初の伊達ックのサーブがブレイクされてスタートしました。
確かラブゲームとかじゃなかったけ?
あっけなくブレイクされたように記憶してます。
次のよねともちゃんのサーブが長かった。
印象としては20分ぐらいやってた気がするほどです。
デュースを何回やったんだろうか?
ロングゲームの末、このゲームを伊達ックがブレイクし、1オールとなりました。
同じ1ゲームですが、かかった時間とポイント数が全然違いましたね。
第3ゲームは伊達ックがキープし、初めてのキープゲームとなりました。
この辺りでは、まだまだどちらが有利と言い切れない展開でした。
しかし、少しづつよねともちゃんに流れが傾き始めました。
いや、流れというか、テニスの内容自体も彼女のほうが上だと思いました。
これは後半に行けば行くほどです。
まず、伊達ックのライジングに対して、振り遅れることがほとんどありませんでした。
届かないような速球は見送ることも有りましたが、そういうポイントはかなり少なかったです。
伊達ックからすると、これだけ打ってるのにまた返ってくるって感じだったのでは?
そうこうしてるうちに、先に伊達ックにミスが出てしまうのです。
早いタイミングのラリーでエラーがほとんどない。
試合全体として、よねともちゃんが有利となったのはこれが一番の理由だと思います。
エラーが無いとともに、返球が深かったのもありますね。
今までの彼女のテニスは、どんなボールでもフラットに打ち抜いていくという印象があります。
もっと言うと、良いときは全てが上手く回るけど、悪いときは力んでミスを繰り返すという感じです。
今日は、この1本調子なテニスではなかったです。
復帰してから緩急を上手く使ってたのは伊達ックでしたが、今日の試合で緩急を使ってたのはよねともちゃんですね。
特に、振り回された時の返球が上手かった。
無理やり打ち抜かず、丁寧かつ相手から遠い場所へ打つことに成功してました。
あれは相当集中が高くないと出来ないと思います。
無茶打ちしないせいか、ミスも少なかったです。
2人の最終的なエラーの数はかなり違ってるのでは?
よねともちゃんのアンフォースドエラーは、ほとんど記憶にないぐらい少なかったです。
伊達ックは自分が攻撃してるのに、何故か振り回されてしまうと感じかもしれません。
バックの打ち合いから先にフォアに展開出来たのも良かった点ですね。
これに対して伊達ックはあまり予想出来てなかったようでした。
試合前半は、この突然フォア側に打たれた時にミスが多かったし、返球しても次でポイントを失うことが多かったです。
今日の伊達ックは、全体的にあまりフットワークが良くないと感じました。
やはりオムニコートのせいでしょうか。
というよりも、フットワークを使うまでもなく勝ってたというべきか。
全体的には、攻撃しても相手がミスしないから、ちょっと無理して自分がミスをしてしまう。
または、いつの間にか自分が振り回されてしまう。
そんな展開でした。
よねともちゃんは精神的にも非常に落ち着いてました。
長いゲームを落としても表情を変えることは無かったし、伊達ックのウィナーに対しても、それはそれと割り切っていたようでした。
サーブの配球も良かったです。
今日は1STサーブからスピンサーブを使ったりしてました。
そうかと思うと、フラット気味の速球をドカンと打つ。
そんな感じで、的を絞らせないサーブを打ってました。
ストロークラリーで一番良かったのは、フォアを攻めるタイミングですね。
伊達ックがフォアをミスしたのは何本有っただろうか。
かなりの数だったはずです。
前述したように、守備でも相手のクリーンポイント以外はほとんどミス無しという印象でした。
つまり、攻守ともに伊達ックを上回るテニスを展開したということです。
そんな展開で、2NDセットは4−0とリードし、5−0に出来るポイントも有りました。
(さすがに5−0は許さず、4−1となりましたが。)
その間、伊達ックがゲームを取るポイント(ゲームポイントやブレイクポイント)は有りましたが、結果的に彼女がミスをする形でゲームを失い、2ブレイクダウンとなりました。
2NDセットの中盤辺りで、これは内容的に伊達ックが負けても仕方ないなと思いましたね。
良いショットは有ったけど、どうしても単発になってしまってました。
ラリーを1本づつ見ればここまでスコアが離れる感じでは無かったけど、トータルで見れば、よねともちゃんが勝つべきして勝ったという感じです。
注目の人、伊達ックをストレートで破り、よねともちゃんが先週に続いてSFに進出です。
試合後しばらくしてから、恒例の記者会見がありました。
伊達ックはダブルスの後なので(昨日もそう)、この時はよねともちゃんだけです。
昨日は緊張で夜中の3時まで眠れなかったそうです。
緊張感がピークに達してしまったので、逆に今日はそれほど緊張が無かったとのこと。
伊達さんが凄いところはどこだと思うか?との質問に対しては、プレッシャーの掛け方が上手いと言ってましたね。
サーブのコースはだいたい読めてたとも言ってました。
コースは読めたけど、それ以上に際どいところに配球してきたと話してたかな。
米村さんは25歳で伊達さんの引退した年齢ですが、それについてはどう思いますか?とちょっと意地悪な質問もありました。
これに対しては、世界4位と自分はとても比べられる存在ではないと前置きした上で、日本人は海外の選手と違って28歳ぐらいがピークだと思っていると答えてました。
つまり、これからまだまだやる気だということですね。
今大会の目標は?との質問には、伊達さんに勝ったんだから優勝するしかないでしょう、と言ってました。
今日のプレイを見れば、その可能性はかなり高いでしょうね。
それから、俺はあんまり気づかなかったのですが、伊達さんは左右に振った時のカウンターが上手いので、身体の中心に打つようにしていたとも言ってました。
試合を思い返してみると、その作戦が有ったからこそ、左右に大きく振ったショットがより有効になったということも考えられますね。
色々と有った質問の中から、覚えてる内容を書きました。
これ以外にもまだまだ有ったけど今ひとつ思い出せない・・・。
彼女の会見を聞くのは初めてですが、丁寧に言葉を選んで話してるという印象でした。
明日のSF、楽しみです。
◆Alexandra PANOVA (RUS) def. 高岸知代 (JPN) 6-1 7-6(2)
04
1番コートの第2試合です。
写真撮っただけで、内容はほとんど見てません。
よねともちゃんvs伊達ックの試合が終わった後、臨時観客席の上から見たら6−1、2−0でパノワがリードしてました。
臨時観客席の上からって書いてるのは、そこからは一番上の席じゃないと1番コートが見えないからです。
ひな壇は3番コート向きになってますからね。
(写真もそこから撮ってます。)
その後、下の試合を何ゲームか見てから、よねともちゃんの会見を見に行きました。
そのときにスコアを見たら、高岸知代ちゃんが5−3と逆転してました。
なので、これはフルセットかなって思ってたんですけどね。
ところでパノワと言えば、今のロシア黄金時代の先駆けであるタチアナ・パノワを思い出します。
つい最近までは(と言っても数年前だけど)ドローに名前が有ったように思いますが、いつの間にか見なくなりましたね。
そう言えば、GAORAでやってたロシア特集に出てましたよ、彼女。
今のロシアの主流とは違い、小さい身体をフルに使って走り回るスタイルで、日本にも何回か来てくれた選手でした。
話が全然違うほうへ行ってますね・・・。
2代目パノワ(?)のAlexandraがSF進出です。
◇vol.2へ続きます。
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