久留米市ベストアメニティカップ2008
ITF Women's Circuit $50K / Kurume Best Amenity Cup 2008
本戦3日目 2008/5/15(木) Vol.2  戻る トップへ


◇vol.1からの続きです。


◆4-Ellen BARRY (NZL) def. 田中真梨 (JPN) 7-5 6-3
04


◆7-高雄恵利加 (JPN) def. Q-黒田祐加 (JPN) 6-3 7-6(4)
06


◆WC-クルム伊達公子 / 高岸知代 (JPN/JPN) def. 道慶知子 / 倉田祐子 (JPN/JPN) 7-5 6-3
07
伊達ック出場のダブルスです。
例によって、再び芝生の広場へ集合です。
今度は、前の試合の進行具合によって集合時間が何回か遅くなったので、それほど待った感じはしませんでした。
暑い日差しの中、延々と待たされなくて良かったです。、
久留米のスタッフは色々と臨機応変に対応してくれていて、観客としては非常に嬉しいです。
集合時間変更の連絡は、変更後の時間を書いた紙を掲げて観客の中を回りながら、小声で(試合中なので)注意を促したりと、やっつけ仕事じゃないところが良いです。
バイトの学生じゃなくて、責任あるような年代の人たちが率先してそういうことをやってました。
なので、集合時間が変わっても大きな混乱もなく、スムーズに運営されてたように感じました。
会場の広さにもよるでしょうけど、よく分かってないバイト君がたくさんいるよりも、少人数でも指示を出せる人が臨機応変に対応したほうが上手く回るんだなと思いましたよ。
まー、それを毎日やるのはかなりシンドイと思うけど。
さてさて、今度もまたコート内に入ることが出来ました。
でも、立ち見席側って逆光なんですよね。
まだデジカメの小さい画面でしか写真見てないけど、パソコンで見たら散々な出来かも・・・。

試合は伊達/高岸ペアがリードしてスタートしました。
序盤は、もしかしたら圧勝するんじゃないのか?って勢いでした。
しかし1STセット中盤以降、デュース後のサドンデスのほとんどを道慶/倉田ペアが取ったこともあり、5オールまで追いつかれました。
道慶/倉田ペアは、序盤は緊張が有ったのかもしれませんね。
1STセット中盤から2NDセット序盤にかけては、彼女たちの積極的な動きとショットでかなり良い勝負になってきました。
特に倉田祐子ちゃんが良かった。
ストロークラリーからのボレーに行くタイミングも良かったし、高岸知代ちゃんとのフォアの打ち合いではほとんど打ち勝ってました。
(二人ともデュースサイド。)
最初は彼女が一番固かったんですよね。
試合前のウォ−ムアップでも伊達ックのボールとタイミングが全然有ってなかったし、試合に入ってからも何かチグハグでした。
しかし尻上がりに調子が上がっていき、試合の中盤は一番動けてたかもしれません。
道慶知子ちゃんはかなり久々に見たような気がしますね。
彼女はそれほど調子のアップダウンは無かったように思います。
左右両手打ちの彼女ですが、今日はリターンでスライスをかなり多用してました。
強打するタイプではなかったと思いますが、前からこうだったかな?
高岸知代ちゃんは、シングルスがメインでダブルスはあまり得意ではないのかな?
彼女のミスショットや浮いたショットをボレーされてゲームを落としたことが多かったせいか、そう感じてしまいました。
でも、お互いに前後左右に動いたりした混戦模様の時の予測はピカイチ(死語?)でした。
伊達ックが取れそうで取れなかったボールを何とか拾って相手コートに返すことが何回か有りましたから。
そして伊達ックですが、岐阜の時と同様に、今日もやはり全ポイントでサーブ&ボレーをしてました。
だからってわけじゃないですが、なんていうか、他の3人と異質な感じを受けました。
これは岐阜の時も同じでした。
ボレーミスをさせられたポイントも何ポイントか有ったから、ダブルス巧者のマルチナやリサ、レネ、はたまたジジのように、ボレー自体が物凄く上手いってわけじゃないんですよ。
(失礼!)
なんだろう、ポーチを含め、チャンスの時の動きが凄く速いんですよ。
いつの間にかそこにいて、結果として簡単にポーチしてるって感じですかね。
試合は、スコア的に追いつかれながらも1STセットを先取した伊達/高岸ペアが、2NDセットも序盤からリード。
1STセットは序盤のリードを失いましたが、2NDセットは逃さずに6−3で取り、初戦を突破しました。


このあと、今大会で恒例になっているという、芝生の広場の一角で行われる記者会見を見ることが出来ました。
報道陣がたくさん入れる会見場がないから、外でやることになったらしいですね。
会見前に進行の方から説明が有りましたが、この会見はあくまでマスコミ用で、一般客のためのスピーカーとかがあるわけではありません。
でも逆にいうと、マイクを通した声ではなく、肉声で話しを聞けるわけです。
テレビで流れるのはホンの数秒ですが、全体を通すとどんなやりとりがされているのか、見たことがないだけにかなり楽しみでした。
会見は17時半からとのことでしたが、その30分ぐらい前から、各メディアのマイクテストなど色んなものを見ることが出来ました。
どこのテレビ局も、若手がインタビュー席に座って白い紙をテレビカメラに向けて広げてましたが、あれは何をやってたんだろうか?
明るさのチェックとかかな?
ここは照明なしで屋根つきの場所でしたからね。

5時半になると、伊達ックと高岸知代ちゃんが車で送迎されてきました。
そして席に座って会見がスタートします。
まず1社が代表質問という形で複数の質問をする、というスタイルで会見が始まりました。
えーと、内容はですね。
かなり色々有ったので詳しくは覚えません・・・。
確か、まずは今日のシングルスの試合の内容についてだったかな。
初めは具体的な質問ではなく、試合はどうでしたか?といった大雑把な質問に対して、伊達ックが思ったことを答えるという感じだったと思います。
最初は相手はスピンで来るのかフラットで来るのか分からなくて調子がつかみずらかった、というようなことを言ってたと思います。
復帰時に若手の刺激になりたいと言ってたが、だとすると海外の選手と対戦するときはモチベーションが無くなるのでは?っていう質問も有りましたね。
これに対しては、岐阜では最初日本人ばかりが相手で、決勝で初めて海外の選手(タミーのこと)と当たったが、実際に試合に入ってしまえば関係ないと感じた、というような回答だったかな。
うーん、伊達ックが言ってたニュアンスを上手く文章に出来ない・・・。
ハチの大群が来たあとにゲームを落としたが、その時の心境は?とかも聞かれてました。
(今日のシングルスの試合の序盤で、そういうことが有ったんです。)
過去の海外の試合でもあーいうことは無かったからびっくりしたと話してました。
エナン引退に対する質問をしたのは、もしかしたら俺が最近よく見てるブログの内田暁さんでしょうかね?
これ以外にも、WTAファンの俺としては興味深い内容の質問が結構有ったし。
伊達ックと同じ25歳での引退ということに絡めて、伊達ックの引退観(変な言葉だけど)を聞き出そうとしてたのかな。
これ以外にも色々質問有ったけど、もう眠いし(現在夜中の1時半)、文章にするのに時間掛かりそうだからこれぐらいにしときます。
あ、好調なよねともちゃんとの対戦のことも聞かれてました。
確か、どこかの合宿で一緒になったとか言ってたような?
高岸知代ちゃんへの質問は、組むことで何を得られるか?、シングルスでこのまま勝ち上がれば伊達さんと決勝で対戦するかもしれないけど当たりたいか?とか聞かれてました。
当たりたいと元気よく答えてましたよ。
そんなこんなで2人合わせてかなりの数の質問に答えたあと、ギャラリーのサインの要求に応えつつ、会見場をあとにしました。

その後は、小浦GMの会見もありました。
インタビューはこの場だけで個別の取材はご容赦下さい、とスタッフが言ってたので、マスコミ各社から個別インタビューを数多く申し込まれてるんでしょうね。
ひとつづつ対応するよりも、各社集まっているところでまとめてやるということのようでした。
内容はですね。
岐阜・福岡・久留米と3連戦での伊達ックの体調やテニスの調子や、伊達ック復帰による現役選手への影響、次に対戦する好調なよねともちゃんについて、とかだったかな。
興味深いことをたくさん話してたのですが、眠くてよく思い出せません・・・。
さて、時間も時間だし、明日に備えて今日はこの辺にします。
明日は、伊達ックvsよねともちゃんの興味深い試合があります。
楽しみです。


戻る
トップへ