AIG OPEN 2008
AIG Japan Open Tennis Championships
最終日 2008/10/5(日) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆9-Tomas BERDYCH (CZE) def. 5-Juan Martin DEL POTRO (ARG) 6-1 6-4
03
男子シングルス決勝です。
シード的に見ると、TOP4が1人も残らない波乱の決勝になりましたね。
昨日のSFは共に激戦でした。
今日は、それを制して勝ち上がってきた、好調な選手同士の対戦です。
共に早いコートが得意なスタイルだと思うし、どんな内容になるか楽しみでした。
しかしながら、直前の女子シングルス決勝がこれまた激戦で、これまでの観戦疲れと合わせてぐったりでした。
これは決して悪い意味ではなく、むしろ凄い試合だからこそ、疲労感が倍増するんですよね。
そんなわけで、序盤は休憩しつつ、ロビーのモニターで断片的にちょこちょこと見てました。
一息ついた5ゲーム終了のチェンジエンドの後、客席に戻りました。
その時点では、ベルディヒが1ブレイクアップでリード。
デルポトロが有利と思ってたから、これは面白くなりそうだなーなんて思ってました。
それにしてもデルポトロの反応が悪い。
試合序盤はそういうことも有るとは思いますが、それにしても、ほどんとリターンが返りません。
ストロークもミスが多すぎます。
あっという間にゲームが進み、20分ちょっとでベルディヒがセットを先取しました。
激しい打ち合いを期待してたので、ちょっと拍子抜けって感じでした。
デルポトロは1STセット終盤にコートを離れました。
バスルームブレイクかと思ってたら、主審のスティーブ・ウルリッヒさんがデルポトロが帰ってきてないのにタイムを告げました。
ベルディヒも訝しがりながらもコートに出ます。
デルポトロはなかなか戻ってきません。
しばらくしてようやく戻ってきたデルポトロに主審が何か話をして、タイムバイオレーションを取られました。
彼はセット終了後にまたコートを離れます。
あきらかにおかしいです。
心ここにあらずといった感じで、体調不良でしょうか。
2NDセット序盤も同じような展開で、ベルディヒがブレイクしてリードします。
しかし、少しづつデルポトロに調子が戻ってきました。
ボールに反応出来るようになり、フォアでの攻撃も冴えてきます。
それまで?マークだった観客達も、ようやくプレイごとに沸くようになりました。
拮抗した展開になってきて、ベルディヒのサーブでブレイクポイントになるゲームも出てきます。
今日のベルディヒは、そこでブレイクを許しませんでした。
拮抗してきたとは言え、彼の調子が落ちたわけではないですからね。
お互いにピンチが有りましたが、最後まで両者ともサービスをキープ。
序盤のリードを保ち、デルディヒが勝利しました。
表彰式の待ち時間で、試合直後にも関わらずデルポトロはフードを被ってました。
運動直後に寒いということは、やはり具合が悪いんでしょうか。
昨日のプレイとは別人でしたからね。
表彰式が終わると、彼はバッグを置いたまま走ってコートをあとにしました。
修造君によると、本人は言わないでほしいと言ってたそうですが、疲労性の下痢とのこと。
つまりはバラしてしまったわけですが、大会スタッフの修造君としては、観客が疑問に思ったまま帰るのはよくないと思ったんでしょうね。
何でここまで不調だったか分からなかったので、それを聞いて納得しました。
言って欲しくない理由としては、ベルディヒの勝利に水を差したくないからということでした。
これも全くもってその通りですよね。
ランキングだけではなく、こういう小さな気遣いの積み重ねで、選手達はトッププレイヤーになっていくのかもしれません。
日本の食べ物が原因じゃないとのことで、とにかくその点は日本人として良かったですが、そういう状況での決勝は彼もキツかったでしょう。
彼は毎年のように来てくれる選手なので、これに懲りずに来年も来て欲しいです。
良いほうに考えれば、今夏は絶好調だったから、ちょっと休めということかもしれませんね。
ベルディヒは第9シードからの優勝です。
意外性では、2005年のムーディ以来でしょうか。
怪我から復帰して、再び好調を取り戻したみたいですね。
修造君が試合後のマイクで、一番好きなプレイスタイルだと言ってました。
彼の試合の度に書いてる気がしますが、とても姿勢が良くて全てのフォームがとても綺麗です。
TOP10に入った後、ランキングを落としてましたが、今後が楽しみです。
◆Mikhail YOUZHNY / Mischa ZVEREV (RUS/GER) def. 1-Lukas DLOUHY / Leander PAES (CZE/IND) 6-3 6-4
04
今大会の最終試合、男子ダブルス決勝です。
前の2試合はアウトドアでしたが、この試合は屋根を閉めて行なわれました。
まだ雨は降ってなかったけど、じきに降ってきそうなので閉めることになったとのことでした。
修造君がATPに了解とったって言ってましたね。
やはり雨降る前のインドアは基本的にはダメみたいです。
でも選手からすれば、試合途中で屋根を閉める時間が有るよりは、最初からのほうが集中しやすいでしょう。
良い判断だったと思います。
屋根を閉めると打球音が物凄く響きます。
特にサーブの音が凄い。
よりビッグサーバー有利に感じますね。
そんな中、試合が始まりました。
パエスは相変わらず上手いです。
しかし、ユーズニーも引けを取りません。
今日に限ればパエスよりも良かったです。
パワーもテクニックも兼ね備えたという感じで、一段上のプレイと言ってもいいぐらいでした。
というわけで、試合はパエスvsユーズニーの様相を呈してきました。
彼らのどちらかが試合を作る感じです。
その2人にどうしても目が行ってしまって、ズベレフとドロウヒィは脇役に・・・。
まー、その日の調子によっても違うだろうし、仕方ないですね、こういうのは。
ユーズニーのパワー有る上手さで(という表現がぴったり)、パエス/ドロウヒィは次第に劣勢になってきます。
1STセットは、序盤にブレイクしたユーズニー/ズベレフがそのまま先取しました。
劣勢だったパエス/ドロウヒィですが、それでも2NDセットは相手のサーブで先行するゲームも出てきました。
しかし、ブレイクまでは繋がりません。
0−30まではリード出来るのです。
しかし、そこからポイントが取れない。
これはストレスが溜まる展開ですね。
ユーズニー/ズベレフのサーブで30オールかブレイクポイントで、パエスが何本もパスを打つポイントが有りました。
あ、パエスはデュースサイドだから、ブレイクポイントだとしたら、40オールの両者ゲームポイントの時ですね。
どっちだったかは、今となってはすっかり忘れてますが。
(それなりの時期にメモ書き程度には要点を書いてたけど、実際にレポートとして書いてるのは翌年の4月下旬なので・・・。)
パエスはフラット系の強打を何本も叩き込みます。
これをユーズニー/スベレフは浮かずに何とかボレーで返球。
最後はパエスの強打がアウトになって失点。
あまりに怒りにパエスはラケットを破壊。(だったはず。)
今日の試合の流れを物語る場面でした。
逆に、ユーズニー/ズベレフがパスで抜く場面は、特に後半多くなってきます。
その流れでブレイクに成功。
パエス/ドロウヒィも何とかしようとしてましたが、展開の早いダブルスではどうにもならず・・・。
そのままユーズニー/ズベレフが2NDセットも取り、ストレートで勝利しました。
勝利直後、ユーズニーは恒例の(?)敬礼ポーズ!
ポーズやることは知ってましたが、実際に見るのはたぶん初めてです。
(テニス雑誌で写真は見たこと有ったかも。)
ラケットを頭の上に乗っけての敬礼ポーズを、四方に向かってやってました。
コアなテニスファンなら彼の持ちネタ(と言っていいのか?笑)って知ってるけど、初めて見る人は何事かと思ったのでは?(笑)
表彰式では、両ペアで優勝カップの取り合いをしてました(笑)
カメラマンは、パエス/ドロウヒィが優勝カップを持った写真も撮ってるはずです。
さすがに表に出てくることは無いでしょうけど(笑)
ズベレフとユーズニーは仲が良さそうですね。(と言うか、体育会系か?)
ふざけて優勝カップを渡さないとか、賞金ボード独り占めとかやってました。
表彰式終了後は、恒例のサインタイムです。
この後に試合が無い。
最終日は試合数が少ないから、まだまだ時間的に早い。
ダブルス専門の選手達は普段サインすることが少ない。
などの理由だと思いますが、ここ数年、選手達が長々とサインや写真のサービスをしてくれてます。
今年もコートサイドに観客が群がってサインを貰ってました。
長々とサインしてたズベレフに向かって、帰り支度を済ませたユーズニーが、アナウンスの人からマイクを貰って何か言ってました。
早く帰るぞ!って言ってたんでしょうか?
インタビューとかじゃない場面で、選手が自分からマイクを取って話すのは初めて見ました。
最初は直接言ってたみたいでしたが、なかなか帰ろうとしないんで、業を煮やしてのマイクだったようです(笑)
ノーシードのユーズニー/ズベレフがトップシードのパエス/ドロウヒィを破って優勝した試合でした。
今年のAIGオープンが終了しました。
試合が早く終わった金曜日は行けませんでしたが、それ以外はナイトマッチONLYの日も含めて観戦することが出来ました。
東レと合わせて、約3週間で9日×2で18日間の生観戦でした。
さすがに疲れました・・・。
AIGの後半は身体がだるくて仕方ない。
もう栄養ドリンクが必須です。
同じような観戦おたくって、少ないながらも結構いるんだろうな、たぶん。
毎年会場で見かける人いるし、その中では毎日の人も多いだろうし。
大会ごとに見かける人が違ったりもします。
向こうもそう思ってるんでしょうね、きっと。
昨日失くしたデジカメですが、大会事務局に問い合わせたり、りんかい線やJRの忘れ物取扱所に電話や直接行ったりとか、探しまくりました。
しかし出てこない。
もうダメかと思ってたら、大会事務局から見つかったと連絡がありました。
ホントに良かったです。
拾って下さった方や、大会関係者の方々に大感謝です!
ありがとうございました!!
さて、気が早いですが、次の観戦はどこかな。
柏や有明のフューチャーズは今年は行かないかも。
ITF女子の有明$50Kや男女共催の豊田チャレンジャーは行きたいと思ってます。
女子の$75Kは初めてだし、男子のATPチャレンジャーも楽しみです。
あ、慶応チャレンジャーもたぶん行きます。
来年は東レ→AIG男子→ジャパンオープン女子と3週連続の開催です。
(後に、2週目は楽天がスポンサーのジャパンオープン男子に加えてITF女子$100K、3週目は大阪でHPオープン開催と発表された。)
3週連続はきつすぎる・・・。
大阪の女子も普段なら遠征するけど、どうなるか分かりません。
前の2大会で疲れきってる可能性が大です。
・・・まー、それは来年になってから考えるとして。
10月の初めの週は、今の仕事だと抜けるのが難しいから、東レの全日観戦は無理かも。
開催日や大会のフォーマットがガラリと変わる来年は、どんな試合を見ることが出来るのか、今から楽しみです。
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