AIG OPEN 2008
AIG Japan Open Tennis Championships
最終日 2008/10/5(日) Vol.1  戻る トップへ


大会最終日です。
今日は、男女シングルス決勝と男子ダブルス決勝の3試合が行なわれます。
今使ってるデジカメを紛失してしまったので、昔使ってたコンパクトデジカメを久々に持ってくことにしました。
それにしても使いにくい。
しばらく使ってないから、設定方法とかほとんど忘れてる・・・。
なんかおかしいと思いながら使っていて、ダブルスの時にようやく気が付いた設定とかも有りました。
今日はコートサイド3列目の真ん中辺りの席だったので、写真を撮るにはベスポジだったんだけどなー。
最初はカメラ無くした空しさを感じながら試合見てましたが、切り替えは結構早いほうです。
せっかくの良席なので楽しまないと損です。
写真はそれほど枚数は撮らずに、試合を楽しむことにしました。
今日は、ちょっと前の天気予報ではそれほどよくありませんでしたが、朝は陽が射して良い天気でした。
実際、観戦していてかなり暑く感じました。
さて、さっそく試合に行きましょう。


◇Juan Martin DEL POTROの練習

7番コートでデルポトロが練習してました。
相手は松尾友貴君でした。
最初は松尾君だけがいて、しばらくするとデルポトロのコーチが来て、それからすぐに本人が現われました。
そろそろセンターコートで試合が始まる時間だったので、ウォームアップしか見てません。
最初はコーチと共にランニングしてました。
向こうの5番コートではベルディヒがいたのかな?
人だかりしてたけど、彼だったか確認出来たわけじゃありません。
写真を数枚撮っただけで、アザーコート巡りの後、センターコートへ向かいました。


◆1-Caroline WOZNIACKI (DEN) def. 5-Kaia KANEPI (EST) 6-2 3-6 6-1
02
女子シングルス決勝です。
昨日のウォズニアクvsカネピ戦同様、楽しみな対戦でした。
俺の場合、ATPよりもWTAの試合のほうが、試合内容のみならず選手のキャラ等を含めて興味が有ります。
男子の試合は、もちろん試合前に興味ある対戦も有りますが、どちらかというと、そういったものよりは試合内容重視って感じですかね。
これは昔からで、テニスを見始めた当初から今でも同じです。
昨日は、アレクサンドラの展開力vsカイアの攻撃力がどうなるか興味深かったです。
今日は面白そうだと思ったのは、この試合でした。

キャロラインは若い選手には珍しく、強打を主体としたテニスではありません。
いや、もちろん強いショットは持ってます。
これは上位にランクされる選手には必須だと思います。
それに加えて、相手のショットへの読みやフットワークの良さが有ります。
今大会で彼女の試合は何試合か見ましたが、打ち込まれ続けても最終的に物を言ったのはそれですね。
特に1STセットを分けたのはキャロラインのしぶとい返球でした。
しぶといと言っても、彼女の場合はあまりシコラーのイメージが有りません。
ループで粘ったり、スライスで変化を付けたり、そういった戦法ではないからでしょうね。
相手の攻撃に対して素早く追いつき、同じような低めの弾道のショットで深く返球するのです。
これは簡単に出来ることではありません。
かなりの高等技術だと思います。
そういうテニスをやろうとしても、普通は出来そうにないだろうし。
さっきも書いたとおり、読みの良さと、それを可能にするフットワークが図抜けてます。
これに対し、カイアはミスを重ねてました。
確か、キャロラインが2ブレイクアップの5−1までリードしたはずです。
1STセットは、そのまま6−2で彼女が取りました。

俺の数席隣りに彼女のコーチらしき人が座ってました。
関係者席はコートエンド側に設置されてましたが、彼はコートサイドにいましたね。
ほぼ一杯になったCS席に中で、彼が座った席はその後も最後まで空いてたので、大会側が予め空いてる席を用意してるのかもしれません。
彼は事ある毎に何やらつぶやいてました。
中にはコーチングっぽいのも有りましたね・・・(笑)
彼女もこっち向いて何か言ってること有ったし。
その度に、主審のウェルチさんの鋭い目線がこっち方面に注がれてたけど(笑)
まー、大概は、「グッドサーブ」とか結果に対するものだったり、名前を呼んで応援するのが多かったですけどね。
彼はキャロラインのことを「カロ」とか「カロリ」とか言ってました。
だとすると、自国語の発音では「カロリーン」とかだったりするんだろうか?
「キャロ」と「カロ」はちょっとした発音の違いでほぼ同じでしょうけど、その後の「ライン」が「リ」で始まるとなると、聞いた感じがちょっと違ってくるような?
まー、そもそも、外国語の発音をカタカナ表記(日本語表記)するのは無理、ってのは有りますけどね。
愛称ってことも考えられるし。
何かの番組で「カテリーナ」の色んな言語で発音(ヨーロッパの言葉だったか?)とか聞いたのを思い出しましたよ。

2NDセットに入ると、ちょっと展開が違ってきます。
カイアのミスが減って、最後まで打ち抜くショットが入り始めてきたのです。
キャロラインの防御を破るわけだから、カイアは何本も攻撃的なショットを打ちつづけなければなりません。
ミス無くこれを実行するのは、相当な集中力が必要でしょう。
しかし、それをやり抜き、セットを取り返すことに成功します。
もう凄かったですよ。
フォアもバックもダウンザラインが抜けまくってました。
いや、実際にウィナーになったのはそれほどでもなかったかな。
返せないにせよ、キャロラインが何とかボールに触ったのは結構有りましたからね。
あの連続攻撃でそれをやるわけだから、こちらも並大抵ではありません。
観客は2人の攻防に目を見張ってましたが、どちらかといえばカイアのショットに目が行ってたように思います。
彼女のショットが決まると、どよめいてましたから。
カイアは高い打点から広角に打つことが出来ます。
かなりの高等技術ですが、これがラインに沿ってスッーと伸びてくんです。
あの攻撃力は凄いです。

ファイナルセットは、キャロラインが5−0とリードします。
スコアを見ると一方的ですが、内容的には全然そんなことなかったです。
カイアの攻撃力は、それまでとそれほど変わらないように見えました。
カイアのサービスゲームは、だいたいが40−0とかで彼女がリードするのです。
しかし、そこからあと1本が取れない。
40−0からデュースに追いつかれてブレイクされたのは、連続して2ゲーム有りました。
逆にキャロラインのサーブは0−30などになり、カイアがリードします。
しかし、もつれながらも結局はキャロラインがキープ。
ほとんど全てのゲームがその展開でした。
見てる観客達は、スコアは5−0ですが、一方的とは全く感じなかったと思います。
スコアを気にせずに見ていれば、どっちが勝ってるか分からない展開でしょう。
そこから1ゲームは返したカイアですが、5−0ではスコアが離れすぎです。
6−1でキャロラインがファイナルセットを取り、セットカウント2−1で優勝しました。

異なるタイプの対戦で、観客を飽きさせない試合だったと思います。
これでキャロラインは今年3勝目とのこと。
インタビューでもTOP10について質問されてたし、いよいよトップに近づいてきましたね。
あのプレイスタイルだと、彼女が簡単に負ける試合は想像出来ません。
攻撃力も有るので、上位陣相手でも一方的に負けることはないように思います。
と思ったけど、東レのカタリナ戦は完敗だったなー(笑)
まだコートに慣れてなかったかもしれないし、その後のカタリナの好調ぶりを考えればおかしくはないんですけどね。
もっと遅いコートであれば、彼女の守備力がより発揮されるでしょう。
これからが楽しみです。


◇vol.2へ続きます。


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