AIG OPEN 2008
AIG Japan Open Tennis Championships
本戦4日目 2008/10/2(木)
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本戦4日目です。
今日のセンターコートは早く終わる試合が多く、スケジュールがサクサク進んでました。
結果的に昨日と試合数が変わらないのに、かなり終了時刻が早いです。
(昨日は予定では7試合だったけど、最終試合が1番コートに移動したから6試合。)
昨日よりもかなり早く会場入りしたにも関わらず、既に5試合が終わって最終試合の6試合目に入ってました。
だけど、早く行ったおかげで、1番コート2番コートの試合を見ることが出来ました。
これは良かった。
でも、変わりにセンターの試合が見れなかった・・・。
スコアを見て、試合終了時刻の予想が、2番コート→1番コート→センターコートだったんですよ。
それに合わせて、1番コートが終わるまで1・2番で見て、その後センターに移動しようと思ってました。
そしたら、1番コートの試合終了間際に、センターのツォンガが途中棄権したと判明。
ツォンガ見たかったのに、非常に残念・・・。
でもこればっかりは仕方ありません。
選手が怪我する危険は常に有りますからね。
というわけで、コロシアムには1回も行かず・・・。
チケットリターンのコートサイド席を買わないで良かった。
まー、1試合しか残ってなかったから、もともと買うつもりは無かったんだけど。
チケット売場で勧められただけで、特に値段は聞かなかったけど、これって正規の金額を払うのかな?
遅く会場に行くような俺みたいな人にとっては、凄く良い制度だと思いますが、なんか2重取りのような気がしないでもない。
吉兆の焼き魚を思い出してしまった・・・(笑)
(前の人が手をつけなかった焼き魚を、次の人にも出してたって話。)
どうせなら、リターン分はチャリティに寄付とかにすればいいのに。
そう言えば、去年の前夜祭は売上の一部を寄付するってことだったけど、今年はそういう話は聞かないな。
去年は全席500円、今年はCS席3000円、自由席1000円と倍以上に値上げしてるのにね。
まー、それだけの価値が有れば全然構わないんだけどね。
関係ない話が長くなりました。
試合に行きましょう。
◆Robert KENDRICK / Jarkko NIEMINEN (USA/FIN) def. WC-近藤大生 / 添田豪 (JPN/JPN) 6-3 6-3
01
2番コートの最終試合です。
見た時は2NDセットの中盤でした。
セットを先取したケンドリック/ニエミネンペアが1ブレイクアップでリード。
近藤/添田ペアがブレイクバックに成功。
追いついた日本ペアが、再びブレイクされて3−5。
最後はケンドリック/ニエミネンがキープして6−3で勝利。
そんなで流れでした。
日本ペアにもチャンスは有ったんですよ。
スコアはストレートでの決着ですが、ケンドリック/ニエミネンが圧倒的に勝ったわけではないです。
彼らは、サウスポーのニエミネンがデュースサイド、右利きのケンドリックがアドサイドでした。
ブライアンズとかもそうですが、最近、このパターンが結構多いと思います。
たまたま目立つから、そう思うだけだろうか?
ケンドリック/ニエミネンは、相手のフォアの遠いところにサーブを打つのが多かったです。
これは2人ともですね。
デュースサイドの近藤君にはスライスサーブで外に追い出し、アドサイドの添田君にはセンターへのフラット系サーブで打点を詰まらせて甘い返球を引き出してました。
もちろん全部が全部そうではないですが、40オールなどの重要なポイントではそのコースが多かったです。
日本ペアがブレイクされたゲーム(0−40から追いついたんだけど)や、最後のマッチゲームでもそうでした。
一番ポイントを取りやすいコースと判断したのかもしれませんね。
そういった緊迫した場面をケンドリック/ニエミネンが取りきり、勝ちに繋げたという感じでした。
試合後に、ケンドリックとニエミネンの両方からサインを貰いました。
シングルスでは既に敗退してしまいましたが、ダブルスでは地元の日本ペアに勝利し、ケンドリック/ニエミネンペアが初戦を突破した試合でした。
◆1-Lukas DLOUHY / Leander PAES (CZE/IND) def. Guillermo GARCIA-LOPEZ / Ivan NAVARRO (ESP) 6-4 7-5
02
1番コートの最終試合です。
今大会トップシードのドロウヒィとパエスは、ここ最近よく組んでるペアですよね。
確か、USオープンでも組んでたように思います。
ドロウヒィはまだ若い選手ですが、ベテランのダブルストップ選手と組む事が多いようです。
去年はビズネルと組んでGS2つ準優勝でしたよね。
時々有るトップダブルスチームのペアの入替えは別として、GS決勝戦の面子は有る程度固定化してる感じなので、若手を含んだ新しいペアがそれだけの成績を残すことはかなり難しいと思います。
マスターズカップにも出てるし、成績的にも間違いなくダブルスのトッププレイヤーの1人と言えます。
これは彼からするとどうなんでしょうね。
やっぱりシングルス重視なんでしょうか?
だとしたら、ここまでダブルスで成績を残してると、日程的にシングルス予選にも影響しそうだし、痛し痒しといったところでしょうか。
パエスは誰と組んでも強い選手だと思います。
でも、ここ最近は、以前に比べてGSでの上位進出が少なくなってるような?
99年のブパシとのペアでのGS4つ全部決勝進出のイメージが強いからかもしれないけど。
そろそろビッグタイトルが欲しいでしょうね。
彼はいつもダブルススペシャリストと組んでる印象がありますが、今回は経験値が明らかに違う若手のドロウヒィとです。
ダブルス専門選手達の上手さよりも、シングルスにも出てるドロウヒィのショットの威力を取ったのかも。
ガルシアロペスとナバロは、シングルスの試合は見たことあります。
ダブルス見るのは初めてですかね、たぶん。
ナバロのサーブのフォームは独特ですね。
シングルスで見た時もあーだったかな?
初めに足を揃えず、左足を大きく後ろに引きます。
足を揃えない選手もいるので、それ自体は普通と言ってもいいですが、ここまで左右の足の幅が多い選手も珍しいです。
そこから後傾姿勢になり、その体勢から身体が前に出てきてラケットを打点にぶつけていきます。
文章で書くと分かりにくいな・・・(笑)
ガルシアロペスはオーソドックスなタイプですかね。
濃いイメージのナバロばっかり印象に残ってるから、彼のフォームはあまり覚えてません・・・。
試合は、お互いにですが、サーブで崩して甘くなったのを決めるパターンが多かったです。
ひと昔前と違い、今の男子ダブルスの主流ですよね、このスタイルは。
サーブだけでほとんど決まってしまうので、このパターンだと、シングルスの選手もダブルスの選手と同じようにポイント出来ます。
問題は1STサーブが入らないポイントです。
この時の対応に差が出たと思います。
追い込まれた時のボレーテクニックは、やはりダブルスのトップ選手は上手いです。
リターン時のパエスは、コンチネンタルグリップのまま強打してたような?
どフラットだからか、返球出来たリターンはやたら早かったです。
構えててもあの速球はボレーしにくいでしょう。
スライスの遅いショットも有効に使ってましたね。
強打と組合せて、相手のボレーミスを誘ってました。
それから、やっと届いたボレーが浮きません。
あのテクニックは凄いです。
そういえばバックハンドスマッシュのウィナーも有リました。
一般人の場合、バック側に上がった(回り込んでスマッシュ出来ないタイミングの)難しいロブに対しては、ハイボレーが普通だと思います。
強く打ったとしても、スマッシュではなくハイボレーの強打版って感じです。
(少なくとも俺の場合はそう。)
パエスのは手首をかえしてたし、あの打球の勢いはスマッシュですよ。
もう緩急自在って感じで、ちょっと不調気味のドロウヒィを補って余りあるプレイでした。
今日のドロウヒィは、ボレーの反応が今ひとつでしたね。
まー、他の3人と比べてパエスだけ飛びぬけてたから、同じチームのドロウヒィがそう見えたのかもしれません。
試合は、パエス/ドロウヒィが先行し、ガルシアロペス/ナバロがピンチを何とか凌いでブレイクバックする展開でした。
5−4の時はマッチポイントも有ったのでは?
その場面ではブレイクバックして追いつきましたが、最後の2ゲームは地力の差が出ましたかね。
2NDセットも7−5でパエス/ドロウヒィが取って勝利しました。
試合後にドロウヒィ、パエスの順にサインを貰いました。
確か、長時間かけて物凄い数のサインを書いてたような?
試合の要点だけは大会直後にメモっといたけど、実際に書いてるのは翌年の2月になってからだから、細かい部分は忘れますが・・・。
トップシードのパエス/ドロウヒィが初戦を突破してQFに進んだ試合でした。
今日はこんなところです。
冒頭にも書きましたが、今日はセンターコートに1回も行きませんでした。
有明開催のツアー大会で、コロシアムで試合やってる時では初めてかも。
どちらかといえばアザーコートをメインに観戦することが多いですが、コロシアムで試合やってれば、数十秒でもどんなもんかって見に行きますから。
ヨネフェスとか試合以外の場合は、全く見ない日も有りましたけどね。
今日は、元々進行が早い上にツォンガが途中で棄権したので、かなり早く全試合が終わりました。
昨日までの夜の11時過ぎとかと大違いです。
今日なら、もう1試合有ってもぜんぜん大丈夫でしたよ。
まー、テニスの試合は時間が読めないから仕方ないですね。
明日のセンターコートは5試合が組まれてます。
フルセットの熱戦が続けば見れそうだけど、今日のように早く終わる試合が続けば見れないかもしれません。
アザーの試合をセンターに持ってくるかもしれないっていう表示もオーダーに書いてないしね。
まー、そうならそうで、身体を休めるって意味では良いです。
何回も書いてる気がするけど、東レからの観戦疲れがかなり溜まってます。
まだ大会終了まで数日有りますが、大会が終わってもしばらくは疲れが取れないですね、きっと。
(実際、12月も下旬辺りになって、ようやく本調子には戻った感じです・・・。)
それはともかく、明日以降の試合も非常に楽しみです。
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