AIG OPEN 2008
AIG Japan Open Tennis Championships
本戦1日目&予選3日目 2008/9/29(月)  戻る トップへ


今日から本戦です。
(予選ドローが多い女子シングルスは予選最終日。)
と、見た直後のように書いてますが、これは2ヶ月以上経った11月末に書いてます。
既に細かいことは忘却の彼方へ・・・。
一応、要点は直後にメモってるので、それを見て思い出しながら書いていこうと思ってます。
これ以降は、当日書いたと仮定して書いていきます。
東レで1週間休みを使ったので、さすがに今週は休めません。
明日の火曜日だけ無理やり午後半休を取って、あとは仕事帰りのみの観戦です。
ということで、会場に着いたのは6時半過ぎでした。
何試合見ることが出来るのか心配でしたが、センターコートにミナールvsズベレフの試合が追加されると大会HPで発表されました。
ミナールは数年前に見ましたが、ズベレフは名前は聞いたこと有りますが初めて見ます。
この試合が追加されなければ、たぶん行かなかったでしょう。
さて、試合に行きましょう。


◆WC-鈴木貴男 (JPN) def. WC-杉田祐一 (JPN) 6-3 7-6(6)
01
センターコートの第5試合です。
2NDセット終盤から見ました。
ブレイク差なしの5−4か6−5辺りだったかな。
そのままキープが続いてタイブレイクに入りました。
タイブレイクは終盤まで杉田君が常にリードしてました。
貴男君のミスが思ったより多かったですね。
杉田君のリターンやストロークが良かったからだと思います。
杉田君にセットポイントが有りましたが、良いサーブが入った貴男君が逃れます。
先行されていた貴男君ですが、ミニブレイクを返して初めてリードします。
まさにピンチの後にチャンス有りです。
そして貴男君にマッチポイントが来ました。
ロングラリーの最後でアプローチした貴男君がポイントを取って勝利。
1回戦を勝ち上がりました。




◆Hyung-Taik LEE (KOR) def. WC-岩渕聡 (JPN) 6-1 6-4
02
センターコートの第6試合です。
直前に、「これから最後の試合です」とアナウンスが有りました。
大会HPのスケジュール欄に、この後に第7試合として、ミナールvsズベレフが組まれてるんですけど・・・。
その試合が無かったら、今日有明に来ることは無かったので、怒りまくりながら試合を見てました。
ということで、当然、辛口の感想になります・・・。
とにかく、リーの一方的な試合でした。
攻防というものが存在しないのです。
こんな詰まらない試合をAIGで再び見せられるとは。
(「再び」の部分はご想像にお任せします・・・。)
岩渕君が攻撃的すぎるというか、彼のミスで試合が進みました。
ミスを覚悟しないとポイント取れないと思ってたんでしょうか。
それだけ、リーのコートカバーリングが良いということかもしれません。
選手達の「攻」と「防」の戦いが好きで試合を見てるので、「攻」しかない試合はホント詰まらない。
申し訳ないけど、早く終われと思ってました。
それでも2NDセットは若干拮抗した展開になりました。
最終的には、リーがセットを取り、ストレートで勝利しました。


◆Ivo MINAR (CZE) def. Mischa ZVEREV (GER) 7-6(9) 2-6 6-2
03
今日の最終試合です。
アナウンスでは無いことにされた試合ですが、HPで発表された通り、センターコートの第7試合として行なわれました。
ズベレフという姓は、男女の違いは有れど、ちょっと前の女子選手のナターシャ・ズベレワと同じですよね。
ファーストネームも「〜シャ」と愛称みたいで、彼の名前を聞く度にいつも彼女を思い出します。
ナターシャはどちらかと言えばダブルスが有名ですが、シングルスでも面白い試合が数多く有りました。
90年代初め頃のUSオープンのガビー(サバチーニ)戦とか、ビデオで何回も繰り返し見ましたよ。
こういう話題を書き始めると終わらない・・・。
話を戻します。

前の試合が淡白すぎたのもあって、とても面白い試合でした。
お互いにハイレベルな攻撃と守りで、白熱したラリーが展開されました。
1STセットはオールキープでタイブレイクになります。
このタイブレイクが凄かった。
タイブレイクが進むにつれて1ポイントがとても重要になってきますが、2人ともかなり大胆なショットの打ち合いでした。
一進一退の末、ミナールが11−9の僅差でセットを先取しました。
2NDセットはミナールのエラーが若干増えました。
その流れでズベレフが2ブレイクアップで取ってセットオールです。
ファイナルセットは逆にズベレフにエラーが増えてきました。
高い集中はそんなに長時間続くものではないので、少し集中力が落ちたのかもしれません。
2ブレイクアップしたミナールが6−2でセットを取って勝利しました。
第2セットはズベレフ、ファイナルセットはミナ−ルの流れで進みました。
結果として、2人とも高い集中を発揮したのは1STセットでした。
このセットを僅差で取ったミナールが、最終的には勝利したということですね。

ミナールのサーブを見た時、ギャンビルを思い出しました。
具体的に書くと、打った後に右足で踏ん張るタイプのサービスです。
あの動作をあそこまで大きくやるのはギャンビル以外に見たこと無かったですが、今大会では他にも結構見ましたね。
誰だったか、すぐには思い出せないけど・・・。
ストロークは遠心力を使ったようなフォームで伸びが有ります。
低い弾道のショットが多いですが、ネットミスは少ないです。
バックハンドの身体をクルっと回転させる動作は綺麗ですね。
これじゃ分からないと思いますが、他に何て表現したらいいのか分からない・・・(笑)
両肩の入替えの動作とでも書けばいいのかな?
フォアハンドは強力ですが、どちらかと言うとバックハンドのほうが得意なんでしょうかね、たぶん。
あのフォームだったらミス無く永遠に打ち続けられそうだし。
このレベルだと当然かもしれませんが、彼は何でも出来ますね。
ネットアプローチやボレーを流れのなかで行なって、ドロップボレーも上手いです。
ズベレフはサウスポーの選手です。
彼は手首が強そうですね。
ミナールよりもネットプレイの頻度が高く、サーブ&ボレーヤーと言ってもいいぐらいでした。
バックハンドは両手打ちで、何となくヒューイットっぽい感じがしました。
テイクバックだけかもしれませんが、最近では珍しくなった、肩とラケットで三角形を作るタイプです。
今は肘を曲げる五角形タイプが多いように思うので、この三角形タイプはテイクバックが硬いような印象を受けます。
まー、本人が打ちやすいのが一番ですけどね。
フォアハンドはスピンを打つことが多いです。
もともとはクレーコート育ちでしょうか。
ミナールは、何故かズベレフのフォアを攻めることが多かったです。
スピード有るバックハンドよりも、回転量が多いフォアハンドと打ち合ったほうがいいと判断したのかも。
それとも、単にいつものパターン、つまり右利き同士のバックハンドの打ち合いと同じだっただけ?
全体的には、様々なテクニックと多くの引き出しを持った両者の攻防が面白かったです。
2人の対戦は初めて見ましたが(ミナールはバグダティスとの試合を見たことある)、共に持ち味を発揮した好試合だったと思います。
接戦を制したミナールが、2回戦に進出しました。


今日はこんなところです。
最後の試合がHP通りに行なわれてホントに良かった。
キャンセルになってたら怒りまくって帰宅したところでした。
明日は午後から会場に行きます。
天気は回復傾向みたいなので、何とか止んで欲しい・・・。
雨降った場合は、やっぱり無観客試合になるんだろうか?
毎年のことですが、週後半はともかくとして、週初めは雨降らないで欲しいですね。
まー、この季節に無理な注文かもしれないけど。
何はともあれ、天気と共に明日の試合を楽しみにしたいと思います。


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