フェドカップ2008 ワールドグループ プレイオフ
日本vsフランス
FED CUP 2008 World Group Play-offs Japan vs France
最終日 2008/4/27(日) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆Virginie RAZZANO (FRA) def. 中村藍子 (JPN) 6-4 6-4
日本チームは選手を変えてきました。
もしかしたら、第3試合の結果に関わらずそうするつもりだったのかもしれませんね。
俺が監督だとしても、同じ起用をしたかも。
フランスはそのままビルジニーでした。
これはちょっと意外でした。
最近好調のアリーゼ(コルネ)が出てくるかなと思ってたので。
試合は、スコアもそうですが、この2日間で一番拮抗した内容になりました。
これは、藍子ちゃんが自分から相手コートにショットを押し込めることが出来たのが大きいと思います。
これまでの3試合は、どうしても後手に回ってしまう印象が強かった。
初めて対等に打ち合った試合という印象です。
既に勝敗が決まったことも大きかったのかな。
ビルジニーに昨日の勢いは感じなかったので。
もちろん、藍子ちゃんがそれをさせなかったというのも有ると思います。
攻撃されたボールは下がらずに何とか深く返球し、ニュートラルなラリーまたはチャンスボールは両手打ちから強打を叩き込んでました。
しかし、そこは上位者のビルジニーです。
拮抗した展開ながら、要所で試合をまとめて勝ったという印象が強いです。
フランスが4勝0敗とし、完全勝利まであと1勝としました。
◆森田あゆみ / 杉山愛 (JPN) def. Alize CORNET / Nathalie DECHY (FRA) 6-1 6-3
フランスチームはダブルスメンバーを変えてきました。
前の試合の中盤でナタリーとアリーゼの2人が席を立ったので、その時にこれはメンバーチェンジだなと予想できました。
ダブルスとは言え、絶好調のアリーゼを目の前で見ることが出来るのは楽しみでした。
日本も里華ちゃんに変えてくるかと思いましたが、こちらはそのままでした。
正直なところ、もし2勝2敗になった時、日本チームが誰を愛ちゃんのペアにするか悩みどころですよね。
里華ちゃんが怪我をする前だったら、迷うことなく愛里華ペアだと思います。
なんか久々に「愛里華」と書いた気がする。
青BBSで宝塚みたいと言われたような?(笑)
たけぽんさんからだったかな?
話を戻して(笑)
里華ちゃんもかなり復調してるとはいえ、前回観たフェドではまだまだという感じだったからなー。
かと言って、あゆみちゃんのダブルスもまだまだだと思うし。
愛/あゆみペアのダブルスは、最初に見たAIGでのダブルスの印象が強いです。
かなり前なのは確かですが、あれはいつのAIGだったかな?
その時は、ダブルスはまだまだだなーって感じだったんですよね。
かなり昔の試合ですが、その時の印象が強いのです。
全然話が変わりますが、その選手を最初に見た時の印象って、あとあとまで大きく記憶に残るんですよね。
何年か前にたけぽんさんとコリーナ(モラリュー)の話をしていて、彼女の印象がかなり違うのに驚いたことが有ります。
印象に残った試合が別の試合だったのを聞いて、あーそうかと納得した覚えが有ります。
またまた脱線・・・(笑)
そんな印象のあゆみちゃんでしたが、今日の彼女はかなりダブルスが上手くなったと感じました。
と言うか、自分から動いてるのか相手から動かされてるのかの差でしょうか。
今日に限れば、愛ちゃんとそれほど遜色ない動きでした。
シングルスの時もでしたが、愛ちゃんは珍しくボレーミスが多かったですね。
特にフォアボレーです。
ネットのテープ(白帯)に当たるのが多かったから、動きとしては悪くないと思うんだけどね。
それ以外はさすがという動きでしたけど。
アリーゼは、やはりダブルスはまだまだという感じがしました。
彼女の場合は、ふかしてしまうボレーが多かった。
準備が間に合ってないんでしょうね、きっと。
ストロークも前衛に捕まることが多かった。
しかし、構えて打った時のフォアハンドの威力は凄いですね。
クレーコートで上位進出しただけありますよ。
打つコースが限定されるダブルスでは、ダブルス巧者にボレーで捕まる可能性が大きいですが、シングルスでは威力を発揮するでしょう。
ナタリーのダブルスは結構期待してましたが、動きすぎたり逆を突かれることが多く、あまり良いところを見る事が出来ませんでした。
彼女がとうしてダブルスでGSタイトルを取る事が出来たのか、それを自分の目で確認したかったんですけどね。
USオープンは2006、2007年と連覇中、ミックスもローランギャロスで2007年に優勝と、素晴らしい成績ですから。
試合全体としては、常に日本ペアが先行し、フランスペアが何とか追いすがるといった展開でした。
しかし除々に差が着いていき、スコア的にも内容的にも日本ペアの独壇場のような展開が多かったです。
日本がストレート勝利で星をひとつ返し、最終結果を1勝4敗としました。
今日はこんなところです。
試合後、珍しく両国揃ってVIP席への日本式挨拶がありました。
四方の客に向かっても同じようにおじぎ。
フランスチームは最初からそうしようと決めてたんでしょうかね。
外国人がおじぎをするのは珍しいので、なんかほほえましかった(笑)
愛ちゃんとアメリーは2人で何事が談笑してました。
結構長時間だったけど、何話してたんだろう?
そのうちカメラマンが集まってきて、2人で肩組んで写真撮られたりしてました。
その後は監督とNo.1選手へのインタビューがありました。
アメリーはホスト国の日本への感謝と同時に、USオープンの後にまた来ると言ってました。
明言はしてませんが、どう考えても東レPPOのことですよね。
(ティアVのAIGとは思えない。)
スケジュールやサーフェスが変わったことにより、彼女以外にも今まで参加しなかった選手の参戦が有りそうですね。
これはかなり楽しみです。
この2日間の結果で、フランスは1部残留、日本も2部のままとなりました。
全試合を見た感想ですが、日本は全力を尽くした結果、玉砕したという印象です。
ああすればとか、こうすればとかの選択肢はほとんどなく、現在の力関係でやむなく敗れたという印象が強いです。
出場選手を変えても結果は同じだったような気がします。
次回は2部からのスタートですが、また勝ち上がって是非1部に挑戦してほしいです。
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