フェドカップ2008 ワールドグループ プレイオフ
日本vsフランス
FED CUP 2008 World Group Play-offs Japan vs France
最終日 2008/4/27(日) Vol.1  戻る トップへ


2日目です。
昨日は開場前に行列に並びましたが、今日はかなり遅くなって、試合開始直前の12時ちょい過ぎに会場に入りました。
やはり2日連続で行列に並ぶのは、物凄ーく必要性を感じないと無理・・・(笑)
開場前に行った昨日は、試合開始間際までアリーナ席に結構空席が有りました。
早く行かなくてもアリーナに座れそうだし、もともと並ぶの嫌いだしね。
ちなみに開場は試合開始の1時間半前で、昨日は11時半(試合開始は13時)、今日は10時半(同じく12時)でした。
今日は昨日よりも観客が多かったように見えました。
アリーナ席はほとんど空きがなく、最後のダブルスの時でもかなり埋まってました。
まー、無理やり座ろうと思えば座れましたが、それなりに前のほうが空いてたので、今日はアリーナ席には座りませんでした。
そういえば、大会前にJTAからハガキが来てましたね。
フェド開催のお知らせと、クラブJTA用にVIP席の上に席を用意していると書いてあったかな、確か。
そういう案内が来たのは記憶にある限りは初めてなので、今回は集客しようという意気込み(というか会員へのサービスかな)は感じました。
俺の場合は、案内ハガキの有無に関わらず、行く時は行く、行かない時は行かないので、あまり関係無いですけどね。
まー、正直言うと、ハガキ代や印刷代に金使うよりも、AIGとかで良い席用意して欲しいってところですが・・・。
かかるお金が全然違いそうだから、それは無いとは思うけどね。
さて、コロシアムに入ると、既に試合が始まってました。
確か、第2ゲームだったような気がする。
しばらく出入口で待った後、第4ゲームから席に座って見ることが出来ました。


◆Amelie MAURESMO (FRA) def. 杉山愛 (JPN) 6-1 6-4

No.1対決です。
2日目の第1試合(つまり3試合目)は、この対戦と決まってます。
よく考えられた試合順ですよね。
2勝0敗、1勝1敗、0勝2敗のどのパターンでも一番重要な試合になってきますから。
デ杯では3試合目のダブルスが重要になってきますが、フェドではよりシングルスNo.1の重責が大きいですね。

BBSにも書きましたが、この対戦は2003年のフィラデルディアのSFで見たことが有って、とても印象に残ってます。
(もちろんGAORAのテレビ観戦。)
愛ちゃんがTOP10入りなるか?という時期の試合で、確かこれに勝てば初TOP10じゃなかったかな。
彼女は前週のリンツで優勝してます。
翌週のフィラデルフィアでもSF進出と、既にトップ10に相応しいような成績を残してました。
ランキングというのは相対的なもので、ボーダーライン上の選手のランクは他の選手の成績にかなり影響されます。
これはTOP10しかり、TOP100しかりです。
なので、実力という面で考えると、俺は10位も11位もそれほどの違いは感じません。
しかし記録として残るのは、毎週月曜日に発表されるWTAランキングです。
後々紹介される時に、「元TOP10」が付くか付かないかでは大きく違うと思います。
俺が覚えてるだけでも11位止まりの選手は何人かいますが、色々考えると、TOP10になるには運も必要だと思います。
話が別の方向に行ってしまいましたが、愛ちゃんがTOP10に入るかどうかって時の試合だったので、当時は毎日のようにスコアボード観戦をしてましたね。
実際に映像を見たのはかなり遅れてからでしたが(当時のGAORAは生中継ではなかった)、笑いが出るほど愛ちゃんが好調だったのを覚えてます。
なんて言ったらいいんだろう。
早回しのビデオを見てるような感じというか、弾むようなゴムまりというか。
ゴムまりというとアランチャを思い浮かべますが、アランチャとはちょっと違う印象でしたね。
(文章にするのは難しいですが・・・。)
試合展開としては、好調な愛ちゃんが先行し、アメリーが追いつくという流れだったと思います。
セットを先取した愛ちゃんが2NDセットもリード。
更に攻勢に出た愛ちゃんに対し、アメリーのスーパーショットが炸裂。
競いながらも僅差でアメリーが勝利。
そんな感じだったかな。
ビデオを見直したわけではないので、あくまで覚えてる印象ですけど。
お互いにその時とは立場や調子も違うでしょうけど、今日はどんな試合になるか興味深かったです。

さて、ようやく今日の試合の話に移ります。
(前置き長すぎ・・・(笑))
1STセットはアメリーが常に先行してました。
ポイントごとではそれほど圧倒してる印象はないのですが、結果としては大差が付くという感じでしょうか。
有明の高速ハードということも有るのか、アメリーは弾むスピンボールはほとんど使ってませんでした。
前日のあゆみちゃんとの試合もそんな感じでしたね。
生で見たアメリーのテニスは、作戦的にはシンプルですが、大きなテニスという印象でした。
威力の有るサーブとストロークで振り回し、ミスを引き出すか返球を甘くさせる。
最後の仕上げはオープンコートへストロークウィナーかネットで仕留める。
そして、時折りサーブ&ボレーを混ぜる。
そんな展開で、アメリーが6−1とスコア的に圧倒してセットを先取。
2NDセットに入ると、序盤は同じ流れながら愛ちゃんもゲームが取れるようになります。
アメリーの振り回しは相当厳しかったですが、ホントによく打ち返してました。
同じ振り回しでも、昨日のビルジニーとはちょっと印象が違いました。
これもまた表現するのが難しいですが・・・。
打点の早さは、ビルジニー>アメリー。
高い打点から打ち込むショットの強烈さは、ビルジニー>アメリー。
1本1本のショットの強さは、アメリー>ビルジニー。
逆を突かれやすい(愛ちゃんがという意味)のは、アメリー>ビルジニー。
そんな感じでしょうか。
分かりにくいですね(笑)
2人ともスピンボールで攻めるのが主体でしたが、普通のラリーでのボールの軌道はアメリーのが若干低めでしたかね。
打ち込む時のショットはビルジニーのほうが凄かったです。
連続攻撃で圧倒されるのはビルジニーで、愛ちゃんが1歩も動けない時が何回も有りました。
ラリーのテンポが少しづつ早くなっていって、最終的にドカンとやられる感じですね。
アメリーが相手の場合はそこまで圧迫されるわけではないのですが、ラリーをしている内に少しづつ苦しくなってしまうのです。
大きく振り回されながら、ちょっとづつ逆を突かれる感じでしょうかね。
どう表現していいのか、分からないけど・・・。
同じくスコア的に圧倒されていても、観ていて受けた印象はかなり違いました。
2NDセットは昨日同様、ウィナーや逆を突かれることが少なくなりました。
走り回って深いショットを返球しつづけることで、アメリーのミスを誘うことに成功。
それまでアメリーにはミスらしいミスがほとんど無かったですからね。
ミスしても単に自分のミス(=アンフォースドエラー)であって、ミスを誘うことが出来たのは2NDセットの中盤以降でした。
それでも、常に先行してたのはアメリーでした。
愛ちゃんは、追いついてはブレイクされるという展開でしたね。
最後は4オールからブレイクされ、次のゲームをきっちりキープしたアメリーが勝利。
対戦成績を3勝0敗としたフランスが勝利を決めました。


◇vol.2へ続きます。


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