慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2007
Keio Challenger International Tennis Tournament 2007
ATP Challenger Series $35K+H
本戦5日目 2007/11/23(金) Vol.2  戻る トップへ


◇vol.1からの続きです。


◆8-本村剛一 (JPN) def. 2-Yen-Hsun LU (TPE) 6-2 6-3

3番コートの第2試合です。
これはまさかの結果ですね。
ランキングや勢い的に、先週の台湾に続いてセラとルーの決勝が濃厚かなーと思ってましたから。
試合は序盤から本村君がリードします。
ルーはちょっと左右に振られるとミスしてましたね。
いったいどうしたんだろう?ってプレイでした。
彼は途中でメディカルタイムアウトを取りました。
遠くから見たところ、どうやら右足の治療だったようです。
その前後で足を少し引きずってたから、プレイ全体にかなり影響が有ったと思われます。
単にフットワークが悪くなるだけではなく、メンタルにも影響しそうですからね。
あまり踏ん張りが効かないようでしたが、それでも最後まで諦めずにプレイしてました。
あまり振られない状態ではとりあえずストローク打ててたので、プレイ出来ないほどの重症ではなかったのかもしれません。
本村君はチャンスを掴みましたね。
彼は、今日勝つために何をすれば良いのか、を考えながらプレイしてたように思います。
スピンとスライスを混ぜてラリーを長くして、ルーに遠く低いボールを打たせようとしてました。
ネットプレイも結構やってましたね。
この展開で常に先行し、最後まで相手に流れを渡しませんでした。
本村君が第2シードで前週優勝のルーを破り、SFに進出しました。


◆岩渕聡/松井俊英 (JPN/JPN) def. WC-杉田祐一/富田玄輝 (JPN/JPN) 6-2 6-3

1番コートの第3試合です。
岩渕/松井ペアは先週の全日本選手権で優勝してます。
ということは、ただでさえダブルス強いのに調子も良いということです。
この強いペア相手に、杉田君と富田君の大学生ペアがどういう戦いをするのか楽しみでした。
と言うか、シングルスならともかく、ダブルスで勝つと思った人は少なかったんじゃないかな。
俺も勝つとまでは思ってなくて、どんな内容の試合になるかに興味が有りました。
試合は最初のゲームを杉田/富田ペアがブレイクしてスタートしました。
杉田君の動きがとてもクイックリーで、リターンとパスが好調でした。
全日本選手権のダブルス1回戦では動きが今ひとつでしたが、今日は見違えるようなプレイでした。
その時は相手に動かされてるような印象でしたが、今日は自分から動いてると感じました。
ボレーの反応もかなり良く、この短期間でどんな練習をしたんだろう?と思いましたよ。
富田君も積極的に色々やろうとしてたと思います。
綺麗に取ったポイントも有りましたが、全体的には今ひとつ結果には結びつかなかったかな。
お互いにサーブ&ボレーなので試合の展開が早いです。
普通にやってると、悪いプレイではないにも関わらず、結果的に1テンポ遅れてしまうことになるのかもしれません。
岩渕君と松井君の場合は、ここに打てばここに返ってくるというような、次を予測した動きをしてたように思います。
ポイントを取るには、その逆を突いたり、スピードでラケットを弾いたり、そういうことが必要になってくるでしょう。
序盤はこれが出来てたからブレイク出来たのだと思います。
岩渕/松井ペアは、いつになくミスが多かったです。
これも試合序盤に競った展開になった一因でしょうね。
しかし徐々にエンジンが掛かってきてからは、ゲームを連取してセットを先取。
この辺りでは、岩渕/松井ペアのサーブは簡単にキープ、杉田/富田ペアのサーブは長々と続く。
そういう流れでした。
2NDセットもその流れで、岩渕/松井ペアがブレイクして先行します。
これは勝負有ったかと思いましたが、杉田/富田ペアがブレイクバックに成功。
その後のデュースからのサドンデスを取れればまだ分からなかったんですけどね。
追いつかれた岩渕/松井ペアでしたが、その後は再びゲームを連取して6−3でセットを取り、勝利しました。


◆近藤大生/添田豪 (JPN/JPN) def. 畠中将人/杉山記一 (JPN/JPN) 6-1 6-1

3番コートの第3試合です。
もうひとつのダブルスが終ってからなので、見たのは終盤の数ゲームだけです。
2NDセットは6−1というスコアですが、そこまで離れてるような印象は無いですね。
ボレー合戦やサインプレイの応酬で、際どいポイントが続きました。
畠中/杉山ペアはコードボールなど、運が無いポイントが多かったように思います。
スコア的には劣勢でしたが、何とかしようとしてたのは強く感じました。
そういう場面でアンラッキーなポイントが多かったですね。
ポイント自体は競いながらも近藤/添田ペアが取る展開が続き、結果的に彼らがゲームを連取。
6−1でセットを取り、勝利しました。


今日はこんなところです。
今日から会場で食べ物の販売が始まりました。
業者が売り場にいるのではなく、テニス部員達が直接売ってましたね。
かつ煮サンド350円、スープ50円と安かったこともあり、1個づつ購入しました。
安かったからあまり期待してませんでしたが、分厚いカツが入ってて美味かったですよ。
今日の試合終了は3時ちょい過ぎと結構早い時間でした。
これぐらいに終ると、それほど寒くならなくて良いです。
明日はシングルスSFとダブルス決勝です。
オーダーを見ると2番コートで行われるようですね。
今日までは1番と3番で試合が組まれ、2番コートにそれぞれのコートが見られる仮設スタンドが設置してありました。
仮設スタンドに移動用の車輪が付いてたけど、最初から移動するつもりでそうなってたんですね。
これらの移動やスタンド前のシート貼りなど、翌日の準備は試合後にテニス部員達がやるんですよね?
試合中はラインジャッジやボールパーソン、試合後は翌日の準備。
それ以外にも受付やフード販売などなど。
分担が分かれてるとはいえ、休む間もなく働いてるんじゃないですか?
ごくろうさまの一言しかないです。
明日はノーアド2セットマッチのダブルス決勝が第1試合です。
10時開始とちょっと早いけど、早く終わってしまう可能性がある試合形式なので、頑張って早めに行こう思います。
明日も楽しみです。


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