東京有明国際女子オープンU
ITF Women's Circuit $50K / Tokyo Ariake International Ladies II 2007
本戦4日目 2007/9/14(金)
戻る
トップへ
本戦4日目です。
少し前の天気予報があまり良くなくて雨が心配でしたが、そんなことは全くなく晴れになりました。
逆に日差しが強くてかなり暑かったです。
昨日までは3番4番コートも使ってましたが、今日は1番2番コートだけでした。
最終日はコロシアムを使うみたいですね。
去年はどうだったかな?と思い出してみると、AIGの前週だったからちょうどヨネフェスやってますね、この日は。
どう考えてもセンターコートを使うのは無理でした。
会場に着いたのは、11時半のちょい前ぐらいでしたかね。
試合開始は10時半なので、何とか第1試合が終わる前に間に合いました。
試合に行きましょう。
◆Yan-Ze XIE (CHN) def. 8-Julie COIN (FRA) 4-6 6-4 7-6(5)
2番コートの第1試合です。
見たのは2NDセットです。
どっちの選手もこの大会で初めて見ました。
と見た時は思ってましたが、XIEは2005年のカンガルーカップで見てましたね。
XIEという名前は覚えてましたが、髪型が変わってるせいか分からなくて、昨日見た時は別人だと思ってました。
相手のCOINはサーブがかなり速いですね。
サービスでのポイントが多く、返ってきても甘いボールなので、ストローク戦を有利に展開してました。
2NDセット終盤以降は詳しく見てませんが、XIEの厚い当たりのストロークが炸裂して逆転に成功したんでしょうか。
昨日も思いましたが、フォアもバックも音が大きいです。
競ったスコアなので、片方だけが好調だったということではないような気もしますけどね。
ファイナルセットタイブレイク、それも7−5という小差でXIEが勝ち上がりました。
◆3-Sophie FERGUSON (AUS) def. 田中真梨 (JPN) 6-4 6-2
1番コートの第1試合です。
2NDセット序盤から中盤辺りを見ました。
最初は上で書いた試合を見ていて詳しくは見てないですが、その時は長いラリーが多かったように思いますね。
逆に2NDセットは短いポイントが多かったです。
田中真梨ちゃんは、ソフィーのスピンボールに苦労してました。
特にセンターからバック側へ打たれて外側に切れていくボールです。
高くて遠い打点で取らされて甘い返球になりがちでした。
ジャンプして打点を高くして、ジャックナイフのように空中からクロスに打ち込んでくようにしてましたが、ネットミスが多かったです。
あれを打ち続けるのは、体力的にも精神的にもかなり疲れるでしょうね。
ソフィーは最初の1本に集中していました。
特にサーブです。
ラリーをしながら展開していくのではなく、まず相手の体勢を崩して有利に展開しようということだと思います。
適度なスピンボールだと打ち込まれてしまうからでしょうね。
そういうの田中真梨ちゃんは得意ですから。
セット後半は見てませんが、ソフィーがそのままリードを保って勝利しました。
◆Q-Yi-Jing ZHAO (CHN) def. 2-久松志保 (JPN) 6-2 6-3
1番コートの第2試合です。
ZHAOは初めて見た選手です。
彼女は大柄でスウィングも早く、出場選手の中ではアスリート的な能力に優れているように見えました。
それほど走るのが速いって感じでもないのですが、フォアへの回り込むタイミングとか強打を打つ能力とかそういうところですね。
志保ちゃんは、相手の最初の1本が厳しいので、1ゲームで何本かミスをさせられてました。
ロングラリーでポイントを取っても、そういうフリーポイントが大きく、結局ゲームを取られてしまうという展開でした。
攻撃されてないポイントでもミスが多かったように思いますね。
自分から攻めなければ相手に攻撃されると感じてたからかもしれません。
スコア的にZHAOが常に先行し、そのまま逃げ切って勝利しました。
◆Q-藤原里華 (JPN) def. 1-波形純理 (JPN) 3-6 6-3 6-4
2番コートの第2試合です。
今日一番楽しみな試合でした。
全体的にストロークラリーは純理ちゃんが有利なポイントが多かったように思います。
ボールにペースが有る上にコースが良いです。
特にバックのクロスが鋭角に入って多くのウィナーを取ってました。
かなり厳しいコースに決まることが多く、ウィナーにならないまでも甘いボールを引き出してましたね。
里華ちゃんは、後ろに下がらずにライジングで処理することが多かったです。
多かったというか、ほとんどそうだったと言ってもいいですね。
コースを打ち分けるのが大変そうだし、今日に関して言えば、それほど有効だとは感じなかったですけど。
純理ちゃんは、速い展開でフラットショットを打たれても落ち着いて返球してました。
立ち位置が里華ちゃんに比べれば後ろなので、速いながらも準備する時間は有ったようです。
2NDセット中盤まではこんな感じで、トップシードの純理ちゃんがスコアも内容も有利な展開でした。
里華ちゃんがネットに出てもパスで抜く場面も多かったし、この時点ではまさか負けるとは思いませんでしたね。
2NDセットの里華ちゃんは、1ポイント1ポイントをとても集中してプレイしてたように感じました。
相手の攻撃をブロック気味に打って耐えながらチャンスを待ち、簡単なミスをしないようにしてました。
純理ちゃんは1STセット同様に良いショットを打ってましたが、里華ちゃんがしぶとく返球してきたので少しミスが増えてきました。
そんな感じで競いながらも何とか里華ちゃんがゲームを取り、セットオールになります。
ファイナルセット序盤は純理ちゃんが1ブレイクアップでリード。
確か3−0だったかな。
この時点では、やっぱり彼女が勝つのかなって思ってました。
しかし、1ブレイクを返し、更にブレイクを重ねて逆転。
4−3で里華ちゃんのサーブになりました。
ここで純理ちゃんはメディカルタイムアウトを取ります。
足、特にすねの裏側辺りだったかな。
再開してからも、先にミスするポイントが多くなります。
特にフォアハンドが持ち上がらずにネットするのが多かったです。
そして、そのまま里華ちゃんがリードを守りきってファイナルセットをGET。
形としては、予選勝者がトップシードを破って勝利、ということですね。
まー、彼女が完全に復調してくればシードになるのは間違いないと思いますけど。
里華ちゃんにも頑張ってもらいたいですが、この大会に限れば決勝で純理ちゃんとXHAOの対戦を見たかった。
XHAOの強打に純理ちゃんがどう対応するか。
純理ちゃんの展開力有るストロークをXHAOがどう打ち込んでいくか。
この辺が面白そうだったので。
今大会に限らず、今までの里華ちゃんのシングルスを見てきた感想ですが、勝利に凄く貪欲という感じがしますね。
絶対勝つんだという気持ちは、人一倍強いんだと思います。
そのための手法(ネットプレイとかライジングとか)が多いのも納得です。
しかし彼女の場合はテクニック云々よりも、まずそういうメンタルが有って、そこから色んなテクニックが引き出されてるように思います。
今日に関して言えば、何としても相手コートに返す、という気持ちの部分が大きいと感じました。
純理ちゃんの試合は久々に見ましたが、やはりストロークの展開力は日本人の中でもトップクラスですね。
リスクを取ってない(そう見える)のに、あの攻撃力は素晴らしいです。
2人のこれからの試合に期待です。
今日はこんなところです。
昨日同様、アザーコートで関東大学リーグをやってました。
今日は女子一部です。
相変わらず見にくいコートですね。
知らない選手も多いし、ぶらぶら見て歩いた程度でそっちはあまり見てません。
今日は、ダブルスはほとんど見ないで帰りました。
(大学リーグじゃなくて、この大会の話です。)
1番コートのダブルスは始まってましたが、会場をあとにしました。
明日は休日ですが観戦には行かないかも。
決勝は行こうと思ってます。
どういう対戦になるか、楽しみです。
戻る
トップへ