東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦5日目 2007/2/3(土) Vol.1
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本戦5日目です。
今日は単複SFですね。
毎年の事ですが、この週末の土曜日は一番観客が多いように感じます。
おととし辺り、いや去年からかな?
チケット取るのも大変なほどになってます。
アリーナやSS席は9月や10月にソールドアウト。
(詳しく覚えてないけど、そうだったような?)
それ以外の席も、自由席も含めて前売りは完売。
ここ数年は、立ち見席も当日券として販売されてます。
去年は入り口側の西側だけだったように思いますが、今年は東側にも立ち見席が用意されてました。
東側って去年も有ったのかな?
単に覚えてないだけで、有ったのかもしれないけど。
テニスが人気出るのは嬉しいけど、チケット取れなくなるのは勘弁して欲しいなー。
来年は行く行かないに関わらず、発売と同時に全日買っとかないとヤバイかも。
チケットの話はそれぐらいにして。
今日は試合開始の1時ぐらいに会場に着いたので、始めから見ることが出来ました。
さー、試合に行きましょう。
◆5-Ana IVANOVIC (SRB) def. 1-Maria SHARAPOVA (RUS) 6-1 0-1 ret.
01
アナがサーブの第1ゲーム。
サービスエースを含みラブゲームでアナが簡単にキープ。
第2ゲームはマーシャのサービスゲーム。
こちらもストロークウィナーを炸裂させてマーシャがキープ。
この辺りでは、拮抗した試合になりそうでした。
しかし、その後はアナがゲームを連取します。
話しが変わりますが、朝飯食ってなかったから最初は3階の自由席でした。
アリーナが飲食禁止だとこういう時に困ります。
買出しや3階自由席で朝飯食ったりしてる間に1−4ぐらいになってました。
その間、あまり詳しくは見てませんが、アナのウィナーが多かったですね。
この2人の対戦なら、最初の1打がお互い凄いので、ウィナーの取り合い、もしくはエラーのさせあいかな、と思ってました。
でも、今日は最初の1打の威力に差が有ったように思います。
特にサーブでしょうか。
今週のマーシャは、サーブの調子が悪くてダブルフォルトを量産してましたが、今日も結構多かったですね。
2NDサーブを叩かれる場面も有ったかも。
そんな調子だったからか、ポイント取るのに苦労してましたね。
マーシャがポイント取るには、長めのストロークラリーをする必要が有りました。
それに対して、アナは1本のサーブやリターンで簡単にポイントしてました。
マーシャは普段自分がしてるプレイを相手にやられてる感じだったのでは?
1STセット終了後、マーシャはメディカルタイムアウトを取りました。
コーチングタイムを取ってからだったかも。
この時は足のマッサージをしてもらってたように思います。
後から考えると、この時に既に棄権という選択肢は有ったんでしょうね。
治療自体は決まった時間しか取ることが出来ませんが、WTAの人と話したりと、ちょっと重い空気は有りました。
2NDセットの最初のゲームはマーシャがサービスゲームです。
ブレイクされてもおかしくない展開でしたが、ここは何とかキープしました。
キープしたところでベンチに戻り、WTAの人と何か話してました。
これが結構長かったので、もしかしたら・・・と思ってましたが、しばらくしてアナに声を掛けて握手をしました。
つまり、リタイアってことですね。
自分のサービスゲームだったアナはサーブの準備をしてましたが、ここで試合は終了。
マーシャが棄権したと主審が告げ、場内にアナウンスされました。
後でニュースで見たら、左もも(ハムストリング)の怪我だとか。
セリーナに完敗した全豪決勝の時も予兆は有ったのかもしれませんね。
今大会も初戦からおかしかったですからね。
左足はサーブの時に軸足になるので、おかしくなるとサーブ全体に影響するはずです。
サーブが不調だったのも分かります。
じっくり直して万全な体調で復帰してもらいたいです。
残念な終わり方でしたが、アナがトップシードのマーシャを退け、決勝に進出しました。
◆2-Martina HINGIS (SUI) def. 3-Elena DEMENTIEVA (RUS) 6-4 6-3
02
序盤からマルティナがリードし、2ブレイクアップの5−1とします。
ここからデメちゃんのウィナーが多くなり、途中でセットポイントも有ったけど2ブレイクを返し、4−5とブレイク差無しになします。
デメは乗ってくると、振り回されてもミスがほとんどなくなりますね。
深い返球も多く、マルティナの攻めを封じてました。
一見、どのショットも同じように打ってるように見えるデメちゃんですが、よく見ると相手のショットによって高さと深さを微妙に変えてますね。
特にバック側のクロスに深く打たれた時の返球を見て、それを感じました。
この時は決して大振りしないんです。
少し高めの弾道で押し出し気味に打ちます。
結果として、相手コートのコーナーに深く返球され、なおかつ弾みます。
デメちゃんからしたら、これは守りのショットだと思いますが、マルティナとしてはかなり打ちにくそうにしてました。
マルティナはバックの強打をクロスに打った直後です。
浅く返球されるであろう次のショットに備えて、前をケアして前傾姿勢になってるでしょう。
そこにあのショットが返ってくるので、また一からラリーを始めなくてはいけません。
途中からはネットに付いたりしましたが、これまた強烈なパスが降ってきます。
ちょっとでも甘いボールでネットダッシュすると、クロス、ダウンザラインと面白いように抜けていきました。
これは気が抜けませんよ。
そんな展開で追いついたデメですが、次のサーブを競いながら落とし、6−4でマルティナがセットを先取します。
2NDセットはキープが続きますが、最初にマルティナがブレイクに成功。
デメちゃんは、リードしながらサービスゲームを落とす。
リードしながらリターンゲームをキープされる。
この繰り返しでマルティナがリード。
最後にちょっと粘られますが、そのまま勝利しました。
マルティナは、デメのバック側ばっかり打ってた時が有りましたね。
デメちゃんがフォアを打つ場面が途中から極端に少なくなりました。
デメはやはり、サーブを強化すべきですよ。
クライチェクに教えを乞うたりして、本人も頑張ってるのかもしれません。
しかし、それでも勝ててしまうことが多いからか、一般人から見たらあまり進歩してるようには思えません。
今までは本人が良いからいいかと思ってましたが、今日は歯がゆかったです。
マルティナのフォアにしかサーブを打てないので、後半はフォアが比較的弱いマルティナにも関わらず、狙い撃ちされてました。
去年はダブル1STのようなサーブ連発だったんですけどね。
今日は他の選手の2NDサーブみたいなサーブしか打ててませんでした。
デメちゃんは、下半身に比べて上半身が弱いんだろうか?
マルティナのほうがよっぽど全身を使ったサーブを打ってましたよ。
デメは腕の振りだけでサーブしてるように見えましたから。
マルティナが去年の決勝の借りを返し、決勝に進出しました。
◇vol.2へ続きます。
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