東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦4日目 2007/2/2(金) Vol.1   戻る  トップへ


本戦4日目です。
今日から1面進行で、試合開始は1時からです。
昨日より遅い開始でちょっと安心してしまって、例によって行くのが遅くなりました(笑)
会場に着いたのは1時40分ぐらいだったでしょうか。
(1枚目の写真撮ったのが1時50分だから、たぶんそれぐらい。)
早速試合に行きたいと思います。


◆1-Maria SHARAPOVA (RUS) def. 杉山愛 (JPN) 4-6 6-0 6-1
01
2NDセットの始めから見ました。
アリーナに降りてスコアを見たら、愛ちゃんが1STセットを取っててびっくり。
しかし、見始めてからは、それが信じられないような展開でした。
マーシャはとても集中してプレイしてたように感じました。
無茶打ちはせずに、コースの打ち分けをしっかりしてましたね。
愛ちゃんはフォアを攻められる事が多いですが、マーシャは先ずバックハンドに配球してました。
バックに振られるということは、フォア側がオープンになるわけですよね。
愛ちゃんがフォア側をケアしたところに、またバック側に鋭いショットを打ちます。
または、フォア側のサイドライン際に配球し、次をバック側に速球を打ちます。
この組み合わせで愛ちゃんを守勢にさせてました。
バックのスライスでやっと返球する場面がかなり有りましたからね。
とにかく愛ちゃんにテニスをさせないプレイでした。
愛ちゃんも最初の1本(サーブやリターン)で取られることはそれほど多くないのですが、逆を突いたりちょっと遠いところに配球されるから返球が甘くなり、次でウィナーを決められるポイントが多かったです。
そういう展開で2NDセットはマーシャの6−0。
ファイナルセットも最初の愛ちゃんのサーブをブレイクして1−0。
次のサーブでダブルフォルトとストロークエラーでブレイクされて1オールになりますが、そこから5ゲーム連取して6−1。
スコアも内容も圧倒してマーシャが勝利しました。
前日に会場で発表されてたんですが、この試合はTBSで急遽中継されました。
(何でも「水戸黄門」が中止になったとか。)
そのせいか、勝利者インタビューが有りました。
色々と質問が有りましたが、覚えてるのは好きなアーティストは「シェール」だって言ってたことです。
かなり渋いところが好きなんですね。
最近のアーティストって俺はほとんど知りませんが、60年代と80年代は分かる時期も有ります。
シェールって言ったら、60年代は「ソニー&シェール」の夫婦デュオでヒット。
80年代はソロとしてのヒットが有ります。
特に87年のアルバム「Cher」が印象に残ってます。
妖艶な声質とロックテイストがちょっぴり入ったサウンドは、とても心地良かったです。
シングルヒットした「I Found Someone」は好きな曲だったなー。
1987年だから、かなり昔ですよね。
そっか、あれからもう20年も経ったのかー。
サビに向かって盛り上がってく「Baby×4」のところと、サビのバックコーラスを含めたパワフルな彼女の声は、今でも頭の中で思い浮かびます。
でも、サビはよーく覚えてるけど、他の部分はどうだったんだろう?
何か、ロクセットの「Listen to Your Heart」やハートの「Alone」が思い浮かんできちゃうんだけど(笑)
サビだけだとエアロスミスの「Angel」も浮かんでくるしね(笑)
その次にシングルカットした「We All Sleep Alone」や、ピーター・セテラとデュエットした「Afte All」も好きでしたね。
久々に聞いてみようと思ってCD探したけど見つからない・・・。
何しろ4000枚ぐらいCD有るからね。
整理しないで置いてあるから、30分探したけどダメだった・・・。
でも、そんな昔のアーティストを何でマーシャが聞いてるんだろう?
と思って調べてみました。
全然知らなかったんですが、98年発表の「BELIEVE」というシングルが英米で1位を取って大ヒットしたそうですね。
まー、これも10年前ですけど。
あ、かなり違う話になってしまいました。
というわけで(?)、シェール好きのマーシャがSFに進出しました。


◆5-Ana IVANOVIC (SRB) def. 4-Jelena JANKOVIC (SRB) 3-6 6-4 6-2
02
セルビア同士の対戦ですね。
紆余曲折を経て今年から「SRB」になったセルビアですが、同国同士で対戦するのはどうなんでしょう?
戦乱が無い国ならどうってことないと思いますが、何となく気になりますよね。
昔、イワニセヴィッチがウィンブルドンでモニカとのダンス(男女シングルスの勝者が踊るやつ、今は無くなったみたいだけど)を拒否したって話も聞きましたからね。
まー、平和ボケした日本人の考え過ぎって気もしますけどね。
本人達は割り切ってると思うし。
さて、試合ですが。
1STセットはスコア通り、全豪後のランキングで初のTOP10入りを果たしたヤンコヴィッチが優勢でした。
アナはミスが多かったです。
6−3というスコア以上に差を感じましたね。
お互いにストロークで振り回しますが、球際の強さに差が有ったと思います。
まー、これはベースとなるプレイスタイルの差かもしれませんが。
2NDセット以降は、時々売店に買出しに出掛けたりしながら、3階席でのんびり見てました。
エレナは今までのストローク戦に加え、ネットプレイにも出てきました。
自分が有利に試合を進めてるという自信が有ったんでしょうか。
もしくは、アナの調子が上がってきて、今までと同じ戦法だと勝てないと判断したのかもしれません。
成功するポイントも有りましたが、キーとなったブレイクされたゲームは3本ぐらいパスを抜かれてました。
ブレイク合戦になった2NDセットですが、1回は追い付きますが、前述したように再びブレイクされました。
このブレイクが決め手になり、アナが取ってセットオールにしました。
ネットプレイしなかったら、どうなってたんだろう?
これは今でも気になりますね。
ファイナルセットはエレナ有利なラリーが続きますが、アナが先にブレイクに成功します。
次のゲームは、ブレイクピンチが有りながらアナがキープ。
この2ゲームが決め手になったのかもしれません。
その後もデュースを繰り返した末にアナが取るゲームが続き、6−2で取って勝利しました。
勝敗に直接関係無かったですが、珍しいポイントを見ました。
エレナのサーブだったように思いますが、コートボールがネット下のポールに当たってバウンドしないことが有りました。
どっちが取ったんだっけ?
忘れましたが、あれはコードボールとしては最強ですよ。
どんなに近くにいても、走って追い付いたとしても、あれは取れませんから(笑)
フルセットの熱戦の末、アナがSFに進んだ試合でした。


◇vol.2へ続きます。


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