東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
本戦1日目 2007/1/30(火) Vol.1
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いよいよ本戦開始です。
今日は11時試合開始です。
会場には20分遅れぐらいで着くことが出来ました。
これぐらいに会場入り出来ると、ほぼ最初から観戦することが出来ます。
初めて生で見る選手もいるのでとても楽しみでした。
◆5-Ana IVANOVIC (SRB) def. Shenay PERRY (USA) 6-4 6-2
1STセット中盤辺りから見ました。
拮抗した打ち合いでサービスキープが続いてましたが、最後のゲームをアナがブレイクしてセットを先取しました。
2NDセットは途中まで競ったスコア展開でしたが、2オールからアナがゲームを連取。
そのまま勝利しました。
セットを落としたとはいえ、それまでは競った展開でShenayもポイントを取ってました。
後半に行くにしたがって、アナが威力有るショットを深く配球するようになり、一気に突き放した感じでしたね。
◆Q-Nicole PRATT (AUS) def. Meghann SHAUGHNESSY (USA) 6-7(4) 6-1 6-4
始めは上で書いた1番コートの試合を見てたので、2番コートのこの試合はあまり見てません。
時々スコアボードを見る程度でしたね。
競った1STセットはメガンが取りましたが、ここはどっちがリードしてたんだっけ?
スコアを見て意外な気がした覚えが有るから、ニコルがリードしてたのかもしれません。
2NDセットは、先にサーブを落としたメガンが、多少集中を落とした感じでミスを連発。
ぶっ放したようなふかし気味のアウトが多く、ニコルが取り返してセットオールになります。
近くで見たのは、この2NDセットでした。
ファイナルセットは遠くからしか見てませんが、ブレイクゲームが多かったように思います。
途中までメガンリードだったような?
いや、ニコルがリードしてて追い付かれたんだっけ?
たぶん、そうですね。
勝ったニコルは大きなガッツポーズで雄叫びを上げました。
アリーナ席の人たちも、その瞬間は2番コートを見てましたね。
ニコルは予選2R、そして今日と、強打者相手に競った試合を制しました。
このコートで見るようになった昨年から、彼女は試合巧者というイメージが強いです。
俗に言うテクニシャンタイプでは有りませんが、試合に勝つ術を知ってるという印象ですね。
相手のメガンは、フォアもバックもダウンザラインが得点源でした。
これが多く出れば彼女が取り、ダメならゲームを失う感じです。
このダウンザラインが決まった時は、気持ち良いぐらい綺麗にラインに沿って飛んでいってました。
それにしても長い試合でしたねー。
隣の1番コートで2試合終わってもまだやってましたから。
ロングゲームはニコルの得意とするところでしょうね。
かなり競った試合でしたが、ニコルが勝利して2回戦に進みました。
◆Q-Roberta VINCI (ITA) def. 8-Daniela HANTUCHOVA (SVK) 6-4 6-4
2NDセットを見ました。
試合全体としては、ダニエラが後手に回ってた印象ですね。
速いコートでネット主体のロベルタ相手だから、プレイスタイル的に仕方ないと思いますけどね。
ダニエラはサーブやストロークで先に攻めることが出来た時はポイント出来てました。
でも、ロベルタのスライスからのネットプレイに、相当プレッシャーを掛けられてたと思います。
ストローク戦でもロベルタ有利に展開するポイントが増え、前述したようにネットでもポイントしてました。
この時はダニエラ側から見てたのも有り、ロベルタが押しまくってたように感じました。
どっちがシード選手か分からない展開でしたから。
ダニエラに勝って欲しいという感じの観客の願いをよそに、先にダニエラがサービスダウン。
ロベルタがゲームを落とす感じはほとんどなく、ダニエラも粘って抵抗しましたが、そのままサーブをキープしてロベルタが勝利しました。
高速コートはダニエラも得意だと思いますが、ここまでの試合数が影響したのかもしれませんね。
ロベルタは予選3試合を勝っての本戦1回戦ですから。
彼女のような選手がもっと上位に来ると面白いですよね。
あそこまでスライスやネットプレイの感覚が良い選手は最近の女子には居ません。
ネットプレイヤーでも色々タイプが有ると思いますが、ヤナ(ノボトナ)に近いでしょうか。
いや、ジナ(ガリソン)かな。
ストローク戦でスライスが多かった当時の選手達とはちょっと違うようにも思いますけどね。 ロベルタは怪我から復帰途上だそうですが、今後が楽しみです。
とにかく押しまくったロベルタが、シード選手のダニエラにストレート勝ちした試合でした。
◆6-Na LI (CHN) def. Q-Lilia OSTERLOH (USA) 6-3 6-2
中国の上位選手はAIGなどでほとんど生観戦してますが、ここ最近一番の注目選手、リー・ナは初めてです。
(もちろんテレビ中継では既に見てる。)
ウィンブルドン(2006年)のキムとの壮絶な打ち合いが思い出されますね。
今日の試合、彼女は最初のサーブを落としますが、すかさずブレイクバック。
その後は強打の応酬が続きます。
相手のリリアも、緩急やコースを突くショットを打たれるより、ハードヒットの打ち合いは好きだと思います。
コースを変えたら負け、とばかりに観客が驚くようなフォアハンドの打ち合いが続きます。
より角度を付けて強打したほうが打ち勝つ感じでしたね。
生で見て思いましたが、リー・ナは体幹部が強そうです。
多少振られたぐらいじゃ軸がぶれません。
だから振り回し合いのような打ち合いでも崩れにくいです。
リリアが打ち勝つ場面も多かったですが、最終的にはこの部分の差が出たのでは?
そういう意味ではデメちゃんに近い感じもします。
デメの場合は足腰も強そうですけどね。
リー・ナは、後ろの席で観戦してたおばさま達からカッコいいと言われてました。
確かに、あのフォアハンドは他の選手にはないかっこよさが有りますね。
キムやリリアのように、強打の応酬が好きな選手と対戦した試合は一見の価値有りです。
この試合を見て、彼女が決勝に出ても全然おかしくないと思いました。
◆Severine BREMOND (FRA) def. Marion BARTOLI (FRA)) 6-0 6-2
セブリーンのサーブが絶好調でした。
1STセットの彼女のサービスゲームでは、マリオンは先行することがほとんど出来ませんでした。
マリオンは自分のサービスゲームでも思うようなプレイが出来てなかったですね。
先にオープンコートに打たれて守勢になり、さらに強打を打たれるかネットで決められるか、という展開でした。
それでも2NDセットの序盤はチャンスが有ったんですけどね。
あそこでブレイクしてれば流れが変わったかもしれません。
しかし、セブリーンがそれを許さなかったです。
シングルスでネットプレイをあまりやらないマリオンは、プレイスタイル的にストローク戦を制さないと勝てないですよね。
そのストローク戦でも優位に展開したセベリーンが2ゲームしか許さずに勝利しました。
◇vol.2へ続きます。
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