東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
予選2日目 2007/1/28(日) Vol.2
戻る
トップへ
◇vol.1からの続きです。
◆2-Vania KING (USA) def. 森上亜希子 (JPN) 6-4 6-2
2NDセットから見ました。
深いショットの振り回し合いで、本戦と見間違うような打ち合いでしたね。
拮抗した打ち合いが続いてましたが、少しづつヴァニアが有利なラリーが増えていきました。
それに伴ない、ポイントもヴァニアが先行するようになります。
彼女は足が早くてショットにもキレが有り、穴が無いですね。
去年は攻撃された時の返球が甘くなる時も有りましたが、今年は逆にオープンコートにウィナーを打つ場面も有りました。
アッコにすれば、どこに打っても追い付かれて返球される感じだったのでは?
際どいところに打たないと自コートのオープンスペースに打たれてしまうので、気が抜けなかったと思います。
そんな展開で、セット中盤にブレイクに成功したヴァニアがそのままリードを保って勝利しました。
これは本戦進出は確実だと思ったんですけどねー。
翌日の予選決勝ではストレートでリリアに敗退でした。
やはり試合はやってみないと分かりません。
[ Lilia OSTERLOH def. Vania KING 61 64 ]
◆Zi YAN (CHN) def. 6-Laura GRANVILLE (USA) 6-4 7-5
あまり詳しく見てませんが、スコアが示す通り、競いながらもYanがホンの少し有利な展開だったように思います。
Yanは次の予選ファイナルでロベルタ(ヴィンチ)にフルセットで敗退でした。
スコアを見ると、1STセットを簡単に落とした後、2NDセットをタイブレイクで取り、ファイナルも1ブレイク差で落としてます。
[ Roberta VINCI def. Zi YAN 26 76(1) 64 ]
相手のタイプも似てるし、初戦のAbigail戦と同じような展開だったのかもしれません。
彼女はメンタル的にとても粘り強い選手だと思いました。
プレイスタイルとしてではなく、この「精神的な粘り強さ」が有る選手は強いです。
◆Lilia OSTERLOH (USA) def. WC-高瀬礼美 (JPN) 6-0 4-6 6-1
2NDセット以降を見ました。
1STセットをベーグルで失った高瀬礼美ちゃんですが、2NDセットは際どいながらもキープ出来るようになります。
そして、相手のミスに乗じて先にブレイクに成功。
次の自分のサーブ、リリアのサーブをともに競いながらも取り、5−2とリード。
次のサーブを落としますが、5−4からキープしてセットオールとします。
このセットは特にフォアのリターンが良かったですね。
リターンウィナーが何本有ったことか。
アングル気味のクロスを軸に、時折りダウンザラインを絡めて的を絞らせず、ウィナーを量産してました。
その為かリリアのサーブにプレッシャーがかかり、ますます1STサーブが入らなくなるという悪循環だったように思います。
ファイナルセットも先にチャンスが有ったのは高瀬礼美ちゃんでしたが、ここはリリアが何とかキープ。
その後、少し展開が変わりました。
1オール以降は、少しづつリリアがポイントを先行するようになってきます。
サーブでポイントを取れるようになったのが大きかったかもしれません。
リリアはボディ気味のサーブを交えるようになってきました。
今までリターンウィナーを数多く奪ってきた高瀬礼美ちゃんですが、少しづつ相手コートに返らなくなってきました。
その後はリリアがゲームを連取し、6−1で勝利しました。
でも、ストロークも含めた全体のウィナー数は高瀬礼美ちゃんのほうが多いのでは?
たぶんですが、30本ぐらいはウィナー取ってたんじゃないかな。
それぐらい凄かったです。
昨日は夜の11時までかかりましたが、今日は7時前には終わりました。
(と書いてますが、大会終了後にレポート書いてるので、記憶と実際は違ってるかもしれませんが。)
まー、昨日の半分の試合数ですからね。
早く終わらなくてはおかしいです。
でも、試合数の割りには時間がかかってます。
やはり、1回戦を勝ち上がった選手同士の試合なので、初戦よりクロスゲームになったんでしょう。
明日の予選ファイナルを挟んで、火曜日からいよいよ本戦が始まります。
予選ファイナルを観戦出来ないのは残念ですが、豪華な対戦が続く本戦はとても楽しみです。
戻る
トップへ