東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis
予選1日目 2007/1/27(土) Vol.2   戻る  トップへ


◇vol.1からの続きです。


◆7-Emma LAINE (FIN) def. 米村明子 (JPN) 6-2 6-3


◆Meilen TU (USA) def. Olga SAVCHUK (UKR) 6-4 6-3

SAVCHUKはドローやランキングで最近見るようになった選手ですね。
上り調子の彼女ですが、今日は経験の差が出てしまったようです。
良いショットを打ってましたが、安定感はメイリンに及びませんでした。
ここ数年は東レ常連のメイリンが初戦を突破しました。


◆岡本聖子 (JPN) def. 8-Tiantian SUN (CHN) 6-4 3-6 6-2

オリンピック金メダルなどダブルスの実績が高いTiantianですが、シングルスの成績も良くなってきてますよね。
正直なところ、彼女が圧倒して勝つのではないか、と思ってました。
しかし予想に反して拮抗した展開になりましたね。
詳しくは覚えてませんが、この試合は岡本聖子ちゃんに今までのないものを感じたと記憶してます。
1週間経ってしまったので何だったのかよく覚えてないのですが、ストロークラリーを見てる時だったかなー。
Tiantianにも勝つチャンスは大いに有ってとても競った内容でしたが、聖子ちゃんが2回戦に進出した試合でした。


◆WC-Brenda SCHULTZ-MCCARTHY (NED) def. Chin-Wei CHAN (TPE) 6-2 3-6 6-2

復帰戦だった去年に続き、今年もブレンダを見ることが出来ました。
彼女の去年の記録を見ると、ITF大会を含めて14勝15敗とそれなりに成績を残してますね。
シンシナティの予選1回戦でサーブスピードの記録(130MPH)も出し、復帰の目的は果たせましたね。
(抜かれた記録を奪還したいと言ってたはず。)
でも、今日勝ったWTAのメディアガイドには、インディアンウェルズの121MPH(3位タイ記録)しか載ってません。
何で?って思ったら、「Main Draw Singles Matches Only」と書いてありました。
まぎらわしいなー。
予選は記録になるのかならないのか、はっきりして欲しい。
まー、それはともかくとして。
今日もサーブが炸裂してました。
サーブの比重は復帰前の現役時代より高くなってる感じがします。
昔はここまでネットダッシュにこだわってなかったと思うし。
ぐりぐりのフォアハンドでのストローク戦も結構やってたような記憶が有るんですけどね。
今日はサービスゲームは全てサーブ&ボレー、リターンゲームもブロックリターンからネットダッシュでした。
サービスゲームは良いとして、リターンの精度が悪すぎですね。
ライジングで取ろうとし過ぎて、ネットやアウトがほとんどという印象でした。
ボレーミスも結構有ったなー。
それでも勝ててしまったのは、サーブが並外れて良かったからですね。
2NDセット中盤まで、Chin-Weiはほとんどリターン出来なかったと思います。
しかし、突然リターンが返るようになり、ブレイクに成功します。
何でだったんだろう?
よく覚えてませんが、1STが入らずに2NDになったサーブが多かったゲームだったのかな。
急にリターン出来るようになったと思ったら、ウィナー連発でブレイクに成功。
そのままChin-Weiがセットを取りかえしました。
ファイナルセットはどうだったかな。
よく覚えてませんが、またしてもブレンダのサーブが好調だったのかもしれません。
去年に続き、ブレンダが予選初戦を突破しました。


◆森上亜希子 (JPN) def. Lisa RAYMOND (USA) 7-5 6-2

序盤は次で書いてるヴァニアvsカーリーを見てたのであまりよく見てません。
隣からチラチラ見てましたが、競ったスコア展開だったと思います。
第11ゲームのリサのサーブもロングゲームになりました。
デュースを何回も繰り返した末、ここをアッコがブレイク。
(だったはず。)
次のアッコのサーブも競った内容でしたが、ここはアッコがキープ。
(サーブ順は第11ゲームと第12ゲームで逆かも。)
どちらが取ってもおかしくない両ゲームでしたが、両方を取ったアッコが流れを掴みました。
この2ゲームが別れ目だったように思います。
2NDセットに入るとアッコ有利に傾き、6−2で取って勝利しました。
この対戦って、本戦と見間違うような顔合せです。
リサは確か怪我してランキング下がったように思いますが、なかなか戻ってこられませんね。
ランキングが下がると、早い段階でシード選手と当たるようになり、ますますランキングを上げにくくなります。
今の彼女はそういう状態なのでしょうね。
年齢的なものや彼女のプレイスタイル、そして周りの選手の上達も有るのかもしれません。
プレイスタイルについては、去年も思いましたが、以前に比べて強く叩くようになってるように思います。
AIGや東レを生観戦して感じることは、最近の若い選手はパワーとテクニックを合わせ持ってる場合が多いです。
若さに任せたパワー主体の選手が相手ならまだしも、上手さも有る選手相手では勝つのは容易ではないでしょうね。
今日一番の注目カードでしたが、ランキング上位のアッコがリサを破った試合でした。


◇vol.3へ続きます。


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