AIG OPEN 2007
AIG Japan Open Tennis Championships
本戦3日目 2007/10/3(水)  戻る トップへ


本戦3日目です。
ナイトマッチオンリーの客からすると、試合の進行が早すぎですね・・・。
ガスケ見られるかなって期待してたんだけどなー。
職場から1時間かからないで行けますが、どう考えても間に合わない時間に終わってしまいました。
それでも3試合見ることが出来ました。
早速、試合に行きましょう。


◆2-Tiantian SUN / Zi YAN (CHN/CHN) def. 藤原里華 / 波形純理 (JPN/JPN) 6-3 6-2

2番コートの最終試合です。
2NDセット中盤を少しだけ見ました。
藤原/波形ペアが1ダウンして、次にブレイクバックしてタイに戻した辺りですね。
センターコートのベルディヒvsヴァネクがさくさく進んでたので、そっちが終わらないか心配しながら見てましたよ。
多くのコートで試合やってると、こういう時になかなかうまくいかないものです。
日本ペアの登場ということで、多くの観客がいました。
内容的には女子ダブルスらしく雁行陣からの展開でしたが、ロングラリーは少なかったかな。
ストロークで押してからポーチというのが多く、比較的早く決まるポイントが多かったように思います。
最後まで見ようと思ったけど、センターコートがあっという間に2NDセットに入っていて、見る前に終わっちゃ困るのでそっちに移動しました。
ベルディヒは生で見たいと思ってましたから。
こういう時に2番コートとセンターコートが離れてるのは非常に困ります。
まー、言っても仕方ないんだけど・・・(笑)
試合のほうは、その後、中国ペアがゲームを連取したようです。
彼女達がストレートで勝利し、2回戦に進出しました。


◆2-Tomas BERDYCH (CZE) def. Jiri VANEK (CZE) 6-1 6-4

今日はガスケと共にベルディヒを見るのを楽しみにしてました。
携帯のリアルスコアで見てたら、1STセットが6−1で早々と終わってて焦りましたよ。
東欧の選手の名前って、結構色々な表記が有ったりしますよね。
最初は英語読みのバーディッチが主流だったような気がしますが、その後はベルディッヒが主流なのかな?
ちなみにAIGではベルディッハと呼んでます。
大会HPや会場の掲示にそうなってましたからね。
ウルリッヒもウルリッハと表記されてたように思うから、AIGは「〜ッハ」派なのかも。
でも、主審はベルディッハとは言ってなかったような?
もしかして、ベルディッチが正確なんだろうか?
まー、でも、最初に覚えた表記が一番しっくりくるのは間違いないです。
ということで、とりあえず「ベルディヒ」で行きたいと思います。
俺が書くときは、小さい「ッ」を抜かして書くことが多いです。
理由はそのほうが簡単だからです(笑)
シュティヒとかシュトラーとか。
本当は、シュティッヒ、シュットラーなんだろうけど。
さて、そのベルディヒですが、今日はほとんどサーブの印象しか有りません。
とにかく試合が進むのが早い。
お互いにですが、良く言えば攻めが早い、悪く言えば粘りが無い。
そんな印象です。
チェコと言えばフラット系で攻めるイメージが有りますが、やはりそんな感じだったかな。
ロングラリーはほとんど無かったです。
それでも2NDセットはヴァネクもスコア的に着いていってました。
ベルディヒのサービスゲームではなかなかポイントが取れないながら、自分のサービスは競いながらもキープ出来るようになりました。
しかし4オールからのサーブを落としてしまいました。
ここまでよくキープを続けてたんですけどね。
最後はベルディヒがキープして6−4。
初戦の2回戦を勝利しました。


◆WC-Benjamin BECKER / 鈴木貴男 (GER/JPN) def. WC-錦織圭 / 添田豪 (JPN/JPN) 6-2 7-6(5)

当初は「Not Before 6:30 PM」で1番コートの予定でした。
センターが早く終われば移動するということだったんでしょう。
今日はセンターコートの進行が早いので、この試合がセンターの最終試合になりました。
貴男君は当初は昨年同様、岩渕君と組む予定だったみたいですね。
岩渕君が怪我か怪我明け(だったような?)でシングルスだけの出場となり、ベッカーと組むことになったとのこと。
相手は同じワイルドカードの添田君と錦織君です。
彼らは何で組む事になったんでしょうね。
いや、組む事がおかしいって言ってるわけじゃなく、単純にどういう経緯なのか気になっただけですけど。
若い世代では筆頭株の添田君と、更に2世代、いや3世代ぐらい下の筆頭株の錦織君が組むのは大会側としては宣伝になっていいでしょうね。
とは言え、ダブルスではどう考えてもベッカー/貴男ペアが有利だと思ってました。
競うことが出来れば上出来かなって感じですね。
試合のほうは、やはり1STセットはそんな様相でした。
序盤の彼らは、添田君がサーブ、錦織君がボレーという配置が一番ポイント取れてました。
添田君のサーブで相手のリターンを甘くして、ボレーのセンスとタッチが良い錦織君がボレーで決める。
そういうパターンですね。
というか、それ以外ではあまり取れてなかったというべきか。
確か、錦織君のサーブが2回ブレイクされたんじゃなかったかな。
2NDセットに入ると展開が変わってきました。
序盤は1STセットと同じ展開でしたが、途中からはオールキープでタイブレイクまでもつれました。
彼らは錦織君がデュースサイド、添田君がアドサイドでしたね。
添田君はどっちが弱いとか無さそうですが、バックハンドのリターンやパスは得意だと思います。
錦織君はバックに比べてフォアが格段に威力が有ります。
となると、必然的にその配置になったんでしょうね。
それにしても添田君はリターンが上手い。
4人の中で一番リターンが返ってたと思います。
打点を前にしてフラット気味に返球してたけど、あれは前からやってただろうか?
あの打ち方はシングルスでは見たことないような気がするなー。
錦織君はグリップが厚いためかリターンは今ひとつでしたが、フォアのパスは回転とコースが絶妙ですね。
前述したようにボレーのタッチも良いです。
でも、ボレーに関しては、ボレーそのものよりも、打つコースの選択が良いと感じました。
最後までどっちに打つか分からなくして、打つ瞬間にコースを決めてるみたいな感じで、あれはセンスとしか言いようが有りません。
添田/錦織ペアは、サーブの時にI(アイ)フォーメーションを多用してました。
1STサーブではほとんどやってたような印象が有ります。
またやるのか?ってぐらいにね(笑)
でも、そのパターンが一番ポイント取れてましたからね。
4人の中では比較的弱いと感じた錦織君のサーブですが、危ない場面が有りながらも色んなことをやってキープに繋げてました。
ノーアドから何ゲームか取れたのも大きかったと思います。
添田/錦織ペアの側からばかりの文章になってますが、あの展開ではどうしてもこっちを応援しちゃいますよね(笑)
貴男/ベッカーペアとしては、負ける気はあまりしなかったと思います。
1STセットでベッカーのサーブをブレイクされましたが、それ以降はほとんど危なげなくキープしてたはずですから。
ベッカーはダブルスはあまりやってないのかな。
それほどパワーサーブを打ってなかったし、去年の印象だともっとやれると思ってたんだけど。
貴男君もベッカーも、錦織君に対してはワイドにキレるスライスサーブを多用してました。
そして、時々センターにフラットサーブを打ちます。
このコンビネーションが見事で、錦織君のリターンの確率はかなり低かったはずです。
そんな展開でタイブレイクに入ります。
タイブレイクは一進一退でした。
最後のポイントはサインミスだと添田君が言ってましたが、ちょっと違ってればセットを取れたかもしれません。
序盤は貴男/ベッカーペアの圧勝かという展開でしたが、後半は競った展開で思ったより面白い試合でした。
試合後、修造君が添田君と錦織君にマイクで挨拶するように促しました。
多少緊張気味でしたが、添田君は次は勝つとしっかり宣言。
錦織君も、次に日本で試合出来るのを楽しみにしてると語ってくれました。
その後は修造君から二人にエール(?)。
17歳の錦織君にはゆっくりでいいから上がってきて欲しい。
本人も周りも焦らずにじっくりやって欲しいというようなことを言ってました。
逆に添田君にはもっと焦ってくれとエール(笑)
デ杯で惜しい勝利を逃したことも言ってました。
やはり色んなところで言われてしまいますね。
でも、彼は雑誌のインタビューなどを見ると、そういう周りの雑音(?)に左右されることが無いようです。
マイペースに頑張るのが彼の持ち味のようなので、これからもそれを生かして頑張って欲しいです。
珍しいワイルドカード同士の初戦でしたが、鈴木/ベッカーペアが2回戦に進出した試合でした。


今日はこんなところです。
去年は雨のせいもあって遅くまで試合が有りましたが、今年はかなり早い試合進行になってます。
1日ぐらいは雨降ってくれても良いのになー。
今年は夜中の3時半でも4時半でも会場で観るつもりだったんだけど。
まー、朝から生観戦じゃないからこんなこと言ってるんですが(笑)
今日も試合終了は比較的早かったです。
8時半ぐらいには終わりましたから。
今回、会場にはATPとWTAのランキングが掲示してありました。
昔は東レPPOやニチレイレディースの会場に有りましたが、かなり久々に見ましたね。
これ、男女ともにレースと表記して有りますが、レースじゃなくて通常のランキングですよね。
ポイント見てもそうだし、レースならダブルスで個人表記は有り得ません。
でも、こういうのが会場に有るのは良いことだと思います。
普段ランキングとか見ない人にも今の状況が分かるだろうしね。
脇のほうに有ったから、気づかない人もいただろうけど。

大会も終盤に近づいてきて、明日以降、より魅力的な対戦カードが増えてきます。
明日も面白そうな対戦が目白押しです。
リーvsカルロビッチ、ヴィーナスvsアリシア、ロペスvsツルスノフなどなど。
時間的に早い対戦なのでどれも観れませんが、ナイトマッチに登場するフェレール、ガスケが楽しみです。
出来ればフラヴィア(ペンネッタ)も見たいところだけど、たぶん無理だな。
明日はもうちょっと遅い進行にして欲しい・・・(笑)
少しでも多くの試合を楽しみたいと思います。


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