カンガルーカップ2007
ITF Women's Circuit $50K / Kangaroo Cup 2007
本戦4日目 2007/5/4(金) Vol.1
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1年ぶりの岐阜です。
2005年、2006年と本戦初日からの観戦でしたが、今年は終盤3日の観戦となりました。
今年は何となく面子が寂しいですね。
常連のタイ、インドネシア、中国、台湾のアジア勢がほとんどいないからでしょうか?
本戦序盤は天気予報が悪かったこともあり、今回は他の用事を優先して後半からの予定にしました。
シングルスのトップシードは台湾のYung-Jan CHANです。
今年も彼女を見られるとは思いませんでした。
杉山愛ちゃんのダブルス参戦もサプライズでした。
まさか岐阜で愛ちゃんを見ることが出来るとは。
観戦に行かないことも少し考えた今年の岐阜$50Kでしたが、日の出の勢いのYung-Janとトップ選手の愛ちゃんの出場で、行くことを決めました。
今年は愛ちゃんが出場するためか、例年にはない「入場整理券」の申し込みが必要だと岐阜県テニス協会のHPに載ってました。
確か、最初は16日までに届いたハガキで抽選をするってことでした。
これ、俺が勘違いしてたんですが、1枚のハガキで1日の入場整理券ってことだったんですね。
日付ごとに整理券が必要ということは分かりましたが、1枚の整理券=1枚のハガキってことが理解出来てませんでしたよ。
そうならそうとハッキリと書いてくれればいいのに。
返信用ハガキに希望日(複数)の整理券を付けてくれるのかと思ってました。
ウィークデイは帰宅が夜の10時や11時(もちろん仕事)、休日はぐったりしてるか1日中外出。
こんな生活してる人に行間まで読めってことさせないで、1枚の整理券=1枚のハガキって書いてほしかった・・・。
1組の往復ハガキに複数日の希望日を書いて出したら、GWの寸前に初日だけの整理券が送られてきました。
だったら初日じゃなくて決勝にして欲しかったんだけど・・・。
今から送っても、返信されるころには岐阜に行ってるなーと思って、再度のハガキ送付は断念。
まー、満員になることもないだろうと、そのまま会場に向かうことにしました。
実際に会場に着くと、整理券有りの席と無しの席に分けられてたから、券が無くても入れないということは有りませんでした。
但し、券無しの席はとっても日当たりが良いですが・・・。(つまり暑い。)
まー、観戦不可ってことじゃないので、今となってはそれほどの怒りは無いです。
忙しい中、ハガキ買いに行ったりしたことが無駄になったのが残念なだけで。
余計な話が長くなりました。
早速試合に行きましょう。
◆1-Yung-Jan CHAN (TPE) def. 6-Katie O'BRIEN (GBR) 6-4 6-3
センターコートの第一試合です。
見たのは1STセット序盤と2NDセットです。
試合全体としては、一人だけ2桁ランクのYung-Janが貫禄を見せた内容でしたね。
Katieも要所では良いポイントも有るんですよ。
特に2NDセットの第2ゲームはチャンスでした。
第1ゲームの自分のサーブをしっかりキープ。
1−0と初めてリード(だったような?)し、ここは攻めに転ずるところだと思ったんでしょう。
スピン系が基本の彼女には珍しく、かなり強打を放ってました。
これが効果的に決まり、ブレイクポイントが何本か有ったんですけどね。
2NDサーブをバックハンドでダウンザラインに打った、あのショットが入っていれば・・・。
危ないながらもキープに成功したYung-Janは、逆にゲームを連取していきます。
Katieは勝負を掛けたゲームが取れなくて、少し集中が落ちたってのも有ったかもしれませんね。
この辺りがやはりランキングの差なんでしょう。
終盤、5−2からブレイクされたりしましたが、Yung-Janがトップシードの強さを見せた試合でした。
試合後、コートの外で2年ぶりにサインを貰いました。
2年前はほとんどサインを求める人がいなかったけど、今日は行列が出来てましたね。
こんなところからも彼女の勢いが感じられました。
◆3-高雄恵利加 (JPN) def. Q-井上明里 (JPN) 3-6 7-5 6-4
2番コートの第1試合です。
思いのほか長い試合になりました。
1STセットは井上明里ちゃんの調子がよく、あれあれ?っていう間にセットを先取しました。
フォアの打ち合いで勝っていて、そこから先に相手を振る展開が出来てましたね。
その後は2NDセットの終盤を見ました。
この辺りではお互いに良いショットが出てたと思います。
しかし5オールからの2ゲームを高雄恵利加ちゃんが取り、セットオールとします。
これは追いついた恵利加ちゃんが断然有利だなーって思ってたら、やはり最初の2ゲームを取って2−0とリード。
相手の攻撃に慣れてきて、攻撃と守備が上手く噛み合ってましたね。
強打されたボールは姿勢を低くして深く返球し、浅く返ってきたボールはオープンコートに叩き込む。
そんな展開でポイントを重ねてました。
しかし、第3ゲームの恵利加ちゃんのサーブを井上明里ちゃんがブレイク。
(だったような気がする・・・。)
試合を見たのはそこまでです。
しばらくセンターコートを見て戻ってきたら、試合が終わった直後でした。
どっちが勝ったか分からなかったけど、何となく表情や雰囲気で恵利加ちゃんが勝ったと察しながらサインをGET。
井上明里ちゃんにも大いにチャンスが有る内容だったと思いますが、ディフェンディングチャンプの高雄恵利加ちゃんが勝ち上がった試合でした。
◆JE-森田あゆみ (JPN) def. 2-Casey DELL'ACQUA (AUS) 7-6(3) 6-2
センターコートの第2試合です。
進行が早く、スコアの割りにかなり早く終わりました。
Caseyはポイント間の時間がかなり短い選手です。
昔のシュテフィやジェニファーのように、ポイントが終わったらすぐ次のポイントに入るんです。
森田あゆみちゃんが時々「ちょっと待って」と合図する場面も有りましたね。
スコア進行としては、あゆみちゃんが先行し、Caseyが追いつく。
これが2回ほど繰り返されました。
1STセットは5−1か5−2であゆみちゃんがリード。
そこから2ブレイク差を挽回して5オールになるが、またしてもあゆみちゃんがブレイクして6−5。
しかし、またしてもCaseyがブレイクバックしてタイブレイクに突入。
タイブレイクもあゆみちゃんが大量リードするが、Caseyも追いすがる。
さすがにここはリードを守ってあゆみちゃんがセットを先取。
その後は2番コートを見ていて、戻ってきたら5−2になってました。
まだ2NDセット中盤ぐらいかなって思ってたから、ちょっとびっくり。
最後は、Caseyのサーブがブレイクゲームとなり、森田あゆみちゃんがSFに進出しました。
試合を見て、あれ?って思ったのは、あゆみちゃんがCaseyのフォアハンドにかなりボールを集めてたことです。
Caseyのフォアはかなり強力です。
彼女がセンター付近のボールを回りこんでたのも有りますが、あまりバックハンドを打った場面を見ませんでした。
あえて相手の得意なフォアに打ち込んで勝負をしたのか、もしくは相手云々ではなく、いつも通りの試合をしたということかもしれません。
あ、ちなみにCaseyはサウスポーです。
なので、いつも通りということは、右利き相手の場合、バックハンドを攻めるということになりますね。
それから久々に見た森田あゆみちゃんですが、何となく印象が変わりましたね。
どこがと言われるとなんて答えていいか分かりませんが、ちょっと前に感じた悲壮感みたいなものがなくなってるような?
途中棄権した試合を去年見てるから、そう感じるのかもしれないけど。
AIG前の有明$50Kでも、あまり調子良いようには見えなかったし。
まー、その大会は優勝してるんですけどね(笑)
あくまで印象ってことなんで、見る人によっても違うだろうから、何とも言えないですけどね。
今回は体調も良さそうだし、SFの高雄恵利加ちゃんとの試合が楽しみです。
◇vol.2へ続きます。
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