東京有明国際女子オープンテニストーナメントT
ITF Women's Circuit $10K / Tokyo Ariake International Ladies Open 2006
本戦5日目 2006/6/10(土)
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有明で行なわれたITF$10Kを見に行ってきました。
この大会は今年が初開催ですよね。
今年はITFの大会がかなり増えました。
ちょっと前からその傾向が有りましたが、一気に増えた感じがしますね。
この後も名古屋、宮崎、帯広と初開催(だと思う)の大会が続きます。
有明では9月にも$25Kの大会が開催予定になってます。
地理的に近いということで日本の女子選手がポイントを取れやすくなりますね。
でも、それ以上に、海外の選手が来日し、日本以外のテニスを体感するというのも大きいんじゃないかな。
有明に話を戻しますが、今日は久々に天気予報が良い土曜日でした。
最近は週末になると雨が多かったですからね。
雨降らないまでも曇りの日もかなり多かったです。
明日はまたしても予報が悪いので、今日はとても貴重な晴れの休日です。
自分のテニスとどっちにしようか迷いましたが、7月のフェドまで見に行こうと思ってる大会が無いので行くことにしました。
さて、そろそろ試合に行きましょうか。
◆岡田上千晶 (JPN) def. WC-土居美咲 (JPN) 6-3 6-4
この試合は10時開始の第一試合です。
会場に着いたのは10時半ちょい過ぎぐらいだったかな。
進行が早ければ1STセット終わっちゃってるかな?と思いましたが、スコアボードを見るとまだ2オール。
まだまだ序盤というスコアでした。
土居美咲ちゃんは去年の選抜ジュニアでのプレイが印象に残ってます。
今日行こうと思ったのは彼女が出てるってのも有りますね。
しかし、最初に見た第5ゲームでいきなりブレイクされます。
その後もピンチの連続で1ゲーム返しただけでセットを失いました。
思い切りの良い攻撃をするのですが、それがなかなかポイントに結びつきませんでしたね。
というか、1STセットは攻撃を封じられた感じでしょうか。
相手の岡田上千晶ちゃんを見るのは確か2回目です。
今日の彼女はミスが少なかったですね。
1STセットはほとんどノーミスと言ってもいいぐらいでした。
それとボールが深かったです。
読みも良かったですね。
美咲ちゃんのショットを切り返してのポイントが結構有りました。
2NDセットに入ると、ちょっと展開が変わってきます。
序盤は1STセットと同じような流れでしたが、美咲ちゃんは何とかキープして先にブレイクに成功。
ここからはブレイク合戦になります。
終盤は一転してキープ合戦になりますが、4−5美咲ちゃんのサーブがブレイクされて試合終了でした。
彼女達の歳を詳しく知りませんが、岡田上千晶ちゃんのほうが年上ですよね?
今日は、その差が出た感じでした。
攻撃された時の返球に違いが有ったと思います。
経験値の違いがスコアに出たように思いますね。
年齢による体力差も有ると思うし、こればっかりは仕方ないですね。
でも、2NDセットの美咲ちゃんは良いショットを結構見せてくれました。
思い切りの良いダウンザラインは威力充分ですね。
身体が出来てくれば守備も良くなるでしょう。
今後に期待です。
千晶ちゃんは2NDセットは少しもたつきましたが、攻守ともに安定してました。
岡田上千晶ちゃんが明日の決勝に進出した試合でした。
◆3-Abigail SPEARS (USA) def. 倉田裕子 (JPN) 6-2 6-3
Abigailが$10Kに出てるんですね。
確かに今のランキングではおかしくないですが、かつてはTOP100の選手ですからね。
かつてというか、記録を見るとたった1年前です。
去年の今頃は自己最高位の66位を記録してます。
しかし、それ以降はほとんど初戦負けで、最新ランクでは421位まで下がってしまいました。
ダブルスだったらツアーレベルに出られますが、今はダブルスを犠牲にしてでもシングルスランクを上げたいということなんでしょうね。
出る大会のレベルを落して、勝ちグセを付けるってのも有るかもしれません。
5月の岐阜$50Kでは予選から出場して2回戦進出、先週の草津$25Kでは優勝と結果も出てきてるようです。
さて、今日の試合ですが、彼女のサーブとフォアハンドが炸裂してました。
Abigailは動きはそれほど良くないと思いますが、自分の打点で打てる時のショットは威力が有ります。
プレイスタイルの相性も有ったんでしょうか。
相手の倉田裕子ちゃんは、比較的高めの弾道のショットを深く打つのが攻めのパターンのようです。
Abigailはこれを上から叩いて、最後はネットで仕留める戦法でした。
最初はミスも有りましたが、試合終盤はほとんどこれでポイントが決まってましたね。
アプローチのダウンザラインで決まるポイントもかなり多かったです。
倉田裕子ちゃんは今日は負けましたが、こういう相手とやったのは財産になるんじゃないでしょうか。
彼女は敗色濃厚となった終盤、今までとスタイルを変えてハードヒットしてきました。
これを最初からやってれば展開がちょっと変わったように思いますね。
相手の土俵に乗るわけだから、より集中が必要になりそうですけどね。
試合のほうはAbigailがストレートで勝ち、決勝に進出しました
◆Q-石原伶奈/古賀淳美 (JPN/JPN) def. 川村美夏/宮村美紀 (JPN/JPN) 6-0 6-4
ダブルスの2試合は、シングルス終了後に1番&2番コートで同時に始まりました。
こちらは1番コートの試合です。
学生プレイヤーを見なくなって久しいですが、今日は久々に見ることが出来ました。
石原伶奈ちゃんと宮村美紀ちゃんは学生の大会その他で何回か見てます。
川村美夏ちゃんは高校生の大会で見たと思います。
古賀淳美ちゃんは初めて見ました。
彼女も大学生でしょうかね。
彼女達を久々に見たせいか、何か懐かしかったですよ(笑)
さて、試合ですが。
第一セットのスコアは6−0になってます。
そこまで差が有るようには感じないまでも、終わってみれば仕方ないと思えるような感じでしょうか。
石原/古賀ペアが効率的にポイントを取ってたのに比べ、川村/宮村ペアは要所でのミスが多かったです。
1ゲームに2本ぐらいのフリーポイントが有り、その差がスコアに現れた印象ですね。
今日印象に残ったのは、川村美夏ちゃんのフォアハンドです。
前から感じてましたが、彼女はラケットの振り抜きがとても綺麗ですね。
強打してないのに威力が有りそうなのはそのせいでしょうか?
2NDセットは、もうひとつのダブルスSFをメインに見てたので詳しくは見てません。
遠目で見たところ、1STセットとは逆に川村/宮村ペアが先行してたような?
今日は試合終了まで会場に居なかったので、その後の展開は分かりません。
2NDセットも石原/古賀ペアが取り、決勝に進出しました。
◆1-勝見志津/田口景子 (JPN/JPN) def. 3-糟屋友里/川崎光美 (JPN/JPN) 4-6 6-3 6-2
こちらは2番コートで行なわれました。
前の試合でも書きましたが、今日のオーダーは、まずシングルス2試合が1番コートで続けて組まれてました。
そしてシングルス終了後、ダブルス2試合が同時に始まるというものでした。
珍しい組み方ですよね。
決勝進出者の条件を同じにするということでしょうか。
試合は1STセット終盤から2NDセットの中盤辺りまでを見ました。
トップシードの勝見/田口ペアがセットダウンしていて、2NDセットもどちらかというと旗色が悪かったですね。
特に展開を作って、さー仕上げっていう時のミスが多かったと思います。
ポーチミスやハイボレーのミスも何本か有ったような?
相手の糟屋/川崎ペアが良かったのも有るでしょうね。
彼女達の思い切りの良いショットが際どいコースに入ってのポイントは結構印象に残ってます。
見たのはその辺までですね。
2NDセットが終わるのを待たず、会場を後にしました。
結果を見るとトップシードペアが勝ったんですね。
逆転で勝見/田口ペアが勝ち、明日の決勝に進みました。
今日はこんなところです。
ダブルスの試合中でしたが、次の予定が有ったので最後まで見ないで帰路に着きました。
この大会は今年が1回目ですよね。
だからなのか、大会側のヤル気を随所で感じました。
試合前は選手のアナウンスを広範囲に聞こえるスピーカーで実施。
1番2番コートだけじゃなくて、他のコートにも聞こえてましたよ、あれは。
試合コートでも主審の声が聞きやすいように、1番コート2番コート両方にマイクを設置。
これはAIGやトヨプリでも無かったことです。
大会パンフやドロー、OPを入り口付近に置いて誰でも取れるようにする。
クラブハウスには大きいドロー表を貼り出し、大会やってる雰囲気を作る。
ちょっと見ただけでもこんな感じで色々有りました。
それと、今日行われた全4試合をビデオ撮影してました。
パンフを見ると、ネット放送局がスポンサーしてるんですかね?
あまり詳しく見なかったんで分かりませんが。
とにかく、これが$10K?ってぐらいの気合の入れようでした。
こういうのは大歓迎ですね。
観客はこういうのに意外に敏感ですから。
さて、次回の観戦はフェドになりそうです。
今回も有明にオーストリアを迎えてのホーム開催のようですね。
前回のスイス戦が思わぬ好試合になったので、今回も面白い試合を期待したいです。
非国民的な発言ですかね?(笑)
しかし、これが正直なところです。
もちろん、日本に勝って欲しいのは言うまでも有りませんけどね。
また屋根を閉めるのかなー。
戦略的なことだったら仕方ないけど、夏の日差しを浴びてアウトドアで見たいところです。
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