東レ パン・パシフィック・オープン
Toray Pan Pacific Open Tennis

予選1日目 2006/1/28(土) Vol.3   戻る  トップへ

◇vol.2からの続きです。


◆1-Iveta BENESOVA (CZE) def. Shikha UBEROI (IND) 6-0 6-2

去年はベスト8に進出したイヴェタですが、今年はカットオフに引っかかって予選からになりました。
去年のポイントを守る為にも、予選を突破したいところでしょうね。
相手のウベロイは、名前は知ってましたが見るのは初めてです。
彼女の姉妹もテニスプレイヤーじゃなかったでしたっけ?
ランキングで同じ名字の選手を見た記憶が有りますから。
試合のほうは、ウォームアップを見た時点では良い試合になりそうだなと思いました。
しかし、持ち球の違いとサーフェスの特性により、大差が付いたという印象です。
ウベロイはドライブ系のストロークで押していくタイプです。
ネットぎりぎりを通すストロークではないです。
イヴェタは、もろフラット系ですね。
東レのサーフェスにマッチするのはイヴェタのほうでしょう。
ウベロイがストロークを左右に散らしても、イヴェタにさらに角度を付けられてウィナーを取られてしまうんです。
今日は、このパターンでポイントが決まるケースがたくさん有りました。
ウベロイもかなり良いストロークを打ってたんですけどね。
イヴェタが危なげない内容で2回戦に進出しました。


◆藤原里華 (JPN) def. 8-Ashley HARKLEROAD (USA) 6-4 6-2

えーっと、これはどういう試合だったかなー?
里華ちゃんの試合は2回戦の印象が強くて、これはあまり印象に残ってません。
アシュリーもあまり調子良さげじゃなかったし。
彼女は途中でメディカルタイムアウトを取りました。
(写真を撮ってなければ忘れてた可能性大。)
2NDセットの中盤辺りだったでしょうかね。
印象に残ってるのは、里華ちゃんが広角にストロークを打った場面ですね。
その後は、甘く返って来たボールをボレーやストロークでウィナーを取ってました。
これが数多く展開されて、このスコアになったんだと思います。
里華ちゃんが去年からの好調のままのプレイで勝利した試合でした。


◆久松志保 (JPN) def. Tamarine TANASUGARN (THA) 6-3 6-3

タミーが予選に出場ですか。
全豪の予選にも出てましたよね。
勝負の世界は厳しいですよね。
いくら実績が有ろうと関係ないですから。
全豪では予選を突破したタミーですが、今日はスコア以上に完敗の印象です。
試合が後半に行けば行くほど、先手が取れなくなっていきました。
志保ちゃんがミスした時しかポイント出来ませんでした。
(ミスには、甘いボールを打ってしまったのも含みます。)
今日の志保ちゃんは隙がほとんど無かったです。
重くて低いボールを左右に散らして先手を取り、甘く返って来たボールをオープンに叩き込んでました。
よく考えてたら、これってタミーの戦法じゃないですか?
そういう展開で、志保ちゃんが2回戦に進出しました。


◆2-Yoon jeong CHO (KOR) def. Stephanie GEHRLEIN (GER) 6-0 6-4

これは2番コートの試合です。
2NDセットの中盤辺りから見たと思います。
GEHRLEINは初めて見る選手です。
彼女は良いストロークを持ってますが、2NDセットはかなり無茶打ちしてました。
そうしないとポイントが取れないからでしょうね。
チョーの堅実なストロークに嫌気がさしてる雰囲気が漂ってました(笑)
1STセットは1番コート側から見てましたが、長いラリーになるとほとんどチョーが取ってるようでした。
2NDセットは凡ミスもウィナーも多い出入りの激しいポイント展開でしたが、後一歩及びませんでした。
相手が何をしてきても、自分のプレイに徹したチョーがストレート勝ちした試合でした。


◆Anastassia RODIONOVA (RUS) def. WC-米村知子 (JPN) 2-6 7-5 6-2

よねともちゃんは勝てる試合を落しましたね。
これが素直な感想です。
今日の彼女はかなり好調でした。
ストロークも深くて威力が有るし、サーブも攻撃的でした。
1STセットを取り、2NDセットも序盤から相手のサーブをブレイクし波に乗ります。
確か、5−3か5−4でサーブという場面も有ったように思います。
いや、違ったかな?
とにかく、2NDセットでけりを付けるチャンスはかなり有りました。
2ブレイクアップ出来そうなポイントも有ったはずだし。
相手ののロディオノワは故意かどうか分かりませんが、度々審判にクレームを付けてました。
流れを切りたいというのも有ったのかも。
そうしながらも、色んなことを試してたのを俺は見逃しませんでしたよ!
最初のころは、同じように強打で打ち合ってたんです。
それでよねともちゃんが勢いに乗ると、スライスを多用し始めました。
これは有る程度は効果有ったようですが、逆転するまでは行きませんでした。
次はループボールを打ち始めました。
最初から打とうとしてたわけでは無いと思います。
よねともちゃんに攻められて、仕方なく上げ続けたら、よねともちゃんが簡単なボールをミスしたんだったと思います。
グランドスマッシュだったか、ストロークだったか忘れましたが。
この時、ロディオノワはよねともちゃんのほうを見てたので、これはやり続けそうだなって思ったのを覚えてるんですよ。
案の定、ループボールを多用してきました。
早い打ち合いが好きなよねともちゃんはタイミングがおかしくなったのか、簡単なボールをかなりミスしてました。
というか、無理に打ちにいってのミスでしょうね。
でも、それでもロディオノワが追いついただけで、そのままでは逆転するまでには行かなかったと思うんですよね。
2NDセットの最後のゲームは長いゲームでしたが、途中から試合のテンポが変わったせいか、要所でポイントを落してセットを失いました。
いや、その前の第11ゲームの話かもしれませんけど。
この時点で夜の10時ぐらいでした。
日ごろの寝不足でさすがに我慢出来ず、泣く泣く会場を後にしました。
見たい気持ちは有りましたが、あまりの眠さに気持ち悪くなりそうだったので・・・。
ファイナルセットは6−2でロディオノワが取ったと後で知りました。
これも勉強と割り切って、次に活かしてもらいたいです。
ロディオノワが大逆転で予選1Rを突破しました。


今日はこんなところです。
2コートで16試合は無謀のような気がしないでもないですね。
仕方ないけど(笑)
今日はリサが全豪ダブルス決勝に出たから試合無かったですが、有ったとしたら終わるのが12時越えてたかも。
でも、予選出場選手が出来るだけ同じ条件で試合をするということだと、この方法しかないですよね。
観客が見れないサブアリーナで試合するってのだけは止めてほしいんでね。
最初に書きましたが、ブレンダ、タミー、イヴェタ、カロリーナなどが出場して、今年の予選はかなり豪華な印象でした。
明日は予選2回戦です。
どんな試合が展開されるのか楽しみ!

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