AIG OPEN 2006
AIG Japan Open Tennis Championships
最終日 2006/10/8(日) Vol.1
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最終日です。
今日も早めに会場に行きました。
早めって言っても試合開始の1時間前の10時ちょい過ぎですけどね。
昨日のような会場に入るための列は既に有りませんでした。
今日は開場時刻を繰り上げたんでしょうかね。
あれだけ客に行列させといてそれでも開場時刻を守る、ってのも客商売としてちょっとって感じしますからね。
会場入りの列は有りませんでしたが、当日券売り場は凄いことになってました。
何とセンターから1番コートに向かう芝生の広場を通り過ぎて、1番コートの裏側のトイレのほうまで列が伸びてました。
チケット売り場はセンターコートの近くです。
いつもセンターと1番が遠い遠いって何回も書いてますが、その遠い距離を並んでるわけです。
最後尾の人はどれぐらい待ったんだろう?
というか、チケット買えたんだろうか?
有明には何回も行ってますが、こんなのは初めてです。
それほどフェデラー効果は凄いってことなんでしょうね。
その列を見つつ、センターへは入らずに、まずはアザーコートを見てまわりました。
この時間は誰も練習してませんでしたね。
もちろん「選手は」って意味です。
最終日にもなると、今まで選手が練習してたコートで一般人がテニスしてます。
大会側が押さえてるコートが減ったということでしょうね。
一般人を見ても仕方ないので、ターゲットテニスなどのイベントの準備を見つつ、センターコートへ入場しました。
◇R. Federer & T. Terachiの練習
センターに入ってしばらくすると、フェデラーらしき選手が登場しました。
「らしき」と書いてるのは、最初は気づかなかったからです。
会場の反応も鈍かったので、気づいた人は少なかったようです。
帽子被ってたからかな、きっと。
その内、歓声が上がるようになりましたけどね。
この時はかなり上の席から見てたので、練習相手も最初は誰だか分かりませんでした。
でも、ストロークを見てすぐに誰だか分かりました。
フェデラーの相手は寺地君でした。
やはり試合前の練習らしく、リラックスしながら一通りのショットのチェックをしてましたね。
時間的には30分やったかやらないかぐらいでした。
◆1-Marion BARTOLI (FRA) def. WC-中村藍子 (JPN) 2-6 6-2 6-2
センターコートの第一試合です。
途中でアザーコートに行ったりしていたので全部は見てません。
各セットのそれぞれ半分ぐらいを見た感じでしょうか。
去年はマリオンの練習を何回か見ましたが、今年は1回も見れませんでした。
去年は練習見てかなり驚きました。
彼女の練習は試合前にも関わらず物凄いハードなんですよね。
昔は、その疲れが原因で棄権することも有ったとか。
初戦のジル戦では熱が有ったようなので、今年は控えめにしたんでしょうか。
たまたま出くわさなかったって可能性大ですけどね。
試合のほうは、藍子ちゃんの絶好調でスタートしました。
速い打点で角度有るショットを打ちまくってました。
彼女の攻撃パターンですね、これは。
マリオンは後手後手に回ってミスを連発して、あっという間に藍子ちゃんの5−0になります。
この時は、この後どうなるんだろう?って思ってました。
「このまま藍子ちゃんのストレート勝ちか」と「このままじゃ終わらないよな」のどっちだろう?って。
でも、この時点では、藍子ちゃんのストレート勝ちを予想した人が多かったはず。
それぐらいの勢いでした。
1STセットを見たのはそこまでです。
6−2というスコアを見ると1ゲームはブレイクされたみたいですが、藍子ちゃんがセットを先取しました。
次に見たのは2NDセット中盤辺りだったと思います。
マリオンは戦い方を1STセットとは若干変えてました。
常に早いタイミングで強打するのを避け、ダウンザライン方向に高めのボールを配球してました。
藍子ちゃんに高くて遠い打点で打たせようという意図だと思います。
そして浮いてきたボールを得意の強打でポイントしてました。
この攻守のメリハリが効き、有利に展開してましたね。
2NDセットはマリオンが6−2で取り返します。
ファイナルセットは中盤以降を見ましたが、このセットもマリオン有利な展開でした。
藍子ちゃんにチャンスのゲームも有たんですけどね
1STセットのように簡単にはポイントが取れないので、彼女はかなり苦労してましたよ。
そんな感じで競ったゲームが多かったですが、そのほとんどをマリオンが取り、6−2で勝利を決めました。
いやー、今日のマリオンを見て強くなったなーって思いましたね。
強打だけならはっきり言って昔のほうが数多く打ってましたよ。
しかし相手の状況や、今どういうショット打ったら良いか、という戦略面がしっかりしてきたように思います。
それにより、今までの強打がより活きてるんでしょうね。
今年になって初優勝(オークランド)したことや、ここ最近、最高ランクを更新してるのも分かります。
それにしても彼女のサーブ。
1回戦のレポートでも書きましたが、前からああいうサーブでしたっけ?
去年は初戦負けの最後の数ゲームしか見てないですが、特にそういうことは感じませんでした。
愛ちゃんと対戦したフレンチオープンもテレビで見たけど、あの時も感じませんでしたね。
ということは、去年のシーズン終了後(もしくは今年になってから)変えたんでしょうか。
フィニッシュの形だけ見れば、女子にはあまり多くない肘がきちんと残っている男子のようなフォームで、むしろ良いフォームに見えるんですけどね。
色々と研究を重ねた結果なのかもしれません。
マリオンはこの優勝でTOP20に入ってくるでしょうね。
勝負強くなった彼女の今後に注目です。
◇勝利直後のガッツポーズ!
そして試合後の握手です。
サインボールの打ち込みを挟んで、NHKの勝利者インタビューが行われました。
◇表彰式です。
マリオンは優勝カップにキスしてました。
海外の選手がよくやりますよね。
(ナダルは齧ったりしてますが(笑))
盛田会長としては藍子ちゃんに優勝カップを渡したかったところでしょうね。
◇チャンピオンズスピーチ、記念撮影と続きます。
◇帰ろうとしたマリオンに誕生日祝いのサプライズ!
修造君が音頭を取ってのハッピーバースデイの大合唱でした。
マリオンは照れながらも嬉しそうにしてましたよ。
◇こちらは退場する藍子ちゃんです。
修造君にマイクを渡されて会場へ挨拶をして(させられて?)ました。
(だったと思うけど、これ書いてるのは2ヶ月近く経った12月になってからなので、定かでは有りません・・・。)
◆Paul GOLDSTEIN / Jim THOMAS (USA/USA) def. Kevin KIM / Hyung-Taik LEE (USA/KOR) 6-1 7-6(1)
今日唯一の1番コートの試合です。
昨日のキム/リーのゾーン状態の試合を見たので、今日も楽しみにしてました。
しかし、今日は昨日ほど好調ではなかったようです。
大差が付いた1STセットだけを見た、というのも有りそうですけどね。
これは相手のゴールドステインが好調だったのが大きいと思います。
特にリターンが絶好調でした。
両手打ちバックからのリターンウィナーが何本有ったことか。
バックだけじゃなくて、フォアでも良いショットを打ってました。
これが入りまくって、キム/リーはブレイクを許してました。
パートナーのトーマスは不調とまでは言わないまでも、あまり好調ではなかったと思います。
リターンミスやボレーミスが結構あったはずだし。
でも、サーブは好調でした。
長身からのサーブで相手のリターンを浮かせ、ゴールドステインがポーチをする場面は何回も見ました。
見た時はそんな展開でしたが、スコアを見ると2NDセットはタイブレイクにもつれたようですね。
どういう展開だったんでしょうか。
2NDセットは全く見てないので分かりません。
最後はゴールドステイン/トーマスがタイブレイクを圧勝し、センターコートの決勝に進出しました。
◇vol.2へ続きます。
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