AIG OPEN 2006
AIG Japan Open Tennis Championships
本戦6日目 2006/10/7(土) Vol.3
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◇vol.2からの続きです。
◇V. King & J. Kostanicの練習
場所は3番コートです。
女子ダブルスに登場するヴァニア(キング)とエレナ(コスタニッチ)が練習してました。
見た時はダブルスでの動きをチェックしてました。
年配のコーチとヴァニアがネット際に立ち、反対側のコートのベースラインにエレナが立ちます。
そこからコーチが球出しをしてのポイント練習でした。
しばらくやると、次はエレナがネット、ヴァニアがベースラインに交代です。
まさにダブルスの為の練習だと思いました。
◇T. Henmanの練習
アザーコート巡りをしていると、8番コートにヘンマンが現れました。
まずはミニラリーから練習を開始。
ストロークやボレー、スマッシュ、サーブと一通りのショットを練習してました。
彼も他の選手同様、試合の為のショットのチェックのようでしたね。
彼の場合、他の選手と異なるのはネットダッシュの練習もしてた点ですね。
コーチのサーブからのリターンダッシュの練習をしてましたが、スライスのキレは素晴らしかったです。
打点も早くて、ほとんどライジングのような感じでした。
サーブをしてたのはコーチでしょうか。
ティムは練習中、足首を気にしてるようでした。
やはり、万全な選手はいないのかもしれませんね。
練習は30分ぐらいで切り上げ、ちょっとだけサインをして足早にコートから去ってしまいました。
この時にサインを貰うことが出来ました。
◆1-Marion BARTOLI (FRA) def. Q-Camille PIN (FRA) 6-0 6-1
1STセット序盤と2NDセット終盤を見ました。
スコアが示す通りですが、カミーユはなかなかゲームが取れなかったです。
ポイントはそれなりに取るんですけどね。
取ったポイントを集めればもうちょっとゲームが取れたと思います。
何か各ゲームで平均してちょっとづつポイント取ってた感じでしたね。
終盤はドロップショットに活路を見出そうとしてましたが、追い付かれて切り返されたり、ネットミスも結構有りました。
綺麗に決まったポイントも有ったんだけどなー。
ネットダッシュも結構してました。
打ち合ってても埒が明かないから、そうしたんでしょうね。
マリオンのほうもそんなに好調には見えませんでした。
ミスは結構有ったようなに思いますね。
何となくゲームが進んでくような感じで、あまり締まった試合ではなかったです。
試合後に修造君がマイクで言ってましたが、カミーユは肩かどっかが不調だったらしいですね。
スコア的に完敗なのは、そのせいも有ったのかもしれません。
マリオンが第1シードを守って決勝に進出しました。
◆10-Tim HENMAN (GBR) def. 9-Hyung-Taik LEE (KOR) 6-4 7-6(5)
試合開始が5時半過ぎになり、既に暗くなり始めてました。
大会の目玉の一人、ヘンマンの登場です。
今はランキングが下がってる彼ですが、一般的な知名度はフェデラーに匹敵するようです。
会場内で「そろそろフェデラーの試合じゃないか?」って会話は聞くともなしに何回も聞こえてきました。
同じことをヘンマンの試合の時も何回か聞きましたから。
そんな人気のヘンマンですが、今日はやや苦戦気味でした。
とは言っても、序盤からヘンマン有利で試合が進んでた感は多いに有りますけどね。
しかし、試合終盤に行くにしたがって、相手のリーのパスが良くなってきました。
彼は高い打点のバックハンドで強打が出来るんですよね。
前からあんなの打ってたかな。
それから、低い打点で打たされるスライスにも少しづつ慣れてきたのかもしれません。
ネットプレイが有名なヘンマンですが、今日はステイしてベースラインでもかなりプレイしてました。
まー、これはフレンチで好成績を出した辺りから、彼の新しいプレイスタイルになってるんでしょうけど。
ずっと見てたわけじゃないのであまり詳しい展開は覚えてませんが、両者の持ち味が出て、特に2NDセットの終盤は行き詰るポイントが続きました。
タイブレイクの序盤はヘンマンがリードし、リーが追い付く展開だったと思います。(たぶん。)
これはファイナルセットか?と思うようなリーの好ショットも有ったはずですが、最後はヘンマンがしっかし締め、ストレートセットで勝利を手にしました。
これで決勝進出です。
相手はフェデラーですね。
どんな試合になるか楽しみです。
◆Vania KING / Jelena KOSTANIC (USA/CRO) def. Natalie GRANDIN / Camille PIN (RSA/FRA) 6-3 6-1
◆Kevin KIM / Hyung-Taik LEE (USA/KOR) def. WC-岩渕聡 / 鈴木貴男 (JPN/JPN) 7-6(0) 6-3
センターコートの最終試合です。
始まったのは8時ごろでした。
遅く始まったからか、応援を強制するような日本式のいつもの応援が無かったので、気持ち良く試合を見ることが出来ました。
あのデ杯のような応援ってホント苦手なんですよ。
俺の場合、そもそもどちらかを応援するってことが少ないんですよ。
ただただ良い試合が見たいと思ってるだけの自分のような人間には、アレはそれを妨げるものでしかないのです。
もちろん、止めろと言ってるわけじゃありません。
やりたい人は存分にやってもらって構いません。
単に一般人の俺が自分のHPで自分の意見を言ってるだけですからね。
今日は、AIGでこんなに気分良く日本人男子の試合を見れることも有るんだ、って再認識しました。
試合のほうは、1STセットはお互いにキープを重ねて(だったはず)、タイブレイクに入ります。
このタイブレイクはキム/リーが一方的に取りました。
その数ゲーム前辺りから、彼らのリターンやパスがとても鋭くなってきてました。
それまでデュースサイドのキムは、ボディに打たれたサーブに対してリターンミスが多かったです。
しかし、少しづつ良いリターンが返るようになってきました。
序盤から好調だったリーのショットはさらに冴えを見せてきてましたね。
彼らがダウンザラインに放ったパス(リターンかも)は、物凄いスピードで日本ペアのコートに突き刺さってました。
貴男君と岩渕君も良いショットを打ってるんですが、キムとリーはボレーも調子よくなってきました。
ホントによくあんなの打てるなってぐらい浮かないボレーが出来てました。
そんな展開で、まさかの7−0でキム/リーがタイブレイクを取ります。
2NDセットはますますその展開に拍車が掛かりました。
岩渕君がライジングの超速いリターンをリーの正面に打った場面のリーの反応には溜息が出ました。
リーは面だけしっかり作って、これを相手ペアの間にボレーウィナー。
間近で見てましたが、あの岩渕君のショットはサーブと同じぐらい、いやそれ以上のスピードでしたよ。
岩渕君と貴男君も2NDセット序盤はキープを続けます。
しかし、中盤の貴男君のサーブをブレイクされます。
このゲームの最後のポイントはよく覚えてます。
それまでキムとリーのダウンザラインがよく抜けてました。
確か、リーが打ったんだと思いますが、このブレイクポイントではセンターを突いてきたんです。
今までサイドを抜かれてたので、ちょっと対応が遅れたんでしょう。
これをボレーで出来ずにブレイクを許してしまいます。
あ、でもこれってブレイクポイントの時じゃないかも。
このポイントが決まってブレイクポイントだったかな。
まー、どちらにしても印象的なポイントでした。
その後はますますキム/リーの調子が上がっていきました。
ちょっとしたゾーン状態ですよ、あれは。
あんなプレイをされたら岩渕/貴男ペアもどうしようも有りません。
キム/リーが素晴らしい内容でSFに進出した試合でした。
今日はこんなところです。
明日はいよいよ最終日です。
長かったような短かったような、どっちにも同意出来そうです。
終わってしまうのはちょっと寂しいですね。
明日は注目のフェデラーvsヘンマンが有ります。
ヘンマンの調子次第でしょうかね。
昔はリードしてた対戦成績ですが、最近はウィンブルドンを始めとして完敗の試合が続いてます。
好調にここまで勝ち進んできたヘンマンですが、どんな試合になるでしょうか。
マリオンと藍子ちゃんの試合も楽しみです。
左右両手打ち同士の決勝って有りそうで無いような気がします。
男子ダブルスを2試合見れるのも楽しみ。
伏兵が勝ちあがってきた女子ダブルスも有ります。
全5試合、最終日も楽しもうと思います。
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