AIG OPEN 2006
AIG Japan Open Tennis Championships
本戦3日目 2006/10/4(水) Vol.1
戻る トップへ
本戦3日目です。
水曜日の今日は、昨日と合わせるとトップシードのほとんどが登場することになります。
女子トップシードのマリオンは昨日登場しましたが、男子トップシードのロジャーがいよいよ登場です。
今まで練習はしてましたが、試合となるとまた違うでしょう。
ヴァージニア/パオラのGS優勝ペアも登場します。
というわけで朝早く行く予定でしたが、案の定どうしても起きられず1時間ほど遅れて有明に着きました。
なので試合コートを見てる内に終わってしまった試合も有ります。
ブレモンやダニリドウは試合してるところ見たかったけどなー。
練習は昨日ちょこっとだけ見ましたけどね。
さて、試合に行きましょうか。
◆Alicia MOLIK (AUS) def. Jelena KOSTANIC (CRO) 7-5 6-3
今日最初に見た試合です。
確か、2NDセットの中盤辺りを見ました。
アリシアを生で見るのは岐阜$50K以来です。
あの時は復帰戦だったのでまだまだフィットしてない印象でした。
その後はフレンチオープンのマーシャ戦をWOWOW中継で見たように思います。
(フレンチじゃなかったかもしれないけどGS中継だった。)
それを見ると、かなり戻ってきてるように思いました。
この試合も先に攻勢をかけてたのは彼女でした。
特にサーブが好調で、これでポイントを量産してました。
俺が見た時は、エレナのほうはアリシアの早い展開に着いていけなかったです。
復帰途上のアリシアが次のラウンドに進出です。
◆LL-Youlia FEDOSSOVA (FRA) def. Virginia RUANO PASCUAL (ESP) 6-1 6-2
9番コートの試合です。
二人はプレイスタイルが全く違います。
Youliaは高い打点からハードヒットしてウィナーを取ってくスタイル。
ヴィヴィはループボールを主体に相手をかわしながら展開力で勝負するスタイルです。
(ヴィヴィというのはヴァージニアの愛称です。)
今日の試合は、この二人の持ち味の違いがモロに出ましたね。
スコアが一方的ですからね。
少ししか見てませんけど、その時がそうだったのでそれ以外もたぶんそうだったんでしょう。
ラッキールーザーのYouliaがツキを活かして2回戦に進出です。
◆Paola SUAREZ (ARG) def. 7-Lucie SAFAROVA (CZE) 6-4 6-4
2番コートの試合です。
これはかなり楽しみな対戦でした。
パオラを生で見るのは初めてでした。
彼女は怪我でランキングを大きく落としてますが、一時はTOP10に入ったことも有ります。
確かフレンチオープン後の1週間だけでしたけどね。
ルーシーのほうは、ここ1年ぐらいで大きくランキングを上げました。
2年前の福岡で彼女を見てますが、その時はまさかここまで上がってくるとは思いませんでしたよ。
さて、今日の試合ですが。
見た時は既に2NDセット終盤でした。
スコア通りパオラが押してましたね。
パオラはクレーコートが得意なので、強打を叩き込むスタイルではないです。
ラリーをしてるうちにルーシーが守勢になり、最後はミスするというパターンが多かったように思います。
しかしお互いにドロー運が無いですね。
ドロー見た時に真っ先に思いましたよ(笑)
スペシャルランクのパオラがシード選手のルーシーを破った試合でした。
◆4-Anabel MEDINA GARRIGUES (ESP) def. Klara ZAKOPALOVA (CZE) 7-6(3) 7-5
1番コートの試合です。
メディナガリゲスは初めて見ました。
彼女のファーストネームは今はアナベル(Anabel)になってますが、昔はアナイザベル(Ana Isabel)でした。
アナベルというのは愛称なんでしょうね、きっと。
スペインの選手は長い名前が多いですが、彼女もそれに漏れずに長い名前でした。
アランチャの時に聞いた話ですが、名字が二つ有るのは父親と母親の姓を連ねて書くからとのことです。
アランチャの場合はサンチェス(Sanchez)が父親の姓、ヴィカリオ(Vicario)が母親の姓ということなんでしょう。
もっとも、どこでこの話を聞いたか定かではないので、間違いって可能性も有りますけどね。
ザコパロワは、彼女がこの名字になってからは初めて見ます。
東レの時はクカロワでしたから。
彼女は結婚して姓が変わったらしいですね。
結婚後もOVAが付いてるから東欧系の方とのようです。
そういえば昔、ハナ(マンドリコワ)がオーストラリアの方と結婚して国籍が変わったことが有りました。
彼女の場合はテニス選手としての名字はマンドリコワのままでしたが。
確か、オーストラリア人としてホップマンカップに出てたような?
勘違いかもしれないけど。
話がかなり飛んでますね(笑)
試合に戻して・・・。
アナベルはスペイン選手らしく、スピン系のショットが持ち味のようでした。
ループで粘るってほどではないですけどね。
今日は、この比較的高い弾道のショットをクララに叩かれる場面が多かったです。
なので、自分からの展開はあまり出来なかったように思います。
しかし、このタイプの上位選手に共通してますが、いくら劣勢になっても諦めることは決してなかったです。
叩かれても叩かれても足を使って返球していく。
そうやってる内に今までウィナーになってたボールも返球出来るようになってくるし、それがプレッシャーになって相手のミスも増えてきます。
試合の全部は見てませんが、両セットともにそんな展開だったと思います。
対するクララですが、彼女は高い打点からフラットに打つ技術が素晴らしいですね。
フラット系の速いショットをこれでもかと打ち込んでました。
でも、強打してる印象はあまり無いです。
何て言うか、タイミングの取り方が上手いんでしょうか。
特にバックハンドは特徴が有り、他の選手がやってないような打ち方に見えました。
そういう二人の持ち味が出て、試合はクロスゲームになります。
特に2NDセットはクララに何回もチャンスが巡ってきました。
先にブレイクしたのは何回有っただろう?
その度にブレイクバックされてましたけど。
セットポイント(またはそれに準じたポイント)も何回も有りました。
しかし、それを掴みきれず、最後の2ゲームを取られて敗退しました。
終盤はホントに紙一重の差でしたよ。
オンライン気味のショットが多々有ったので「あれが入っていれば」「あれがアウトだったら」・・・。
そういうポイントの連続でした。
シード選手のアナベルが次のラウンドに進出した試合でした。
◆Q-波形純理 (JPN) def. Catalina CASTANO (COL) 6-2 1-6 6-4
センターコートの第一試合です。
センターは今日までGAORAで生中継が有ります。
インカレ(2004年)で初めて見た波形純理ちゃんが、テレビ中継されるまでに成長するとは!
何となく親心のような気持ちになってしまいます(笑)
予選をきっちり勝ち上がって相手はシード間際のTOP50と、放送されるには申し分ない状況じゃないでしょうか。
見たのはファイナルセットの中盤辺りです。
相手のカタリナはクレーコートが得意な選手なので、チャンスが無いことは無いと思ってました。
でも、フルセットの互角の勝負をするとはなー。
この時点でちょっと驚いてました。
ラリーを見ると、カタリナがミスするポイントがかなり有りました。
たぶん、ミスさせられてるんでしょうね。
見始めた時点はタイスコアだったと思いますが、すぐさま相手サーブをブレイクして1ブレイクアップとしたはずです。
これはもしかすると!と思いながらセンターコートを離れた記憶が有ります。
(他にも見たい試合がたくさん有るので・・・)
後でスコアを見ると、やっぱり勝ってる!!
相手は初戦とは言え、このレベルの選手に勝てたのは大きいですね。
ランキングポイントも、この1勝だけで$25Kの準優勝(17P)に匹敵するぐらいのポイント(16P)が入ってきます。
予選突破ポイント(7.25P)も加わるので優勝ポイント(25P)に匹敵しますね。
もちろん、この後勝ち進めばもっとポイントを増やすことが出来ます。
このまま行くと来年の今ごろはGS本戦に出場出来るようになってるかもしれませんね。
今後に非常に期待が持てる一戦でした。
◆Yung-Jan CHAN (TPE) def. Marta DOMACHOWSKA (POL) 6-1 6-0
2番コートの試合です。
このスコアは正直なところ全く予想外でした。
スコアどころか内容もですね。
マルタは全部で何ポイント取ったんだろう?
見たのが試合終盤だったせいか、ほとんど取ってないような印象さえ有ります。
マルタはYung-Janの打つコースを読めてないようでしたね。
思ってもいないコースに打たれた感じでミスを連発してました。
初戦のソフィアとの素晴らしい試合を見た後だけに、この展開は信じられませんでしたよ。
Yung-Janはホントに強くなりましたね。
初戦のジュリア(シュルフ)と言い、このマルタ戦と言い、50位〜100位の相手には完勝する力が有ります。
もちろん、その日の体調やテニスの調子のせいも有るでしょうけど。
期待した激しい打ち合いとは違いましたが、これはこれで面白かったです。
Yung-JanがQFに進出しました。
◆12-Juan MONACO (ARG) def. Edgardo MASSA (ARG) 7-6(4) 6-3
8番コートの試合です。
これは見てる最中で見る気を無くしたのでほとんど見てません。
7番コートと8番コートの間にベンチが有りますが、そこに座ってる人が「見えない」「動くな」とうるさくて嫌気がさしてしまいました。
まー、俺が直接言われたわけじゃないから、気にする必要無いんだけど。
あそこって観客席なんですかね?
AIG関係者が「ここは動いてもいい場所ですよ」って言ってたから、観客席ではないと思います。
その関係者も、「見えません!」と怒鳴られてたけど(笑)
あの場所って通路ですよね。
で、その通路にベンチが有る。
そう考えると、少なくとも観客席ではないよなー。
あの場所で動く客に対して文句を言った選手って見たことないけどね。
まー、今となってはどっちでも良いけど(笑)
モナコファンでしょうかね。
俺の中でのモナコ株は大暴落です。
あ、冗談ですよ(笑)
◇vol.2へ続きます。
戻る
トップへ