カンガルーカップ2006
ITF Women's Circuit $50K / Kangaroo Cup 2006
本戦4日目 2006/5/5(金) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆1-Carly GULLICKSON / Abigail SPEARS (USA/USA) def. 手塚玲美 / 米村知子 (JPN/JPN) 7-6(4) 7-6(7)
1STセットと2NDセットのところどころを見ました。
CarlyとAbigailは、見ていてスッキリするテニスをしますね。
サーブ&ボレーを軸にしたパワーテニスで、とてもダブルスらしいダブルスをします。
この会場はオムニですが、彼女達はコートに関係なくサーブ&ボレーをします。
サーブの勢いが死ぬし、足場が固めにくいオムニは、ネットダッシュしにくいと思いますけどね。
ボレーが多いので、ポイントの取り方がとても綺麗でした。
今日は相手のリターンが良かったので(特に手塚玲美ちゃん)、Iフォーメーションを多用してました。
Iフォーメーションの時って、1STサーブが入る確率かなり低くないですか?
(男子も含めた他の選手全てに言えると思う。)
2NDサーブになって元の位置に戻るパターンってかなり多いと思いますね。
生で見たIフォーメーションって、8割ぐらい1STが入ってないような気がする。
強いサーブを打たなきゃって、ちょっとリキむんでしょうか?
彼女達も見てた時は1回しか1ST入ってなかったな。
手塚玲美ちゃんとよねともちゃんの日本ペアも良いプレイしてました。
特に手塚玲美ちゃんですね。
彼女ってこんなにサーブが良い選手だったかな。
スマッシュもノーミスだったと思うし、突き球の威力とコースがとても良かったです。
彼女達が勝てるチャンスもかなり有ったと思うんですけどね。
両セットとも、僅かな差で敗れた印象でした。
CarlyとAbigailのダブルスは、ティアTやティアUのドローに名前が有っても全然おかしくないです。
明日はセンターコートで見たいですね。
◆高雄恵利加 (JPN) def. 7-Suchanun VIRATPRASERT (THA) 4-6 6-2 6-1
1試合でこんなに長く見るのは今大会初めてです。
1STセットは、今大会フォアハンドが好調なスチャナンが、そのフォアを活かして先取します。
今日はバックハンドも好調のようでした。
振り回しあいのようなストローク戦の最後、彼女のウィナーで決まるケースが多かったです。
これはスチャナンが勝つなって思ったのを覚えてますね。
2NDセットの序盤は、確かどちらかが先行しますが、ブレイクバックされて2オールになったと思います。
どっちだったかな。
記憶が無い・・・。
2NDセットは、その辺りまでしか見てません。
次はファイナルセットを、ほぼ丸ごと見ました。
センターコートに行ったら、2NDセットが終わってスチャナンがバスルームブレイクを取った時でした。
1STセットの時点の二人の調子を考えると、2NDセットの6−2は信じられません。
どんな展開になるのか、ファイナルセットは注目でした。
結果から言うと、1STセットとは逆の展開でしたね。
恵利加ちゃんのダウンザラインが効果的に決まり、ゲームを先行していきます。
この辺りでは、スチャナンがボールに追いつけず、砂の上をスライドする音を頻繁に聞くようになります。
つまり、恵利加ちゃんのウィナーになったということですね。
結局、1ゲームオール以降の5ゲームを彼女が取り、6−1で勝利を収めました。
スチャナンも強力なショットで対抗したんですけどね。
彼女のウィナーも、時々ですが、綺麗に決まってましたから。
恵利加ちゃんが今大会二人目のシードダウンを起こし、SFに進出しました。
◆3-Chin-Wei CHAN / Su-Wei HSIEH (TPE/TPE) def. Alicia MOLIK / 中村藍子 (AUS/JPN) 6-4 6-4
1STセット中盤から最後まで見ました。
見始めた時は、Chin-WeiとSu-Weiの台湾ペアが1ブレイクアップしていました。
このセットは、そのままお互いにサービスキープしての6−4でした。
この辺りまでは、両ペアにそれほどの差は感じませんでしたね。
まー、セットを取ったわけだから、台湾ペアのほうが優勢では有りましたが。
しかし、2NDセットに入ると、台湾ペアの一方的なペースになっていきました。
2ブレイクアップの4−0までリードを広げます。
スーウェイがアリシア/藍子ちゃんの弱点を見切ったと感じましたね。
アリシアに対しては、アングルやバック側へのスピンロブなどで走らせる。
藍子ちゃんに対しては、早いタイミングのストローク戦を打ち合い、ドロップショット等で前後に揺さぶる。
そんな感じで、ショットの使い分けをしてました。
そして試合後半に行けば行くほど、スーウェイはドロップボレーを多用するようになります。
特にポーチでドロップをたくさん使ってました。
これってドカンって決められるよりもダメージ有りますよね。
しかし、もうダメかと思われた1−5から、スーウェイのサーブをブレイクしたりして3ゲーム連取します。
会場も期待感が高まってましたが、最後はChin-Weiがサーブをしっかりキープして台湾ペアが勝利しました。
今日はこんな感じです。
他にもダブルスが2試合有りましたが、あまり見てません。
アリシアと藍子ちゃんのダブルスはやっぱり敗れてしまいました。
昨日のレポートでも書きましたが、危ないなーって思ってたんですよね。
今日はセンターコートの最終試合の後、一般の方達とのダブルス(Pro-Am Tie-Break Match)が行われました。
アリシアと藍子ちゃんは試合後、それに参加し、一般人の4ペアとそれぞれタイブレイクをやってました。
男性2人組、男女2人組、父娘ペア、10歳&11歳ペア(11歳&12歳だったかも)の順だったかな。
小浦さんが世界8位はどうでしたか?って試合した方達に聞いてましたが、今回はアリシアと打ち合えたのが収穫でしょう。
でも、普段、テレビやネットで観戦してなければ、今ひとつピンと来ないかも。
アリシアも藍子ちゃんも楽しそうにプレイしてましたね。
アリシアは股抜きショットでウィナーを取ってましたよ。
これには会場中が拍手でした。
サーブを2連続強打してわざとダブルフォルトしたり、リターンをわざと空振りしたりとサービスもたっぷりしてました。
試合のほうは、どのペアにもサービスたっぷりでしたが、最後のジュニアペアだけ小差(9−7ぐらい?)で勝ちました。
最後のポイントはアリシアは見てるだけ!
藍子ちゃんに全部取らせてました(笑)
明日は単複のSF4試合が有ります。
どの試合も面白そうですが、密かに(?)注目してるのが、GULLICKSON/SPEARS vs CHAN/HSIEHのダブルスです。
ネットダッシュしまくりの速攻型のアメリカペアvs雁行陣主体ながら強力なショットとテクニックを駆使する台湾ペア。
これは面白そう!
シングルスのほうも、恵利加ちゃんvsスーウェイは予想が付かないです。
デラキュアが藍子ちゃんに通用するのか?も興味深い。
明日は結構じっくり見れそう。
明日も楽しんできます。
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