フェドカップ2006 ワールドグループ プレイオフ
日本vsオーストリア
FED CUP 2006 World Group Play-offs
Japan vs Austria
最終日 2006/7/16(日) Vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆浅越しのぶ/杉山愛 (JPN) def. Melanie KLAFFNER/Barbara SCHWARTZ (AUT) 6-3 1-6 6-1
今日の最終試合です。
シングルスの出場は見送った愛ちゃんですが、ダブルスには出てきてくれました。
海外では勝敗が決まった後の試合は観客が帰っちゃうと聞きますが、この試合にはたくさんの観客が残ってました。
と言うか、シングルスよりも客の集中度は高かったように思いますね。
近くに座ってた女子高生達(たぶん)もシングルスの時は寝てたけど(笑)、ダブルスには歓声を上げながら観てましたよ。
しのりんと愛ちゃんという日本を代表する選手が組んでるのも観客が残ってた理由のひとつでしょう。
来てくれた観客へのサービスといったところでしょうね。
対するオーストリアは昨日シングルスに登場したMelanieとベテランのBarbaraという面子でした。
当初の発表では、この前のシングルスに出場したNikolaがダブルス出場予定でしたが、彼女にシングルスを体験させる為に入れ替えたんでしょうね。
1STセットはさすがダブルス巧者というプレイで日本ペアが先行して先取します。
特に愛ちゃんはネットプレイ、ストロークともにトップのプレイを見せてくれました。
2NDセットも同じ流れと思いきや、逆にオーストリアペアがゲームを重ねます。
日本ペアはミスが多かったです。
愛ちゃんはかなりダブルフォルトしてました。
連続3本とか有ったような?
いや、1ゲームに3本だったかな?
しのりんは4月のスイス戦よりは復調してるようですが、相変わらずボールが走ってない印象です。
打点が後ろになってるんだろうか?
昔は日本チームの中で一番攻撃的な印象だったんですけどね。
2NDセットは16歳のMelanieが大活躍でした。
試合全体を通して4人の中で一番ミスが少なかったし、ネットプレイも器用にこなしてかなりのテクニシャンとみました。
シングルスで見せたぶっ放しフォア(笑)も好調!
あの愛ちゃんですら対応しきれずに弾かれてました。
ただ、オーストリアペアのコンビネーションは今ひとつだったかな。
Barbaraはスライス系のショットが上手くてダブルス巧者だと思いますが、今日はミスが多かったです。
日本ペアの配球が良かったことも有って、カバーしようとしてのミスが多かったように思います。
雁行陣が多くなった今のダブルスは、スライスでのアプローチや、ネットでボレー勝負という時代ではないんでしょうね。
ストロークやリターンの威力が上がり、スピンも自在にコントロール出来る選手が多いので、上下左右とカバーする範囲が多くなり、ポイントを取り難いんだと思います。
サーブやストロークで押し込んだ後、ボレーで決めるほうが効率が良いし、シングルスにも繋がりそう。
さて、そんな流れでオーストリアが今回の対戦で初めてセットを取ります。
この辺りではオーストリア応援団もこの2日間で初めての大盛り上がり。
ファイナルセットはどうなるかと思いましたが、ここはまた日本ペアがゲームを重ねます。
確か5ゲーム連取したはずです。
好調だったMelanieに少しミスが増えたからでしょうね。
凡ミスという感じではなく、ミスさせられたポイントが多かったと思いますが。
愛ちゃんが再び好調になったのも大きかった。
6−1でファイナルセットを取り、日本が5連勝の完全勝利でワールドグループTに歩を進めました。
◇勝利直後です。
◇恒例の挨拶です。
まずは監督からの挨拶、そしてスタッフ紹介が有りました。
そして選手がひとりづつ挨拶です。
◇監督始め一同がVIP席から昇って1階の通路を一周です。
こういうのは初めてですね。
このちょっと前(選手達が挨拶してる時)にスタッフがクラッカーを配ってました。
選手達には内緒で用意してたようです。
観客は選手達が通るとクラッカーで祝福。
会場には音と火薬の匂いが凄かったです。
監督が持つ国旗にはクラッカーの紙くずが巻きついてました。
◇エンジンを組んで勝利の雄叫び!
何か表現おかしい気もするけど(笑)
その後は記念撮影と続きます。
◇vol.3へ続きます。
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