カンガルーカップ2005
ITF Women's Circuit $50K / Kangaroo Cup 2005
最終日 2005/5/8(日)
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今日はカンガルーカップの最終日です。
結局、金曜日以外の本戦を全て見てしまいました。
やっぱり、生観戦は良いですね。
くせになりますよ、これって。
去年もでしたけど、今年も最終日は観客が一杯でした。
一般の人も多かったですが、学生も結構多かったです。
同じ会場で高校生の大会をやってました。
そのせいも有りそうですね。
さあ、試合に行きたいと思います。
◆小畑沙織(JPN) def. 久松志保(JPN) 6-1 2-6 6-4
11時開始だからってのんびりしてたら、着いたのが11時半ぐらいになってしまいました。
昨日まではセンターコートの入り口はひとつしか開放してませんでした。
でも、今日は観客が多かったので、他の入り口も開けてましたね。
それでも、その入り口に人が一杯だったので、中に入るまでスコアが分かりませんでした。
昨日までは隙間から何とかスコアボードを見ることが出来たんですけどね。
そんな訳で、チェンジエンドの休憩になってもすぐには入れないなと思って、アザーコートを見つつ待ってました。
今日は外のコートで高校生の大会をやってました。
センターコート付近では男子ダブルスをやってました。
これを見ながら、チャンジエンドになるのを待ってました。
そして、センターコートに入った時は1STセットの中盤ぐらいでした。
確か、さおちんの4−1になったところだったでしょうか。
主審の声によると(マイクなので外からでも聞こえる)、長々とデュースを繰り返した後、さおちんがブレイクした直後のようでした。
このセットは、このままさおちんがゲームを取り続けて6−1で先取します。
この段階では、昨日までと同じくさおちんの一人舞台のような展開でしたね。
志保ちゃんが呆然とボールを見送る場面がかなり多かったです。
1STセットが終わった段階で、志保ちゃんはトレーナーを呼びます。
やはり昨日のダブルスの影響も有ったんでしょうか。
もちろん、戦略的な面も有ったでしょうね。
ここでさおちんの流れを断ち切り、次のセットは序盤から自分の展開にしたかったでしょうから。
2NDセットの序盤はキープが続きます。
最初のゲームこそ楽にキープした志保ちゃんですが、前のセットの通り、どちらかと言えばさおちんペースだったかな。
さおちんのサーブも簡単にキープしてましたからね。
しかし、最初にブレイクしたのは志保ちゃんでした。
志保ちゃんは2NDセットに入って明らかにプレイの質が上がりました。
セットが変わる時に、改めて集中し直したのでしょう。
低い体勢を作り、さおちんに攻撃される前に先に打っていこうという姿勢が見えました。
多少リスクが有っても、先に攻められるよりはポイントが取れるということでしょうね。
特にバックのダウンザラインが素晴らしかったです。
これで何本もウィナーを取ってました。
それから、攻撃された時は深く返球することを心掛けてたようです。
(これは試合終盤のさおちんも同じだったですけどね。)
そんな感じの志保ちゃんに面食らったのか、さおちんのサーブの調子が落ちてきます。
エラコヴィッチや中村藍子ちゃんとの試合でもそうでしたが、突然、立て続けにポイントを落すんですよね。
これは以前のさおちんには見られなかったと思います。
前より攻撃を重視してるということかもしれませんね。
そんな流れで二人の調子が1STセットとは対照的になり、志保ちゃんが2NDセットと取りました。
流れが再び変わりかける場面は有りましたが、志保ちゃんは信じられないようなショットで逃れ、流れを引き戻してました。
そしてファイナルセットへ突入します。
いきなり第1ゲームのさおちんのサーブが0−40になります。
ここをキープしたことが今日のさおちんの勝利に繋がったと思います。
結果論ですけどね。
この辺りでは、さおちんのサーブは常に落ちそうでした。
ほとんどブレイクポイントが有ったんじゃないかな。
しかし、何とかキープして、逆に志保ちゃんのサーブをブレイクします。
確か、志保ちゃんはリードしながらブレイクされたんじゃなかったっけ。
これはやっぱりさおちんかなーって思った途端に、またまた流れが変わります。
志保ちゃんのウィナーに加え、またさおちんがサーブの不調でサーブを落します。
2連続のダブルフォルトも有ったと思います。
スコアは4オールになります。
次のさおちんのサーブは比較的簡単にキープ。
さおちんはこのセットで初めて簡単にキープしたような感じですね。
しかも、もっとも重要な4オールの場面で。
この辺はトップを経験してる強さでしょうか。
次の志保ちゃんのサーブは逆に15−40になります。
志保ちゃんは、15オールからネットダッシュしましたが抜かれました。
あれは何だったんだろう?
急にネットに付いたって印象でした。
15−30の次はダウンザラインがアウト(だったと思う)。
さおちんのマッチポイントです。
そして、ここを取ったさおちんが優勝を決めました。
いやー、1STセットを見た時はどうなるかと思いましたが、手に汗握る熱戦でした。
志保ちゃんにもチャンスが十分過ぎるほど有ったんですけどね。
まー、さおちん相手にはリスキーなショットを打つ必要が有るので、要所でのミスも仕方ないでしょう。
でも、そういうプレーにも関わらず、ミスはかなり少なかったです。
今までのようにスピン系の選手が相手じゃないので、上から引っ叩くことは出来ません。
フラット系で勝負を掛ける時はネットスレスレになってしまいます。
しかし、これがかなりの確率でオンライン気味に配球されていました。
これを続けるには、かなりの集中力と体力が必要だと思います。
でも逆に、これが続けられればもっと上に行くことが出来そうですね。
試合全体としてはお互いに凡ミスが少なく、引き締まった試合でとても面白かったです。
決勝戦に相応しい試合だったと思います。
◇表彰式待ちです。
いつも思うんですけど、こういう時って何話してるんでしょうね。
今日の晩御飯何にする?とかだったりして(笑)
◇表彰式です。
去年もでしたけど、カメラマンがうろうろ動くので一般人はホントに撮りにくいです。
大きな大会だと、この線から出たらダメっていうようになってるんですけどね。
まー、仕方ないかな(笑)
◇ウィナーズスピーチ、記念撮影と続きます。
◆藤原里華/小畑沙織(JPN/JPN) def. 不田涼子/岡本聖子(JPN/JPN) 6-1 6-2
この試合はシングルス決勝から約1時間後(だったかな?)の14時から行われました。
時間差が有るのは、さおちんが単複出場するからですね。
でも、アザーコートで高校生の大会をやってたので全然待った感じはしませんでした。
たぶん団体戦だったのかな?
俺が見た時は男女のダブルスをやってました。
これが結構面白かったです。
やっぱり高校生ぐらいだと、ボレーよりはストロークのほうが圧倒的に強いですね。
ボレーが弾かれるシーンを結構見ました。
でも、強いペアはボレーも出来るペアでしたね。
全体的には、アングルショットやボールを沈めたりするダブルスっぽい技術はまだまだって感じでしたが、元気よく走り回ってました。
無理やりフォアに回り込んだりしてたけどね(笑)
さて、ダブルス決勝ですが、序盤から里華ちゃん/さおちんがリードする展開でした。
第一ゲームから2ブレイクを含む3ゲーム連取だったと思います。
その後はブレイクバックしたりして追いすがりますが、6−1で里華ちゃん/さおちんが取りました。
涼子ちゃん/聖子ちゃんペアも良いポイントは有りましたが、単発で続かなかったです。
2NDセットも流れは変わらず、6−2で里華ちゃん/さおちんが優勝しました。
ラリーを見た感じでは、スコアほどの差は感じないんですよね。
でも、里華ちゃん/さおちんが的確に決める感じで、常にポイントをリードしてました。
各ゲームに1本ぐらいの良いショット(ボレーやストロークウィナー等)と、涼子ちゃん/聖子ちゃんのわずかなアウトやネットが有った感じですね。
これだけで、もう30−0です。
あとはそれぞれのペアが取る感じなので、ラリー自体はそれほど差が無い印象なので、スコアに大差が付いたのでしょうね。
とは言っても、この文章は翌日の夜に書いてます。
詳しいことは忘れてしまいました・・・。
だから当日に書くべきなんだよなー。
これからは試合中にメモ取っとくべきかも。
あ、思い出したけど、最後のポイントは里華ちゃんのコードボールだったと思います。
これがネットをつたってポトッと相手コートに落ちての試合終了でした。
というわけで、里華ちゃん/さおちんが余裕のスコアで優勝した試合でした。
◇里華ちゃんとさおちんの写真は、載せたいのがもっとたくさん有ります。
ここに載せたのはかなり気に入ってます。
◇表彰式です。
そしてウィナーズスピーチ、記念撮影と続きます。
◇前でカメラ構えてるのは坂本さんだったかな?
今日はこんなところです。
今回は見たこと無い選手をたくさん見れて良かったです。
そういうところが週の前半の試合は楽しいですね。
徐々に選手が少なくなっていっての決勝戦もまた良いですね。
負けた選手は次を目指して出発し、勝ち残った選手のみがたくさんの観客の前で試合をする権利を獲得します。
火曜日はホントにたくさんの選手が練習してましたからね。
今日は、森田あゆみちゃんは練習してましたが、それ以外には決勝進出の選手だけでした。
次の観戦は大学トーナメントかな。
その後はちょっと分かりませんが、これから試合が多くなる季節なので楽しみです。
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