ニッケ全日本テニス選手権 80th
NIKKE All Japan Tennis Championships 80th

本戦7日目 2005/11/20(日)  戻る トップへ


全日本選手権に行ってきました。
今日は、昨日にも増して寒かったです。
昨日は午前中はそれほどでもなかったですが、今日は既に朝から寒い。
試合開始は11時でした。
会場に着いたのは12時ちょっと前ぐらいだったでしょうか。
観客の数は昨日よりも多かったですね。
今日は3試合ですけど、試合と試合の間はセンターコートの外の屋台はどこも行列でした。
コンビニまで人が一杯で、何回かあきらめてセンターコートに戻りました。
行列に並ぶのって嫌いなので。
さて、試合に行きましょう。


◆岩渕聡 def. 添田豪 6-2 1-6 7-6(6)

見たのは2NDセットの第4ゲームからです。
スコアボードを見てちょっとびっくり。
1STセットは岩渕君が2ブレイクアップじゃないですか。
昨日の出来からして、先行するのは添田君だと思ったんですけどね。
但し、2NDセットは添田君が3−0でリードしてました。
この辺りは彼が一方的に攻めてゲームを取った印象です。
そのまま5−0まで行きましたから。
1STセットは見てないので分かりませんが、添田君がギアチャンジして1段階上のプレイをしたんでしょうかね。
前のセットのスコアが信じられない展開でした。
そんな感じで添田君が6−1でセットを取り返し、ファイナルセットに入ります。
ファイナルセットは中盤までキープが続きます。
この辺りは岩渕君のプレイが印象に残ってます。
ここでは、とても丁寧にプレイしてました。
簡単なミスは出来ないと思ってたはずです。
でも、甘いボールは禁物です。
さじ加減が難しいと思いますが、深いボールでチャンスボールをじっくり待ち、打てる時だけウィナーを狙ってました。
これはとても集中しないと出来ないと思います。
強打ばっかりしたり、返すだけだったりの方が簡単ですからね。
流れが添田君に行ってるのは本人も分かってたでしょう。
先にブレイクされたら一気に行ってしまう可能性も有ります。
ブレイクピンチも有りましたが、それを逃れてキープを続けました。
こんなふうに岩渕君の側から見ると、とても緊張感が有る展開でした。
添田君からすると、先にブレイクすれば一気に行けそうな感じでしたね。
チャンスは有りましたが、前述の通り、岩渕君に上手く凌がれました。
添田君のほうもブレイクピンチは有りましたが、第7ゲームまではキープが続きます。
先にブレイクしたのは岩渕君でした。
ゲームカウント3−4の添田君のサーブをブレイクして5−3とします。
終盤に来てのサービスダウンは痛いでしょう。
これは勝負有ったかなーと思いましたね。
サーヴィング・フォー・マッチとなった第9ゲームは岩渕君が先行しながらも、添田君がブレイクしてタイに戻します。
このゲームの岩渕君のプレイは、キープして試合が終わっててもおかしくない内容でした。
マッチポイントも有ったはずだし。
ブレイクするポイントとなった、このゲーム最後のポイントは、オンライン気味の岩渕君のボレーを切り返してのポイントだったと思います。
お互いキープして、6−5となった第12ゲームの添田君のサーブでもマッチポイントが有ったような?
しかし、ここもキープしてタイブレイクに入ります。
ここはお互いに4オールぐらいまでキープします。
タイブレイクで中盤まで全部キープって有りそうで無いので覚えてます。
ここで添田君が先にブレイクしますが、岩渕君もブレイクバック。
6オールで2回目のチェンジエンドです。
そして、岩渕君がキープして7−6で何回目かのマッチポイント。 次の添田君のサーブをリターンで崩して取り、岩渕君が悲願の優勝を決めました。
今日の岩渕君は高い集中とメンタルの安定、そして絶対に勝つという強い気持ちを感じました。
いつも物静かにプレイする彼が珍しく吼えまくってたし、2NDサーブでは必ずアタックしてました。
ライジング気味のアタックは元々得意だと思いますが、ここまでやり続けるには勇気が要ったはず。
添田君も決して悪いプレイでは無かったです。
途中から岩渕君の側から見てたのも有りますが、なかなか勝たせてくれませんでした。
全体的には、お互いに鋭いショットでのラリーで切り返しも鋭かったですね。
ファイナルセットのタイブレイクでの決着という、近年まれに見る男子シングルス決勝でした。

◇試合終了直後の岩渕君です。
 この前にガッツポーズが有ったような?(記憶違い?)
 それは撮れませんでしたが、その後は珍しくピンボケじゃなく撮れました。

◇勝利者インタビューです。
 うるさくてすいませんって言ってました(笑)
 彼には珍しく試合中に吼えまくってましたからね。

◇サインボールの打ち込みです。
 今回の全日本は決勝進出者の二人ともこれをやります。(ダブルスの場合は4人。)
 勝者がその場でサインするというわけじゃなく、試合前に大量にサインしてるようです。
 もしかして、サインボールじゃなくてただのボール?
 サインボールってアナウンスしてたと思うんで、それは無いか。
 このほうが時間の短縮になるから良いように思いますね。
 でも、AIGでそれは出来ないかも。
 負けた選手が嫌がってやらないかもしれないし。

◇表彰式を待つ添田君です。
 準備中に悔しさが込み上げて来たんでしょうね。

◇表彰式です。
 岩渕君にはこれ以外にもたくさん貰ってました。

◇チャンピオンズスピーチです。

◇記念撮影です。


◆岡本聖子/高瀬礼美 def. 飯島久美子/波形純理 6-1 6-0

これは思いのほか、大差がついてしまいましたね。
見たのは1STセットの終盤からです。
確か、5−0だったはず。
前の男子シングルス決勝後にちょっと休憩を取りました。
ちょっとのつもりが、センターコートの外がかなり混んでてちょっと遅くなってしまいました。
でも、それにしても、もうセットの終盤だとは思いませんでした。
あっという間って感じだったのかも。
1ポイントを見ると、それほど差は感じませんでした。
飯島/波形ペアがリードするゲームも有ったし。
しかし、すぐに逆転されてしまうんです。
30−0だったと思ったら、すぐに30−40にされてしまう感じです。
今日は高瀬礼美ちゃんの上手さが光りました。
強打はあまり打ちませんでしたが、ラリーの中からスライスで浅めのアングルにアプローチしてたのが印象的でした。
ロブも効果的に使ってましたね。
パスは回転を掛けてアングルに打ったり、足元に沈めたりですね。
岡本聖子ちゃんのポーチも良かったです。
逆にいいくみちゃんと純理ちゃんはポーチミスがかなり有りました。
何か、何をやっても上手くいかないような感じだったなー。
まー、こういう時も有るでしょう。
個々のちからとしてはそこまで差は無いと思うんですけどね。
こういう展開でも岡本/高瀬ペアは手を抜かず、1ゲームを許しただけで優勝を成し遂げました。

◇表彰式、そしてチャンピオンズスピーチです。
 表彰式の前にはサインボールの打ち込みも有りました。
 と、いつもこう書いてますが、何か変だなって自分でも感じてます。
 あれって正式(?)には何て言うでしょう?
 サインボールのプレゼントだと、ハガキで応募するのか?って思っちゃうしね。
 端的にあれを表す言葉が見つからない・・・。

◇記念撮影です。


◆岩渕聡/松井俊英 def. 岩見亮/添田豪 6-4 3-6 6-3

この試合が始まる時は、既に相当寒くなってました。
何回も書いてますね、寒い寒いって(笑)
かなり暑がりな俺がそうなので、寒がりな人はどうなんでしょう?
それでも、かなりの人がセンターコートに残ってました。
もっと減るかと思ったんですけどね。
確かに少しは減りましたが、昨日の昼間と同じぐらいの人数は居たような気がします。
これは、スリリングな試合をした岩渕君と添田君が再び登場するというのが大きいように思いました。
周りの会話を聞いてもそんな感じだったし。
試合内容も期待に違わぬ内容でした。
この文章は翌週の火曜日に書いてるので、詳細はあまり覚えてないんですけどね。
試合のほうは、1STセットは丸々見たと思います。
序盤はキープが続いたはずですが、岩見/添田ペアが中盤でブレイクされます。
岩渕/松井ペアは、そのままリードを守ってセットを先取したと思います。
2NDセットはところどころしか見てません。
あまりに寒くてじっとしてられなかったからです。
終盤を見たら岩見/添田ペアがリードしていて、そのままリードを守ってセットオールとしました。
ファイナルセットはどうだったかなー。
覚えてるのは、岩渕君の好調ぶりですね。
彼のポーチや、ダウンザラインへのパスは高確率で決まってたように思います。
しかし、他の3人も良いプレイをしてました。
松井君のボレーや岩見君のポーチも印象に残ってます。
ファイナルセットは至近距離からのボレー合戦など、見所満載な感じでしたね。
こちらのセットも全部は見てません。
終盤には既に岩渕/松井ペアがリードしてたと思います。
フルセットの攻防の末、岩渕君と松井君が優勝を飾りました。

◇勝利直後の岩渕君と松井君です。
 松井君は初めての全日本タイトルでしょうか?
 嬉しい瞬間でしょう。

◇表彰式です。
 そしてチャンピオンズスピーチと続きます。

◇記念撮影です。


今日はこんな感じです。
岩渕君は単複2冠ですね。
とても有意義な1週間だったことでしょう。
逆に添田君は準優勝が2つです。
しかし、彼はこれからもチャンスが一杯有るでしょうね。
というか、既に全日本にこだわる必要が無い位置まで来てるように思います。
来年以降は出場しなくても良いんじゃないかな。
修造君だって1回も全日本に勝ってないわけだし。
でも、1回は取っておきたいというのも有るでしょうね。
来年はどうなるでしょうねー。
添田君の次の年代はかなり有望に思われます。
観客も年々増えてるようだし、メインスポンサーのニッケも当分は続けると言ってるようです。
時期的には寒いけど仕方ないでしょうねー。
ツアー中はトップ選手が出ないから今の時期になったと思うし。
でも、次代を担う選手達の大会という位置付けでも良いような気もします。
どっちみち、愛ちゃんや貴男君は出ないわけだしね。
あ、彼らに出ろって言ってるわけじゃないです。
海外が主戦場の彼らは、ポイントの付かない全日本に出る必要が無いと思いますから。
真夏の全日本も見に行ってみたいですねー。
何はともあれ、来年もさらに面白そうに思います。
楽しみですね。

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