ニッケ全日本テニス選手権 80th
NIKKE All Japan Tennis Championships 80th
本戦7日目 2005/11/19(土) vol.2
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◇vol.1からの続きです。
◆添田豪 def. 松井俊英 6-3 6-2
これは楽しみな対戦でした。
今大会で一番の注目カードと言っても良いのでは?
今年とても好調な二人の対戦です。
確か、共に今年初めてATPツアーの本戦を戦ってるんでしたよね。
自分のスタイルに自信を持ってると思うし、また、そのスタイルが違うので、昨日、対戦が決まった時から楽しみでした。
熱戦続きで時間が経ち、この試合の開始時はかなり寒くなってました。
前の試合の中盤から既に寒かったですけどね。
添田君はシャツの下に防寒用の何かを着てたみたいでした。
松井君は普段通りみたいでしたけど。
試合のほうは、試合の序盤は二人ともサーブを簡単にキープします。
とても寒いので、スピードに慣れるのにいつもより時間が掛かるんでしょう。
最初にチャンスが有ったのは松井君でした。
1STセット中盤の添田君のサーブでブレイクポイントになります。
しかし、ここは添田君がキープ。
その次のサービスゲームもブレイクポイントになりました。
ここは15−40とかだったはずです。
いや、0−40だったかも。
しかし、ここも添田君が素晴らしい内容でキープ。
そして、第7ゲームの松井君のサーブです。
ここまで比較的簡単にキープしてた彼でしたが、ここを1本目のブレイクポイントで落します。
(だったはず・・・。)
添田君は次のサーブをきっちりキープして、セットを先取します。
松井君は6本ぐらい有ったブレイクポイントを物に出来ず、添田君はたった1本のブレイクポイントを物にしました。
そんな感じで、このセットは松井君のほうがチャンスが有ったし、有利な展開だったんですけどね。
松井君は、さすがボレーヤーというプレイを見せてくれました。
彼はボレーの時に、ボールを引き付けてタイミングをずらして打つことが出来るんですよね。
これは今日の試合を見て感じました。
もちろん、思いっきり攻撃された時は無理ですが、どちらが有利でもないニュートラルな状態ではそう思いました。
特に、前に詰めて来た添田君を、ロブボレーで抜いた時の手首の使い方に惚れ惚れとしてしまいました。
この時は、ちょっと遠い位置で顔ぐらいの高さのバックボレーだったと思います。
一瞬のタメが有った後、かなりスライス回転を掛けてロブボレーが決まりました。
添田君もシャープな動きをしてました。
彼は昔よりもライジングで打つことが増えたように思いました。
今日はサーブ&ボレーヤーの松井君が相手だったからでしょうか。
身体全体のちからも強くなったような気がします。
それによって軸が崩れなくなり、より早いタイミングでパワーの有るショットが打てているように思います。
2NDセットに入ると、添田君のライジング気味の強打がますます冴え渡るようになります。
松井君がネットに出られないんですからね。
リターンが早く返って来るので、2NDサーブで前に出るとポイント取れないんですよ。
そうなると1STサーブにプレッシャーが掛かってきますよね。
1STの確率も落ちてきてました。
いや、1STの確率が悪くなったから、2NDを叩けるようになったというべきか。
松井君のようなボレーヤーの場合、1STサーブの確率がポイントにモロに結びつくと思います。
それが、ひいてはリターンゲームにも影響してくるでしょう。
この辺りでは添田君のショットがコーナーに決まりまくり、4−0と2ブレイクアップします。
松井君はサーブに集中して何とかゲームを取りますが、流れが変わることは無く、そのまま添田君が勝利しました。
両セットで1ゲームしか違いませんが、内容的には全く異なる展開でしたね。
1STセットで松井君が先にブレイクしてればどうなったか分かりませんが、あの添田君のショットを見ると、それでも彼が勝ったんじゃないかなって思います。
まー、勝負に「たられば」は無いんですけどね。
そんな展開で添田君が決勝に進出しました。
◆岡本聖子/佐藤博康 def. 米村知子/國吉智規 6-4 6-4
試合開始時には、既に薄暗くなってました。
寒さのほうは、もうとっくにピークに達してました。
去年よりも寒い感じがしますね。
たまたま去年が暖かかっただけなのかもしれませんが。
試合のほうはミックスらしく、流れが行ったり来たりして面白かったです。
國吉君は初めて見ました。
彼はシングルスも好調のようでベスト8に進んでます。
俺からすると、他の7人は全員シード選手で有名選手だけど、彼だけが新しく出てきた選手という印象です。
序盤はミスが多かったですが、それぞれのショットのレベルが高く、ベスト8に進んだのも納得のプレイでした。
よねともちゃんはシングルス同様、キビキビといた動きでした。
彼らはあまり男女差を感じないペアですね。
任すところは任すといった感じで、必要以上にカバーしたりしてませんでした。
岡本/佐藤ペアは逆ですね。
佐藤君が動きまわってポイントし、聖子ちゃんはその補佐をするという通常のミックスの形態でした。
これは年齢差も有るんでしょうか?
表彰式で聖子ちゃんが言ってました。
元パートナーのよねとも、後輩の國吉君、先輩の佐藤さんって。
年齢的にもそんな感じなのかなって思いました。
試合のほうは、1STセットは岡本/佐藤ペアが4−1とリードします。
米村/國吉ペアもブレイクバックして4オールに。
しかし、次の2ゲームを岡本/佐藤ペアが取って、セットを先取します。
2NDセットは途中までキープが続きますが、中盤に岡本/佐藤ペアがブレイク。
確か、2ブレイクアップになったような?
米村/國吉ペアも土壇場でブレイクバックしますが、岡本/佐藤ペアがそのまま逃げ切って勝利しました。
4人とも良いショット打ってたし、流れが行ったり来たりして面白い試合でしたね。
寒くなければもっと楽しめたのにって思いました。
◇試合終了です。
優勝の抱擁、そして握手と続きます。
◇表彰式です。
この前にはサインボールの打ち込みも有りました。
◇チャンピオンズスピーチです。
お互い譲り合った後、聖子ちゃんが先にマイクを取りました。
というか、佐藤君が聖子ちゃんに先に話させようとしたようですけどね。
◇記念撮影です。
今日はこんなところです。
午前中は天気が良くて比較的暖かかったですが、午後から物凄く寒くなってきました。
特に最後の試合は、冷蔵庫の中にいるみたいでしたよ。
今日はどうでしょうか。
写真撮るには屋根が開いてたほうが良いですが、寒さを考えると暗くなってからは閉めて欲しいなー。
寒さは堪えますが、試合のほうは面白いです。
明日は男子シングルス、女子ダブルス、男子ダブルスの3試合です。
どれも面白そうで楽しみです。
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