AIG OPEN 2004
AIG Japan Open Tennis Championships

本戦3日目 2004/10/6(水) Vol.3  戻る トップへ


◇vol.2からの続きです。


◆Tamarine TANASUGARN (THA) def. Jill CRAYBAS (USA) 6-3 7-6(2)

これは俺にとって非常に興味深い対戦でした。
タミーはしのりんとの試合では、これ以上ないってぐらい絶好調でした。
これには、しのりんの球質がタミーの好きな種類ってのが大きいと思います。
でも今日は、正反対と思われる嫌いな球質のジルです。
実際、2年前のSFでタミーはジルに負けてます。
ジルはそのまま歓喜の初優勝を飾ったのでした。
ジルのプレイを見るのは1年ぶりだと思いますが、ちょっと印象が変わりました。
今までは遅めのボールでコントロールするイメージだったんですよね。
今日はあまりそれは感じませんでした。
ショットも結構早くて、フォームもちょっと変わったかな?
スナップというか、肘から先を大きく使ったフォアハンドが印象に残りました。
間近で見たことがあまり無かったから、こう感じてるんでしょうか?
今まではセンターとかダブルスを見ることが多かったので。
試合のほうはタミーが6−3、5−1とリードします。
(あれ?5−2だったかな?)
そこからちょっと守りに入った感じでしたね。
ジルが開き直って打ち始めたってのも有るかも。
そんな感じでタミーのボールが浅くなり、ジルに踏み込まれて打たれてました。
結局、4ゲーム連取されて5オールになり、次の2ゲームはお互いキープしてタイブレイクに突入。
タイブレイクはしゃべってたのであまりよく見てません(笑)
どっちがリードしてるのか分からないまま、2人は握手。
つまり、タミーが勝ったってことですね。
スコアを見ると7−2ですね。
そんなに離れてる印象は無かったですけどね。
終盤かなり苦労しましたが、タミーがストレートで勝利しました。


◇パラドンの練習です。
 というか練習前のウォームアップのひとつでしょうね。
 ネットの向こう側にはコーチが居て、足でラリー(?)してます。


◆岡本聖子/佐伯美穂 (JPN/JPN) def. Arantxa PARRA SANTONJA/Shahar PEER (ESP/ISR) 3-6 6-3 6-3

1STセットの序盤を見た時は、ストレートで終る感じだったんですけどね。
その後に見た時は、ファイナルセット4−3から5−3になるところでした。
4人とも1STセットに見た時とは別人のように動けていて、ちょっとした差で聖子&美穂ペアが取った印象です。
聖子&美穂ペアってかなり豪華な印象・・・。
どうでも良いことですね(笑)
聖子ちゃんはかなり積極的にポーチに出てたと思います。
この積極性が、試合が進むに連れて活きてきたんだと思いました。


◆Wayne ARTHURS/Paul HANLEY (AUS/AUS) def. Robbie KOENIG/Travis PARROTT (RSA/USA) 7-5 6-2

ハンリーは、WBの愛ちゃんとミックスダブルスが印象に残ってます。
愛ちゃんも、かなり楽しそうにプレイしてましたねー。
今日は少ししか見てませんが、さすが第一シードって感じでしょうか。
強い印象はあまり有りませんが、着実にポイントを取っていきます。
相手のコーニング/パーロット(かな?)もIフォーメーションを多用したり、何とかしようとは思ってましたけどね。
アーサーズは、去年のヤル気なさげなプレイが印象に残ってます。
あれじゃ、パートナーが嫌になっちゃうよ!ってほどでした。
今年はヤル気ありそうには見えませんが、去年ほどではなかったです(笑)


◆Youlia FEDOSSOVA (FRA) def. 森上亜希子 (JPN) 6-3 7-6(7)

フェドソワは予選からここまで勝ち上がってきました。
彼女はAltnateだったので、予選に出られたかどうか分からないのに、来日した甲斐が有りましたねー。
(ALTの外国人は彼女だけです。)
厳しい予選を勝ち上がった上に、メガン、アッコを上位選手に勝ってしまいました。
プレイのほうは、あまりカッコいいフォームとは言えませんが、これが彼女のスタイルなんでしょう。
もしかしたら、打点を最優先にしたスタイル?
(リンジーがそうだそうです。)
いや、あまりそういう感じもしないけど。
でも、ボールへの執着心、物怖じしないで打つなど、最近の東欧系のようなスタイルです。
フランス国籍ですが名前からすると東欧系ですもんね。
アッコも我慢しながら何とかポイントを取ろうとしてました。
自分の良い場面で隣からボールが入ってきたり、コードボールのアンラッキーなど有りましたが、何とか集中しようとしてたと思います。
試合終盤はブレイク合戦でタイブレイクまでもつれました。
流れが行ったり来たりしましたが、小差でフェドソワが勝ちました。


◆Maria SHARAPOVA (RUS) def. Samantha STOSUR (AUS) 6-4 1-6 6-3

これはセンターコートで行なわれました。
既に薄暗くなってきてたと思います。
試合のほうは、2NDセットを見ました。
全体的な印象は、攻撃側が相手のフォースドエラーを誘う男子のような展開でした。
ストーサーのサーブは素晴らしいですね。
前からサーブが凄いというのは聞いてましたが、噂?は本当でした。
センターにはスピードガンが有りますが、常時170kmは出てました。
全部見てたわけじゃないので、もっと出てたのも有りそう。
ラリーに持ちこまれると危ない場面も多々有りましたが、もつれながらもゲームを取りセットオールとしました。
彼女はフォアハンドも良いですね。
ちょっとスヴェタっぽい感じもしました。
ファイナルセットは見てませんが、シャラポワはトップシードの貫禄を見せたようですね。


◆Jennifer HOPKINS/Mashona WASHINGTON (USA/USA) def. Sesil KARATANTCHEVA/Nicole VAIDISOVA (BUL/CZE) 7-5 6-2

これは1STセットの中盤辺りから見ました。
その時は、確か4−2でカラタンチェワ/ヴァイディソワがリードしてました。
たぶん、2人の強打が炸裂したんでしょうね。
ヴァイディソワは、その後、かなりサーブ&ボレーにトライしてました。
サーブが良いので1STボレーは結構返せるのですが、その後がいけません。
だいたい、2人の間に打たれてカラタンチェワがボレーミスするか、トップスピンロブで抜かれるパターンでした。
それでも、この辺までは、これでもかってぐらい相談しながらプレイしていました。
タイムバイオレーション取られるんじゃないか?ってぐらいですよ。
対するホプキンス/ワシントンですが、彼女達はダブルスランクが高いだけ有って上手いです。
スピードに慣れてきたってのも有りそうですが、相手の早いパッシングをボレーで切り返す場面が増えてきました。
特にバックボレーは綺麗でホレボレするほどでした。
ボレーのコントロールも良いですね。
同じフォームから左右、長短と打ち分けるんです。
これが徐々に決まり始め、カタランチェワ/ヴァイディソワはポイントを取るのも苦しくなってきます。
そして最悪なことに、あれほど相談してたのに全く話さなくなってしまいました。
特にカラタンチェワが戦意を喪失したような感じで、ヴァイディソワが話そうとしてもどこ吹く風って感じでしたね(笑)
2NDセットは6−1で終りそうなところをブレイクバックしましたが、最後のサーブを落としての敗戦でした。
ホプキンス/ワシントンは、かなり良いところまで行くような気もしますね。
パスが上手い相手の場合はどうなるか分かりませんが、だたの強打だったら問題なく勝ちそう。


◆David NALBANDIAN (ARG) def. Yeu-Tzuoo WANG (TPE) 3-6 7-6(4) 6-2

これは、他の試合に比べれば、比較的長時間見てました。
アザーコートがほとんど終ってたってのも有りますけどね。
でも、肝心の2NDセット終盤は見てません。
この時は、スチュワート/ストーサーvsグラント/マティックを見てました。
これも面白い試合でしたが、デジカメが電池切れで写真撮ってないので、レポートはパスしときます。
試合のほうですが、1STセットのワンは余裕が有るようなプレイでした。
これはチャレンジャーだっていうのも有ると思いますね。
相手にポイント取られても当たり前という開き直り(ちょっと違うかな?)が有ったんだと思います。
攻撃された時は、ブロックした感じのショットやスライスで何とか返球します。
これがラインに近いところに返球されるケースが多かったです。
そうこうしてるうちにナルバンディアンがミスしてしまうんです。
それにワンのウィナーも多かったです。
つまり、前のラウンドでも感じた攻守のバランスが良いプレイですね。
これが2NDセット終盤まで続いたようです。
聞いた話ですが、マッチポイントまで有ったようです。
そこで、バックのハイボレーがわずかにアウトしたとのことでした。
そして、そのゲームをブレイクされてタイブレイクに突入して、ナルバンディアンが取ります。
再び見たのはファイナルセット序盤からです。
序盤は競ってましたがナルバンディアンがゲームを取る展開で、そのうちポイントまでほとんどナルバンディアンが取るようになりました。
試合の序盤で見せていた攻守のバランスは影を潜め、打てないボールを打ち込んでのエラーが多かったです。
これは、サーフェスに慣れてきたナルバンディアンのショットが良くなってきたのも有るんでしょうね、きっと。
そのまま終るかと思われましたが、5−0となった後はワンも集中を取戻し、ブレイクバックします。
次のナウバンディアンのサーブでもブレイクポイントが有りましたが、オンライン気味のポイントを連発したナルバンディアンがキープして勝利しました。


今日まで休み取って良かったです。
昨日までだったら泣くに泣けない・・・。
今日のサインGETは、男子はヨハンソン、パウ、リー、ソルニーア、アーサーズ、ハンリー。
女子はクカロワ、クルハコワ、タミー、フェドソワ、ヴァイディソワ、カタランチェワ、ジドコワ、ピア、パーラ、ホプキンス、ワシントン、ストーサー、スチュワートです。
本日はかなりの収穫でした。
次は土曜日ですが、こちらはゆっくり試合を観戦しようと思ってます。
アザーコートでの試合は無さそうだし、サインGETもセンターコートでは難しすぎだしね。
誰が土曜日まで残るのか?
試合は見れませんが楽しみです。


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