AIG OPEN 2004
AIG Japan Open Tennis Championships
本戦2日目 2004/10/5(火)
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今日も雨降りでした。
しかもどしゃぶりで、会場に行く途中に水溜りがたくさん有りました。
当然のごとく、今日もセンターコートのみです。
今朝はちょっと寝坊したのですが、一応、荏原SSCに電話して試合やるのか確認してみました。
そしたら、試合はやりますとのこと。
でも、観戦は協会から止められてるので出来ないとのことでした。
ホントか?と思いましたが、もし行って見れない場合を考えて、泣く泣く有明に向かうことにしました。
お目当ての、アッコvsカタリナ、しのりんvsタミーが遅い時間だったら行ったかもしれませんねー。
もし荏原で試合見れなくても、その後に有明に向かえば良いわけですから。
でも、やっぱり荏原でも観戦できたようです。
案の定、してやられたわけですね。
協会とやらに。
今までも信用してませんでしたが、もう全く信用する気がなくなりました。
受け入れ態勢が整ってないのは何となく分かりますが、だったら警備員を1000人でも増員して全面観戦禁止にしてほしい。
じゃないと金払ってチケット買ってるこちらとしては、やりきれません。
とりあえず、観戦記行きますが、つまらないプレイには容赦なくなりそう。
◆Yeu-Tzuoo WANG (TPE) def. Jef MORRISON (USA) 6-3 7-6(1)
見に行った時は、既に第一試合のアーサーズvsリズナール(リズナルド?)は終ってました。
ちょうどこの試合が始まったぐらいだったでしょうかね。
試合のほうですが、ワンは攻守のバランスが良かったですね。
相手のショットに勢いが有る時は、無理せずに深く返球するんです。
これで自分の体勢を整えて、次の攻撃のチャンスを待つ感じです。
モリソンのほうは、この無理せずに返球したボールを攻撃しようとするんですが、そこでミスが多かったです。
でも、そこで攻撃しないと逆襲されてしまいます。
まー、深い返球が多かったので、ちょっと無理かな?って感じもしましたけどね。
モリソンはストローク戦ではラチがあかないと考えたのか、ネットプレイも混ぜるようになります。
成功した場面も有りましたが、逆にパスで抜かれる場面も多かったように思います。
試合全体を見れば、ワンの落ち着いた試合運びが印象に残りました。
◆森上亜希子 (JPN) def. Katarina SREBOTNIK (SLO) 7-5 6-0
序盤は拮抗した展開でした。
カタリナのスライスのキレが抜群に良く、これでアッコの体勢を崩してからのポイントが多かったです。
ネットでの反応も良かったですね。
アッコのほうは、攻められた時の返球が良かったように思います。
ただ、2人ともウィナーは少なかったです。
相手にフォースドエラーをさせてのポイントが多かったですね。
1STセットは、5オールから小差ながらアッコが2ゲーム連取してセットを先取しました。
ここから急に試合展開が変わります。
カタリナのミスが増えて、アッコは凡ミスが極端に減ってきます。
競った展開でセットを失ったカタリナが、若干キレ気味だったんでしょうかね。
でも、2NDセットの序盤はポイント的に競ってたと思います。
そこでゲームを落としたのが大きかったんでしょう。
そのまま1ゲームも取れずの敗退でした。
◆Tamarine TANASUGARN (THA) def. 浅越しのぶ (JPN) 6-0 6-4
いやいや、タミーの素晴らしい出来に驚きまくりでした。
タミーはしのりんに負けたことが無いようですが、これは相性も有るんでしょうね。
つまり、タミーはしのりんとやりやすい、しのりんはタミーとやりにくい、って感じしょうかね。
しのりんがかなり良いショットを打っても、タミーの返球が深いんです。
特にバックハンドで身体を後ろに持って行きながらのショット(何て言ったら良いんだろう?)に威力が有りました。
しのりんの渾身のショットを打ち返すわけですから、普通だったら甘い返球になるはずです。
それが逆にフラット系の凄いショットになって返ってくるので、逆にしのりんが後手に回ってしまいます。
そんな感じで1STセットはあっという間にタミーが先取しました。
2NDセットの最初のしのりんのサーブは、集中してプレイしたしのりんがようやく最初のサービスキープをします。
試合の流れが若干変わりかけましたが、タミーもピンチを凌いでキープします。
そしてその流れで再びしのりんのサーブをブレイク。
2NDセットもタミーがリードします。
しかし、その後のタミーのサーブをしのりんが初のブレイクで取り返し、3オールになります。
これで波に乗ると思われたしのりんですが、物凄い打ち合いで競いながらもタミーがポイントを取る展開が続きます。
この辺からは、ホントに神がかりな感じのタミーのプレイでした。
こんなに凄い彼女を見るのは初めてと言っても過言じゃないです。
終盤をタミーが制し、ストレートで勝利しました。
いや、何か笑いが出るほど凄かったですよ。
でも、次はタミーが苦手なタイプと思われるジル(クレイバス)です。
ジルは、しのりんよりもボールは遅いですよね。
遅いボールで散してくるのはタミーが嫌な展開だと思います。
これがどうでるか?
かなり楽しみです。
◆Nicolas THOMANN (FRA) def. Kristian PLESS (DEN) 7-6(2) 7-6(0)
トーマン(で良いのかな?)はスイングスピードが早いですね。
構えておいて一気に振り上げる感じのシャープなスイングでした。
サーブも早くてプレースメントも良いです。
プレスもネットが上手くストロークも強烈ですが、最後はサーブの差が出たように思います。
というかリターンの差でしょうか?
プレスの強力サーブをトーマンは何気なく返球してしまいます。
プレスのほうはトーマンのサーブを呆然と見送る場面が多かったです。
そんな感じで、タイブレイクに入るとその差が歴然と現れて、スコア的には接戦ながらトーマンがストレートで勝利しました。
◆本村剛一 (JPN) def. Glenn WEINER (USA) 6-4 6-3
これは他の試合が印象的だったせいか、あまりよく覚えてません。
まわりが騒がしかったってのも有るし・・・。
試合展開は、男子の試合には珍しくブレイク合戦でしたね。
1STセットは序盤にブレイクした本村君が取りました。
2NDセットは、ワイナーはネットに活路を見出そうとしてました。
最初は結構決まってましたが、終盤に行くに従い、逆にパスで抜かれる場面が増えてきました。
そんな感じで本村君がストレートで勝利しました。
◆Justin GIMELSTOB (USA) def. Christophe ROCHUS (BEL) 6-6 Ret.
あれ?、ロクス兄はクリストファーじゃなくてクリストフなんでしょうか?
雑誌ではクリストファーになってたと思うんですけど。
つづりを見るとクリストフに見えますね。
まー、仮にフリストファーとして。
クリストファーは、弟のオリビエ同様に小気味良いプレイをしますね。
土曜日の練習の時も思いましたが、足が早いし、ジャンプ力も有ります。
それから今日思ったのは、身体の軸が全くブレないですね。
フォアもバックもまっすぐに軸が立った状態でフラット、スピンを打ち分けます。
スライスの時はちょっと前傾になりますが(これはショットの性質上、仕方ないはず)、綺麗なスライスを打ちます。
相手のギメルストブは、去年のダブルスで見たようにビッグサーブ+ネットプレイヤーですね。
ボレーは、やっぱり上手いです。
クリストファーもパスでかなりミスをさせてましたけどね。
ただ、リターンゲームはそれほど得意ではないようです。
つまり、攻めは強いけど守りは比較的弱いということなんでしょう。
試合は、このギメルストブのビッグサーブ&ボレーと、クリストファーのキレの有るプレイでかなり白熱して面白かったです。
そしてタイブレイクに入った直後、ギメルストブが打ったドロップショット(ドロップボレーだったかな?)を追いかけたクリストファーが突然動きを止めます。
どうしたのか?と思ってましたが、いらついたようにラケットを放り投げるとトレーナーを要請しました。
このラケットがギメルストブ側のコートのコートエンドまで飛んで行ったんですが、ギメルストブがこれを拾ってクリストファーに
渡してあげてました。
インジュリータイムを取ったクリストファーですが、その後、1ポイントはプレイしましたがすぐに棄権しました。
とてもプレイ出来る状態じゃなかったんでしょう。
面白い試合だっただけに残念でしたが、ギメルストブが次のラウンドに進みました。
今日はこんな感じです。
こうやって書くと良い試合が多いですね。
何も無く見に行ったら、かなり満足した1日だったでしょうね。
でも、とてもそんな気分じゃ有りません。
俺の休日を返せって感じかな。
明日は、ようやく天気が回復するようです。
ストリコワ、プラット、マリアサンチェスが見れなくなったのは非常に残念。
特にマリアサンチェスは凄く楽しみにしてたのに・・・。
来年AIG見に行くかどうかは現時点では分かりませんね。
いや、たぶん見に行くんだろうけど、現時点ではね・・・。
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