カンガルーカップ2004
ITF Women's Circuit $50K / Kangaroo Cup 2004
本戦4日目 2004/4/30(金)
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岐阜のカンガルーカップを見に来てます。
ホントは、昨日(木曜日)から来る予定だったのですが、風邪っ引きで一日伸ばしました。
それでは観戦レポートです。
◆吉田友佳 def. Suchanan VIRATPRASERT 7-6(6) 2-6 6-3
この試合を見て、今まで見た試合を思い出してたんですが。
東洋人同士の試合って、ミスが少なくて良い試合になる確率が高いと感じました。
アザーコートで見た次に書く試合と比べたせいかもしれませんが、お互いにアンフォースドエラーが少なく緊迫した試合でした。
1STセット、最初は友佳ちゃんが常に先行してました。
が、5−4で迎えた友佳ちゃんのサービスゲームで、長いゲームでしたがこれを落としました。
その後は、VIRATPRASERTの良いショットが決まるようになって逆の展開に。
VIRATPRASERTにセットポイント(またはそれに準じたポイント)が有りましたが、これを逃れて小差で友佳ちゃんが取りました。
・・・だと思うのですが、一日経つと結構忘れるもんですね。
翌日見てなければそうでもなさそうですが、正直なところ、あまり自信が有りません(笑)
(注:これは翌日の試合を見た後に書いてます。)
VIRATPRASERTを見るのはフェドのアジアゾーン(名前、合ってます?)の日本対タイ以来ですね。
あの時もフットワークが良いなーと思いましたが、今日も良いテニスをしてました。
友佳ちゃんのフォアハンドを攻めてのポイントが結構有りましたね。
他の選手もですが、常にバックハンドの打ち合いが多いせいか、フォアに鋭角に振られると失点する確率が高いと思いました。
試合全体では、やはり1STセットを競いながらも取ったのが大きかったんでしょうね。
◇スチャナンの写真は良い写真がたくさん撮れたのに、友佳ちゃんのはあまり良いのが有りませんでした。
それが枚数の差になってます。(これでもかなり取捨選択した結果なので。)
それにしても良い試合だったですよ、この試合は。
◆Jarmila GAJDOSOVA def. Sophie FERGUSON 7-5 3-6 7-6(5)
ファーガソンは最近名前を聞くようになってきた選手ですよね。
若い選手には珍しく、バックハンドがシングルハンドの選手でした。
ガドソワ(で良いのかな?)はバックは両手うちですが、最近の東欧系の選手らしくフラットドライブ系で打ちまくる選手です。
ファーガソンはこの早い展開についていけずに、バックハンドでエラーを量産していました。
だからといって一方的にならないのは、ガドソワもエラーが多いからです。
この辺が、センターでやってた上で書いた試合と違ってました。
ファーガソンも、2NDセットからは無理打ちせずにスライスも交えてました。
でも、差し込まれた状態での返球に加えてオムニコートの為か、思ったほど有効じゃなかったようです。
ミスをしない、という点では確実に有効でしたけどね。
それでも、ファイナルセットの終盤は緊迫した展開でした。
先にチャンスが有ったのはファーガソンの方で、4オールからガドソワのサービスをブレイクしてリードしました。
しかしここで、長々と続いた次の自分のサービスを落とし5オール。
次のガドソワのサービスでもブレイクポイントが7、8本は有ったと思いますが、キープしてガドソワの6−5。
次のファーガソンのサーブは、もつれそうでしたがキープしてタイブレイクに突入。
タイブレイクでもファーガソンがリードしてたんですけどねー。
最後はメンタルのちょっとした差と、あとは運でしょうか。
ガドソワははっきり言って、もうあきらめてたんじゃないですかね。
それが良いように作用したのかも。
ファーガソン、最後のポイント直後は奇声を発しながらラケットを投げつけてました。
いや、あの負け方は悔しいですよ、本人も勝ったと思ったでしょうからね。
◇この写真は少し離れた場所から撮ったんですが、意外によく撮れてました。
ソフィーのシングルバックは、打ってる選手が少ないだけに目を惹かれますね。
この時のジャルミラは、後に福岡で見せる頭の良さは感じなかったなー。
特に作戦立てる必要も無かったのか? その割には辛勝だったけど。
(というか、はっきり言って負け試合だったと思う。)
◆Ana IVANOVIC def. 久松志保 6-1 6-3
イバノヴィッチは十代の選手のようですね。
健康的なキャンギャルって感じで、水着で出てきてもおかしくないような可愛さでした。
すいません、オヤジで(笑)
だって外にいても、ついつい目がそっちに・・・。
いや、失礼しました(笑)
でも、プレイは物凄かったです。
志保ちゃんが深く配球しても、それをさらに鋭角、または深く返球していました。
1STセットはスコア以上に圧勝といった感じでした。
しかし、そこでバスルームブレイクをとった志保ちゃん。
2NDセットは、かなり考えたプレイをしてきました。
イバノヴィッチに付き合わずにアングルで外に追い出したり、ラリー中に急にタイミング早くダウンザラインに流したり。
これがかなり有効で、ブレイクポイントも結構有ったんですけどね。
これを取りきれなかったのが、結果から見ると敗因でしょうね。
でも、久松志保ちゃん、前に見た時よりもかなりボールに威力が出てきたように思いました。
去年のこの大会でアッコを見た時も思いましたが、どういうわけか打球音が大きいんです。
これは左右両手打ちの選手の特長でしょうかね?
サーブを効果的に使えれば、もっと上に行けるかも、と思いました。
◇この時のアナは、まさかその後に2週連続優勝するとは思いもしませんでしたよ。
彼女は勝負強いというか何て言うんでしょう?
泥臭く勝つという感じでは無いんですけどね。
◆Chia-jung CHUANG/Wynne PRAKUSYA def. 吉田友佳/宮城ナナ 6-2 6-3
そして、本日のメインイベント。
(すいません、俺の中ではです(笑))
ウィーネちゃんとナナ姐さんがどういう動きをするのか、またはパートナーをどのように動かすのか、楽しみにしてました。
結果から言うとナナ姐さん、あまり良さを発揮できないまま終わってしまいました。
ウィーネちゃんのペアのチャン(で良いんでしょうか?)、中国系の選手に共通してるように思いますが単調な打ち合い(延々とクロスで打ち合うとか)では良いですね。
ミスも少ないし、ボールに威力が有って子気味良いショットを打ちます。
ナナ友佳は、これをやっと返球しているうちにウィーネちゃんがポーチ。
または、苦し紛れにダウンザラインに打ったボールをセンターにボレー、と言った展開が多かったです。
友佳ちゃんは、シングルスが長い試合だったから疲れてたんでしょうか。
ほとんど集中攻撃されていて、友佳ちゃんが打ってる場面ばっかり思い出します。
逆にナナ姐さんが打ってるシーンはほとんど思い出さない(笑)
あの七色のボレー(どこからでもドライブボレーな感じの)がほとんど見れなかったのは残念でした。
ウィーネちゃんの作戦勝ちってところでしょうかね。
◇かなり期待してたんですが、スコア的には淡白な試合でした。
でも、間近で(最前列)ウィーネちゃんのフォアのダウンザラインが見れたので良しとしましょう(笑)
この後、勝ちペア(ウィーネ&チャン)と、一般人2組(何かで選ばれたらしい)とタイブレイクマッチが有りました。
ウィーネちゃん達も相手の実力が分からないので、最初はどんなふうにして良いのか分からない感じでした。
少し打ちあってから、結局は当てて返球する感じに決めたらしく、それなりに競って面白かったです。
でも、もし自分がその立場だったら、0−7で負けてもいいから思いっきりやってほしいなー。
その方が思い出に残りそう。
初日はこんな感じでした。
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