福岡国際2004
ITF Women's Circuit $50K / Fukuoka International 2004

本戦3日目 2004/5/7(金)  戻る トップへ


本戦3日目です。
と言っても、もう金曜日です。
水曜日始まりだと、やはり早いですねー。
こういうスケジュールになってるのは何ででしょう?
今回のイワノヴィッチのように、前週のSF以上に出て、翌週は予選の場合でも連続出場できるように配慮してるのかもしれませんね。
それから全く関係無いですが、福岡では店員さんが「〜で、よろしかったですか?」と言います。
昔、北海道(だったと思う)に行った時にもこういう言い方をされて、「エッ?過去形??」って思った覚えが有ります(笑)
いや、良い悪いじゃなくて、単なる習慣の違いなんですけどね。
さあ、どうでもいいことは置いといて、試合に行きたいと思います。


◆Ana IVANOVIC def. 中村藍子 6-4 6-4
序盤は、イワノヴィッチが4−1とリードしました。
藍子ちゃんもブレイクバックして追いつき、4−5のサービスゲームで40−0だったんですが、これをブレイクされて1STセットを落としました。
最初の方は、藍子ちゃんが際どいところを狙いすぎてエラーが多かったですね。
後半は、やっぱり昨日ほどはイワノヴィッチが集中していなかったせいで、このスコアになったのかもしれません。
2NDセットに入ると、藍子ちゃんが低く早いショットで、イワノヴィッチを振ってポイントするパターンが増えてきました。
特にフォア側にウィニングショットを持ってたのが成功していました。
でも、最後の藍子ちゃんのサービスゲームでは、1STサーブが入らずに先行を許し、そのままブレイクされて試合終了でした。
岐阜&福岡で負けなしのイワノヴィッチですが、勝敗はともかく彼女の攻略に成功したのは(俺が見た試合だけですが)岐阜のミラジョン、福岡のビチコワ、藍子ちゃんの3人です。
3人ともプレイスタイルが違いますが、共通してるのは伸びの有るショットでイワノヴィッチをベースラインに釘付けにして、攻撃をさせない事です。
残ってる面子でこれが出来そうなのは居るかなー?
ガドソワにわずかな期待は有りますが、どうでしょう。
アッコが敗れたことで、2週連続優勝に大きく近づいたように思います。
そう言えば藍子ちゃん、最初の自分のサービス(1STセット第2ゲーム)の最初のポイントでサーブ&ボレーをしました。
確か失敗したと思いますが、前日のさおちんの負け試合を見てた彼女なので、色々考えてのプレイだったんでしょうね。
1STセット4−5の40−0の時もサーブ&ボレーをしました。
結果的にこのゲームを40−0からブレイクされて1STセットを落としたわけですが、これは結果論なので仕方有りません。
あそこでボレーを決めてれば、アナに打撃を与えられたと思いますからね。

◇アナのウェアってどっかで見たことあるような気がするんですが、もしかしてリンジーと同じ?
 ウェアのメーカーとかってよく知らないので何とも言えませんが
 ラケットはマークがよく見えるから、どこのだかすぐ分かりますけどね(笑)


◆Tiffany DABEK def. Daja BEDANOVA 6-7(5) 6-0 6-4
ダーヤ、やはり負けてしまいました・・・。
彼女はポイントの取り方が多彩で、ネットでもベースラインでもOKですが、やはりミスが多いです。
これで相手のサービスのブレイクや自分のキープなど、何回もチャンスを失ってました。
全く見てない2NDセットを除くと、全体的にはブレイク合戦の展開でしたが、4−5のダーヤのサービスで相手のマッチポイントでサービスダッシュして、これをダウンザラインに抜かれて試合終了でした。
でも、それまでもかなりネットダッシュは有効だったんですよね。
ダベックは、昨日と同じくスピン系のショットで試合を組み立てていました。
特に相手をフォア側に振った後に、バック側に高くバウンドするボールを配球してミスを誘っていました。
今回の福岡のドローを見ると、アメリカ人は彼女ひとりなんですよね。
だいたい、同じ国の選手同士がまとまってる中、毎回、彼女の試合にはお母さんらしき人がひとりで応援していました。
そういうのを見ると、わざわざ日本に来てくれてありがとう!と応援したくなるのが人情です。
ダーヤに勝って欲しいと思ってましたが、最後の方はダベックを応援してたかも。
この試合は、彼女のコーチとサファロワが応援しながら見てました。
試合を見ながらコーチは色々話してたようです。
独り言か、ルーシーに話してたのかは不明(笑)
特にダーヤのフォアハンドが気に食わないらしく、こうなってるんだ(上にばかり振り上げてる)、とその仕草をしてました。
(ダーヤはもちろん見てないけど。)
これは準備が遅いということなのか?
確かにあれではパワー有るショットは打てない感じでした。

◇ダベックという選手、写真では分かりにくいかもしれませんが意外にセクシーな体付きをしてます。
 (注:セクシーダイナマイト(古っ!)という意味では無い。)
 す、すいません・・・(笑)
 ダーヤも写真によって美人だったり違ったりする選手ですね。
 これはカメラマン泣かせか? いや、意地でも可愛く撮ってみたいと思うのかも(笑)


◆Bahia MOUHTASSINE def. 不田涼子 6-7(4) 7-5 6-0
モータシーネは、2種類のショットの打ち分けで試合を組み立てているようです。
通常のラリー時のスピン系のボールと、面をフラットにしてのカウンター系のショットです。
試合序盤はこの2種類を混ぜて使っていて、どちらかというと涼子ちゃんが有利な感じでした。
でも、1STセット終盤辺りからは、カウンターのスピードボールが有効だと分かるとこれを多用してきました。
このショットがホントに早いんですよ。
一発でウィナーを取れるし、涼子ちゃんが全く動けないシーンも多かったです。
でも、一発狙いだとミスも多くなって、その差がものを言ったのか小差で涼子ちゃんが1STセットを取りました。
今日の涼子ちゃんは、相手にいくらウィナーを取られようが我慢して自分のプレイをしていましたね。
その後の2NDセットは一進一退の展開だったようです。
(センターコートのスコアはアザーコートからも見える。)
2NDセット以降はあまり見てないので分かりませんが、ファイナルセットは集中が切れたんでしょうか。
ファイナルセットの0−6は、序盤の展開からするとちょっと信じられません。
それから、モータシーネは試合中によくしゃべりますねー。
しかも大きな声で(笑)
最初は判定に文句つけてるのかと思いましたが、そういうわけではなさそうです。
自分のプレイに対してのひとり言ですが、ボールボーイとかビビるよ、あれは(笑)

◇こうやって見ると涼子ちゃんも力強いですね。
 そしてモータシーネ(で良いのか?)、重くてスピード有るショット打ちまくってました。
 彼女ってちょっと太めに見えますが(失礼!)、他の試合を見てる時などは結構美人系では有ります。


◆Jarmila GAJDOSOVA def. 森上亜希子 4-6 7-6(5) 6-3
この試合の最中に、珍しく観戦記の文章が細かいところまで浮かんできて、それを書こうと思ってましたが、アッコが敗れたことで全部吹っ飛びました(笑)
トッププレイヤーは、やはり違うという事を書くつもりだったんです。
でも、アッコが負けた今でも、アッコがトッププレイヤーだと思ってることには変わりありませんね。
岐阜と福岡に出てる選手で、いつもWTAツアーレベルで戦ってるのは、さおちんとアッコしかいません。
彼女達の試合を見ると、無理をしない、そして無駄なギャンブルはしない、というのが思い浮かびます。
これは、いつも強打や変化の有るショットを受け続けてる為、どんなボールにも対応できるので「無理はしない」と感じるのかもしれません。
それから、試合の流れでギャンブルしなくちゃいけない場合も有るでしょうが、「無駄な」ギャンブルは無い感じです。
実際、今日のアッコも、昨日のさおちんも、キレて無茶打ちした印象は全く有りません。
最後まで、どうやったらポイントを取れるのか考えながら、試合してたと思います。
ま、トッププレイヤーでもドキちゃんのように、途中で諦めちゃう選手も居ますけど(笑)
今日のアッコ、調子は良いほうではなかったと思います。
特にバックハンドがいまいちで、高くバウンドするボールの処理にてこずってました。
それでも、何とか試合を組み立てて1STセットを取り、2NDセットもリードされながらもタイブレイクまで持ち込みました。
そのタイブレイクで、5−4アッコでダブルフォルトしたのが敗因かもしれません。
調子が悪いながらも何とか持ちこたえてましたが、ここを逆転で失うと、ファイナルセットは1STサーブがほとんど入りませんでした。
ダブルフォルトも多く、アッコも「何回ダブルフォルトしてんの!」とぼやいてました。
でも、逆にサーブが入らないのによく3ゲームも取れたと思いますよ。
0−6でもおかしくないですよ、あの展開だと。
アッコのぼやきですが、英語と日本語が混じってるようですね。
さすが外国育ちと関係無いところで感心してました(笑)
ガドソワの方ですが、やはりミスショットが多かったです。
それでも、要所で良いショットが入り、それが勝利につながったんでしょう。
アッコを応援してたんですが、残念な結果でした。

◇ジャルミラって体が柔らかいんですよ。
 この写真でもその片鱗が少しは分かると思いますが、キムばりの開脚しての返球を、この試合だけじゃなく何回かやってました。
 たぶん、バレリーナみたく足を開いて地面に着くんじゃないかな。
 怪我も少ないかも。
 アッコ、右下の写真は、いったい?・・・(笑)


◆Monique ADAMCZAK/Nicole KRIZ def. 宮城ナナ/吉田友佳 6-3 6-3
アダムザック/クリッツ組、今日も好調でした。
ミスも有りましたが、1本1本のショットが強力で、ナナ友佳を圧倒した感じでしょうか。
実は序盤の数ゲームしか見てないのですが、その時点でそんな感じでした。
でも、きっと大丈夫だろう、とセンターを見に行ってたんですよ。
そして、しばらくして戻るとアダムザック/クリッツ組が一般人相手に楽しく試合してました。
あれー、負けちゃったんだー、とそれで知りました。
アダムザック/クリッツ組ですが、日本語で「私の名前は〜です」と紹介するなどサービス精神旺盛なようで、おばさま達も楽しそうに試合してたようです。
彼女達は予選からのSF進出ですね。
他のペアとは毛色が違うスタイルなので、どのペアとやっても面白くなりそうな感じではあります。


◆藤原里華/小畑沙織 def. Chia-jung CHUANG/Wynne PRAKUSYA 6-7(5) 7-6(6) 6-4
これはウィーネちゃんペアが勝ちを逃した、と言った感じの展開でした。
1STセット序盤は里華&さおちんペアがリードしましたが、それ以降はウィーネ&チャンがリードする展開で、2NDセットには5−3リードの場面も有って、マッチポイントも有りました。
これを逃すと、ファイナルセットは逆に2ブレイクアップの4−1と里華&さおちんペアがリードします。
何とかひとつは返しましたが、照明が着いた6時半以降ぐらいから、里華ちゃんのダウンザラインのショットが良くなり、これが決め手となって勝利を収めたと言ってもいいでしょう。
ちょっとでも暗くなると、今まで反応できてたボールも返球できなくなるんですね。 いや、でもウィーネちゃんはやっぱり上手いですよ。
硬軟織り交ぜて、相手に的を絞らせません。
反応の早さでは里華ちゃんですね。
やはりダブルスランキングでTOP10に近づいただけのことは有ります。
この試合はセンターコートでやったせいか、試合中の言葉がよく聞こえました。
里華&さおちんペアの「前!」「上げたよ!」「ゴメン!」「替わって!」などなど、一般人と同じなんだなーと思いました(笑)
それにしても、何球もぶつけられてましたねー、里華ちゃんとさおちん。
逆はあまり無かったから、彼女達の苦戦ぶりが分かるというものです。

◇まだ明るい時に撮った写真です。後半は照明も付いてナイターでの試合でした。
 上の写真で少しは分かると思いますが、4人とも楽しそうに試合してましたよ。


戻る
トップへ