福岡国際2004
ITF Women's Circuit $50K / Fukuoka International 2004

本戦2日目 2004/5/6(木)  戻る トップへ


今日も行ってきました。
暑かったですねー、今日も。
まだ5月なのに、刺すような日差しでした。
これって、九州って事も有るんでしょうかね。
少なくとも関東よりは日差しが強そうなイメージは有ります。
それから、福岡のバスって運転手がマイク付けているんですよね。
マイクで「信号待ちで止まります。」とか、「発車します」とか、いちいち言うんですよ。
これって結構新鮮です。
少なくとも関東のバスは、やりません。
バスに乗ってる時、これだったら運転手が居眠りする事も無いだろうから良いかも、とか余計な事を考えてました(笑)
というわけで、レポートに行きたいと思います。


◆森上亜希子 def. Wynne PRAKUSYA 6-1 6-4
1STセット、アッコは先にサービスを落としました。
しかし、すかさずブレイクバックすると、その後はほとんどポイントを落とさずにセットを物にしました。
序盤の数ゲームはウィーネちゃんのフォアも炸裂してましたが、慣れたら全く苦にしてないようでした。
ウィーネちゃんも、昨日とは違ってかなり強打&深い返球してたんですけどね。
それでも、アッコの鋭いショットが左右コーナーに決まりまくってました。
試合はここまでしか見てないのですが、スコアを見ると2NDセットは拮抗したようですね。
ウィーネちゃん、何を仕掛けたんでしょう?
今から思うと見とけば良かったなー。
ちょっと後悔・・・。

◇赤アッコも良かったが、黒アッコはカッコ良いですね。
 このウェアは新鮮でした。(たぶん、初めて見た。)
 ウィーネちゃんも相変わらず可愛かったですよ!


◆Bahia MOUHTASSINE def. Napaporn TONGSALEE 4-6 6-3 6-4
これはちょこちょこっとしか見てません。 モウタシーネ(なんて読むんだろう?)を見て、何故かマリアン・デスワートを思い出しました。
彼女は確かにちょっと太めですが、近くで見るとそんなに太ってるわけじゃありません。
まあ、他の選手に比べたらちょっと・・・、って感じでしょうかね(笑)
プレイスタイル的にはデスワートと違ってネットはあまり出ずに、重いショットで相手を左右に振り回す感じでしょうか。
だからなのか、トンサリーのほうは後手後手にまわることが多かったです。 昨日のように、逆クロスのショットで相手を外に追い出す事はあまり出来てなかったように思いますね。


◆中村藍子 def. Lucie SAFAROVA 6-3 6-2
サファロワはサウスポーの選手ですが、あまりその利点を使ってるようには見えなかったですね。
それから、球質の違いは有れどショットの威力としては、それほど差があるとは思えません。
差が有るとしたら安定性でしょうか。
サファロワは、凡ミスを藍子ちゃんの倍以上はしてると思いますね。
その差がモロにスコアに出たのだと思います。


◆Tiffany DABEK def. 吉田友佳 7-5 7-5
スコア的には拮抗してますが、友佳ちゃんは自分のプレイがあまり出来なかったんじゃないかな。
ダベックは、トップスピンとループ状のボールを混ぜて使っていました。
これは友佳ちゃんに打たせない為かもしれませんね。
その為でしょう、二人ともコートの後方での打ち合いが多かったです。
この展開では友佳ちゃんは厳しいでしょうね。
でも、昔だったら完敗してたような展開だったと思いますが、ここまで競ってるのは友佳ちゃんの進歩じゃないでしょうか。
いまだに友佳ちゃんの非力なカウンターパンチャーのイメージが抜けきらないから、こんな事言ってるのかも・・・。
友佳ファンの方、ごめんなさい。


◆Ana IVANOVIC def. 小畑沙織 6-0 6-0
イワノヴィッチ、昨日とは別人のようでした。
岐阜で見た時のプレイ、いや、それ以上でした。
ショットのキレ、スピード、重さと申し分無く、ミスもほとんど有りません。
彼女は、ふところが深いというんでしょうか。
他の東欧系の選手と違って、攻められた時は慌てずに強打しないで深く返球することが出来るんです。
バックに振られた時は、片手のスライスで上手く返球できるし。
最近の傾向を見ると、バックハンド両手打ちでシングルハンドのスライスで上手に返球できる選手って、女子では少ないように思います。
これはトップ選手もです。
でも、彼女はまるでシュテフィのように上手に返球するんですよね。
(褒めすぎか?(笑))
さおちんの方は、特に悪いとは思いませんでしたが、先手を取ることがほとんど出来ませんでした。
ま、それでも、彼女は元々こういうスタイルですよね。
なので、1STセット0−6で終わってもきっと挽回するだろう、と思ってたんですけどねー。
実際、2NDセット序盤はさおちんペースになりかけました。
さおちん特有のベースライン間際に深く弾むボールで相手を左右に振ってました。
そして、ブレイクポイント(またはそれに準じたポイント)が何本か有りました。
よく覚えてるのは、さおちんがバックハンドでウィナー級のアングルショットを打ったんですよね。
これをイワノヴィッチが追いついて、逆にダウンザラインにウィナーを取りました。
これをさおちんが取っていれば、確か15−40でブレイクポイントだったんですよ。
あのポイントが試合の分かれ目だったのかも。
岐阜で見たイワノヴィッチは、あそこのボールはほとんど返球できていませんでした。
ミラジョンや志保ちゃんなども、あそこのコースでほとんどポイント取ってましたから。
そう考えると、この1週間でまたまた成長したんでしょうか?
この試合は、アッコや藍子ちゃんも見てたけど、きっと驚いてたんじゃないかな。
さおちんって、ダブルベーグル負けからもっとも遠いところにいるような選手って気がしますもんね。
こうなると、アッコとの対戦が見たい気がします。
アッコはこの難敵をどう料理するか?
当たるとしたら決勝ですね。
たぶん見れないから残念・・・。

◇さおちん、こうやって見ると不調は全く感じないでしょう?
 それだけ、アナが良かったんだと思います。
 アナはウェアによって見た印象が変わりますね。


◆Jarmila GAJDOSOVA def. Suchanan VIRATPRASERT 7-5 6-3
これはブレイクゲームが多い試合でした。
二人合わせて何ゲームキープしたんだろう?
印象としては、ほとんど無いような感じでした。
試合の展開としては、二人ともに”いかに相手をバック側に釘付けにしておいて決め球をフォアに打てるか”の競い合いでしたね。
なので、ダウンザラインのウィナーが数え切れないほど有りました。
ガドソワは一発が有るので有利だと思ってましたが、ヴィラトプラサートの方もかなりこのパターンでポイントを取ってました。
でも、やっぱり最後は一発の威力の差でしょうかね。
もつれた試合でしたが、ガドソワがストレートで勝利しました。


◆Daja BEDANOVA def. Yoon jeong CHO 6-3 6-2
この試合は、ちょっと前だったらティアU辺りでも全然おかしくない対戦ですよね。
内容的には、エラーの数の差で試合が決まったような感じでしょうか。
お互いに結構ミスショットが多かったです。
この辺りが二人ともランキングが下がってる原因でしょうかね。
ダーヤ、次は友佳ちゃんに勝ったダベックとの対戦ですが、何となく危ない気がします。
頑張って欲しいですけどね。


◆不田涼子 def. 藤原里華 6-4 2-6 6-2
里華ちゃんのプレイは復帰後初めて見ましたが、フォアハンドの打ち方が変わったんでしょうかね?
前はもっとフラット系だったような気がしますが、今日はかなりスピン系のボールを多用してたように思います。
コートがオムニのせいでしょうか。
そのせいか分かりませんが、ミスが多かったですね。
前からエラーは多かったほうだとは思いますが、前はほんのちょっとのアウトやネットが多かった気がしますが、今日はとんでもないエラーが多かったように思いました。
涼子ちゃんの作戦としては、里華ちゃんをフォアハンドの深い所に釘付けにしておいて、バック側の浅い所に配球するって感じかなー。
里華ちゃんがスライスでやっと返球する場面がやけに多かったです。
これって、去年の岐阜でさおちんがやったのと同じ作戦かも。
里華ちゃんにも早くGS常連になって欲しいですが、涼子ちゃんの作戦勝ちでしょうかね。


◆宮城ナナ/吉田友佳 def. Kyung-mi CHANG/Jin-hee KIM 6-3 6-3
この試合は、ナナ姐さんの上手さを堪能させてもらいました。
七色のボレー(どこからでもドライブボレーな感じ)も見れたしね。
やっぱり、相手が素直な球筋だとやりやすいんでしょうねー。
次に書きますが、QFの試合はとても楽しみです。


◆Monique ADAMCZAK/Nicole KRIZ def. Daja BEDANOVA/Lauren BREADMORE 6-3 6-3
これは、最近のダブルスらしからぬネットプレイを多用したダブルスで面白かったです。
特に勝ったアダムチャク/クレイズ組(なんて読むか分からない・・・)は、二人ともバックハンドがシングルハンドで、スライス系のショットがとても上手かったです。
ドロップ系もたくさん使ってたし、リターンでもスピン系と硬軟織り交ぜて有効的でした。
ただ、全部それじゃなくて、後ろで打ち合う事も出来るんですよね。
今はそうじゃないと勝てないと思います。
但し、ストロ−クのしっかりした相手には苦戦しそうです。
岐阜の岡本/不田ペアとの試合では、良い所無しな感じだったし。
次は、ナナ友佳との対戦ですが、今日みたいに早い展開で攻められれば良いですが、たぶん、そうはならないでしょうね。
この辺がどうなるのか、楽しみです。


◆Leanne BAKER/Francesca LUBIANI def. 中村藍子/Napaporn TONGSALEE 2-6 6-3 7-5
藍子ちゃん&トンサリーペア、圧勝かと思ったんですけどね。
2NDセット序盤まではトンサリーのポーチが決まりまくってました。
相手のベイカー/ルビアニ組は段々と会話も無くなり、ダブルスとして一番悪いパターンにまで追い込んだと思ったのですが。
トンサリー(トングサリーなのかな?)は、シングルスではあまり分かりませんが、ボレーのタッチが凄く良い選手ですね。
特にフェイクというか、踏み込んで打つと見せかけてのドロップボレーやアングルボレーが上手く、彼女のボレーのシーンはやけに印象に残ってます。
そこから何で逆転されたかですが、ベイカー/ルビアニはクロスの打ち合いを早めに止めて、ヤケクソ気味に早い段階でダウンザラインに強打したのが良かったのかもしれません。
このほとんど顔面辺りに飛んでくる強打を返球出来ない場面がたくさん有りました。
(特に藍子ちゃん。)
最後も相手のマッチゲームでブレイクバックしたりして食い下がったんですけどね。
ところで昨日、アジア選手は仲が良いと書きましたが、隣のコートの試合が終わったウィーネ&チャンは仲良くこの試合を見てました。
長い試合でしたが、試合終了まで居ましたね。
あまりに長くて、最後の方は試合見てなかったようですが(笑)
別の時に、やっぱり試合を見てたミラジョンの近くを通りかかったアッコ、ミラジョンのポニーテールを引っ張ってました(笑)
いや、別に本気で引っ張った訳じゃなくて触った程度ですが、こういうのって普段から仲が良くないとやらないですよね。
このシーンを見て、ホントに仲良いんだなーって思いましたね。
これも別の時ですが、ウィーネちゃんと組んでるチャンなんか、別れ際に「じゃーね、バイバイ」とか言ってましたから。
発音上手かったですよ(笑)


◆Yoon jeong CHO/Mi-ra JEON def. 不田涼子/森上亜希子 6-4 6-1
これはどんな展開になるのか非常に楽しみでした。
先週の岡本/不田ペアと同じですが、やっぱり組んでる回数とボレーのテクニックの差でしょうかね。
特にミラジョンが上手いんですよ。
ドロップ系のボレーで決めたポイントがたくさん有りました。
自分でも試合してて思いますが、バンって打たれたボレーで決まった場合はそれほど後に引かないんですよ。
でも、このドロップ系のボレーでポーチされると、ガッカリして後に響きます。
少なくとも俺の場合は(笑)
それから試合には関係無いですが、涼子ちゃんはアッコの言うことに元気良く「ハイ!」、またミスした時は「すいません!」って感じでした。
アッコって俺の中で何となく末っ子のイメージなんですよ。
これは別に今まで考えてた訳じゃなく、今日の試合を見て何か違和感を感じたのでどうしてかなーと考えたら、ですけど。
たぶん、日本女子TOP4の中で一番年下だからかな?
理由としては、これぐらいしか思い浮かばない(笑)
末っ子キャラ(勝手に決めてる(笑))のアッコがお姉さんになってるのを見て、何か微笑ましかったですねー。

ダブルスは他にも有りますが、とりあえずこの辺でお開きとします(笑)


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